会津駒ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,293m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:50
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:40
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回は奥只見シルバーライン、R352経由の難路を回避して、磐越道、南会津を通って、登山口の檜枝岐に至ったが、何とも長く、遠い道のりだった。
日曜日とあって、登山口に至る林道は、車が犇めいていて、結局、登山口まで歩いて10分はかかるところまで戻って、やっと駐車スペースを見つけることが出来た。
それにしても、暑い日だった。下界は30度に達する真夏日とあって、
登るにつれ、汗が噴き出て、ズボンもシャツもびしょ濡れとなる。特に水場付近までは、つづら折りの急登が連続し、汗の噴出とともに、急速にスタナが奪われていく。
水を補給しようと、水場に立ち寄ったが、これがけっこう下るのだ。水は冷たくおいしかったが、ここでも体力を使ってしまった。
久しぶりの本格的山登りだった上、暑さで、バテ気味。足が重く、足元もおぼつかない。そんな時、森林限界を抜けだし、駒の小屋と、そしてその右手に駒ヶ岳のおわんを伏せたような山頂が見えてきた。
草紅葉に染まる山腹を、木道が小屋に導くように続いている。最後の登りを息を整えつつ、ゆっくり足を運ぶと、小屋の前に出た。そこには実に大勢の登山者が、思い思いに休息したり、食事をしたり、おしゃべりをしたりしていた。
昼食を食べてから、山頂を目指す。なだらかな道は、山腹の西側を巻いていき、途中から山頂へ直登する階段状の木道が分岐している。ここを登り切ると、山頂に出た。南の方向に燧ヶ岳が大きく眺められる。しかし、雲が多く、それ以外の山々の展望はいま一つ良くない。
写真を撮っていると、中門岳の方向から女性が登って来た。写真を頼まれたので、標柱をバックに2枚ほど撮って差上げる。
女性は、今朝早くに登って来たそうで、午前中は、富士山も見えたという。もう少し早く、家を出ればよかったと、後悔する。
山頂からは、中門岳を目指す。広くたおやかな尾根は草紅葉の絨毯におおわれ、ところどころに点在する池塘が鏡のように光る。これが雲ひとつない青空の下だったら、また一段とすばらしい風景だったろうに、残念ながら上空は雲におおわれている。それでも、この広々とした光景には魅入ってしまう。
中門岳に向かう途中で、幼い子供連れの家族とすれ違った。こんな、小さい子供が、ここまで登って来たのかと、胸をつかれる。子供は、元気にはしゃいで、疲れなんか知らないようだ。
大きな池のあるところを過ぎて、少し登ると、池塘があって、道は終点となる。この丘の様なピークが中門岳だろうか。ここでUターンする。時間が遅いせいか、あたりには誰もいない。頭上は灰色の雲におおわれているが、西の方向には、越後駒ヶ岳や、平ヶ岳を確認できる。
帰途は、頂上を経ずに、巻道を通る。小屋に帰りつくと、さすがに登山客は少なくなっていた。
夜は小屋に泊まる。夜中、雨の音がする。明日の天気のことが気にかかりながら、断続的に眼を覚ましつつも、けっこうよく寝ることが出来た。
翌朝、糸の様な雨がしとしと降っていたが、雨具を着るほどではない。しかし、これは早く下山するに越したことはないと思い、6時に小屋を出発した。樹林帯に入るまでの木道が雨にぬれ、転倒しそうなので、凍結した雪道を歩く要領で、小刻みに足を運ぶ。しかし、平坦なところで、ちょっと油断したのだろう、見事にひっくり返る。お蔭で、はっきり目が覚めた。最後にもう一度、山頂を振り返り、あとはひたすら下った。
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