下ノ廊下 大自然に立ち向かった先人たちの苦労に感謝!
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,504m
- 下り
- 2,344m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 7:45
天候 | 10/7 晴れ 10/8 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
大町市営無料駐車場に駐車 扇沢駅 7:30発 関電トンネルトロリーバス 1,540円 黒部ダム駅 7:46着 復路 欅平駅 10:01発 黒部峡谷鉄道 普通客車1,710円 宇奈月駅 11:20着 徒歩3〜4分 宇奈月温泉駅 11:53発 富山地方鉄道うなづき6号 630円+特急券110円 新黒部駅 12:10着 徒歩2〜3分 黒部宇奈月温泉駅 12:32発 JR新幹線はくたか562号 自由席860円 糸魚川駅 12:45着 13:10発 JR大糸線 南小谷駅 14:11着 14:22発 JR特急あずさ26号 自由席750円 信濃大町駅 15:05着 15:15発 アルピコ交通扇沢線 1,360円 扇沢駅 15:55着 上記とは別に 黒部宇奈月温泉駅〜信濃大町駅 1,940円 (新幹線と特急は自由席で十分でした) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヘルメット装着者率は7〜8割くらいでしたが、特に必要性を感じませんでした 高度感はあっても、針金の手すりでとてもよく整備されているので問題はありません 微弱な地震活動により整備が中断されている黒部別山谷出合から白竜峡(阿曽原温泉小屋HPの9/28更新時の情報)は、慎重に進めば大丈夫でしょう 十字峡手前の崩落中?の箇所のみ落石注意 テント泊装備のようにザックが大きいと、岩に引っ掛かる箇所が多数あります |
写真
感想
今回は、ずっと行ってみたかった下ノ廊下へ行くことができました!
本当は昨年行く予定だったのですが、雪が解けずに結局開通しなかったので…
今年も台風などで整備が進まず、未整備区間があるとのことでしたが、レコもちらほら上がっていたのでそちらを参考にして決行することにしました。
1日目
扇沢から始発のトロリーバスに乗って黒部ダムまで向かいます。
平日だったので、始発は7:30。
てっきり休日ダイヤの6:30だと思っていたので、ものすごく早く並んでしまいました。
この日はとても寒かったので辛かったです…
トロリーバスに乗り黒部ダムへ。
トイレを済ませて8時前に歩き始めました。
まずは結構急な坂を下り、黒部川の高さまで降りていきます。
川にかかる橋を渡ると、普段は見ることのない下からの黒部ダムを見ることができます。
しばらく普通の登山道を進み、じわじわと標高を上げていき、1時間程でだんだんと下ノ廊下らしい断崖絶壁の風景に。
すべてがスケールが大きい!
遥か先を行く登山者の姿がまるでミニチュア人形のように見えます。
ここは本当に日本なのでしょうか?
岸壁をくり抜いたような箇所を、ワイヤーを手掛かりにどんどん進みます。
途中、登山道を覆うように流れる滝や高度感のある高巻きのための梯子が登場したりと、変化に富んだ道に飽きません。
黒部別山沢〜白竜峡までは未整備区間です。
たしかに木道が傾いている所もありましたが、ワイヤーは新しそうだったし、気を付けて歩けば危険な感じはしませんでした。
ただ一か所難所があり、岸壁をロープを掴んで沢側に足を下ろして進むところが少し怖い感じがしました。(高度感あり)
白竜峡を過ぎると整備区間に戻ったので、ひとまず安心。
ところが相変わらず壮大過ぎる景色を楽しみながら進んでいると、前を歩いていたkenboさんが「落石だ!」と引き返してきました。
最初はサラサラと砂が落ちてきて、その後こぶし大の石がガラガラと音を立てて落ちてきました。
しばらく安全な場所で待機し、落石が収まったところで急いで通過。
初めて目の前で落石を見たので、しばらくドキドキしていました。
何年か前に下ノ廊下で、地震による落石で亡くなった登山者の方がいたのを思い出しました。
地図にも「落石注意」の記述があるので、ヘルメットを被った方がいい区間かもしれません。
白竜峡から1時間ほど進むと、十字峡手前の広場に到着。
ここで昼食を食べ、吊り橋を渡って十字峡を眺めます。
橋は定員1名で結構揺れますが、十字峡の水の青さが怖さを忘れさせてくれるほど綺麗でした。
その後は半月峡、S字峡と進み、黒四発電所の送電線の建物が見えてきたら、少し先から急な下りが始まります。
道を下り終え、東谷吊橋を渡ると平坦な道になりました。
しばらく進むと仙人ダムに到着。
登山道はダムの施設の中へ続いています。
実はこの区間は、今回1番楽しみにしていた場所。
普段は見ることのできないダム施設の中に入ることができ、トロッコの線路や、あの「高熱隧道」も見ることが出来るからです。
しかも今回は運のいいことに、従業員の方が乗るトロッコが動いている所も間近で見れました。
ダムの中を通り抜けると、今夜の宿泊地である阿曽原温泉まではもうすぐ。
急登を登り、登った分だけ急坂を下ると、湯気とプレハブ小屋が見えて阿曽原温泉小屋に到着しました。
テント場はまだ空いていたので、急いでテントを設営して、露天風呂に入浴。
お風呂は1時間ごとに男女が入れ替わり、夜は混浴になるそうです。
私はちょうど団体さんがあがった所に入ることが出来たので、わりとゆったりとお湯につかることができました。
はぁ〜極楽♪極楽♪
その後お疲れ様会をして、夕ご飯を食べ(酔っぱらったkenboさんは夕飯を食べた記憶がないそうです…)テントの外に出ると、空には満点の星空が!
この日は夜でも寒くなかったので、しばらくテントの外の石に座って夜空を眺めていました。
2日目
朝は3時に起きるはずが寝坊をし、4時に起床。
早い時間のトロッコに乗りたいので、急いで支度をしてなんとか5時過ぎに出発することができました。
まだ真っ暗中、ヘッドライトをつけて歩きます。
しばらくは、水平歩道の高さまで登り返しの急登。
水平歩道の高さまで登ったところでほぼ平行移動となります。
水平歩道は、昨日歩いた下ノ廊下よりも道幅が広くて歩きやすかったです。
このころにはすっかり明るくなってきましたが、天気があやしい…
雨が降ったり止んだりで、レインウェアを着るほどではありませんが、本降りになる前に欅平へ着きたいので急ぎます。
折尾ノ大滝を通過し、岩盤を見事にくり抜いたこれぞ「水平歩道」といった道を進み、大太鼓展望台へ。
ここは2日目のハイライトと言っても過言ではない絶景でした。
そして志合谷。
ヘッドライトが必要なトンネルを抜け、しばらく歩いていると道の遥か下の方にコンクリートの廃墟のようなものが見えました。
これは…もしかして、「泡雪崩」で吹き飛ばされた志合谷宿舎の跡でしょうか?
泡雪崩の記述は、下ノ廊下を歩くにあたり予習として読んでいた吉村昭の小説「高熱隧道」で、最も印象に残った箇所でもあったので、この廃墟を見つけて少し興奮してしまいました。
これから下ノ廊下に行かれる方は、ぜひ「高熱隧道」を読んでから行くことをオススメします。
その後、鉄塔が見えると水平の道は終了。
欅平に向けてぐんぐんと下っていきます。
この途中で雨が本降りになり、びしょ濡れになりながら欅平駅に到着。
9:37発のトロッコへ宇奈月へ向かい、電車や新幹線、バスを乗り継ぎ扇沢まで戻りました。
今回念願の下ノ廊下に行くことができましたが、未整備区間があったことと天気予報があまりよくなかったこと、紅葉シーズンの前ということもあり、比較的空いていて良かったです。
また1日目の天気が良かったので、壮大な黒部の景色を思う存分楽しむことができました。
紅葉の季節は壮絶に混むそうですが、いつか下ノ廊下の紅葉も見てみたいなぁ。
一昨年にkazuruさんと初めて白馬岳に登った時に、どこの山に登ってみたいか?という話題になりました。私は槍ヶ岳、奥穂高岳、劔岳。kazuruさんは奥穂高岳と下ノ廊下でした。下ノ廊下ってどこにあるのだろう?初めて聞く地名でしたが、とにかく1年間でわずかな期間しか通過することができないことと、それなりに危険であることを知りました。
本当は昨年に行く予定でしたが、大雪の為開通せず。今年こそは…と思っていて、各地の万年雪が消失するほどの記録的な残雪の少なさで開通はほぼ確定と期待していたにもかかわらず、プライベートでトラブルがあったり、悪天候や地震の影響で整備が進まず…という状況に、毎日阿曽原温泉小屋のHPを確認しながらやきもきしていました。加えて、kazuruさんが10月はまさかの休日出勤だらけで、連休を取れる日は10/1,2と有休をとって10/7,8のみ。今回のルートは1日目が重要なため、天気が悪かった前者は諦め、後者にかけていました。
結局、阿曽原温泉小屋のHPは9/28付で「自信のない方は整備が完了するまでお待ちください」と更新されて以降、変化なし。でも、そこそこの方が歩いているようなので、私たち程度の実力でも大丈夫であろうと判断。直前の天気予報で2日目が雨から曇り→雨に変わったこともあり、今年最後のチャンスとして挑戦しました。第100回山行記念でもあります。
ただし、10/9はkazuruさんが出勤日であるため、何が何でも1泊2日で帰宅すること、かつ可能な限り最安値で車を回収することを考え、2日目は欅平駅を10:01発の黒部峡谷鉄道に乗車することを目指しました。
10/7
トロリーバスの時刻表を見間違え、7:30始発を6:30と思い込んで早く並んでしまいました。天気は、どんよりとした曇り空。本当に晴れるのかな?今回は室堂まで行くわけではないので、その後のケーブルカー等の座席の争奪戦は無関係で、のんびりと乗車&下車。黒部ダム駅から、これまで気にも留めなかった日電歩道方面へ進みます。外に出ると、青空が広がっていました。こんなに晴れてのは久しぶりだな…。今日は楽しもう。準備をして出発です。
まずは黒部川まで下ります。橋の上からは黒部ダムを見上げる形となり、観光放水が大迫力でした。その後、しばらくは高度感がない、普通の道が続きます。1時間くらい歩くと片側が切れ落ちるような感じとなり、下ノ廊下らしくなりました。新越沢合流点を過ぎると高度感が出始め、気付けば周囲は大迫力の岸壁だらけ。その迫力に圧倒されて写真を撮りまくるので、どうしても進む速度が遅くなりました。
岸壁をくり抜いたような箇所や高度感のある高巻きのための梯子が登場したりと、歩いていて面白い!ただ、テント泊装備のため、ザックが引っかかり始めました。
黒部別山沢に到着し、今年の未整備区間(阿曽原温泉小屋HPの9/28の更新情報)に突入。桟道が傾いていたり、階段?梯子?がボロボロに崩壊していたりと、確かに整備されていませんが、特に問題はありませんでした。
しかし、ボロボロの桟道のあとに道がなくなり、これまでロープが設置されている部分は1本のロープであるのに、3本となっている箇所が出現。沢側に数本打ちつけてあるお助けボルトは全て下方向に曲げられていて、足を乗せることはできません。何やら怪しい雰囲気で、へつるように進むのか?と試してみるも、進むことができませんでした。
はて?どうしよう?少し悩んだ挙句、沢側を覗くと足の半分を乗せられる程度のスタンスがあり、ロープを掴んでここに片足をグイッと下して通過。剱岳のカニのよこばいのイメージでしょうか。全行程で危険と感じたのはここだけでした。その後、数分歩いて白竜峡に到着。これにて今年の未整備区間は終了となりました。
白竜峡から先も、特に問題なく進みました。50分ほど進むと、頭上から流れる滝を通過する部分が出現。頑丈な丸太で道が補強されていて、かつ道幅が広いので、少し右側を通行することができましたが、それでも身体の左半分は若干濡れてしまいました。
「冷たかったですね〜」と話しながら数分進むと、道が砂で埋もれていました。きちんと整備されているので、気にせず通過しようとすると、頭上から砂がサラサラと落ちてきました。ん!?と思って見上げると、無数の石が落ちてきました。
落石だっ!
落ちてくる石のうち、当たったらひとたまりもないような大きな石をよけているうちに小さな石がコツンと頭を直撃。イテテ…この場にいると危ないばかりか砂まみれになるので、一度引き返して様子を見ることにしました。
しばらく待っても一向に砂と落石は止まりません。上の方はどうなっているのでしょうか?たまに拳よりも大きな石が転がってくることもあり、上方と前方をチラチラと確認しながら、「せーの」で通過しました。落石に当たったのは初めての経験だったので、良い勉強になりました。
少し進むと、十字峡に到着。吊橋の手前に広い場所があったので、ここで昼食にしました。ここから数分下ると展望ポイントがあるようですが、行きませんでした。今になって、行かなかったことを後悔しています。昼食を済ませ、吊橋へ。そこそこの長さと高度感のためゆっくりと渡りました。
その後も、高度感がある道を作廊谷合流点、半月峡、S字峡へと進みました。S字峡の標識から数分後に、またしても頭上から流れる滝を通過する部分が出現。しかし、先ほどの滝のように道幅が広くないため、嫌でも頭から水を被って通過することになります。水濡れに気を取られて滑落してはいけないので、ここは諦めて濡れましょう。
黒四発電所の送電線の建物が見えてきたら、少し先から急な下りが始まります。転ばないように下り終えると、東谷吊橋が登場。十字峡吊橋よりもはるかに長くて高度感がありました。あまりに長いので、渡っている最中に変な感覚に陥りましたが、足を踏み外さないように気を取り直して通過しました。少し下って、廃墟のような建物を通過し、砂利道を歩くと仙人谷ダムが見えてきました。
一般人がダムの中を歩く機会はほとんどないので、ワクワクしていました。扉を開けて中に入ると、通路は思っていたよりも狭く、また、高熱隧道のためか蒸し暑さを感じました。線路を横断する部分では、ちょうど従業員用の専用鉄道が通過するところで、このタイミングを逃すまいと、まるで撮り鉄になった気分で撮影しました。
ダムを抜け、社員寮を通過すると、急登が始まります。距離は短いので、特に苦労せず通過すると、登った分を下るような感じで阿曽原温泉小屋に到着。
気になるテント場は7張。小屋泊の方はそこそこいらっしゃるようでした。早速受付を済ませ、テントを設営。お風呂は男性と女性の時間入れ替え制で、ちょうど15:30〜16:30が男性の時間だったので、慌てて向いました。
5分くらい下った場所にあるお風呂は、すのこが着替え場所となっていて、洗面器があるだけ。なんとも解放感に満ち溢れたお風呂でした。いくらでも盗撮されそうなこのお風呂に、女性は入るのかなぁ。そう思いながら時間ギリギリに着替えを終えると、女性の団体さんがゾロゾロと下ってきました。「まだ男性はいますか?」と尋ねられ、「私が最後です」と答えると、安心されたようでした。小屋の方が男性・女性の存在を確認することもなく入れ替えになり、入浴開始時間ジャストに異性が到着することを想定しておきましょう。
私が入浴後、kazuruさんが入浴を終え、お疲れさま会。この頃には、テントは30張程度、小屋の下駄箱は所狭しと靴が並べられていました。下ノ廊下の開通が宣言されていないのに、私たちのように「通過できそうだ」と判断される方が増えてきたことと、平日であっても連休前日であることで、この程度の込み具合。これが開通宣言後の週末とかだったら、やはり殺人的な混雑になるのだろうな。
入浴したからか、この日が暖かい日だったからか、全く寒くなくて快適でした。この夏山シーズンは色々とあり、目標としていた常念山脈、上高地クラシックルート、そして下ノ廊下の挑戦はほぼ絶望的であった中、無事にクリアすることができたことへの安心感により、今までのテント泊の中で一番多くお酒を飲んでしまい、かなり酔っぱらってしまったようで、記憶がありません。この日は星空がものすごく綺麗だったとのことで、残念でした。
10/8
欅平駅10:01発のトロッコ電車に乗ることを目指して、少しでも早く出発しなければなりません。もっとも、紅葉シーズンに突入すると、一般観光客でトロッコ電車が埋まってしまうようで、小屋からは5:00出発を推奨されるとのこと。そんなわけで、余裕を見て4:30出発を目指しました。しかし、前日記憶がなくなるほど酔っていたこともあり、時計をシュラフの中に入れてしまっていたようでアラームが聞こえず、目が覚めたのは予定より1時間ほど遅れた3:57でした。これはマズイ。慌てて荷物整理と朝食を済ませ、なんとか5:05に出発することができました。
まだ真っ暗な中、私達よりも先に出発する方はヘルメットを装着していました。この先、かなり危ないのかな?念のため、私たちもヘルメットを装着して出発しました。朝でも暖かく、また、ヘルメットは通気性が悪いため、直後の急登でかなり汗をかいてしまいました。明るくなってきたところですぐにヘルメットを脱ぎました。結局、ここまでで危険な場所はなく、普通のナイトハイクだったので、ヘルメットは不要でした(全行程で必要性を感じませんでした)。
気になる天気は、高曇り。まだ雨は降りそうにありません。今日はどこかで雨が降られることを覚悟していたのに、ガスの発生による視界不良はなく、水平歩道をしっかりと目視することができたので良かったです。水平歩道の状況は、昨日歩いた下ノ廊下よりも道幅が広くて安全に感じました。途中で雨が降り出しても1分程度で上がり、これを何度か繰り返しながら進みました。
折尾ノ大滝を通過し、堰堤の中を通過します。ここはヘッドライトが必要で、堰堤の形のように階段を下って上がる部分が天井が低く、ザックを擦りまくりました。
これまた岩盤を見事にくり抜いた道が続き、大太鼓展望台に到着。ザックが引っかかるので身体の向きを変えるのにひと苦労ですが、左右を見渡せば写真では伝えきれない絶景を楽しむことができました。
10分ほど進んで志合谷トンネルへ。崩落箇所を150mにわたるトンネルで通過するのですが、天井が低い上に足元には水が流れていて、身を屈めながら上下に注意を払わねばなりません。ここでもザックを擦りまくりました。
蜆谷などの短いトンネルを通過しながら進み、目の前に鉄塔が現れると、楽しかった水平歩道は終了。欅平駅に向けて下りが始まります。欅平上部で風が強く吹き始めて雨が本格的に降り出しました。この風のせいでトロッコ電車が運休になりませんように!と祈ります。ゴールはもうすぐであることと樹林帯に突入したからとレインウェアを着用せず、ひたすら下りました。
途中にあった展望台では、真っ白で何も見えず。本当なら鹿島槍ヶ岳等が見えたそうですが…。あとはぐんぐんと下って欅平駅に到着。1本早い9:37発に乗車することができそうで、運休にでもなられたら困るので慌ただしく乗車券を購入して乗車。さすが3連休ということもあり、すれ違うトロッコ電車はほぼ満員でした。欅平駅には早めの到着をお勧めします。
その後、この日の行動時間よりも長い6時間弱をかけて無事に扇沢駅に到着。帰路に着きました。
今回は1泊2日であったために、2日目の水平歩道をのんびりと歩くことができなかったのが少し残念でした。でも、先週歩いた上高地クラシックルートは単調な樹林帯歩きだったので、もう歩くことはないかな?と思いましたが、下ノ廊下はアスレチックのようで楽しかったので、また歩いてみたいと思います。次に来るときは、少し大変そうでも剱沢から裏剱を眺めながらの雲切新道経由にしてみよう。
下ノ廊下良いですね。
十字峡やS字峡、僕はまだ行ったことがないんですが、kenboさんのレコを見たら行きたくなりました。来シーズン計画します。
ちなみに阿曽原から欅平までは歩いたことがあります。その時の阿曽原のテント場の混みっぷりは地獄絵図でした。
仙人池や池平山から眺める裏剱は素晴らしいですよ。夏のお花畑も秋の紅葉も素晴らしいです。ぜひ行ってみてください。
ようやく下ノ廊下を歩くことができました。
紅葉シーズン前や開通宣言前等の好条件が重なり、空いていて良かったです。
ssm330さんの一昨年の裏剱レコは、しっかりと記憶していますよ。
いつか行ってみたいなぁと思っていました。
北アルプス三大雪渓と呼ばれる中では、剱沢は白馬、針ノ木よりもレベルが高そうで、体力や技量が必要でありそうなことと、交通機関をどうするか悩んでいたことで、優先順位はかなり低かったのが正直なところです。
そろそろ私でも何とかなりそうな気がしてきたので、来年の目標にしてみたいと思います。
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