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Yamareco

記録ID: 977877
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沢登り
道南

石崎川左股川⇄燈明岳

2016年10月08日(土) ~ 2016年10月09日(日)
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GPS
32:00
距離
39.9km
登り
1,014m
下り
1,014m

コースタイム

10/8 雨
早川ゲート(4:50)沈降橋(7:30)Co650引き返し(14:00)Co530(14:50)=C1
落石の恐れありとのことで、今や車が入れるのは早川ゲートまで。ここから入渓地点までの林道歩きはやたら長く、それがかえって山の奥深さを再認識させてくれる。
まだ夜が明ける前にヘッドライトを点けて出発する。気付けばもう10月、日が出る時間も短い。
林道中、親子グマに出くわし肝を冷やした。道南でクマに会ったのは初めてだ。母グマはこちらに気付いていたが、子グマ達は素知らぬ顔で川で戯れていた。この無邪気さが怖い。少し離れて様子を伺っていると、いつの間にか居なくなっていた。以後、コールやホイッスルの注意喚起を徹底して行う。
沈降橋で入渓すると、すぐに黄金の滝。美しい釜の連瀑帯だ。左岸をまいていく。ここを越えるとあとはひたすら単調な川原が続く。水はさほど冷たくはないが、気温が低くてどんなに歩いても体が温まらない。
Co420あたりから小滝や釜がちょくちょく出始める。思ったより早くテン場に着いたのでそのままピークまで突っ込こもうとするが、時間切れであえなく敗退、次の日に持ち越す。Co530の快適テンバで雨の中、夜を明かす。

10/9 曇
C1(5:30)燈明岳(8:00)沈降橋(14:00)早川ゲート(16:30)
Co600の10mの滝は左岸をまいた。直後の分岐は左を取る。水は衰えることなく、面白い小滝が続く。最後は草付きを頼りにして滑る斜面を登り、ポコに出る。1hほど藪を漕いで燈明岳を踏むと、大千軒岳がぬっと姿をあらわした。冬に通った稜線が目の前で思い出されて、気分が良かった。
帰りは注意喚起を怠らず、せっせと下る。
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
暗闇の中、出発
沈下橋から入渓
黄金の滝は釜滝の連続
2016年10月11日 20:32撮影
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10/11 20:32
黄金の滝は釜滝の連続
まきの途中、美しい
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まきの途中、美しい
秋の訪れを感じる。寒くて手がじんじんと痛む。
秋の訪れを感じる。寒くて手がじんじんと痛む。
この滝から面白くなる
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この滝から面白くなる
登る
2016年10月11日 20:32撮影
10/11 20:32
登る
登る
2016年10月11日 20:33撮影
10/11 20:33
登る
テンバにて。雑炊とビール。うまし。
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テンバにて。雑炊とビール。うまし。
雨の中の野営
10mの滝
2016年10月11日 20:33撮影
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10/11 20:33
10mの滝
まだ小滝は続く
ポコからみた燈明岳
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ポコからみた燈明岳
笹薮を漕ぐ
2016年10月11日 20:33撮影
10/11 20:33
笹薮を漕ぐ
林道終点に運動靴をデポしていたら、直登のものがマーキングされていた。
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林道終点に運動靴をデポしていたら、直登のものがマーキングされていた。
ゴール、お疲れさまでした。
ゴール、お疲れさまでした。

感想

ネズミ縛りから開放された直登を誘ったら、どこか行こうという話になった。どうせならと水産ワンゲルの子にも声をかけたら山内君が名乗りを上げてくれた。
今年も満足に沢に行けなかったこともあり、沢欲は衰えず、北海道では初冠雪が記録されたというのに、その次の日には沢に入っていた。こんなとき、少しでも暖かい道南の沢に気軽に入れるのは、函館に住んでいる数少ない利点の一つかもしれない。
テン場では、しれっとシュラフを持ってきた自分と直登に挟まれて、山内君ががたがた震えていたようだ。シュラフカバーと濡れたダウンだけでは、さぞかし寒かったことだろう。私はフリースを余分に持ってきていたが、貸して欲しいとも言われなかったので、枕にしていたら非常に快眠であった。
寒さで消耗しているだろうに、それでも山内君は微妙な小滝の登り降りも危なげなくこなし、長い行程をしっかりついてきてくれた。有り難し。
2日間で日程を詰めて、強行した感はあったけど、その分濃い山行になった。良き沢納めであった。

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