白山とお池めぐり (登り:砂防新道、下り:観光新道)
- GPS
- 07:04
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,553m
- 下り
- 1,557m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 6:55
天候 | 昼前に一時雲が多くなったが、それ以外の時間はほぼ快晴。微風無風。10月中旬とは思えないほど暖かい。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
砂防新道と観光新道をそれぞれ登り下りに利用したが、いずれも大変良く整備されていて歩き易い。砂防新道の入口にある吊り橋は今日まで利用可能。17日からは観光新道利用を促す張り紙があった。御前峰までのルートは登山者が大変多いが、お池めぐりをしている人は大変少ない。景色良いのにもったいない。観光新道は市ノ瀬との分岐から別当出合までは急斜面の連続。下りで利用する場合は長時間歩いた後となるので、疲労の蓄積によるスリップなどに要注意。 |
写真
感想
北陸遠征2日目。早朝、まだ暗いうちにレンタカーを走らせて別当出合の駐車場を目指す。既にマイカー規制の季節は終わったが、この山域は全く初めてなので込み具合が見当もつかない。とにかく早い時間に駐車スペースを確保と思い6時前に到着、一番上の駐車場はさすがにいっぱいだったが、少し離れた下のほうはガラガラだった。少し拍子抜け。準備をして6時過ぎに歩き始める。外の気温はレンタカーに温度計がないので不明だが、体感的には一桁のように思えた。駐車場は空きがあったが、登山者は決して少ないわけではなく、多いように思われた。特に歩き始めにあるつり橋は記念写真渋滞ができるほど。夏山のシーズンは終わったとはいえ、まだ積雪もなく比較的簡単に高山の山頂に立てるためだろうか。どうせ暑くなるからと思い、シャツ1枚で歩き始める。ルートは山頂まで最も短いと言われる砂防新道。右手に砂防堰堤を見ながらの歩き。緩やかな斜面が続き大変歩き易いが、昨日の荒島岳のハイスピード登山の疲れが残っていて、足取りが重い。幸いに天気は抜群に良く快晴、風もないし今日は昨日のように昼からの登山でもないのでペースが遅くても問題にはならない。中飯場までくると休憩適地のようで、休憩中の人が多かったが自分は素通り。ここはトイレも水場もあった。その先も歩き易い緩い斜面の登山道が続く。甚之助避難小屋も写真のみで素通り。ここは水洗トイレがあり、水場もあった。避難小屋としては別格に設備が良い。先に進むと徐々に傾斜がきつくなる。黒ボコ岩の手前の斜面のようだ。黒ボコ岩でも多くの人が休憩中だった。ここも自分は写真のみで素通り。その先は、、、平坦な弥陀ヶ原がいきなり現れ、木道歩きが始まる。景色の急な変化に驚く。相変わらず雲ひとつない快晴、素晴らしい景色。生きてて良かった、来て良かった。平坦地を過ぎ再び斜面を登り切ると室堂に到着。立山の室堂はバスで誰でも簡単に立てるが、白山の室堂は数時間の歩きが必要になる。ビジターセンターは今日でクローズになるらしく、戸締りをしていた。室堂からは山頂が見えるが、既に足が売り切れ状態だったし、標高も2400メートルを超え、ゆっくりペースでしか歩けない。それでも歩けば確実に着くので時折室堂方向を振り返りながら進む。出発から約3.5時間で無事白山の最高所である御前峰に到着。風も比較的弱く、10月中旬の2700メートルとは思えないくらい暖か。周囲には残雪などはなく、今年は初冠雪もまだのようだった。岩陰に座って休憩をする。御前峰に着くまでは全く見えなかったのだが、ここまで来ると池が見える。お池めぐりというらしい。このまま下山に向かうには時間も早かったので池の方向に歩きだす。プチ縦走の雰囲気だが、ここから先の登山者は御前峰までの10分の1もいないように思えた。大変静かだが、池と岩がちの山頂の配置が良く何度も立ち止まって写真を撮りながら進む。こんなきれいな登山道があるとは知らなかった。砂防新道から室堂経由の白山御前峰だけでもかなり充実しているが、ここから先のこの景観はさらにそれを素晴らしいものにしている。ピークハントだけで帰らなくて本当に良かった。お池めぐりの最後のほうにはなんと残雪がって、このまま融けてなくなるようにも見えなかったので、あと半月か1カ月したらこの雪の上に新雪が積もるのだろう。山頂からゆっくり歩いて30分ほどで室堂まで戻る。室堂の水場で給水して下りにかかる。時間が思ったより早いので、帰りは別の道=観光新道で別当出合に戻ることにした。登りの砂防新道は登山者や観光客が大変多かったが、この時間のしかも少し距離の長い観光新道であれば人はかなり少ないだろうと読んだ。そして、この読みは当たった。登ってくる登山者もいることにはいたが、すれ違いに気を使うほどでは全くなく、時折同じく下りの登山者を追い抜くくらい。途中で殿ヶ池避難小屋を通る。この小屋も外観・内装ともに大変きれい。水場はないようだったが、宿泊には好適と思う。ここから先は少し紅葉がかっているが、昨日の荒島岳同様、色づいているというよりも枯れているだけのようで、色鮮やかな紅葉とは言い難かった。それでも抜群に青い空なので多少は赤や黄色が映える。正午前頃一時雲が広がりだした空だったが、その後雲はまたなくなり、下りで標高を下げつつあった時間帯だが暑くて仕方なかった。今日は日焼け止めを2回塗りなおすほどだった。途中市ノ瀬との分岐を過ぎると急激に標高を下げる。ここまできて転ぶのも何なので慎重に先に進む。13時過ぎに駐車場に戻ったが、朝方は人があふれていたつり橋もこの時間は閑散としていた。そして駐車場にも空きは多かった。この時期は比較的空いているのかもしれない。
北陸遠征の2日間は最高の好天に恵まれ、10月中旬とは思えないような暖かさの中で歩きができた。マイルを使った遠征登山は好天を引き当てることが難しいが、今回は望外の好天を得られたと言ってもよい。またマイル失効となる前に機会があれば試してみたい。
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