無謀な計画?妙高山 燕温泉周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,495m
- 下り
- 1,492m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 12:15
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
無料駐車場にトイレ有り 燕温泉を抜けた燕新道と北地獄谷コースの分岐に登山届のポスト 山頂下は鎖場と岩場 山頂表示は北峰で妙高大神より10mほど低い 下山の燕新道はゴロゴロ岩の急坂で長く、かなり滑る。(滑落した) 水が道を流れ沢になっているところもあったり、ぬかっていたりする。ほとんど背の高い笹の間を歩くので展望は無い。大倉沢の徒渉は何処を渡ればよいか分からず難儀した。雨などで水が出ているときは渡れないのではないだろうか? |
その他周辺情報 | 黄金の湯 河原の湯 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
ヘッドランプ
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
|
---|---|
共同装備 |
地図(地形図)
コンパス
計画書
ファーストエイドキット
ツェルト
カメラ
|
感想
山をはじめたばかりの仲間とトレーニングということで出かけました。計画を立てているときから「到着は日没後だな」とは思っていましたが・・・
朝、6時過ぎに燕温泉駐車場を出発。小さな旅館街を抜け黄金の湯方面へ向かいます。黄金の湯からは小学生ぐらいの男の子が2人上がってきました。上へ登って行くので「何処に泊まっているの?」と尋ねると「野宿」と返ってきました。「多分キャンプのことかな」と仲間と話しながら登山道へ向かいます。道はコンクリートで舗装してあるのですが、それがふくらはぎに負担をかける。コンクリートの道は赤倉温泉源湯の先まで続きます。
光明滝、称名滝を経て胸突き八丁の急登へ。そこを越えると天狗堂です。天狗堂には計画より40分早く着きました。いつも標準タイムでは歩けない僕たちが、標準タイム通りに登ってきたのです。「快挙、快挙」と喜びながら先へ進みました。
ところがどっこい、山はそんなに甘くありませんでした。2週間前の唐松岳山行後、風邪気味で咳が出るし、昨日は寝不足だしの僕は、何だか生あくびばかり出ます。そして、それほどひどくは無いけれど何となくむかついてきます。
「おっ、これは数年前の谷川岳の時と同じだ・・・」と高山病のような状態になっていることに気がつきました。足はピクピクしはじめ、ふくらはぎや太ももの痙攣が始まりました。何とか、休み休み、だましだまし、鎖場とその上の岩稜帯を登り、妙高山南峰へ到着しました。
空は晴れ、北アルプスがよく見えます。後立山連峰の奥には劔岳の姿も見えました。白馬、杓子、白馬鑓、不帰の嶮、唐松、五竜・・・槍穂辺りも見えています。山々を眺めなら昼食。その後北峰へ向かいそこから長助池へ向かいます。
北峰を降りはじめると、登ってきた人がいて、「かなり急だからストックはしまった方がいいですよ。」と言われました。「ええっ!そんなに急なの・・・?」と思いました。計画で地図は見たものの、それほど急坂とは考えていなかったのです。
地図を出して確認すると、な、なんと・・・何気なく50000分の1の地図の等高線を25000分の1の地形図を読んでいるようなつもりで見ていたことに気づきました。やっちまいました。
でも、今更仕方が無いのでとにかく目的地に向かって下ります。けれども、まわりは背の高い笹でおおわれ、展望は開けないし、水が流れていたりどろどろだったりするところもあるし、ゴロンゴロン石が苔むしていて滑りやすいし、とんでもなく悪路です。途中で足を滑らせ、仲間が滑落。幸い、笹などが生えていたので2mほど落ちただけですみましたが。
また、大倉沢の徒渉では、渡るところが明確で無いので渡れそうな場所を探して渡りました。もう少し増水すると徒渉は難しそうです。でも、ここが渡れないと、戻ることもできないのでどうしたらいいのだろう・・・と考えてしまいました。
とにかく、長い道のりでした。所々に燕温泉までの距離表示があるのですが、かなり歩いたつもりでもそれほど距離が稼げていません。山の100mや1劼呂發里垢瓦長い感じがします。平地だとたいしたことないのに。
日没が17時15分頃ということで、なんとか残照がある間に車が走れる道まで・・・と思いながら歩きました。
薄暗くなってようやく黄金の湯との分岐につきました。計画では黄金の湯に入って帰るはずでしたが、「さあ、温泉はどうする?」ということになり、でも予定通り入ることにしました。辺りはすっかり暗闇です。ヘッドライトを岩の上に置いて灯りを確保、30分ほどぬるいお湯につかってから駐車場へ向かいました。
今年から山をはじめた相棒は、「この山行は俺には無謀です・・・でも楽しかったけれど・・・」といっていました。そして、山頂からの山々を眺め、「山をいつまで眺めていても飽きないというけれど、それがよくわかりました。」と言っていました。無謀とは言うけれど、ほぼ計画どおりの時間です。彼にとってはきつかったのでしょうが、実は私にとってもきつい山行きでした。ただ、私の場合は今日以上にきつかったときがあるので、それと比べるとまあまあかなと思うのですが。
ただ、秋のこの時期は日が短くなっているので、日帰りの場合はよっぽど考えないと身動きがとれなくなってしまうなとは思いました。
体調不良はあったけれど、それでも、素晴らしい展望に満足の山行でした。
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