徳本峠越え(松本BT〜上高地BT)+上高地散策


- GPS
- 13:58
- 距離
- 50.7km
- 登り
- 2,318m
- 下り
- 1,392m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 13:56
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復路:高速バス さわやか信州号 上高地バスターミナル 〜 バスタ新宿(\7,250) ※いずれもオンライン決済割引適用料金です ※復路便は、高速道路の渋滞で定刻より1時間50分遅れで到着しました |
コース状況/ 危険箇所等 |
二俣から徳本峠への道は、土砂で押し流された後に補修された箇所が、いくつかあり注意して通過しました。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:deuter Futura Pro 42
靴:Ultra Cardiac
ブーティエル
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感想
今日歩いた島々宿から徳本峠経由で上高地への道は、いつか歩いてみたいと思っていた憧れのルートの一つでした。11月号の山と渓谷をなんとなく本屋で眺めていると特集のルートの一つに掲載されているのを目にしました。すると急に訪れてみたくなり「行こう」と決意したのが1週間前でした。
行くのであれば、好きではありませんが「夜行バスだな」ということで電話で空きを問い合わせてみると、残念ながら14日発も15日発もすでに満席でした。ここで一旦はあきらめたのですが、不思議なもので行けなくなると思いは募るもので、天気もよさそうなのでどうしても訪れたくなり他の方法を模索していると、松本駅に深夜に着くバスがあるのを見つけました。数日前でしたが空席もあるようです。料金も夜行バスの半額以下です。松本駅から新島々までの距離を測ってみると15kmなので、勢いで「歩こう」と決めて本日のルートとなりました。
もともと今日のルートはブーティエルで臨むつもりでしたが、松本から島々宿までのロードは18km程度あるので、その区間はトレランシューズで臨むこととしてブーティエルを携行することにしました。ブーティエルはバスの手持ち荷物で社内に持ち込むこととして、その袋の中に貴重品や地図なども入れました。
バスタ新宿の立派さに驚きながらも、無事バスに乗り込みました。少しでも寝ておきたいのですが、消灯しないようです。こんなときのためにアイマスクを持参したので、取り出そうと袋を開けてみると入れたはずのアイマスクや貴重品を収納した巾着袋が見当たりません。どうやら入れ忘れたようです。やらかしてしまいました。財布も忘れました。まずは、現金を確認すると奇跡的に千円の小銭がズボンのポケットにありました。地図は別に持参しておりました。バスのチケットはスマホなので復路もOKです。スマホ内に電子マネーもあります(なので新宿まで来れたわけですが)。もうバスも発車してしまっているので、なんとかなりそうだということでしたが、いろいろ思いもめぐらしていたので松本までほとんど寝られませんでした。
バスは定刻に松本バスターミナルに到着しました。このまま出発すると二俣に夜明け前に着くことになります。二俣から先は夜明け後に歩きたかったので時間調整することにしました。しかし駅の待合室は12時半で閉められます。駅前のマクドナルドは24時間であることを確認したのですが、あいにく現金のみで電子マネー使用できないようです。手持ちの現金は貴重なのでとりあえず新島々駅まで歩くことにしました。
自分ではゆっくり歩いているつもりでしたが、普段のくせと寒かった重なり、どうしてもそこそこのペースになっていしまいます。結局3時過ぎに新島々駅に到着してしまいました。残念ながら駅は開いていません。ですが、事務所の明かりは灯いており、職員の方も数名いらっしゃいました。私が通り過ぎたのが視界に入ったようで、私がとりあえず駅手前のコンビニに向かおうと道を戻ると、後ろでシャッターを開ける音がしたので振り返って見ると待合室のシャッターでした。まだ、電車始発はまだまだですし、夜行バスが到着するにも1時間弱あるので、おそらく私のために開けてくれたのだと思います。気持ちも楽になり、コンビニからは揚々と引き返して待合室で持参のテルモスの湯でお汁粉飲んで身心ともに復活しました。
しばらくすると夜行バスが到着したようで、ここからバスを乗り継ぐのか5〜6名の方々が待合室に入ってこられてにぎやかになりました。私は、6時の日の出から逆算して二俣まで島々宿経由で約9kmなので、4時半に待合室を出発しました。
古の登山道は渓谷美も素晴らしく、また岩魚留小屋を過ぎ徳本峠手前数キロまでは渓谷を縫うように緩やかなアップダウンで進みますが、いきなり急勾配のジグザグ道への変化の演出、さらには峠につけば前面に穂高と明神のパノラマが飛び込んでくるという心憎い演出で疲れも一気に吹き飛びました。下山の白沢出合までの道も風格を感じる素晴らしい道でした。また、はじめての上高地も本当に素晴らしく、はじめは復路のバスの発車時間までどうやって時間をつぶそうかと考えておりましたが、あっという間に時間過ぎておりました。
今日も素晴らしかった山行に感謝!!
本日の湯:上高地アルペンホテル
本日出合った人、動物:
※島々谷林道:追い抜いた人1名
※二俣:1名
※二俣〜岩魚留小屋:追い抜いた人2名
※岩魚留小屋〜徳本峠:
すれ違った人:17名
猿数頭
徳本峠:3名
※徳本峠〜白沢出合
すれ違った人:21名
追い抜いた人:27名(団体)
休んでいた人:3名
※上高地エリア:カウントせず
GPS記録から
※時刻 経過時間 13:58:36 / 移動時間 10:48:40 / 停止時間 3:09:56
※スピード 平均 3.6km/h / 移動平均 4.7km/h
※標高 上り -m / 下り -m(異常値のため記載せず)
※本日はいつものGPSを持参し忘れたため、スマホ+山旅ロガーでの記録です。過去に使用していた時の経験から、島々谷などはGPSの捕捉が難しいかなと思いましたが、軌跡を見るとそこそこ捕捉できていたようです。しかし全体的にはやはりところどころ正確性を欠いているようです。これはバッテリーの消耗を最小限にする設定にしたことにも起因しているかと思います。
コメント
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poohtaさん、こんばんは。
松本から先の赤線、
(だいぶ先になると思いますが)どうしようか考え中でした。
松本側からの夜中のスタートは考えていませんでしたが、
涼しいうちにロードがこなせるので、ありかもしれないと思いました。
徳本峠で突然、明神岳が見えたら、
涙がでてきそうなぐらい感動しそうです。
sat4さん
コメントありがとうございました。
私も来年は、sat4さんを見習い霧ヶ峰、美ヶ原から松本まで赤線繋げたいと思います。
>徳本峠で突然、明神岳が見えたら、
>涙がでてきそうなぐらい感動しそうです。
峠の魅力の一つは、そのような演出なのでしょうね!
徳本越えは歩いた事があるけど上高地からの下りでした。
それでさえも、岩魚留めから二俣までの地味なアップダウンにへばり、林道は何とか惰性で歩き、やっと島々に到着。そんな状態でした。
歴史の道で、島々から登って徳本峠に付いた時に初めて見える穂高に感激する、という話ではあるけれど、私は遠慮したいと思っています。
まして、松本から島々まで歩く、というのは考える以前の事です。
恐れ入りました。
guchi999さん こんばんは
コメントいただきながらレスが遅れ申し訳ありません。
「楽しい」と書くと疑われるかもしれませんが、何故か(自分でも)今は歩くことが楽しいです。
凄い人は数多いらっしゃるし、私などまだまだ足元にも及びません。また、今から数年前を思えば、今の自分の行動や考えが信じられないのも事実です。
体力は20代、30代の方が間違いなく自信がありましたが、その時ですら今のように歩けるとは思っていなかったし、実際北海道のロードで何回か撃沈しています(懲りずに)。
歩きに関しては、何かを少し会得出来たのかもしれません。
本当に体力が持たない(今の行動が維持できない)のは、すぐそこまで来ているのかもしれないという焦りもあるのかもしれません。
楽しいと思え、かつ身体がついてゆく間はしばらく身を任せてゆこうと思っております。
こんにちは。
私も友人と5月の終わりに島々から徳本峠経由で上高地でテント泊1泊2日を予定しています。クラシックルートは楽しみなのですが、1日で徳本峠を越えて上高地の小梨平キャンプ場までいけるのか不安です。でも、頑張って行くつもりです。とても励まされる山行記録ありがとうございました。
fukui86さん
コメントありがとうございました。
5月の終わりだと新緑のクラシックルートは新緑の季節なのでしょうか?
それもまた素晴らしいでしょうね!
気を付けて楽しい出来てください。
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