【銅頭作戦】武尊山(旭小屋コース〜川場谷野営場下り)【乙36.0】
- GPS
- 07:30
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,411m
- 下り
- 1,397m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:36
天候 | 晴れ基調の予報 ⇒ 曇りがちで時折日が差す 後 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
歩き始めは、万人を受け容れる穏やかなハイキングコースのよう。しかし、不動岳前後から岩場の急なアップダウンが続く。前武尊〜武尊の稜線は大きなアップダウンがあるものの岩場は巻き道もあるので安心して歩けるだろう。 川場谷への下りは急な下りの連続。ガレたりぬかるんだりで気を抜けない。最後はまた穏やかな道が戻ってくる。 |
その他周辺情報 | 初穂カントリークラブ内温泉 |
写真
感想
この週末は、天気予想によると土曜日よりも日曜日の晴天が見込まれた。できれば穂高、あるいは中央アルプス方面へ遠征したいところだったが、金夜着土朝山行開始は仕事の都合で困難だったので、盟友ヒロシ氏が歩きたいと言っていた上州の方のホタカ、すなわち武尊山を歩くこととした。
【旭小屋コース】
沼田駅前で車を借り旭小屋へ。登山開始が遅くなることもあり、満車だったらどうしようと付近に路肩があるかどうか確かめながら進んだが、幸いと言うべきか意外と言うべきか先に駐車していたのは軽トラ1台、バイク1台のみで、なお十分な余裕があった。そそくさと登山へ向けた準備を始める。
その間、途中、車で追い抜いた若い男性(恐らく川場温泉または川場温泉口バス停から歩いてきたと思われる)が追い付いてきて姿を消したので既に入山したものと思い、どのくらいでキャッチアップできるかと考えていたら、どうやら入山口を間違えたようだ。「そこを降りて行くんですよ」と自分自身も先程現認したばかりのことを伝える。
歩き始めは穏やかな道で万人を受け容れるようなハイキングコースの様相。賽の河原も普通の樹林帯内で無難なコースに見える。しかし、不動岳コースに舵を切ってから道の様相はガラッと変わる。木の根をよじ登る急登に始まり、次々と大岩が立ちはだかる。不動岳から先は破線ルートで、1km足らずの距離にもかかわらず1時間近く架かるほど慎重に歩いたが、意外と道はしっかりしていて分かりやすかった。
【岩の稜線】
前武尊〜武尊山の稜線は中ノ岳手前に痩せた岩尾根があるが、前武尊まで上って来た道に比べたら大分楽な道だ。風も穏やかで展望を楽しみつつ稜線散歩を楽しめる。稜線からは後に日光白根山、皇海山、正面に武尊山、尾瀬方面に燧ケ岳と至仏山と雲が多い割にはよく見えた。それにしても風が穏やかだからか上空の雲が全く晴れない。時々薄い雲を日光が突き抜けてくるが、基本は曇り空だ。北西方の青空がもっと東側にやってこないかなと思ったが、自分達の方から青空の方に近づいていかないといけない。
山頂はそれほど広くない割りに昼時ということもあって結構人が来ていた。その多くは武尊神社の方からだろう。韓国人らしきグループも来ていたのは、まさか穂高と間違えたわけでもあるまい。外国人山行者も富士山や高尾山、アルプス、八ケ岳といったメジャーどころ以外にも進出してきているということだ。思わぬ所で思わぬ出会いということが今後あり得るかもしれない。
山頂に着く頃までが天気が比較的良いというか、時折薄雲を抜けて陽光が我々の元にまで届くことがあったが、山頂にいるうちに風が出てきた。往路では風が無いから雲が掃けないのだと思っていたが、実際に風が吹くと雲が前武尊に戻る稜線に押し寄せてくる。日光方面は上も下も結構雲が増えてきてしまって、もう日の光は望めないだろうと思われた。
中ノ岳周辺を戻っている際、出発時に見た若い男性がようやく武尊山へと歩いてきた。後で確認してみると武尊山までは残り1km弱で稜線の道も落ち着く区間だが、ツレがあと1km以上あると言ったので、「バスに間に合うかな」と心配させてしまった。恐らく武尊橋バス停に下りたのだと思うが、コースタイムで見ても時間には間に合うようだ。
【川場谷への急降下】
戻りは岩尾根ルートを通って前武尊に着く。日光との間にも雲が増えていた。すなわち下山は曇天下ということになる。
下山といっても往路に急登あれば復路に急降下あり。大きくえぐれた急降下の道が続く。落葉が積もる頃になると浮石等が落葉に隠れたりしていてこれまた危ない。そんな中を雲を通した白い光に煙る紅葉に感嘆しながら下る。きっと、陽光が射し込めばもっと綺麗に見えるに違いない紅葉を。
標高1500〜1600mの紅葉帯を抜ける頃には道が落ち着く。そうなってくれば川場谷野営場は近い。
【総括】
前回は頭をぶつけまくった武尊山。今回は頭を絶対にどこにもぶつけるまいと意識して歩き、頭を守りぬくことができた。紅葉が曇天でくすんでしまったのは残念だが、暫くの間は紅葉を追い求めてあちこち歩き回る予定。
〜おしまい〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する