薄雪と霧氷、紅葉までを楽しんだ雨飾山周回
- GPS
- 06:02
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,248m
- 下り
- 1,244m
コースタイム
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10/30朝、山荘下の駐車場は数台のみ昼には満車(10台ほど)上と下の駐車場は空 |
その他周辺情報 | 雨飾山笹平から大曲まで草地の急坂、前日の雨と雪で滑りました。大曲りからも枯葉と急なぬかるんだ泥道はさらに滑りまくり。途中の岩場の梯子やロープは要注意。 |
写真
感想
昨年リタイアした鋸岳-雨飾山までの破線ルート、これをつなぐために今回は新潟雨飾山荘から薬師尾根を登って雨飾山から下る反対コース(大曲から鋸岳方面に回ってくるコース)を歩いてきた。
前日はテン泊として、糸魚川の寿司と山荘での夕食で海の幸を堪能、それから山荘の暖房の効いた部屋でソロの登山者2名との宴会と温泉を満喫し楽しく過ごした。
山荘も雨天のせいか人も少なく静かな雰囲気だった。テントにはただ寝るだけに帰っただけ、心も体もぽかぽかに過ごすことができた。
翌朝は6時に出発、どんよりと曇った空の下せっかくの紅葉もくすんでいた。登るにつれ山頂付近が白く見えてきた。果たしてそれが霧氷なのか雪なのか早く見たくて足も早まった。この登山道は初めから40分程まではずっと急登でなかなか一息もつけない、その後の中の池付近を除いては、笹平までこれでもかと言うくらい急な道だった。
1500m付近になって、脇の笹の葉に雪があるのと、枯れ枝についた雨滴が凍っていたのが霧氷に変わってきた。白く見えたのは薄雪と霧氷だった。登山道の雪はまだ時間が早いせいか滑らない、1僂曚匹寮兩磴世蹐Δ、標高が高くなってもそれ以上雪は増えなかった。中の池では季節外れの水芭蕉が池から顔を覗かせ、中には蕾が出来ていてびっくりした。
笹平に出ると、小谷方面からメジャールートを上ってきた登山者数人か先を行っていた。それでも山頂到着時はまだ人も少なく、凍って寒々とした山頂からは遠く北アルプス北部から槍まで見えた。その中でうっすらと白くなっているのは朝日岳から白馬岳付近辺りまでだった。眼下の紅葉と霧氷、それにパウダーをかけた笹平と目を楽しませてくれた。下から結構な登山者が登ってくるので、休憩も早々切り上げて周回コースに向かった。
笹平からは、誰にも合わない静かな山行になった。
しかし急な下りで、雪と泥道で気をつけても足を持ってかれ何度もすってんころり、雪が溶けてくるとさらにぬかるんでドロドロになる、雪がなくなる頃には今度は厚い落ち葉のせいで一層滑り易くなってしまった。尾根伝いのピークの越え、半分白化粧と眼下の紅葉を楽しみながらも、下りになると足下をすくわれ大変な周回路になってしまった。A君はチェーンスパイクを持ってきたので、その威力はすごくほとんどこけることはなかったが、自分とI君は10回以上こけてズボンもザックも泥だらけになってしまった。
周回路もだいぶ下ってブナの林になったところでようやく足下の不安がなくなり、日に映えて黄金色のなか気持ちいい終盤を楽しんだ。
また下ってから一段落して入る露天風呂は最高だった。
適度なぬるめのお湯は体も心もとろけるような至福のひとときだった。
今回は紅葉を楽しみ、期待していなかった白い世界も一足早く見られたこと、変化のある周回路と下ってからの温泉、盛りだくさんの山行に大いに満足だった。
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