宝永山 富士・宝永山山頂域・宝永火口を堪能 富士宮口新五合目クローズに滑り込む
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 487m
- 下り
- 470m
コースタイム
天候 | 晴れ→霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
その他周辺情報 | 地元すぎて特に挙げません。 時間が許すなら、須山御胎内をお勧めします。 御胎内温泉も御殿場口方面からの帰り道には使いやすいと思います。 |
写真
感想
富士は気まぐれ。一日中きれいに見える日って決して多くない気がするんです。
朝しか見えないとか、夕しかみえないとか、どこかが隠れてるとか。
ゆえにきれいに見えるときが貴重でもあります。
北アから見えると「どこまで来れば気が済むの」とか思いますし、就職とともに心ならず富士山麓に住まうゆえ、富士への思いはやや屈折しているとのは思いますが、そんな立地であっても、山麓からって意外と五体満足では現れないんです。
なので、ちゃんとくっきり見えると何だかんだ言って清々しい気持ちになれます。
特に好きなのは悪天候が続いた後に現れるがっつり雪化粧した富士。
宝永火口の下の方、宝永山を根元まで雪で覆うと、いよいよスキーシーズン到来を感じ、戦闘意欲が沸き上がる。そんな感じです。
一年前にやりましたが、水が塚公園あたりからの須山登山歩道・下山歩道と使った富士登山。砂礫の山を登るだけの富士登山なんてつまらないという方にお勧めします。
自分の一年前は正確には自宅からというものでよりタフだったのですが、歯ごたえあります。御殿場口とほぼ同様の高低差があり、でも植生なり御胎内なり大砂走に宝永山、宝永火口とバリエーション豊かでやや単調な道中という富士登山各ルートの欠点を補ってくれます。
これをやった際、そばを通りながら、残念ながら山頂からの景色だけが見えなかった宝永山に折角だから行ってしまおうというのが今回の山行。
上が雪化粧したなか、富士宮口新五合目までは今週末まで上がれるようです。
水ヶ塚公園そばのイエティで秋山スキーをやってましたが、仰ぎ見る富士と宝永山がきれいでした。リフトに乗りながら、宝永山ならもしかしたらまだ近くまで行けるのかなあと山頂ルートの冬季通行止めをチェックしたら、11/10(木)とある。
あら、今週末は行けちゃうんだと、上につく雪にやや不安も感じながら、正午頃でだいぶ暖かくなっているだろうから大丈夫だろうという考え、ただ上を眺めていてるのが惜しくなり、また滑るのにやや飽きてきたのもあって、思い切って富士宮口五合目、来ちゃいました。
今まで富士や五合目には何度か来てますが、宝永山からの景色は見れてなかったので、いい機会かと。
宝永第一火口は下が2450m、上は3150mで高低差700mとのこと。そんなぶっ飛んだ壁にはみえないのがなんですが強烈です。その火口から宝永山への道は、風がなければ大したことはないようなんですが、これ風があると結構きつい。
で、宝永山。景色は期待通り、期待以上に良かったです。
宝永山頂で一度ガスに包まれ、下山しはじめたところにいた方が、ピークを直前にしてガスに萎え気味だったので、自分は二回目になりますが連れてあがりました。
それゆえに、更にきれいな光景に当たることができました。
雪化粧した富士の眺め、迫力の火口壁、宝永山山頂付近の茶色の岩・砂地、その周りの噴火でもたらされた黒い砂礫に、それにも負けずにつく、植生たち。いい感じです。
2700m弱にさくっとこれるのはここしかないですし、上がってくる道中の紅葉もきれいでした。富士山スカイライン山頂区間クローズ前は乙です。また、周回区間も紅葉がきれいです。但し、スリップ等にはご注意下さい。
昨年決行した自宅からの富士登山の過去レコはこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-731799.html
今回は完全に閉まっていた六合目の雲海荘さんに改めて感謝です。
富士山の火山ゆえの魅力を紹介頂いた、ブラタモリとそのスタッフ一同に感謝。
沼津にはしょっちゅうきていたタモリさんが兼ねてから来たがっていたといっていたのが印象的でした。
ということで、宝永山いいですよ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
来年プリンスルートでと思ってますが
それでも宝永山関連 キツイんですかねぇ?
まぁお近くの人は宝永山単独はアリでしょうが、私らはやはり一括やないとって感じでしょうかねぇ
やはり羨ましいなぁと富士山の近くは
遠征して宝永山を単独はないと自分も思います。
だって私、秋山スキーとのハシゴですよ。
時期的に上に行くには装備と覚悟が必要だからやめただけですもの。
ただ、プリンスルートは順回り、逆回りとどっちがいいかは考えてみた方がいいかとは思います。
歩きやすいのは逆回り。
登りは、下がしっかりしていて小屋も多数ある富士宮ルートの方が頂点を目指すには便利。
剣ヶ峰に近く、最高点を踏むにも適しています。
下りはややざれている道がそこまでマイナスにならないので御殿場ルートはくだりには適しています。下りのコースタイムがやたら早いのも大砂走の為せず技。
火口に行くか大砂走で下に行くかも自由。
途中からそれて水が塚公園を目指せば、森林エリアの魅力も味わえ、車を置くところまで帰れますからバスも片道でいいというメリットもあります。
欠点は宝永山と宝永火口が気分的についでになることくらいでしょうか。
順回りは小屋に頼る必要がなければ、宝永火口・宝永山も目的地になっていいと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する