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日記

2018年9月の日記リスト 全体に公開

2018年 09月 26日 08:13回想の山旅

奥秩父の沢 入川股ノ沢・真ノ沢 夜明けの来ない明日はないの巻

 奥秩父という呼称があの山深い山々に冠せられたのは、いつの頃からなのか詳らかには知らないが、秩父盆地の奥山一帯をさす名前として定着したものであろうことは容易に想像される。しかし、今日では、この山域は甲州側、信州側からの登攀が便利となり、秩父の街並みを通り過ぎ、栃本、川又といった山間の集落をたどり、山
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2018年 09月 17日 13:49回想の山旅

奥秩父の沢 笛吹川東沢釜ノ沢  わらじが気持ちいいの巻

 先月(注:昭和53年(1978)8月)出かけた滝川の渓谷美がもたらした興奮から冷めやらぬものか、夜行列車に飛び乗ってしまった。奥秩父の代表的な沢登りルートの東沢を遡行し、甲武信岳に登り、信州の梓山へ日帰りしようというのだ。  田部重治(1884~1972)は、「秩父の山の美は、むしろ渓谷にある。
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2018年 09月 13日 14:04回想の山旅

奥秩父の沢・滝川 岩魚なんていないの巻 

 今は山里に行けば、岩魚の塩焼き定食が味わえるのですから、いい時代になったものです。  岩魚は、サケ科の魚の中でも稚魚の餌付けが難しく、長く完全養殖は不可能といわれていました。宮城県の栗駒高原耕英の数又一夫氏が、苦心の末に岩魚のふ化と稚魚の餌付けに成功したのが、昭和44年(1969)。これが、日本
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2018年 09月 02日 15:59回想の山旅

11月の塩見岳  月明かり、そして純白の世界

月明かりは、山歩きにとって実に心強い味方だ。今回の出発日も、天気予報と月齢を参考に決めた。満月が近いのだ。 京都を発って、名古屋で中央線の夜行列車に乗り、辰野で飯田線に乗り換え伊那大島に向かう。ここからバスで終点の鹿塩に行く。着いた時には、時計は既に午前11時を指していた。バス停からは、まずは
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