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日記

2021年3月の日記リスト 全体に公開

2021年 03月 25日 10:12回想の山旅

大峰山 ~地図に残された赤線の思い出~

 私の手元に、「山上ヶ嶽」の白黒の5万分の1の地図が残されている。昭和44年の春、大学に入ったものの大学紛争のあおりを受けて授業もなく、クラブの先輩に誘われて出かけた大峰山行の時に使った地図だ。  地図の片隅に、「明治44年測量、昭和32年要部修正測量、昭和42年資料修正、昭和43年11月発行」と
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2021年 03月 16日 15:56短歌でつづる四国の山

笹ヶ峰 ~山の名前にひかれて~

  「石楠花の薄紅(うすくれなゐ)の花びらの緑に照りて夏の始まる」  笹ヶ峰という地名は、私にとって特別の愛着があった。大学生の時初めて山スキーの合宿をしたのが、新潟県の妙高高原の笹ヶ峰だったからだ。  四国の笹ヶ峰(1860m)は、どんな山なのだろうか。新居浜に引っ越してきてふた月ほど
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2021年 03月 09日 15:54短歌でつづる四国の山

赤星山 ~朝夕に仰ぎ見る山~

  「瑞雪(ずいせつ)の山の端の空染め上げて赤星山に陽の昇り来る」  新居浜の東のはずれの海辺近くに住み始めて、毎日山並みを仰いで暮らすことになった。それは、名古屋生まれの私にとって、初めての経験であり、極めて新鮮だった。  海辺まで散歩すると、東の方に一段と端正な姿の山が見える。調べてみ
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2021年 03月 02日 10:14短歌でつづる四国の山

錦秋の筒上山・手箱山  ~南国土佐に氷室があった~

  「コメツツジ赤く色づく笹原を秋日浴びつつ友と分け行く」   「友と登る山路黄色く色づきて風澄みわたり光舞ひ散る」  南国土佐のイメージとは程遠いので驚きなのだが、江戸時代に土佐藩の御留山であった手箱山(1802m)の山中に氷室があった。氷室のための番所も設けられ、夏には殿様に冷たい氷を届
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