能郷白山 好天に恵まれパノラマを満喫
- GPS
- 09:56
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,635m
- 下り
- 1,633m
コースタイム
11:50能郷白山-12:40前山-13:10境界尾根-14:05登山口-15:15ゲート-15:50スタート地点
天候 | 晴・薄曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
気温が高かったこともあり、雪はかなり緩んでいて歩きづらかった。 |
写真
感想
5:55、まだ暗い中のスタート。
登山口までは距離5.3km/標高差420mで、準備運動にしては無駄に長い。
早朝にも関わらず雪は緩んでいて歩きづらいが、つぼ足で歩ける程度。
ゲートに着く頃には明るくなり、踏み抜くことも少なく歩き易くなってきた。
林道歩きに飽きたころ、ようやくこれから登る山々が目に入り、程なくして登山口に到着。
登山口でアイゼンを装着し早速登り始めるが、急斜面と緩んだ雪で非常に登りづらい。
今日は立ち行かなくなるまでつぼ足と決めているので、苦労しながらも登り続ける。
展望はあまりないが、南側が開けた場所からは名古屋の高層ビルが見えた。
前山へ続く尾根へ上がると、前山やその東尾根が綺麗に見渡せ、遠方には御嶽山が存在感を放っている。
尾根は比較的単調に登り続けるが、開放感があり気持ちが良い。
前山手前のやや急な斜面は地味に堪えるが、登り切ると山頂は近かった。
前山山頂に出ると、北側の展望が唐突に開ける。
天気が良く空気も澄んでいたためか、白山を中心とした圧倒的な景色がそこにあり、思わず声が漏れる。
登山を始めて一年弱、写真を超える風景を見たのは初めてだろう。
言ってみれば山と空だけの景色に、こんなに心を動かされるとは思ってもいなかった。
余韻を楽しむかのように山頂付近を散策したのち、本題の能郷白山へ向かう。
稜線は小さな雪庇が付いているような場所もあるが、狭い尾根ではないので淡々と歩く。
直前の鞍部から見上げる能郷白山は、のっぺりとしてスケール感に乏しい。
標高差は150mあるのだが、その半分も無さそうに見える。
最後の急斜面は真正面からでも登れそうだが、心とは裏腹に足は右側に向かう。
結局、正面を外して、傾斜が僅かに緩くなった辺りから直登して、登頂成功。
山頂は大きな広場の様になっており、片すみに祠がたたずんでいる。
展望は前山よりも能郷白山からのほうが良好で、360度の展望がある。
どの方向も山で埋め尽くされており、山深いところにいることを感じる。
南側には至近に磯倉があり、いかにも登って欲しそうにしている。
時間的には1.5時間程度で往復できると思うが、
すでに十分満ち足りて、モチベーションに欠けるので見送ることにした。
下山は、予想はしていたが、柔らかい雪に苦戦した。
特に、登山口に降りる尾根では、何度も股まで踏み抜いた。
登山口から駐車地までもグサグサであったが、
古いスノーシューのトレースの上だけは比較的強固で、最後までつぼ足で歩き通した。
駐車地に着いたのは15:50。時間は掛かったが、充実した時間だった。
ところで、好天の週末ということで、登山者は多いものと予想していたが、
前日の踏み跡はなく、当日も誰とも出会うことはなかった。
憂鬱な林道歩きが人を遠ざけるのかもしれないが、それを埋め合わせるだけの魅力はあると思う。
それとも、他の人はもっといい山を歩いているのだろうか。
コメント
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abeyさん、こんばんは。
能郷白山から見るパノラマも素晴らしいですね。
伊吹〜白山〜御嶽と楽しませてもらいました。
白山の白さは際立ってますね。
好天の休日で自分だけしか居ないと、他の人はどこに登るのか気になりますが、その分静かな山を独り占め出来る楽しさもまた格別です。
良い山の定義は人それぞれですから、その日に登った山が楽しければ良いのではないでしょうか。
奥美濃のなんとも言えない山深さも、また良いですね。
能郷白山はまだ登ったことが無いので、いずれ登ってみたいです。
todokitiさん、こんにちは。
天候に恵まれて、本当に最高でした。
前山についた瞬間に見えた白山の姿を忘れることはないでしょう。
伊吹山は滋賀や名古屋から見ると目立ちますが、この方向からだと他の山に埋もれていまいちですね。
御嶽山は「山」という漢字の成り立ちを思わせ、大きな裾野が印象的でした。
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