ぱくり@のぱくり 二子山 武川岳 天狗岩迷って名郷
- GPS
- 07:10
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,068m
コースタイム
14:28武川岳14:38→14:55前武川岳→15:35天狗岩15:54→16:29武川岳登山口入り口(出口?)→16:50名郷バス停
天候 | 晴れ 遠くは霞みかかっていました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り;名郷バス停発16:48を逃し、17:43→18:35位飯能駅中央通り→18:48飯能駅発池袋駅行き |
コース状況/ 危険箇所等 |
・芦ヶ久保駅トンネルを抜けてすぐの坂道はツルッツルに凍っていました。 ・雪道、凍結道、落葉道、ぬかるみ道の繰り返しです。 ・岩場は雪と氷で危険といえば危険、注意深く進みました。 ・武川岳から名郷への道ですが、山中に「←名郷」「←名郷」と道標はありますが、林道に下りて、1回林道を横切って「→名郷」方面におりて、また林道に下りた地点には「→名郷」はありません !!「←武川岳 天狗岩方面」の登山道入り口の道標を、名郷バス停から来たひとの目線で考えれば、右方向に進むのでしょうが…。 |
写真
感想
水曜日お休み、確定申告も無事提出して晴れ予想だったら行くっきゃないっしょ!!
ということで地図を広げたら、武川岳と伊豆ヶ岳を結ぶルートへ行っていないことに気がつき、早速ヤマレコ諸先輩方々のレポを検索させていただきまして、あの雪の後の行きたてホヤホヤの、芦ケ久保→二子山→武川岳→前武川岳→伊豆ヶ岳コースを拝見しました!!
二子山、武川岳も芦ヶ久保からは行ってないし、雪山行きたいけれど体力消耗を考えると怯んでいましたが諸先輩方々がどうやら足跡を残してくれているらしい…、と内心イヒヒの気持ちでぱくりまくりで行って来ました。
平日なのに飯能からの西武秩父線はハイキング客でそこそこ混んでいました。
飯能駅の売店で見かけた60ℓのザックの女性は、これからどちらへ向かおうとしているのでしょうか…。
芦ヶ久保駅で下車したのはわたしの他は60〜70代グループの皆さんで、準備体操をしながら、
「武甲温泉に寄るのがいいねえ〜」
「わたしは創設の時から行ってるんですよ」
「煙草も吸えるし、氷もタダですからね〜」
登る前から、下りた時のことに心は飛んでいらっしゃるようで。
でも、30人もの宴会もたいへんだろうなぁ、などと思いながらトンネル方向へスタート。
トンネルを抜けたそこは、いきなり凍結した斜面で、何歩か土が顔を出しているところに足を置いたつもりでしたが、あっというまに滑ってつんのめってつつー、ずるずる。
怪我こそしませんでしたが、ドリフのコントのまんまでした。
こんな、のっけからアイゼン?
そこは踏ん張って上がり、そうすると地表、装着しなくてよかった、少し進むと雪、ズズツ、木橋、地表、岩場、雪、上り、ずずっ、地表、凍結、とにかくその繰り返しで、雪の上りが続くかと思えば見るとその先は解けているし、でなかなかアイゼン装着のタイミングが計れませんでした。
沢筋が終わったあたりの地表が少なくなってきたところでわたしは装着しました。
もっとも、今度はどこで外そう…という悩みに変わりましたが。
芦ヶ久保からの二子山の上りは結構な急登で、ロープは最初から最後まで使いました。
ただ、雪のせいで、とにかくこの雪の中を登らなければ意識の方が強く、季節が違っていたらまた別の意味でのぜーぜーはーはーだったとは思います。
二子山の素敵なところは、ある程度のところまで登ると、あとはほとんどずっと武甲山が見え隠れしながら眺めながら進める、というところですね。
雄岳山頂からの目前の武甲山は本当に見事です。
その向こうに秩父の町も広がり、両神山もひと目でわかります。
「物見平」と呼ばれていたそうですね。
雪道の足跡を辿ったり、この2,3日で雪がとけたところは柔らかい地表を選んだりして、これまた好展望の焼山へ。
ここからがまた雪が深く、先達の足跡はあるものの、脇が地表だとついそちらへ行ってまた雪道に戻らざるを得なくなると非常に深くて、足跡に戻るまでが膝まで埋まってしまいます。
足跡を辿るのも、「冬ソナ」のタイトルバックではありませんが、自分の抜いた足を先達の足跡に入れるのも、これまた大変で、わたしが後続の人たちのために新しい足跡をつけて繋げよう!などという美しい心がけも…2歩で終わりました…
スミマセン…
途中からスノーシューの跡が加わり、ヒョッホー♪とか思いながら踏んだら、
ずぼっ。
物事の仕組み、を基本的にわかってないんですね、わたしは。
とにかくこの焼山から武川岳までは長く感じられました。
立ち止まって空を見上げると、わたしの真上だけは青い。
葉がすっかり落ちた木々と、見渡す限りの手のつけられていない誰も踏み込んでいない足跡の両側の雪。
誰にも会わない。
動物も出て来ない。
やっと武川岳に辿り着いたものの、予定よりかなり時間オーバーしているため、前武川岳から山伏峠→伊豆ヶ岳はまたいずれに回すことにして、名郷へ下りることにしました。
前武川岳から下ると雪も少なくなりましたので、フェンス沿いを下って少ししたところでアイゼンは外しました。
雪道も現れますが滑って転ぶようなことはありませんでした。
それよりも…
下りの天狗岩の中で、迷った人って、いないのでしょうか…
テープがある方向に進み、ぐるっと下の方を見てかすかにたなびく擦り切れたリボンを見つけて目指してよいしょ、と伝わり下り、見下ろして千切れそうなリボンを見つけて下りて、…次のリボンは、ない。
とにかく、下りてみようと足を枯葉の溜まったところにおろしたら、足先が着かず、そこは穴のような所で落ち葉が堆積しただけのようでした!
よーくリボンを探すと、はるか左下の木の幹に黄色いテープが見つかり、ジグザグで下りて、そこから先、またよーーく見渡すと右の下の方に見つかり…
もう、どうなることかと思いましたが、天狗がからかうからこの岩の名前が付いたのに、間違いありません。
ほうほうのていで、ようやく林道に出ましたが…
「名郷バス停」がない…
後で、地図を確認すると、はい、間違いなく登山道入り口出たら右側です。
その道標も名郷バス停方面から来たひとにわかりやすいように立ってはいます。
わたしは、2回来たことありますけれど、ね…。
間違った道の果ての鉱山事務所で伺ったら、
「武川岳から下りてきたんですか?
みなさん、よく間違われるんですよ、右側行かなきゃいけないのに、左側来てしまうんですね、この道を下りて県道に出たら右側へ行けば名郷のバス停出ますから。」
バスは出発したばかりでした。
バス停近くの食料品屋さんに可愛い顔したミケ猫ちゃんがいて、ちょっとだけ慰められました。
今回は残念ながら足跡作ってくれた先輩ユーザーさん方々のコースルートは全ては踏めませんでした。
踏まれて雪も解け始めている時点でも難儀でしたのに、降ったすぐ後に行かれた皆さんはどんなにか大変だったか、…!!
ありがとうございます。
ぱくり@のぱくり、ではありましたが、ぱくれたのはコースと感動だけで、コースタイム、体力、雪山の技術力はぱくれませんでした。
スタートをもっと早くしなければ。
足も鍛えなければ。
途中休んでばかりも戒めなければ。
いいコースでした!!
miketamaさん、はじめまして(^^)
いつも、楽しい山行記録ありがとうございます。拝見させていただいております。
天狗岩の下りですが、私は昨12月に初めて下りで通りました。確かに上からだと、女坂・男坂の表示すらないので、最初はどこを通ればよいか迷いましたが、上から見て左手の通れそうなところを下ったら、普通に女坂の入口に下りました。特にテープはあてにしませんでした。
女坂とはいえ、ものすごい急な岩場で落ち葉が積もっており、かなり怖かったことはよく覚えてます。
私の場合は、むしろ採掘場手前の岩場あたりの道がとても分かり難かったです。しかも、採掘場のおかげで道が変わっていたのが、上からだと何らそういった標識がなかったので。
これからも、miketamaさんの山行記録を楽しみにしています。ではまた(^^)/
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