鳥屋待沢左俣 & 白滝沢右俣
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 07:10
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,519m
- 下り
- 1,471m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 7:10
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
鳥屋待沢左俣:1級上
400mくらいまではゴーロ主体だが、その後はゴルジュ地形に滝が続く。どれも快適に登れるものばかりで、難し過ぎず、簡単過ぎず、終始滝登りを楽しめる。
詰めはグズグズの斜面となるので注意が必要。
白滝沢右俣:2級下
520mから始まる連瀑は非常に美しく、規模の大きなものであり、丹沢離れした豪快さと美しさを感じさせる素晴らしい景観を成している。あまり知られた存在ではないが、今後有名な沢になって行くであろうと思われる沢。
460mまではいくつか堰堤が続き、作業道が伸びている。
470mで沢が右折するポイントに10mほどの滝(「不動滝」写真50)がかかる。水量が多く、白っぽく見える。滝上からちょっと歩き、2m小滝(写真52)を越えると520mで美瀑が現れる。20m超ほどのナメ滝(写真53)でとても美しい。そのすぐ上には前衛滝3m、2条10m滝(写真57)、さらに2段20m滝(「白滝」写真62)がかかる。この2段20m滝の左手には正体不明の30m級の滝(写真60)がかかっていた。これは地形図を見ても沢形が無かったので湧水に依るものだろうか? それとも630〜640m辺りに略奪点がある??
この部分は規模の大きな滝が連続し、かつ並んでいるのでとても美しい景観を成している。これは本当に一見の価値があります。
この連瀑帯を越えると一気に水量が減り、ほとんど伏流となってしまい、涸沢・涸滝となります。いくつか登り甲斐のある涸滝(特に沢幅いっぱいに広がる10mスラブ滝はさながら「ここで行き止まり」って感じに立ちはだかります)を越えて行くと隣の鳥屋待沢や二十女沢の詰めのような景観となり、ほどなく登山道に出ます。
感想
鳥屋待沢は難し過ぎず簡単過ぎず手頃な滝が続いて非常に楽しかった。「大人のアスレチックやぁぁ」(笑)
白滝沢は何と言ってもあの連瀑帯。圧巻である。丹沢好き、丹沢をホームとする人は絶対に押さえておかなければならない。そう思えるほどの沢です。かなりお勧めです。
yoshiさんが以前から考えていた鳥屋待沢へいってきました。プランをみると白滝沢なんてオマケもついていて楽しそう? ちょっとカゼが治っておらず周りきれるか心配でしたが結果的にはすごく充実した遡行となりました。
■鳥屋待沢
自分は4年前、沢2年目の開幕で遡行しました。初沢の仲間がいて、7時間くらいかかった記憶が。さらに詰め上げがグズグズで苦労したのと、超大量ヒル地獄を味わった記憶も。。
ただし今回は11月でヒルもおらず、快適に遡行できる。中盤以降の小滝が続くエリア、マク岩の周辺の連瀑帯はかなりアスレチックを楽しめます(巻きは大滝、ハング滝のみ)。この沢はセラドナイトの緑もいい感じですね。
詰め上げは壁のような岩を右から巻いた後、yoshiさんのように沢床に降りればよかったのだが、すぐ詰めあがるだろうとそのまま右に特攻したが判断誤り。ザレザレの急斜面が続きスリング確保をしながら突破する場面も。ミゾーのバイル無かったらかなり厳しかったかも。ちょっと失敗反省。。遡行図ろくに見ずに進むとこうなる? そして足をパンプさせながら三峰山へつながる支尾根に上がった。(詰め上げルートのGPSは辿らないほうがよいです。4年前辿ったルートがだいぶマシ)
三峰山の山頂には一人のハイカーの方がいらしたが、いきなり急斜面から我々が上がってきて驚かせてしまった(笑)
その後本日2本目の白滝沢入渓点を目指し不動尻へ急ぐ。この下降路から見る境界尾根の紅葉は最盛期でかなり素晴らしかった。紅葉時期あの尾根をまた歩いてみたいとおもった。
■白滝沢
不動尻で軽く食事をとり白滝沢へ。二人とも鳥屋待沢で結構満足していたが、時間もあるからいきますか〜程度の軽い気持ちでいったのだが。。 いってビックリの(自分的に)丹沢最上級の大連瀑!! なぜここが人気ルートでない? と思うような見事な滝でした。ただ、その滝が終わると謎の大量染み出し箇所があり、それを超えると水がない! クライマックスと共に終了〜〜〜というような超ショート沢です。その後は涸棚を進み適当なところから左岸へ詰めあがったのだが、12mくらいの涸棚を登攀中に足場が崩れ、ヒヤっとした。崩れた後そのまま幅5cm程度のバンドをピョンピョン跳ねて安全地帯まで辛うじて逃げたが、5m以上ある個所で斜度もあったので肝を冷やしました。ここはバンド崩したのでもう使えないかも。やはり沢は危ないっすね。。
などなど、いろいろありましたが結果的には「超」楽しくて満足できる2つの沢となりました〜 yoshiさん、ナイスなルート提案ありがとうございました〜
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する