谷川岳 〜天候急変でブロッケン現る〜
- GPS
- 06:00
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 919m
- 下り
- 911m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:40
天候 | 晴れ→霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
500円 (5/1〜11/30) 1,000円 (12/1〜4/30) ◆アクセス … 水上ICから国道291号 積雪・凍結はなかった。 途中にあるコンビニはセブンイレブン、ファミリーマート、ヤマザキ。 ◆谷川岳ロープウェイ 料金:2,060円/人 11月と12月で営業時間が変わるので注意。 http://www.tanigawadake-rw.com/price/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆天神尾根 夏道と同じルートが通れた。 天神平から雪がある。朝は雪上、下山時はシャーベット状となった。今後の降雪に期待したい。 熊穴沢避難小屋から先の斜面は雪と岩のミックス。下りはクランポンの前爪を岩に引っ掛けて転倒しないように注意。 ◆谷川岳周辺 まだ雪が少ないので雪庇はなかったが、稜線西側の崖への転落だけは避けたい。 |
その他周辺情報 | 立ち寄ったところだけを紹介 ◆道の駅みなかみ水紀行館 リンゴを2種(サンふじ・陽光)購入。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
昼ご飯
水筒(保温性)
ライター
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
行動食
ポール
|
---|---|
共同装備 |
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
ツェルト
カメラ
|
感想
関東平野部でも雪が積もったのが木曜日。週末は新雪踏み踏みだとワクワクしながら山行計画を立てたのが金曜日。ここ数年、11月下旬に登っている谷川岳に今年も登る。
【往路】
天神平は一面雪に覆われている。ロープウェイからは天神峠に上がるトレースも確認できたが、普通に歩いているうちに夏道を進んでいた。積雪量はそれほど多くないが、安全面と雰囲気づくりからクランポンとアイスアックスを装備する。厳冬期には雪に埋まる熊穴沢避難小屋だが、まだ初冬と言うこともあり夏と同じように使えるようだ。
避難小屋から先は岩と雪の混ざった急斜面だ。春から秋は渋滞するこの斜面だが、積雪期には休日でもほとんど混まない。斜面を登った先から見る谷川岳の山肌はまだ真っ白ではなく、笹の緑がうっすらと透けている。これも温暖化の影響なのか、それともエルニーニョ現象の影響なのか、スキー場経営やライチョウの生息環境が心配になる。心配と言えば天気だ。少し前は快晴だったのに、いつの間にか天神尾根は霧に覆われていた。
肩ノ小屋に着く頃には南西からの強風が襲い掛かる。それほど低い気温ではないが風を受けると寒く感じる。風対策装備でトマへ向かう。10分後、トマノ耳に登頂。通算11回目、積雪期は4回目となる。灰色の雲に覆われているが、雲の切れ間からは苗場山や日光白根山などが見える。
トマノ耳から少し先にあるオキノ耳に進む。わずか10分先にあるはずのオキだが雲に隠れて見えない。足元に雪庇は出来ていないようだ。11時、オキノ耳に登頂。通算10回目、積雪期は4回目(トマより1回少ないのは今年5月の主脈縦走でスルーしたから)。雲が多くてトマと同じく展望はなかった。
トマノ耳から少し先にある富士浅間神社奥の院へ向かう。天候が良くないためか、ここまで足を延ばす登山者はかなり少ない。確かに景色は変わらず見えないが、一ノ倉沢を埋め尽くす雲に映るブロッケン現象が楽しめたのは幸いだ。薄いブロッケンはカメラのオートフォーカスだとピントが合わないので慣れないマニュアルで撮影。はっきり見えるブロッケンはオートフォーカスでも撮影できた。
【復路】
霧と強風と雪で白の世界となった稜線を後にして天神尾根を戻る。下りの岩場はクランポンの爪を引っ掛けて転んだ経験があるので慎重に進む。朝は雪だった登山道は、気温上昇のためか人が多く歩いたためかシャーベット状になっていた。
天神平と天神峠の分岐で天神峠に向かう。積雪期の天神尾根ルートは天神平から天神峠に上がるのが普通なので、雪が多くなってから訪れた時のための視察が目的だ。スキー場は営業前でリフトは動いていない。リフト山頂駅よりずっと手前の雪原にうっすらとトレースがあるのでそこを下る。雪の下は草原のようで、クランポンの爪に枯草がたっぷり刺さって重い。ずっと下ると天神平からの夏道に合流した。なるほど、こういうルートか。いい勉強になった。
天神平に戻ってクランポンを外す。谷川岳も白毛門も見えない曇天となってしまった。下山時にすれ違って登っていた登山者は霧と強風で苦戦しているかもしれない。
さて、無事に下山したので次回山行を考えてみよう。テント泊したいが12月になるので営業小屋は限られる。営業小屋の多い八ヶ岳エリアが第1候補だろうか。日帰りなら雪の多い山に登りたい。
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