宇津ノ谷峠から岡部に縦走！（444峰＋満観峰＋高草山＋311峰）

2016年12月03日(土) [日帰り]

• GPS: 06:41
• 距離: 17.9km
• 登り: 1,043m
• 下り: 1,044m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:22
• 休憩: 0:20
• 合計: 6:42

距離 17.9km 登り 1,043m 下り 1,045m

7:31 道の駅宇津ノ谷峠
7:46 7:47 旧宇津ノ谷峠
8:42 444峰
8:58 9:13 満観峰
9:33 9:36 鞍掛峠
10:18 10:19 無線中継所
10:20 高草山
10:45 池ノ平の50m上の分岐
11:42 311峰
12:34 立石神社
13:11 東海道21宿岡部宿
13:55 明治のトンネル南側出口
13:55 宇津ノ谷峠
13:57 明治のトンネル北側出口
14:13 道の駅宇津ノ谷峠

池ノ平分岐から311峰を経由して下りる稜線ルートは、荒廃が進んでいますので、ご注意下さい。

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅 宇津ノ谷の静岡側(下り)

コース状況／危険箇所等

池の平から311峰を経て林道に出るまでのルートは荒れ放題。手作りの道標はところどころありますが、笹や倒木、放置状態の茶畑で正直歩ける状態ではありません。スマホソフトのヤマレコMAPの足跡機能とGPSが無ければ無理でした。

その他周辺情報

明治トンネル出たところで婚活イベントやってました(笑)。地元の方からミカンを頂きました。

写真

12/3 7:31

道の駅宇津ノ谷峠の、登山者用の駐車スペースに停めて出発。

12/3 7:31

7:31
登山口。初めてのコースはワクワクします。

12/3 7:32

直ぐに良い感じの登山道に。静岡は今が紅葉の様です。

12/3 7:35

何回か沢を跨ぎますが、しっかりとした木製の橋が渡してあります。

12/3 7:37

苔が良い雰囲気。

12/3 7:41

蔦の細道の文学。だそうです^^;

12/3 7:46

岡部からのルートとの合流地点。左折します。

12/3 7:46

ここは眺望がいいです。

12/3 7:48

満観峰まで100分だそうです。

12/3 7:59

しばらくは急登ですが、やがていい感じの稜線歩きが続きます。

12/3 8:09

軽いアップダウンがあって飽きません。

12/3 8:15

ピークです、

12/3 8:21

歩きやすい稜線。

12/3 8:32

石を積んで作られた土台と、モノラックが現れました。使われてない感じです。

12/3 8:36

426mのピーク。

12/3 8:37

満観峰方面。

12/3 8:41

良い雰囲気。

12/3 8:42

8:42
1時間10分で、444峰。ここまで誰とも会ってません。

12/3 8:52

鞍掛峠からのコースに合流しました。ここからは何組かの登山者を見ました。

12/3 8:58

8:58
約1時間半で満観峰です。

12/3 8:58

最近の登山ではあまり姿を現してくれなかった富士山。今日は惜しげも無くその勇姿を見せてくれてます。

12/3 8:58

高草山方面です。今から向かいます。

12/3 8:59

北の方角。
メロンパン食べてすぐに出発。

12/3 9:16

先ほどの合流地点。左に折れて今度は鞍掛峠経由で高草山に行きます。
しばらく下りてすれ違った方が、「今日は富士山見えたでしょ」と言われ、「きれいでしたよ」と答えると、「山頂で南アルプスが見える場所、行ったか？」と聞かれました。なにやら南アルプスの3つの山が見えるスポットがあったそうで、「戻っても見たほうがいいよ」と勧められましたが、無理無理と断りました笑。

12/3 9:31

鞍掛峠。誰もいません。ここから高草山に登るのは初めて。

12/3 9:41

花沢山方面。去年の今日は、あっちの稜線を歩いていました。

12/3 9:49

一度登って下りた場所。ここにも峠の名前を付けて欲しい。本日最後の大きな登りです。

12/3 9:54

さっき歩いた444峰の方の稜線。

12/3 10:06

結構階段あります。ここでまた、男性二人の登山者に声をかけられ、今回の岡部に抜けて宇津ノ谷峠に帰ると説明したら、「そりゃ20kmコースだなあ、頑張って」と言って頂きました。実際は、311峰の方の稜線を行くので、そこまでは距離はないはず。

12/3 10:14

石脇ルートに合流。

12/3 10:17

10:17
ホームグラウンド、高草山に到着！
今日は富士山見えますね。

12/3 10:17

いつもの電波塔。

12/3 10:18

藤枝方面。山頂に人影はまばら。

12/3 10:18

こんなに景色がはっきり見えるのは久しぶり。

12/3 10:21

前回、西ノ谷コースの下り口が分からなかったが、今回は明瞭に見えました。次回はここを下りてみよう。今日は、岡部方面、立石神社に抜けるルートにチャレンジするので、更に西に進みます。

12/3 10:30

しばらく歩くとこんな展望台があります。

12/3 10:31

展望台からの眺め。

12/3 10:33

富士見峠に着きました。

12/3 10:34

ここでは、満観峰越しの富士山が見られます。今日は富士山大盤振る舞い(笑)。

12/3 10:40

良い感じの稜線。

12/3 10:42

人に全く会わないので、人工構造物があると安心します笑

12/3 10:45

池の平直前の道標。高草山からここまでのコースは何度か来たことがあるのですが、今回のコースは、岡部側の311mのピークを目指し、ここを入っていきます。しかし、お茶の木と笹の藪で道が見えない‥。とりあえずヤマレコの足跡頼りに突入します。

12/3 10:47

少し進むと道らしくなりました。振り返ってみるとこんな感じ。

12/3 10:48

進みます。

12/3 10:51

たまにハッキリしたルートになりますが、稀です。

12/3 10:52

中部電力の道標。北の谷の方角に向いている矢印がありますが、そちらのコースも不明瞭。今回は、この標識でいうNo.3の方に進んでいます。

12/3 10:54

これ、登山道に見えます？？

12/3 10:59

こんなところもあります。とにかく、GPSだけが頼りです。

12/3 11:00

藪漕ぎ始めてから、初めてみたピンクのテープ。安心します。

12/3 11:02

2012年3月に設置されたと思われるこの様な手作りの道標が、時々現れます。このときから4年以上を経て、登山道は荒れてしまったのでしょう。

12/3 11:04

まさに、スカイツリー(笑)

12/3 11:09

今回は、道標よりもGPSです。

12/3 11:12

時々、視界が拡がります。藤枝の方角。

12/3 11:13

377.8mです。

12/3 11:14

立石神社を早く見たい・・・。

12/3 11:15

茶畑の岡。見た目はキレイ。しかし手入れしてない茶畑は背の高さほどまで伸びているので、いざ中にはいると視界が一気に悪くなります。

12/3 11:23

藪こぎは疲れます。少し進んではGPSを確認しますので時間がかかるー。

12/3 11:25

今度は笹の薮です。立って歩けないので、トンネルをハイハイで歩きます。何やってんだろうと思いながら。

12/3 11:30

藪漕ぎするような場所なのに、このような小屋があったりします。不思議です。

12/3 11:33

左の看板見てください。矢印の方向に道が無いでしょ。ふう。

12/3 11:38

こんどは倒木攻撃！マリオになった気分。

12/3 11:42

11:42
そして、ようやくたどり着きました。311峰の山頂。
ここからの茶畑突破がものすごく大変だった。

12/3 11:42

これから突入する茶畑（左）と森（右）の境界。ヤマレコの足跡によれば、左に曲がらないとならないが、一体どこから・・・？

12/3 11:47

茶畑の端はこのように石が積まれてます。しっかりとした畑だったんだな。

12/3 12:03

ハイハイしたり、立ったり、GPS見たりを15分ほど繰り返して疲れてしまい、まあ、ゴールは近いし、一旦落ち着こうということで、茶畑のどまんなかで、水を飲んで休憩しながら撮影。お茶の木は私の背よりも高いので、この写真は手だけ上に出して写真取ってます。藪漕ぎの最中、一度だけ、南アルプスが見えました。ラッキー。

12/3 12:05

落ち着いて一歩づつ進み、ようやく、手入れされた茶畑に出ました。

12/3 12:06

左が手入れされた茶畑、右は今まで居た茶畑。まるで違う植物みたい。

12/3 12:06

茶畑を下りたら、林道にでました。一安心して、服についた種や枝や泥を払い、おにぎりを食べながら歩き始めます。

12/3 12:21

林道をしばらくいき、もう一度登山道に入ります。（道標は無いので、ヤマレコの足跡のみを頼りに入ります。）写真はしばらく歩いたあとに出てきた小屋の屋根と藤枝方面。

12/3 12:27

こっちも結構荒れてるじゃん・・・。二度ほど林道を跨いで、とにかく下りていきます。

12/3 12:33

ずっと見てきた道標。でも、本当に、ここから高草山に行く人いるの？？と思いながら下ると、ここで、下山している一人の登山者に出会いました。高草山以降、初めての登山者です。

12/3 12:36

その方についていくと、間もなく立石神社の境内に。

12/3 12:36

立派な神社です。地元に居ながら、知りませんでした。

12/3 12:39

出会った登山者の方は、岡部の方で、まさに高草山の帰りだとか。ただし、私が通った藪漕ぎコースは回避したコースでピストンしてきたそう。その方曰く、茶畑の手入れがされなくなってから、道の荒廃が進んだのだとか。至極納得。

12/3 12:40

その方に、これから宇津ノ谷峠に帰るんですというと、結構びっくりされ、「山辺の道」を通っていくといいよと、教えてくれました。しかも、しばらく一緒に歩いて下さいました。

12/3 12:40

古い町並み。

12/3 12:41

山辺の道は、登山道ではなく、基本的には整備された道路です。

12/3 12:52

しっかりとした看板があります。

12/3 12:54

こんなコースがあるんですね。歩いてみないと分からないもんです。

12/3 12:56

出会った登山者の方と別れ、また一人で進みます。

12/3 12:57

本当に良い天気です。

12/3 13:02

柳沢稲荷神社。

12/3 13:09

旧国道1号にでました。静岡の地酒、初亀の本店です。買って帰りたいけど、道中を考え、やめました。

12/3 13:11

岡部宿です。

12/3 13:12

柏屋です。雛人形の展示で有名です。

12/3 13:13

バスも走っていますが、歩きます。

12/3 13:24

さっきまで居た311峰含む稜線です。岡部から見えるメインの山々ですね。

12/3 13:34

子供のころ遠足で来た、明治のトンネルに向かいます。

12/3 13:40

宇津ノ谷峠のある方角。

12/3 13:41

詳しい看板。

12/3 13:42

明治のトンネルには、ここから入ります。

12/3 13:44

最後まで読んで、ここに無いんかい！と突っ込んでしまった。

12/3 13:46

アスファルトに苔が生えている面白い道です。

12/3 13:47

つたの細道を保存しようと思った方は、とても昔に居たそうです。

12/3 13:52

明治トンネルに向かいます。

12/3 13:53

明治、大正、昭和、平成のトンネルの解説。

12/3 13:54

車では何度も訪れたことがある場所です（肝試しなど笑）。

12/3 13:54

確か20年くらい前は、舗装されていなくて、明かりも二箇所くらいしか無かった覚えがありますが、ずいぶんキレイになりました。全くおどろおどろしさがなくなってしまいましたね。

12/3 14:02

明治トンネルを抜けると、地元の方が男女46人（地元の男性23人、関東の女性23人）の婚活イベントの受け入れ準備をしていました。トンネルでどんなドラマがあるんでしょうね（笑）。このたい焼きは地元の特産で、長さ40cmもあります。形は悪いけど美味しいよ、とみかんを2つ頂きました。

12/3 14:06

宇津ノ谷の街を歩いたのは初めて。かなり雰囲気のある良い場所ですよ。

12/3 14:08

今度家族で来ようと思います。

12/3 14:11

道の駅宇津ノ谷峠が見えました。

12/3 14:13

ゴール！

撮影機器：

iPhone 6s Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 調理用食材 コンロ 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ

備考

今回藪こぎしてみて、ゴーグル的なものあるといいなと思いました。

感想

nozawakira

愛する地元の山を歩こうプロジェクト（笑）、今回は、高草山を北から攻めてみました。今回から導入したスマホアプリヤマレコMAPの足跡機能を駆使し、444峰とか、311峰など、無名のピークを経由して、宇津ノ谷峠から登って、岡部に下りる縦走コースを設定し、チャレンジ。
高草山までは至って順調。天気も良いため、気持ちよい山行になりました。しかし、下山コース、特に足跡オレンジ色が最も薄かった池ノ平分岐から立石神社までのコースは、荒廃が進んでいたため、かなり苦労する結果となりました。
特に茶畑は、放置するとタイヘンなことになるんだなということを身をもって体験しました。人が開拓し長い年月をかけて手入れしてきた畑が、一旦放置すると、逆に人が入り込めない場所に加速度的に変化していくような感覚。山にとって良いことなのか、逆なのかわかりませんが。
登山中、いろんな方とお話ができました。皆さん、地元の山を愛してやまない方たち。今回の山行では、私も勝手にその一員になれた気がしました。
次は、宇津ノ谷峠からさらに北を攻めてみたくなっています。