初冬:安達太良の霧氷と引湯の歴史を知る山旅
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- GPS
- 06:26
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 775m
- 下り
- 756m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
たっぷりの駐車場には約20台の登山客 |
その他周辺情報 | 奥岳の湯:美肌の湯全国第3位 岳温泉の源泉は鉄山の旧湯日温泉あたり(くろがね小屋のすぐ上)から8kmも引湯している。その間に引湯管で湯もみされ柔らかに水質になった温泉は別格。奥岳の湯はその中間にあり、露天風呂は素晴らしい眺望を楽しめ、ついつい長湯になってしまい、朝までポッカポカ。 http://www.adatara-resort.com/ski/ |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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備考 | 甘酒とガス。温まりました。ツェルトがあれば、風よけできたかな? |
感想
春夏秋冬楽しめる安達太良山。
数えきれないほど登ってきたけど、安達太良山頂と和尚山に続く尾根ルートだけが未踏でだった。
藪こぎと聞いていたので、初冬ならば楽々だと思って行ってみました。
紅葉も終わり、スキーシーズンが始まるまでの間はリフトは運行されていない様子。
下界は晴れていたが、薬師岳よりも上はガスに覆われたままの天気。快晴の予報だったので、山頂に立つ頃には回復して晴れるだろうと期待してゆっくりゲレンデを登っていきました。
仙女平分岐付近から霧氷に包まれた冬山。出来立ては何でも美味しいが、霧氷も純白で煌びやかでとても神った感じさえしてくるものでした。山頂付近は風が強く、ホワイトアイトの状態。
躊躇するも、GPSを頼りに和尚山へ。しかし、登山道が分からず断念。
山頂に戻る途中に和尚山方向に下ってくる青年とスライド。
声かけると、「くろがね小屋はこっちですよね」という。
地図だけを頼りに歩いている様子でコンパスもなさそう。
初めてだったのだろうか?道を教えてあげました。
山頂直下の風が少ない岩かげで昼食。
ザックに入っていた1本の甘酒をバーナーで温め二人で分けて飲む。、、、実に美味しかった!
稜線を馬の背まで下りるが西からの烈風にさらされました。モンスター達の子供が風上に向かって元気に成長中でした。
烈風で息もしにくいし鼻が凍り付く。ネックウォーマーを上げて顔を覆う。背後に人の声がし振り返ると、半ズボンにタイツ姿の女性と男性が悲鳴をあげていました。
無謀な服装で筋肉が動かなくなる心配までし、オーバーズボンがあったので貸してあげようかとも思いながら離れないように峰の辻まで下山。2人はくろがね小屋に下りていきかれました。
快晴の天気予報だったので、この時期でも沢山の登山者が入山していました。予想外の悪天候でしたが、勢至平から下は穏やかで青空もみえて、別世界。でも、強烈なドロドロ状態の悪路が続きました。
そのおかげで、快適な道も発見。後に知る歴史探訪の下山となりました。
下山後、昨年12月にオープンした「奥岳の湯」に初めて入りましたが、名湯です。絶景露天風呂600円!
http://www.adatara-resort.com/ski/
安達太良は本当に素晴らしい!
初めまして!
勢至平にあんな墓石などがあったんですね!初めて知りました
山の歴史にちょっと興味があるのでフムフムと読ませていただきました!ありがとうございます!
和尚山ですが自分も先日行ってきました!はじめは入り口がわからず躊躇しましたが、山頂より少し下ったところに入り口があり、少し進むと赤リボンもありましたよ!わかりずらい説明でスミマセン。
-hiro- さん、コメントありがとうございます。
毎日見ることができる安達太良なのですが、石筵から和尚山には登れていたのですが、安達太良山頂からの尾根が未踏でしたので、落葉後の時期を狙って挑みました。好天の予報に反し、ブリザード級の悪天候となってしまい、山頂からの往復3時間には不安も感じて断念。またチャレンジします。
くろがね小屋の後ろ上部の鉄山の真下に温泉宿が数件建っていて栄えていたことも今回しりました。それが文政7年の鉄山土石流で流され約200名が亡くなっていたとは、、、
そのあとから引湯の土管を8kmも掘り埋めて岳温泉ができ、今があるのですね。
管理用道路に迷い込まなければ、今回も気がつかずにいつもの道を下っただけでした。
当時の引湯管敷設は手掘りですから30度以上もある急な斜面や岩場は削ったりする大工事だったに違いありません。総延長8kmと長く高低差も大きい引き湯管を通った湯は揉み湯となり、柔らかな湯質に変化。
だから名湯なのですね。「奥岳の湯」の展望露天風呂は絶品でしたよ♪
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