ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1023398
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
金剛山・岩湧山

【遠征】金剛山(寒風の山中探索_金剛登山口〜かもきみの湯)

2016年12月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:50
距離
14.2km
登り
746m
下り
1,038m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:52
休憩
0:58
合計
6:50
8:54
8:55
30
9:25
9:31
26
9:57
9:59
0
9:59
10:00
22
10:22
10:44
32
11:16
11:16
7
11:23
11:25
6
11:31
11:33
12
11:45
11:45
6
11:51
11:59
9
12:27
12:33
9
12:48
12:49
29
13:18
13:22
137
15:39
ゴール地点
天候 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【金剛登山口まで】河内長野駅発 南海バス 
【近鉄御所駅まで】かもきみの湯発 奈良交通バス
コース状況/
危険箇所等
若干危険なのは、往路のカトレ谷の梯子の辺り。初冬は落ち葉多く、下りは滑りやすい。
復路の伏見峠から西佐味の集落までは少し道迷いに注意が必要。
この日の全歩数31,744歩
その他周辺情報 かもきみの湯 600円/人。JAF割引でレンタルタオル200円が無料に
土産物屋さんかな?
ここを左折する
2016年12月10日 08:54撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 8:54
土産物屋さんかな?
ここを左折する
車止め。本当は、ここを直進する(橋を渡る)。ここで右折する道もあり、迷っていたら、後行者が右折したので、そちらへ行った(未舗装道)。結局、直進する道(車道)に出たので、近道だったようだ
2016年12月10日 09:03撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 9:03
車止め。本当は、ここを直進する(橋を渡る)。ここで右折する道もあり、迷っていたら、後行者が右折したので、そちらへ行った(未舗装道)。結局、直進する道(車道)に出たので、近道だったようだ
黒栂谷砂防ダムの解説。土石流の被害があったので、ダムを建設したとのこと
2016年12月10日 09:12撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 9:12
黒栂谷砂防ダムの解説。土石流の被害があったので、ダムを建設したとのこと
カトレ谷に入る。小さな滝がいくつも出てくる
2016年12月10日 09:35撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 9:35
カトレ谷に入る。小さな滝がいくつも出てくる
沢筋を登る
2016年12月10日 09:43撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 9:43
沢筋を登る
ここは渡渉ポイント
2016年12月10日 09:44撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 9:44
ここは渡渉ポイント
沢筋には大きめの石もあり、スニーカーでは歩くにくかった
2016年12月10日 09:46撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 9:46
沢筋には大きめの石もあり、スニーカーでは歩くにくかった
道が細いので、少し注意が必要
2016年12月10日 09:48撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 9:48
道が細いので、少し注意が必要
足を滑らすと、沢に落ちる
2016年12月10日 09:49撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 9:49
足を滑らすと、沢に落ちる
ここまでが、水の流れる沢
2016年12月10日 09:52撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 9:52
ここまでが、水の流れる沢
ここからは、涸れ沢
2016年12月10日 09:53撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 9:53
ここからは、涸れ沢
キノコ
2016年12月10日 10:01撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 10:01
キノコ
この涸れ沢はけっこう長く続き、標識もなかったので、地図と山旅ロガーで何度か確認した
2016年12月10日 10:09撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 10:09
この涸れ沢はけっこう長く続き、標識もなかったので、地図と山旅ロガーで何度か確認した
金剛山頂広場に到着。ただし、ここは、1,125mではない
2016年12月10日 10:24撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
2
12/10 10:24
金剛山頂広場に到着。ただし、ここは、1,125mではない
温度計は、1℃を指していた。薄く氷が張っていた
2016年12月10日 10:25撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 10:25
温度計は、1℃を指していた。薄く氷が張っていた
展望台からの眺めは、今ひとつ。霧が山裾から上ってきていた
2016年12月10日 10:28撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 10:28
展望台からの眺めは、今ひとつ。霧が山裾から上ってきていた
200回以上登った人の名前が掲げられている。一番多い人は、15,000回以上となっていた。何故かブランコが接近していた
2016年12月10日 10:35撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 10:35
200回以上登った人の名前が掲げられている。一番多い人は、15,000回以上となっていた。何故かブランコが接近していた
山頂には、色々な名所がある
2016年12月10日 10:39撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 10:39
山頂には、色々な名所がある
転法輪寺。葛城修験道の大本山
2016年12月10日 10:46撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 10:46
転法輪寺。葛城修験道の大本山
夫婦杉
2016年12月10日 10:54撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 10:54
夫婦杉
宝剣塔。建立は足利時代
2016年12月10日 10:57撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 10:57
宝剣塔。建立は足利時代
葛木神社。ここの裏手が本当の山頂1,125m。葛木一言主という神を祀っているそう
2016年12月10日 10:59撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
2
12/10 10:59
葛木神社。ここの裏手が本当の山頂1,125m。葛木一言主という神を祀っているそう
矢刺神社。雄略天皇が猪狩りの際に葛木一言主に会ったことから建てられた
2016年12月10日 11:12撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 11:12
矢刺神社。雄略天皇が猪狩りの際に葛木一言主に会ったことから建てられた
大和葛城山。春にはツツジで山頂が覆われるそう
2016年12月10日 11:16撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 11:16
大和葛城山。春にはツツジで山頂が覆われるそう
一ノ鳥居。ダイヤモンドトレールとの合流地点
2016年12月10日 11:21撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 11:21
一ノ鳥居。ダイヤモンドトレールとの合流地点
出迎え不動明王
2016年12月10日 11:26撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 11:26
出迎え不動明王
湧出岳。1,112m。一等三角点
2016年12月10日 11:31撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 11:31
湧出岳。1,112m。一等三角点
妙法蓮華経如来神力品第二十一経塚
2016年12月10日 11:32撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 11:32
妙法蓮華経如来神力品第二十一経塚
電波塔
2016年12月10日 11:33撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 11:33
電波塔
右が三石山。その奥は紀ノ川が流れる
2016年12月10日 11:50撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 11:50
右が三石山。その奥は紀ノ川が流れる
真ん中が岩湧山、左が南葛城山
2016年12月10日 11:48撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 11:48
真ん中が岩湧山、左が南葛城山
真ん中が湧出岳。左奥が金剛山(葛城岳)
2016年12月10日 11:55撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 11:55
真ん中が湧出岳。左奥が金剛山(葛城岳)
木と木の間に東側(奈良県御所市辺り)の山や集落が見える
2016年12月10日 11:59撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 11:59
木と木の間に東側(奈良県御所市辺り)の山や集落が見える
ちはや園地のログハウスの中に薪ストーブがあり、体が冷えていたので、ありがたかった
2016年12月10日 12:06撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
2
12/10 12:06
ちはや園地のログハウスの中に薪ストーブがあり、体が冷えていたので、ありがたかった
アケボノゾウやシカマシフゾウの足跡の化石
2016年12月10日 12:32撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 12:32
アケボノゾウやシカマシフゾウの足跡の化石
星と自然のミュージアム。入館無料。なかなか面白かった
2016年12月10日 12:40撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 12:40
星と自然のミュージアム。入館無料。なかなか面白かった
薪ストーブのあったログハウス。軽食もあり
2016年12月10日 12:41撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 12:41
薪ストーブのあったログハウス。軽食もあり
風の森に行くので、左へ下る。ここでダイトレから外れる
2016年12月10日 12:46撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 12:46
風の森に行くので、左へ下る。ここでダイトレから外れる
かすかに踏み跡があるくらい。道迷いに注意
2016年12月10日 12:53撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 12:53
かすかに踏み跡があるくらい。道迷いに注意
植林帯
2016年12月10日 12:59撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 12:59
植林帯
基本的に涸れ沢を行く。この写真では左の道
2016年12月10日 13:01撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 13:01
基本的に涸れ沢を行く。この写真では左の道
欽明水
2016年12月10日 13:09撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 13:09
欽明水
キノコ
2016年12月10日 13:16撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 13:16
キノコ
妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十経塚
2016年12月10日 13:19撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 13:19
妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十経塚
2016年12月10日 13:24撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 13:24
道はあるが、歩きにくい。特にスニーカーでは…
2016年12月10日 13:28撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 13:28
道はあるが、歩きにくい。特にスニーカーでは…
ヘビイチゴ?
2016年12月10日 13:49撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 13:49
ヘビイチゴ?
高宮廃寺。国指定史跡。ここにたどり着くまでに随分とさまよった
2016年12月10日 13:57撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 13:57
高宮廃寺。国指定史跡。ここにたどり着くまでに随分とさまよった
イノシシ避けゲート。開けたら、閉める
2016年12月10日 14:11撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 14:11
イノシシ避けゲート。開けたら、閉める
のどかな西佐味集落。奥には、大峰山脈
2016年12月10日 14:16撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 14:16
のどかな西佐味集落。奥には、大峰山脈
大杉と大弁財天社。すっかり晴れた青空に杉の緑が際立つ
2016年12月10日 14:17撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 14:17
大杉と大弁財天社。すっかり晴れた青空に杉の緑が際立つ
登ってきた金剛山
2016年12月10日 14:26撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 14:26
登ってきた金剛山
大峰山脈
2016年12月10日 14:28撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 14:28
大峰山脈
2016年12月10日 14:32撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 14:32
2016年12月10日 14:34撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 14:34
乾電池の自動販売機。乾電池は錆びていた
2016年12月10日 14:41撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 14:41
乾電池の自動販売機。乾電池は錆びていた
金剛山
2016年12月10日 14:47撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 14:47
金剛山
高鴨神社。全国の鴨神社(加茂神社)の総本社。本殿は重要文化財
2016年12月10日 14:59撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 14:59
高鴨神社。全国の鴨神社(加茂神社)の総本社。本殿は重要文化財
東宮。奈良県指定文化財
2016年12月10日 15:02撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 15:02
東宮。奈良県指定文化財
稲荷大明神の鳥居
2016年12月10日 15:06撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 15:06
稲荷大明神の鳥居
西宮
2016年12月10日 15:09撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 15:09
西宮
池には鴨が多くいた
2016年12月10日 15:13撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
12/10 15:13
池には鴨が多くいた
かもきみの湯
2016年12月10日 16:27撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 16:27
かもきみの湯
かもきみの湯のバス停。午前中は雨に降られるかと思ったが、午後はよく晴れ、ちょっとだけ夕焼けの雲
2016年12月10日 16:31撮影 by  Canon IXY 610F, Canon
1
12/10 16:31
かもきみの湯のバス停。午前中は雨に降られるかと思ったが、午後はよく晴れ、ちょっとだけ夕焼けの雲
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル カメラ
備考 スニーカーでは、下りで爪先まで足が動いてしまって、歩きにくかった

感想

大阪府最高峰の金剛山へ(最高地点は奈良県だが)。二百名山。奈良県との県境にあり、近畿地方から多くの人が登っているとのこと。近隣府民・県民の憩いの山のようなイメージを持っていた。
今回選択したルートは、「関西周辺 週末の山登りベスト120」(山渓)の「一般向き」ルート。

【登山口まで】
河内長野駅から南海バスで30分ほど行くと、登山口に着く。河内長野駅から出発してすぐに山に入ったことに驚いた。そこからは山間の集落を抜けるような感じで、徐々に山深いところへ登っていく。同じバスに登山客が10名ほど。

【往路(金剛登山口〜葛木神社)】
8:50 金剛登山口を出発。天気は曇り。寒いが、アンダーウェア、Tシャツ、クライムアーマーの3枚で。
はじめは、車も通れる舗装道を歩く。
土産物屋で左折し、橋の手前の車止めで右折する。この車止めでは直進しても良かったのは、写真のコメント参照。多くの人に親しまれている山の割には、案内板や標識が全くない。このルートがあまり一般的ではないのか?

9:25 カトラ谷入口(セト方面との分岐)では、結構迷った(先行者がセト方面へ歩いて行ったため)が、山旅ロガーのGPS(Google Earth使用)で現在地を確認し、地図と見比べて、カトラ谷へ向かう。しだいに道が細くなり、心細くなってくるが、沢(谷)に出たことと、ルート中の岩に赤い矢印のマークがあったことから、ようやく安心して歩き続ける。
カトラ谷からがようやく山歩き(沢だけど)。今回はスニーカーだったので、石を踏むと石のデコボコが足の裏に伝わってきて歩きにくい。

カトラ谷は、小さな滝が点在し、変化に富んでいて面白い。先行者も何人かいた。

9:55 水のある沢が終わると、一転して涸れ沢が始まる。踏み跡も薄く、先行者も後行者もなく、若干不安になる。山旅ロガーと地図で、山頂へ向かっていることを確認できたので、また進む。
涸れ沢に入ってから、勾配が急になる。特に最後は階段の登りが厳しい。

10:20 山頂広場に到着。けっこう人がいて、寒風の中、お湯を沸かしたりしている。生憎の霧のため、眺望は得られないが、涸れ沢の辺りでは降雨もあり得るような天候だったので、市街地に太陽が当たっているのが見えているだけましだと思う。
流石に寒いので、クライムアーマーを着る。

多数回登っている人の名前の掲示板を見たり、トイレに行ったり。掲示板の前に電光温度計は0℃だった。実際、細かい雪がちらついていた。

10:45 転法輪寺にお参りし、葛木神社へ向かう。途中、あまりに寒いので、ソフトシェルを着る。4枚。
舗装された道を歩いていくと、夫婦杉や福石、宝剣塔などが現れる。

10:55 葛木神社に到着。ここの裏手(社殿の奥)が金剛山の最高点(葛城岳)1,125m。神域なので、入ることはできないそうだ。

ツアーなのかサークルなのか、初老の10数名のパーティーがいて、かしましかった。

【復路前半(葛木神社〜イノシシ避けゲート)】
葛木神社も由緒正しい神社のようだが、下りにあった矢刺神社や不動明王も縁起のはっきりとしたもののようだった。

下っていくと、大和葛城山がよく見える箇所に出る。11:15。春にはツツジが満開になり、それは綺麗で、登山客で混雑するんだと、双眼鏡で眺めていた男性が教えてくれた。先週登ったら、閑古鳥が鳴いていたとも。

更に下っていくと、一ノ鳥居に着く。11:20。葛木神社への東からの参道を、逆行していることになる。
十字路になっており、ここでダイヤモンドトレールの道と合流する。

11:25 出迎え不動さんに着く。ここの不動明王の説明文で、「奥に一等三角点がある」との一文がよく分からなかった。
しかし、すぐに、「←第21経塚  ロープウェイ→」という分岐標識があり、第二十一経塚のところに、「一等三角点」と書いてあったので、見つからなかった一等三角点があるんだと思い、坂を登る。
登り切った奥には一等三角点(湧出岳1,112m)、手前には経塚と電波塔があり、過去と現在が同居していた。

11:47 展望台に到着。
南と西は雲が厚く、山はよく見えなかったが、東と北は山名の表示があってよく分かった。天気は、雨がパラついてもおかしくないような感じだった。
展望台を下りたところで正午を迎える。

10数名の登山客とすれ違った。こうしてみると、やはり登っている人はけっこう多い。
ダイトレを走っている人にも追い抜かされた。

12:05 ちはや園地では、一番近かったログハウスに入ったところ、薪ストーブがあり、冷え切った体を温める。しかし、外に出た時に凍えそうになったので、考えものかもしれない。
星と自然のミュージアムでは、金剛山の自然(鳥や木など)、天体観測、地質(古代からの成り立ちなど)が展示されており、なかなか楽しめた。12:40。
この頃から、天気は回復。

バーベキュー広場を越えると、すぐに風の森バス停への下り口がある。ここから、西佐味の集落へ向かう。12:45。
いきなり、踏み跡が薄くなり、下り口がしっかり書かれていなければ不安になりそうな道が続く。植林帯の中を涸れ沢に沿って下っていく。枯れ落ち葉が積もっており、歩きにくい(スニーカーだから余計に)。

ずっと下っていくと、第二十経塚の標識のある大岩がある。13:20。なかなか立派な岩。昔はここに石寺があったらしい。
だいぶ体が温まってきたので、ソフトシェルを脱ぐ。

更に下ると、車道に出る。ここを左へ行き、高宮廃寺へ。
13:40 一本道の突き当たりに廃寺跡との標識がある。解説板には、建物の礎石などがきれいに残っているとあったが、辺りを見回しても、それらしきものはない。標識の左右に道があり、試しに両方の道を奥まで歩いてみるが、何もない。
標識に戻って、帰りがけに左の奥を見ると、史跡だと表示する石柱があり、そこには礎石が残っていた。13:58。

車道に戻り、また下る。
イノシシが田畑を荒らすのを避けるためのゲートが出てくるので、開けて通る。14:10。

【復路後半(イノシシゲート〜かもきみの湯)】
ここからは、西佐味の集落。ようやく下山した感でいっぱい。のどかな田んぼの光景が広がっていた。集落は、金剛山の麓の斜面に広がっており、向こうの奥の方には、大峰山脈が連なっている。

ずっと下っていくと、家も多くなってくる。
時間が予定(15時頃にかもきみの湯)より遅れていたので、急ぎ足で高鴨神社へ向かう。

14:55 高鴨神社に到着。それほど大きくないが、全国の鴨神社(加茂神社)の総本社らしく、威厳を備えていた。

ここから、急ぐ気持ちを抑えながら、かもきみの湯を目指すが、田んぼの中の道が入り組んでいて、なかなか幹線道路へ着かない(歩行ログ参照)。
また、幹線道路では、車がハイスピードで走る中、車道の脇を(歩道がないので)車に接触しないように気を付けながら歩くこととなる。

15:50 ようやく、かもきみの湯へ到着。16:32発の近鉄御所駅行きのバスに間に合うように、急いで温泉に入る。

【まとめ】
今回は、アウェイで、しかもヤマレコ先行者の記録をあまり読まずに行ったため、なかなか不安の多い山旅となった。

しかし、バス・電車の時刻に間に合うように着かなければならないというプレッシャーの中(いつもは車なので、あまり時間には拘束されていない)、それをクリアすることができ、また、登山ルートに標識のない(特にカトレ谷!!)中、道を間違えることなく、歩き切ることができた(電波の入っていて、Google Earthが使えてホント良かった…)。
その結果、終わった後、いつもより達成感が強かった。
またこうしたアウェイでの山旅にもトライしたい。



お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:685人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 金剛山・岩湧山 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら