能郷白山 〜今冬初めてのラッセル〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,440m
- 下り
- 1,438m
コースタイム
頂上13:38→登山口16:29→ゲート17:23 下り3時間45分
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は、国道157号から本巣市能郷の集落に入ってすぐ、白山権現社里宮敷地内の電話ボックスの中にあります。 能郷白山を訪れるのは4回目ですが、これまでここにあることに気が付きませんでした(というより、調べればすぐわかることなのに)。反省。 登山口にある沢の渡渉は、これからの季節、凍ったり雪が覆ったりするので要注意です。 |
写真
感想
雪山を楽しもうと登った先々週の野谷荘司山は、天気も景色も良かったものの、結局、スノーシューをザックから下ろすこともなく、いささか消化不良気味の山行きとなってしまった。
ということで、今回の山は、再び雪を求めて岐阜県と福井県の境にある山、能郷白山(1617m)。ここ数日、天気が崩れたので新雪が期待できる。
この山には去年のこの時期にも登っている。
景色を眺めながらの山頂までのラッセルは辛いながらも心地良さが残った。
あの想いを再び。
早朝3時40分、我家を出発。
国道157号を走って、途中、本巣市能郷の集落に入り、能郷谷林道のゲートに向かう。
出発から1時間20分、5時丁度にゲート前に到着。他に車は止まっていない。
身支度を整えて5時35分、辺りはまだ真っ暗い中、ヘッドランプを点けてゲート前を出発。
早めに出発する理由は二つ。
ひとつはラッセル覚悟(楽しみでもあるのだが)なので時間がかかる。
そして、もうひとつが霧氷。今日の予報は晴れで気温も平年より少し高め。
せめて融け始めてしまう前に手前の前山までは登っておきたい。
ゲートからしばらく行ったところで、なにげなく右方向の林に目をやると光るものが二つ。じっとこちらを伺っている様子。多分、カモシカかウサギといったところだろうが、近づいて確認する勇気はない。見ぬふりしてそのまま通り過ぎる。
暗闇の中を一人歩くのはあまり気持のいいものではない。
6時44分、登山口に到着。
ここまでで1時間10分。足慣らしの距離にしてはちょっと長い。
登る程に徐々に雪は増えてくるが、歩きにくいという程ではない。
それでも登り始めて2時間を過ぎたころ、爐弔楝瓩發海諒佞泙任な?と感じ始めたところでスノーシュー装着。
前山到着、10時少し前。
ようやく能郷白山頂上付近が望めるところまでやってきた。
がっ、見えない。
半ば予想はしていたものの頂上付近はおろか、すぐ目の先までガスに覆われて真っ白だ。
山頂が望めると望めないでは大違いだが、こればかりは仕方がない。
でも、霧氷は美しい。
これでバックが青空だったら・・・、は贅沢かな。
前山からは、アップダウンを繰り返しながら、大きく下って頂上へと登り返す。
満開時の桜のように咲き乱れる霧氷の木々の間を、ガスに隠れた頂きに向かって進んで行く。
そして、頂上まで後ひと踏ん張りというところで、後ろから単独男性が登ってきた。
先を譲った。
残念!去年に続いての新雪踏破ならず(汗)
ゲートから6時間余り。ようやく山頂に到着した。
白山も、その前の山も、なんにも見えない。
5分程のところにある白山権現の祠でさえ、漂うガスに見えたり隠れたり。
風もなく、時折陽も射してそんなに寒くはない。
ここはダメ元で持久戦。祠の横で昼食を摂りながら気長にガスが取れるのを一人待つ。
1時間15分後。ガスが取れ始めたと思ったら見る見る景色が変わってきた。
再び頂上に向かう。
ガスっていようが青空だろうが、どちらもこの山の姿に変わりはないのだが、でも、やっぱり天気がいいに越したことはない。
白山は、その後もしばらく待ったが、なかなか姿を見せてくれない。
下山時間ギリギリまで粘ったが、結局、この日はチラリと顔を見せてくれただけだった。
天気回復後に登ってきた男性も下山し、来るときには見られなかった景色を、幾度と振り返りながら前山に到着。後はひたすら下るのみ。
登山口から林道を歩いてゲートに着いた頃には、辺りはもうすっかり暗闇に包まれていた。何度経験しても、人気の無い暗い道はやっぱり好きになれない。
今日も無事、車に戻ることができてホッと一息。
コメント
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1up2downさん、初めまして。
ここではお初ですが、先週の能郷白山では山頂でお会いして写真を撮っていただいた者です。
その節は、ラッセルして貰い、楽ちん雪山を楽しませていただきありがとうございました。
山頂に近づくに連れて、どんどんお天気が良くなってきて、ワクワクしながら登頂したら、超快晴でしかも微風〜、最高な雪山シーズンインすることができて嬉しい限りです。
またどこかでお会いしましょう〜 (^.^)
コメントありがとうございます。
leonkun2000さんが登って来られた時は、あれよあれよという間にガスが取れ始めた頃でしたね。まさにグッドタイミング。
私も諦めずに粘った甲斐がありました。
前山で待っているとおっしゃられた連れの方も、素敵な景色が眺められて満足して帰られたのではと。
また、どこかでお会いできたらいいですね。
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