鍋割山稜-塔ノ岳 〜初めて尊仏山荘に泊まる
- GPS
- 22:34
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,500m
- 下り
- 1,485m
コースタイム
27日:塔ノ岳6:50 - 7:05金冷し - 7:18花立山荘 - 7:54堀山の家 - 9:14大倉
天候 | 26日:晴れ やや風強し 27日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 大倉は封鎖、二俣は利用可 ■道の状況: (二俣〜鍋割山)地震による崩落、被害個所は認められない。登山道には雪はなし。 (鍋割山〜金冷し)地震による崩落、被害個所は認められない。登山道にはほとんど雪はなし。アイゼン不要。 (金冷し〜塔ノ岳)地震による崩落、被害個所は認められない。山頂以外、登山道にはほとんど雪はなし。アイゼン不要。 (金冷し〜大倉)地震による崩落、被害個所は認められない。登山道に雪はなし。 |
写真
感想
金曜日の南関東は夜から雨、土曜日は寒気が降りて晴天の予報。
丹沢稜線に新雪と霧氷が期待できると読んで鍋割から塔ノ岳の日帰りを計画。
ところが「登山天気」で調べると、朝方は通り過ぎた低気圧に向かって20mの強風が吹くとのこと。
仕方なく、出発時間を5時間遅らせて尊仏山荘で一泊することにした。
日曜日も快晴の予報なので頂上からの景色も楽しめるだろう。
時間に余裕ができたので、車を使わず電車とバスで大倉へ。西山林道を1時間余り歩いて行くと途中はすっかり春の匂い。
後沢乗越を過ぎるとぽつぽつと上から下りてくる人達とすれ違う。お昼の時間は鍋焼きうどんが飛ぶように売れていたと聞いたので、これは急がないと、と思うのだが風邪が残るせいか足は重い。
鍋割山荘に着いた時にはランナーのグループを含め中には10人くらいの客がいた。
草野さんは「地震以来やっと今日から客が戻ってきた」とホッとしたような笑顔。
うどんを食べ終わり、重い脚を引きずって塔ノ岳へ向かう。
3月ともあってやはり暖かく、鍋割山稜の登山道にはほとんど雪がない。
前回より10分ほど余計にかかって塔ノ岳への最後の登りにやって来ると、何と霧氷の煌めきが見えた。
塔ノ岳の南面で霧氷を見るのは初めて。しかも午後の3時を過ぎたこの時間まで残っているとは!
尊仏山荘に泊まるのは初めて。常連さんが2組ほどを入れて泊り客は7名。
普段の土曜日に比べるとまだまだ客の入りは悪いとのこと。
太陽の光が差し込む暖かい玄関の広間で皆であれこれしゃべって過ごす。
日の入り前に外へ出て、落ち残った霧氷と富士山を材料に何点か写真を撮ってみる。
夕食後、外へ出てみると下界には素晴らしい夜景が広がる。
南東から北東に渡り、大山をぐるっと包み込むようにキラキラと街の灯りが遠く東京の都心まで切れ目なく続いている。
計画停電の休止された週末の夜、この眺めの規模にはどんな「百万ドルの夜景」も敵わないだろうと思われた。
翌朝はかなり冷え込んだものの、乾燥した空気からは新たな霧氷はできず、僅かに残った前日の霧氷を入れた写真を幾つか試してみる。
太陽はちょうど横浜の方角から登ってきて、東京湾が黄金色に光るのが見えた。
反対側では、昨日は曇って見えていなかった南アルプスの山々もはっきり姿を見せている。
富士山もピンクに染まって美しい。
当初はもう一度鍋割山稜に戻って小丸付近(二俣分岐)から二俣へ下りる計画だったが、雪も霧氷も望めないし西山林道をまた歩くのは退屈なので、大倉尾根を下りる。
まだ朝の早い時間なのに、大倉から次から次に人が登って来る。
地震から2週間経って、ようやく丹沢に登山者が戻り始めた。
丹沢お疲れ様です。
今日は多くの登山者が丹沢に入ったようですね。
だんだん日常に戻りつつありますね。
今日は真冬のような晴天で見晴らしも最高だったのではないでしょうか。
横浜からも丹沢山塊がくっきり見えていました。
私もまた早朝登山に行きたくなりました。
MATSUさん、いつもありがとうございます。
そうですね、今日は9時過ぎにもう大倉へ下りてきたのですが、着いたバスからは沢山の登山者が降りてきて、大倉尾根だけでなく色んな方向へ散って行きました。
きっと表尾根も鍋割も賑わったことでしょう。
これで小屋の人達も一息つけると良いのですが。
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