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Yamareco

記録ID: 1043565
全員に公開
ハイキング
箱根・湯河原

旧東海道を往く(箱根旧街道石畳から恩賜箱根公園・関所)

2016年04月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
hadzuki その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:10
距離
17.8km
登り
862m
下り
369m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:38
休憩
3:34
合計
9:12
9:13
4
須雲川バス停
9:17
9:48
3
駒形神社
9:51
12
鎖雲寺
10:05
25
女轉シ坂
10:30
10:45
9
箱根天聖稲荷大権現神社
10:54
18
割石坂
11:12
17
接待茶屋跡
11:29
21
大澤坂
11:50
0
11:50
14
宙吊り東海道
12:04
13
七曲り
12:17
32
橿木坂
12:49
18
猿滑坂
13:07
14:12
10
14:22
8
於玉坂
14:30
8
白水坂
14:38
14:49
5
箱根の森展望広場
14:54
14:58
5
箱根の森休憩広場
15:03
11
箱根馬子唄の碑
15:14
18
権現坂
15:32
16:15
14
箱根神社
16:40
16:41
38
17:19
17:26
0
箱根関所跡
17:26
17:29
20
17:49
18:15
10
恩賜箱根公園
18:25
恩賜公園前バス停
「歩くペース」は、うまく計算されていないようなので、無視してください。

須雲川自然探勝歩道で箱根旧街道の石畳を歩いたあと、箱根神社、箱根関所、恩賜箱根公園をめぐりました。
恩賜箱根公園は「かながわの景勝50選」に選定されています。
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路は箱根登山鉄道・箱根湯本駅からバスで須雲川バス停へ
復路は恩賜箱根公園の恩賜公園前バス停からバスでJR小田原駅へ
コース状況/
危険箇所等
箱根旧街道、自然探勝路として整備されていますので危険な個所はありません。
ただし、ゴロゴロとした不揃いの古い石畳は、それなりに歩きにくいです。
その他周辺情報 箱根湯本駅のお土産&お弁当売店は種類が豊富。ハイキングのランチにも最適なお弁当がいっぱいです。
箱根旧街道沿いには営業中の茶屋もいくつか。今回は甘酒茶屋で休憩。ここの甘酒は絶品です。
最後はJR小田原駅に出ましたが、駅前の「OHASHI」さんは、ちょっとお洒落でお値段もリーズナブル。打ち上げに利用しました。
朝8時半、予定通りに箱根湯本駅に到着。箱根湯本駅のお店「箱根の市」でいろいろと物色。お弁当いっぱい売っていますね〜朝ごはんは「金目鯛バーガー」、ランチは「🍱炙り金目鯛めし」にしました。
2016年04月16日 08:39撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 8:39
朝8時半、予定通りに箱根湯本駅に到着。箱根湯本駅のお店「箱根の市」でいろいろと物色。お弁当いっぱい売っていますね〜朝ごはんは「金目鯛バーガー」、ランチは「🍱炙り金目鯛めし」にしました。
箱根湯本駅前のバス乗り場に着いてみると、あら〜〜結構いますな〜グループ登山のオジサンたちの群れが〜
2016年04月16日 08:48撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 8:48
箱根湯本駅前のバス乗り場に着いてみると、あら〜〜結構いますな〜グループ登山のオジサンたちの群れが〜
それでも親切なオジサンたちのおかげで、バスの最後部に座れたウサクマ。あっという間に須雲川です。須雲川バス停ではあんまり人が降りないので、今度は満員車内をヤブ漕ぎして何とか下車しました〜
2016年04月16日 09:13撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 9:13
それでも親切なオジサンたちのおかげで、バスの最後部に座れたウサクマ。あっという間に須雲川です。須雲川バス停ではあんまり人が降りないので、今度は満員車内をヤブ漕ぎして何とか下車しました〜
バス停から箱根旧街道に入る須雲川自然探勝歩道に向かうと、左手の石段には黒く渋い鳥居が〜とうやらこれが駒形神社らしい。
2016年04月16日 09:17撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 9:17
バス停から箱根旧街道に入る須雲川自然探勝歩道に向かうと、左手の石段には黒く渋い鳥居が〜とうやらこれが駒形神社らしい。
石段を登ると、お社が見えてきました。こじんまりとしたお社たけど、龍と唐獅子の彫り物は見事です〜まずはここで今日のウサトレの安全祈願しました。
2016年04月16日 09:19撮影
4/16 9:19
石段を登ると、お社が見えてきました。こじんまりとしたお社たけど、龍と唐獅子の彫り物は見事です〜まずはここで今日のウサトレの安全祈願しました。
お詣り済ませたら、朝のエネルギー補給です。ベンチとかはないけど、よく見れば境内の地面はまるでカーペットのようにキレイな苔で覆われて、これはシートを敷くだけで朝ごパンコーナーできそう。さっそく金目鯛バーガーをいただきました。
2016年04月16日 09:22撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 9:22
お詣り済ませたら、朝のエネルギー補給です。ベンチとかはないけど、よく見れば境内の地面はまるでカーペットのようにキレイな苔で覆われて、これはシートを敷くだけで朝ごパンコーナーできそう。さっそく金目鯛バーガーをいただきました。
駒形神社を後に、少し進むと、あら❓滝のような水音が・・・鎖雲寺という禅寺の山門前に人泉がキレイな水を湛え、「霊泉之瀧」と石碑の立った小ぶりの滝。滝壺の周りにはシャガが群生していて、なかなか絵になる風景です。
2016年04月16日 09:51撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 9:51
駒形神社を後に、少し進むと、あら❓滝のような水音が・・・鎖雲寺という禅寺の山門前に人泉がキレイな水を湛え、「霊泉之瀧」と石碑の立った小ぶりの滝。滝壺の周りにはシャガが群生していて、なかなか絵になる風景です。
歩いてきた東海道旧街道が、境内下の駐車場傍を通ってます〜で、そこには、なんとも艶っぽい感じの観音様が、八重の丸い桜満開の下で、静かに、涼やかな眼差しで、佇んでいました。
2016年04月16日 09:56撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 9:56
歩いてきた東海道旧街道が、境内下の駐車場傍を通ってます〜で、そこには、なんとも艶っぽい感じの観音様が、八重の丸い桜満開の下で、静かに、涼やかな眼差しで、佇んでいました。
そのすぐ隣りの、綺麗に整備された須雲川公衆トイレ(バイオトイレらしい)で準備万端。
2016年04月16日 09:57撮影
4/16 9:57
そのすぐ隣りの、綺麗に整備された須雲川公衆トイレ(バイオトイレらしい)で準備万端。
さあ、須雲川自然探勝歩道の入口に到着です〜なかなか渋い標識です。
2016年04月16日 10:04撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:04
さあ、須雲川自然探勝歩道の入口に到着です〜なかなか渋い標識です。
探勝歩道入口の石碑には「女轉シ坂(おんなころばしざか)」・・・なんかいきなり危ないネーミングの坂ですね〜
2016年04月16日 10:05撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:05
探勝歩道入口の石碑には「女轉シ坂(おんなころばしざか)」・・・なんかいきなり危ないネーミングの坂ですね〜
さて探勝歩道に踏み入れると、まずは苔むした渋い木の橋を渡り、狭くてガレ気味だけど、しっかり整備された道が続きます。木漏れ日の中で木々やシダの新緑が生き生きしてます。
2016年04月16日 10:07撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:07
さて探勝歩道に踏み入れると、まずは苔むした渋い木の橋を渡り、狭くてガレ気味だけど、しっかり整備された道が続きます。木漏れ日の中で木々やシダの新緑が生き生きしてます。
少し歩いたら、ちょっと遊び心のある飛び石が設置されていました〜こういうのがあると管理している人たちの、このコースに対する愛情を感じます。
2016年04月16日 10:12撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:12
少し歩いたら、ちょっと遊び心のある飛び石が設置されていました〜こういうのがあると管理している人たちの、このコースに対する愛情を感じます。
あ、ここがさっき入口の地図で見た「クキッて右手に折れて川を渡り」の場所らしい〜え?川が増水すると渡れない橋なんだ〜おとといあたり雨降った気がするけど、大丈夫か〜?
2016年04月16日 10:20撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:20
あ、ここがさっき入口の地図で見た「クキッて右手に折れて川を渡り」の場所らしい〜え?川が増水すると渡れない橋なんだ〜おとといあたり雨降った気がするけど、大丈夫か〜?
川岸に降りていくと須雲川が見えてきました〜川底が結構見えているみたいだから、大丈夫そうだね〜
2016年04月16日 10:20撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:20
川岸に降りていくと須雲川が見えてきました〜川底が結構見えているみたいだから、大丈夫そうだね〜
おお、あれが「噂」の橋か〜でも、これって登山道によくある木橋だよね〜須雲川って、もっとデカい川なんじゃない? これって河原の岩の間に梯子がかかってるだけ・・・ちょっとでも雨が降れば、こんな木っ端みたいな橋、すぐに流されそうだな〜
2016年04月16日 10:25撮影
4/16 10:25
おお、あれが「噂」の橋か〜でも、これって登山道によくある木橋だよね〜須雲川って、もっとデカい川なんじゃない? これって河原の岩の間に梯子がかかってるだけ・・・ちょっとでも雨が降れば、こんな木っ端みたいな橋、すぐに流されそうだな〜
渡り終えたら急階段を上がって、旧東海道の県道732号に上ります。階段を登って行くと、右手の木立の向こうに神社が見えてきました〜結構大きな神社で、地図で確認してみると「箱根天聖稲荷大権現神社」・・・なんか、スゴイ名前だな〜あ、境内を囲む塀の上をなんかが走っている〜キツネだ、キツネさんが走っている像が、パラパラ漫画みたいに塀の上に並んでいました〜
2016年04月16日 10:30撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:30
渡り終えたら急階段を上がって、旧東海道の県道732号に上ります。階段を登って行くと、右手の木立の向こうに神社が見えてきました〜結構大きな神社で、地図で確認してみると「箱根天聖稲荷大権現神社」・・・なんか、スゴイ名前だな〜あ、境内を囲む塀の上をなんかが走っている〜キツネだ、キツネさんが走っている像が、パラパラ漫画みたいに塀の上に並んでいました〜
上がったところにあるバス停近くにある発電所は「畑宿発電所」。発電所に向かって歩くと、すぐに山中へ入る須雲川自然探勝歩道の案内板。ここからは「割石坂」らしい〜
2016年04月16日 10:55撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:55
上がったところにあるバス停近くにある発電所は「畑宿発電所」。発電所に向かって歩くと、すぐに山中へ入る須雲川自然探勝歩道の案内板。ここからは「割石坂」らしい〜
まずは大きな石を綺麗に組んだ石段を登り、いよいよ石畳の旧街道が始まりました〜
2016年04月16日 10:56撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:56
まずは大きな石を綺麗に組んだ石段を登り、いよいよ石畳の旧街道が始まりました〜
おや? この辺りから石畳の組み方がだいぶ荒れてきた気がするな〜なるほど、ここからは江戸時代の石畳そのままなんだ〜この石畳の道は、江戸時代のもの、明治・大正時代に須雲川小学校の通学路として補修されたもの、そして最近になって県により須雲川自然探勝歩道として整備されてもの、が混在しているようです。
2016年04月16日 10:58撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 10:58
おや? この辺りから石畳の組み方がだいぶ荒れてきた気がするな〜なるほど、ここからは江戸時代の石畳そのままなんだ〜この石畳の道は、江戸時代のもの、明治・大正時代に須雲川小学校の通学路として補修されたもの、そして最近になって県により須雲川自然探勝歩道として整備されてもの、が混在しているようです。
新緑の石畳を往きます。
2016年04月16日 11:05撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:05
新緑の石畳を往きます。
道端に箱根路の変遷を説明した案内板がありました〜箱根路には古い順に、「碓氷道」「足柄道」「湯坂道」「旧東海道」「国道1号」となるらしい。へえ〜足柄古道が1番古いのかと思ったら、もっと古い碓氷道ってのがあったんだね。
2016年04月16日 11:09撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:09
道端に箱根路の変遷を説明した案内板がありました〜箱根路には古い順に、「碓氷道」「足柄道」「湯坂道」「旧東海道」「国道1号」となるらしい。へえ〜足柄古道が1番古いのかと思ったら、もっと古い碓氷道ってのがあったんだね。
畑宿発電所の水圧管路を過ぎたところで、いったん東海道旧街道(県道)に出て、200mほど舗装路を歩くと、今度は左側に下りていく箱根旧街道に。ここには立派は標識が立っていました。
2016年04月16日 11:19撮影
4/16 11:19
畑宿発電所の水圧管路を過ぎたところで、いったん東海道旧街道(県道)に出て、200mほど舗装路を歩くと、今度は左側に下りていく箱根旧街道に。ここには立派は標識が立っていました。
途中には顔振峠のようなガレガレな坂道もあり、ウサトレ的にはとっても楽しい道です。
2016年04月16日 11:24撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:24
途中には顔振峠のようなガレガレな坂道もあり、ウサトレ的にはとっても楽しい道です。
沢底まで下りきると、須雲川の支流に小さな木橋が掛かってました。橋を渡ると、今度は苔むした渋い石畳の上り坂になりました。
2016年04月16日 11:28撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:28
沢底まで下りきると、須雲川の支流に小さな木橋が掛かってました。橋を渡ると、今度は苔むした渋い石畳の上り坂になりました。
この坂は「大澤坂」というらしい。ってことは、いま渡ったとが大澤川ってことだね〜細い支流の名前って地図に出てないことが多いから、こういう案内板の情報が大切です。この辺りの苔むした石畳が往時の雰囲気を一番よく残しているのだとか。
2016年04月16日 11:29撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:29
この坂は「大澤坂」というらしい。ってことは、いま渡ったとが大澤川ってことだね〜細い支流の名前って地図に出てないことが多いから、こういう案内板の情報が大切です。この辺りの苔むした石畳が往時の雰囲気を一番よく残しているのだとか。
苔むした石畳の脇には、あざやかな紫のツルニチニチソウがたくさん咲いてました。
2016年04月16日 11:37撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:37
苔むした石畳の脇には、あざやかな紫のツルニチニチソウがたくさん咲いてました。
10分ほど登ると、再び東海道旧街道(県道)に出ました〜この後も、こんなふうに県道の左右に残った旧街道を縫うように歩くようです。
2016年04月16日 11:39撮影
4/16 11:39
10分ほど登ると、再び東海道旧街道(県道)に出ました〜この後も、こんなふうに県道の左右に残った旧街道を縫うように歩くようです。
ここに畑宿の本陣跡があるようです。なんでも日米修好通商条約を締結したことで知らる幕末の初代駐日アメリカ大使、タウンゼント・ハリスが江戸入りの途中で休憩したとか。
2016年04月16日 11:41撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:41
ここに畑宿の本陣跡があるようです。なんでも日米修好通商条約を締結したことで知らる幕末の初代駐日アメリカ大使、タウンゼント・ハリスが江戸入りの途中で休憩したとか。
畑宿にも駒形神社がありました。急ぐ身なれど、いや急げばこそ、ここでも安全祈願はしておかないと〜
2016年04月16日 11:46撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:46
畑宿にも駒形神社がありました。急ぐ身なれど、いや急げばこそ、ここでも安全祈願はしておかないと〜
神社の先には金指ウッドクラフトという箱根寄木細工の工房の直売所。その壁いっぱいに東海道五十三次の宿場が紹介されていました。なお、箱根のお土産で有名な箱根寄木細工は、この畑宿が発祥らしいです。
2016年04月16日 11:49撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:49
神社の先には金指ウッドクラフトという箱根寄木細工の工房の直売所。その壁いっぱいに東海道五十三次の宿場が紹介されていました。なお、箱根のお土産で有名な箱根寄木細工は、この畑宿が発祥らしいです。
これが畑宿の一里塚。お江戸日本橋から23里目、というから単純計算では94Kmの地点となります。
2016年04月16日 11:54撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:54
これが畑宿の一里塚。お江戸日本橋から23里目、というから単純計算では94Kmの地点となります。
一里塚を過ぎると、すぐにまた渋い石畳の坂になりました〜この辺りの石畳はかなり石がゴロゴロしている印象で、昔のままって感じです。
2016年04月16日 11:55撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:55
一里塚を過ぎると、すぐにまた渋い石畳の坂になりました〜この辺りの石畳はかなり石がゴロゴロしている印象で、昔のままって感じです。
出ました〜「宙吊り東海道」。近代的な箱根新道の上を、石畳の道が渡っていきます〜箱根町さん、ずいぶん石畳にこだわったね。
2016年04月16日 11:59撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 11:59
出ました〜「宙吊り東海道」。近代的な箱根新道の上を、石畳の道が渡っていきます〜箱根町さん、ずいぶん石畳にこだわったね。
ここから『東海道名所日記』で「けわしきこと道中一番の難所」と歌われたほどの「橿木坂」に入ります。
2016年04月16日 12:17撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 12:17
ここから『東海道名所日記』で「けわしきこと道中一番の難所」と歌われたほどの「橿木坂」に入ります。
今はこんな石段で整備されているから、キツイけど超難所という感じはしないね。昔はすごかったんだろうね。
2016年04月16日 12:20撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 12:20
今はこんな石段で整備されているから、キツイけど超難所という感じはしないね。昔はすごかったんだろうね。
須雲川にそそぐ小さな沢に架かった「山根橋」を通過。今はほとんど涸れ沢と言っていいほど水がないです。沢の上流を見上げると、すぐそこに県道と茶屋っぽい建物が見えます。あれが「見晴茶屋」かな。きっと往時はあの茶屋の入口はこちら側を向いていたのかもね。
2016年04月16日 12:35撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 12:35
須雲川にそそぐ小さな沢に架かった「山根橋」を通過。今はほとんど涸れ沢と言っていいほど水がないです。沢の上流を見上げると、すぐそこに県道と茶屋っぽい建物が見えます。あれが「見晴茶屋」かな。きっと往時はあの茶屋の入口はこちら側を向いていたのかもね。
見晴茶屋下あたりからはしばらく緩やかな登り道で「甘酒橋」を通過。その先はまた勾配がキツくなります。このあたりの急坂を「猿滑坂」と呼ぶらしい。
2016年04月16日 12:50撮影
4/16 12:50
見晴茶屋下あたりからはしばらく緩やかな登り道で「甘酒橋」を通過。その先はまた勾配がキツくなります。このあたりの急坂を「猿滑坂」と呼ぶらしい。
ここの桜は、まさに今が見ごろ。これはいい花見になります〜この標高まで登ってきた甲斐があります。
2016年04月16日 12:55撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 12:55
ここの桜は、まさに今が見ごろ。これはいい花見になります〜この標高まで登ってきた甲斐があります。
しばらく東海道旧街道(県道)を左手に見ながら石畳を歩いていくと「追込坂」〜なんかここを登り切ったら休めそうなネーミングだよね。
2016年04月16日 13:00撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 13:00
しばらく東海道旧街道(県道)を左手に見ながら石畳を歩いていくと「追込坂」〜なんかここを登り切ったら休めそうなネーミングだよね。
ようやく「甘酒茶屋」に併設された「箱根旧街道休憩所」に到着〜「無料ですので、ご自由にお休みください」とのこと。ありがたや〜
2016年04月16日 13:12撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 13:12
ようやく「甘酒茶屋」に併設された「箱根旧街道休憩所」に到着〜「無料ですので、ご自由にお休みください」とのこと。ありがたや〜
ここは「箱根旧街道資料館」でもあるらしい。館内はシックな照明の下に、旧東海道を往来した旅人達の衣装や、道具などが展示されていて、土間には休憩用の大きな縁台も数基設置されていました。
2016年04月16日 13:13撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 13:13
ここは「箱根旧街道資料館」でもあるらしい。館内はシックな照明の下に、旧東海道を往来した旅人達の衣装や、道具などが展示されていて、土間には休憩用の大きな縁台も数基設置されていました。
ウサクマは当然、満を辞して、ここでランチタイム♪ 箱根湯本で買ってきた「炙り金目鯛めし」をいただきます〜炙った金目鯛の切り身と、甘い金目鯛のそぼろ。えーーー! 金目鯛をそぼろにしちゃうの? なんて贅沢な〜
2016年04月16日 13:15撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 13:15
ウサクマは当然、満を辞して、ここでランチタイム♪ 箱根湯本で買ってきた「炙り金目鯛めし」をいただきます〜炙った金目鯛の切り身と、甘い金目鯛のそぼろ。えーーー! 金目鯛をそぼろにしちゃうの? なんて贅沢な〜
そして、その隣りがかの有名な「甘酒茶屋」です。
2016年04月16日 14:11撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 14:11
そして、その隣りがかの有名な「甘酒茶屋」です。
せっかくの「甘酒茶屋」。甘酒を飲まずにどーする!ということで甘酒と「黒ごま力餅」をいただきます〜う、うまい! お餅も美味しいけど、なんなの?この甘酒。こんなにすっきりした甘さの甘酒、初めて。
2016年04月16日 13:43撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 13:43
せっかくの「甘酒茶屋」。甘酒を飲まずにどーする!ということで甘酒と「黒ごま力餅」をいただきます〜う、うまい! お餅も美味しいけど、なんなの?この甘酒。こんなにすっきりした甘さの甘酒、初めて。
さて、先を急ぐ身だったのだ。茶屋の裏手に旧街道を往くと「お玉坂(於玉坂)」。その昔、実家恋しさに奉公先を抜け出し、関所破りの罪で捕まって死罪になったお玉ちゃんが捕まった付近に、そんな名前がついたそうです。
2016年04月16日 14:22撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 14:22
さて、先を急ぐ身だったのだ。茶屋の裏手に旧街道を往くと「お玉坂(於玉坂)」。その昔、実家恋しさに奉公先を抜け出し、関所破りの罪で捕まって死罪になったお玉ちゃんが捕まった付近に、そんな名前がついたそうです。
東海道旧街道(県道)を横断して杉林の中に延びる石畳へ。この先は「白水坂」とのこと。秀吉の小田原攻めで、北条方が二子山中腹から石を落とし撃退したことから、城を見ずに引き返したということで「城見ず坂」になったと言われているそうな。
2016年04月16日 14:29撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 14:29
東海道旧街道(県道)を横断して杉林の中に延びる石畳へ。この先は「白水坂」とのこと。秀吉の小田原攻めで、北条方が二子山中腹から石を落とし撃退したことから、城を見ずに引き返したということで「城見ず坂」になったと言われているそうな。
5分ほど歩くと「箱根の森 展望広場」への標識。辿りついた展望広場は、そこそこのスペースがあって、家族連れやグループハイキングの休憩やランチに都合がよさそう。展望もそこそこで、二子山がよく見えます
2016年04月16日 14:38撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 14:38
5分ほど歩くと「箱根の森 展望広場」への標識。辿りついた展望広場は、そこそこのスペースがあって、家族連れやグループハイキングの休憩やランチに都合がよさそう。展望もそこそこで、二子山がよく見えます
石畳の旧街道に戻って先に進むと、今度は「箱根の森 休憩広場」への標識。ここは「休憩」と銘打たれているだけあって東屋がありました。展望だってさっきの展望広場に見劣りしてないよ。下二子山だけじゃなく、上二子山、駒ヶ岳まで見渡せます。
2016年04月16日 14:58撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 14:58
石畳の旧街道に戻って先に進むと、今度は「箱根の森 休憩広場」への標識。ここは「休憩」と銘打たれているだけあって東屋がありました。展望だってさっきの展望広場に見劣りしてないよ。下二子山だけじゃなく、上二子山、駒ヶ岳まで見渡せます。
旧街道に戻って5分ほど登ると標高800mほどに「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川〜」で有名な「箱根馬子唄の碑」がありました。
2016年04月16日 15:02撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 15:02
旧街道に戻って5分ほど登ると標高800mほどに「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川〜」で有名な「箱根馬子唄の碑」がありました。
馬子唄の碑からは下り。箱根旧街道の石畳の下り坂の向こうにキラリと光る水面、ついに芦ノ湖が見えました。
2016年04月16日 15:12撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 15:12
馬子唄の碑からは下り。箱根旧街道の石畳の下り坂の向こうにキラリと光る水面、ついに芦ノ湖が見えました。
ついに箱根旧街道最後の坂、権現坂です。小田原から箱根路を登ってきた旅人がいくつかの難所をあえいでたどり着き一息つくのが、この場所らしい。
2016年04月16日 15:14撮影
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ついに箱根旧街道最後の坂、権現坂です。小田原から箱根路を登ってきた旅人がいくつかの難所をあえいでたどり着き一息つくのが、この場所らしい。
15:20 この石碑が箱根旧街道(石畳コース)の元箱根側の起点です。鎖雲寺の先の女轉シ坂から須雲川自然探勝歩道に入ったのが10時ちょうどだったので、ここまで5時間ちょっとのウサトレでした。
2016年04月16日 15:17撮影 by  iPhone 5c, Apple
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15:20 この石碑が箱根旧街道(石畳コース)の元箱根側の起点です。鎖雲寺の先の女轉シ坂から須雲川自然探勝歩道に入ったのが10時ちょうどだったので、ここまで5時間ちょっとのウサトレでした。
杉並木歩道橋を渡って一般道に下ります。
2016年04月16日 15:18撮影 by  iPhone 5c, Apple
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杉並木歩道橋を渡って一般道に下ります。
ここから今回のウサトレの本当の目的地めぐりが始まります〜まずは、これこれ。「関東総鎮守 箱根権現」そう、箱根神社です。
2016年04月16日 15:27撮影 by  iPhone 5c, Apple
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ここから今回のウサトレの本当の目的地めぐりが始まります〜まずは、これこれ。「関東総鎮守 箱根権現」そう、箱根神社です。
同じように歩いて神社に向かう観光客は結構いるみたい。でも、こんなザックを背負ってトレッキングポールを持っているのはウサクマくらい。正直、浮いてます〜
2016年04月16日 15:31撮影 by  iPhone 5c, Apple
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同じように歩いて神社に向かう観光客は結構いるみたい。でも、こんなザックを背負ってトレッキングポールを持っているのはウサクマくらい。正直、浮いてます〜
箱根神社と九頭竜神社新宮をお詣りします。九頭龍神社の側の階段を降りると見えてくるのが、ずらりと並んだ9つの龍。龍の口から流れ落ちている水は、境内から湧き出たご神水だそうで、このお水は“龍神水”と呼ばれ、口に含むと不浄を清め良い物を引き寄せると言われているそうです。
2016年04月16日 15:49撮影 by  iPhone 5c, Apple
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箱根神社と九頭竜神社新宮をお詣りします。九頭龍神社の側の階段を降りると見えてくるのが、ずらりと並んだ9つの龍。龍の口から流れ落ちている水は、境内から湧き出たご神水だそうで、このお水は“龍神水”と呼ばれ、口に含むと不浄を清め良い物を引き寄せると言われているそうです。
素敵な御朱印もいただきました。
2016年04月16日 15:56撮影 by  iPhone 5c, Apple
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素敵な御朱印もいただきました。
そのまま芦ノ湖畔の「平和の鳥居」に。この鳥居と芦ノ湖の風景は人気らしくて、撮影ポイントは行列になっていました。
2016年04月16日 16:15撮影 by  iPhone 5c, Apple
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そのまま芦ノ湖畔の「平和の鳥居」に。この鳥居と芦ノ湖の風景は人気らしくて、撮影ポイントは行列になっていました。
少し冷たい風が湖面を渡って吹き付けてくる中を、芦ノ湖畔をぐるりと歩いていきます〜湖面に結構波頭が立ってます。
2016年04月16日 16:42撮影 by  iPhone 5c, Apple
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少し冷たい風が湖面を渡って吹き付けてくる中を、芦ノ湖畔をぐるりと歩いていきます〜湖面に結構波頭が立ってます。
風がだいぶ冷たくなってきたところで、ちょうどよく杉並木への標識。やった〜これでかなり防風になります。見事な杉並木は、っきの湖畔と打って変わって、木漏れ日も温かそうです。
2016年04月16日 16:48撮影 by  iPhone 5c, Apple
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風がだいぶ冷たくなってきたところで、ちょうどよく杉並木への標識。やった〜これでかなり防風になります。見事な杉並木は、っきの湖畔と打って変わって、木漏れ日も温かそうです。
杉並木を出ると、もう恩賜箱根公園の入口。帰りのバス停と時刻を確認して箱根関所跡へ。もう夕方17半近いから資料館は当然もう閉館時間でしたが、関所跡の「江戸口御門」に来てみると、この時間になっても、まだ通り抜けはできました。
2016年04月16日 17:22撮影 by  iPhone 5c, Apple
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杉並木を出ると、もう恩賜箱根公園の入口。帰りのバス停と時刻を確認して箱根関所跡へ。もう夕方17半近いから資料館は当然もう閉館時間でしたが、関所跡の「江戸口御門」に来てみると、この時間になっても、まだ通り抜けはできました。
京口御門からお土産屋街に抜けます。おお、これはまた昭和レトロなお土産屋街ではないですか〜近代的で綺麗なお店ではなく、心底レトロな「ふれんず」さんで暖かいおまんじゅうをいただきました。
2016年04月16日 17:24撮影 by  iPhone 5c, Apple
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京口御門からお土産屋街に抜けます。おお、これはまた昭和レトロなお土産屋街ではないですか〜近代的で綺麗なお店ではなく、心底レトロな「ふれんず」さんで暖かいおまんじゅうをいただきました。
最終目的地・恩師箱根公園に到着。さすが桜の名所。園内の至るところに満開の桜が〜これはオオシマザクラだろうか。これでこそ桜の名所。光が弱いながらも空の青さと桜のピンクが映えるじゃないですか〜
2016年04月16日 17:51撮影 by  iPhone 5c, Apple
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最終目的地・恩師箱根公園に到着。さすが桜の名所。園内の至るところに満開の桜が〜これはオオシマザクラだろうか。これでこそ桜の名所。光が弱いながらも空の青さと桜のピンクが映えるじゃないですか〜
これはまた別の種類の桜だな〜あんまり横浜界隈では見たことない〜これがマメザクラってやつか。
2016年04月16日 17:54撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 17:54
これはまた別の種類の桜だな〜あんまり横浜界隈では見たことない〜これがマメザクラってやつか。
さて、中央公園から望む芦ノ湖もだいぶ薄暮です。
2016年04月16日 17:59撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 17:59
さて、中央公園から望む芦ノ湖もだいぶ薄暮です。
これが湖畔展望館。もう閉館時間を過ぎていますが、 展示されている箱根離宮の資料が、華やかな時代を物語るそうです。また、2階のバルコニーからは、離宮時代にも劣らない秀景を観賞することができるとのこと。次回来た時には入ってみてもいいかも。
2016年04月16日 18:00撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 18:00
これが湖畔展望館。もう閉館時間を過ぎていますが、 展示されている箱根離宮の資料が、華やかな時代を物語るそうです。また、2階のバルコニーからは、離宮時代にも劣らない秀景を観賞することができるとのこと。次回来た時には入ってみてもいいかも。
さて、この公園に来た最大の目的は「かながわの景勝50選 恩賜箱根公園」。その石碑を探しに園内ウロウロ。やっぱり展望のいいところにあるんじゃないの〜🤔ってことで弁天の鼻展望台へ。石碑は見当たらないけど、さすがに展望は素晴らしいね〜
2016年04月16日 18:04撮影 by  iPhone 5c, Apple
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さて、この公園に来た最大の目的は「かながわの景勝50選 恩賜箱根公園」。その石碑を探しに園内ウロウロ。やっぱり展望のいいところにあるんじゃないの〜🤔ってことで弁天の鼻展望台へ。石碑は見当たらないけど、さすがに展望は素晴らしいね〜
石碑ないね〜と湖畔展望館まで戻ってみると、あ、あった・・・
2016年04月16日 18:15撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 18:15
石碑ないね〜と湖畔展望館まで戻ってみると、あ、あった・・・
目的もはたして小田原駅行きのバス停に〜18:23。トレッキングポールをしまったりする時間もあって、18:30のバスにぴったりのタイミングでした。
2016年04月16日 18:23撮影 by  iPhone 5c, Apple
4/16 18:23
目的もはたして小田原駅行きのバス停に〜18:23。トレッキングポールをしまったりする時間もあって、18:30のバスにぴったりのタイミングでした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

横浜ではソメイヨシノもすっかり過去のモノ。それでも少し標高の高い秦野では「しだれ桜」が満開ということで、前回は秦野の「しだれ桜の里コース」に出かけました〜もうこれで今年のお花見は終わり?アレ?どこかで声が・・・「まだだ、まだ終わらんよ」 そう、標高と桜の種類によっては、関東でもまだまだ桜のお花見はできます。ということで、今年2016年第11回目のウサトレでは、ついに箱根旧街道へ出かけてみました。

コース起点の須雲川バス停から元箱根に向かって、標高差500mあまりをひたすら登って行く旧街道。なにしろここのメインは石畳。もうほとんど全工程にわたって石畳が出現〜その途中ではまだまだ花盛り、そしてまだつぼみの桜も。そして、終点の恩賜箱根公園は箱根に自生するマメザクラをメインに、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、シダレザクラ、ゴテンバザクラが、ほぼ100%の開花状態でした。

箱根湯本駅前の箱根登山バスの営業所さんに立ち寄って、なんかハイキングの資料ありませんか〜と聞いてみたけど「ここは観光案内所じゃなくてバス会社だから、こんなんしかないよ〜」とお兄さんが申し訳なさそうに出してくれた1冊のパンフ。お兄さん、すごい!「こんなん」どころか、「これ」ですよ「これ」。箱根のハイキングコースを目いっぱい紹介して、箱根界隈の詳しい地図も出ていて、これ以上望みません。

須雲川へ向かうバスはご年配のハイカー集団で大入り満員!でもなんとかバスの一番後ろの席に座れました〜優しいおじさんたちが、あれこれ教えてくれて、ウサトレのコースネタにもなりました〜感謝。

須雲川で降りたのはウサクマだけ。バス停から見えるお山の斜面に、いかにも「自生しています」て感じで満開の桜が点在して見えます〜桜並木もいいけど、こういう自然の中の桜もいいですね〜

まずはウサトレの安全祈願に、バス停すぐ近くの駒形神社でお詣り。ついでの境内でさっき箱根湯本で買った「金目鯛バーガー」で朝ごパン。駒形神社から少し歩くと鎖雲寺の霊泉の滝の傍らで揺れるシャガと、めっぽう色っぽい観音様を彩る八重花の桜。そして、須雲川自然探勝歩道(畑宿まで1.7Km、元箱根まで6.2Km)の案内版。ここから旧街道コースが始まります〜旧街道には数々の「坂」があるようで、この先は「女轉シ坂」(おんなころばしざか)らしい。当時の雰囲気バッチリな石碑がこの先の大変さを想像させてくれます〜名前からすれば女性には厳しい坂という事になりますが・・・馬に乗った女性がこの付近で落馬し、死んでしまったことから言われるようになったとか。

でも出だしはまだ良く整備された落ち葉の登山道で、新緑の中を軽快に闊歩。大雨で須雲川の水量が増えると通行止めになるという丸太橋も、今日は流れも穏やかで問題なしでした。

丸太橋を渡って対岸の⚡️畑宿発電所のバス停に登ってみると、そこには別世界のような巨大な箱根天聖稲荷大権現神社が。畑宿発電所バス停のすぐ脇から須雲川自然探勝歩道が再び続いてます〜この先は「割石坂」というらしい。説明看板によると曽我五郎が🗻富士の裾野に仇討に向かう時、腰の🗡刀の切れ味を試そうと、路傍の巨岩を真っ二つに切り割ったところ、とか。確か石老山・顕鏡寺の奇岩怪石の道にも同じような伝説の巨石があったな〜昔の「力自慢の野郎」伝説は、こんなのが多いな〜

ここから、旧東海道の一般車道に併走するように旧街道の石畳が始まりました〜石畳の中には部分的に「江戸時代の石畳」が残っているところもあって、よく見ると江戸時代の石畳のほうが、石の大きさがマチマチで隙間も大きくちょっと凸凹。明治時代、大正時代に「須雲川小学校の通学路」として補修されたと思われる石畳は、石の大きさや目の細かさが揃っていて、やっぱりそれなりに技術が進歩したんだな〜と思わせます。

畑宿発電所の水圧管路を過ぎると、いったん一般車道を渡って、ここからが本格的な箱根旧街道らしい。だって、スギ林の中に入っていく下り坂の入口に、立派な「箱根旧街道」という道標が立ってるもん。ここから先は、新旧定かではないけど、石畳がメインとなりました。

畑宿の一里塚を越えて再び石畳の旧街道に入ると、石畳はこれまでのものよりここに石がかなり大きくて、路面の凸凹も激しい。足首ねん挫しないように中止しながら登って行くと、車がビュンビュン走る箱根新道の近代的な4車線道路の上を、なんと石畳の道が歩道橋のように越えていく不思議な道に遭遇。これが「宙吊り東海道」と呼ばれる石畳歩道橋らしい。自動車専用道路の上を石畳の旧道が越えていくなんて風景は、はじめて見ました〜

この先は七曲りと呼ばれる箱根越えの難所。とくに「橿木坂」は「東海道名所日記」に「けわしきこと道中一番の難所なり。おとこ、かくよみける『橿の木の さかをこゆれば くるしくて どんぐりほどの 涙こぼる』」と書かれているほど、とか。「どんぐりほどの」ってところが泣かせるゼ!

さて、「猿滑坂」を越えて少し進むと甘酒茶屋に到着〜併設された旧街道資料館は無料休憩所になっていて、中はとてもレトロで静か。これはちょうどいい、とちゃっかりランチタイムです。トイレも完璧。そして、やっぱり甘酒茶屋では甘酒を飲まないわけにはいかないな〜ということで、甘酒1つと黒ごまきな粉餅もいただきました。この甘酒、う、う、うまい〜これまでの甘酒人生で一番旨い! 茶屋の前に置かれた観光客向け撮影用の駕籠とヅラで、駕籠に乗る旅娘に変身したウサとクマ(なんでクマが娘?)なのでした〜

甘酒の旨さに大満足して、先に進むと、箱根の森という公園区画を通過するらしく、脇道に展望広場、休憩広場なんかがありました〜展望広場は山の中腹がちょっと開けてた広場。桜も咲いてるので、ちょっとしたランチやお花見にはいい場所かもしれません。

さらに少し進むと「🎋箱根八里は馬でも越すが〜越すに越されぬ大井川🎵」で有名な箱根馬子唄の碑に到着〜このあたりが今回ルートの最高地点(標高およそ800m)でした。

ここまで登り一辺倒だった今回の石畳の旧街道。ここから標高で50mほど下ったら、あ、芦ノ湖だ〜ということで元箱根の市街地に到着しました。

ここでの最大の目的は「箱根神社」。芦ノ湖の湖畔を多くの参拝客とともに歩いて箱根神社へ。さすがに大きな神社〜お詣りした後で御朱印(ここでは御神印と呼ぶらしい)をいただこうと社務所の位置を確認すると、中で対応している🏼巫女さんの声が。「御神印をご依頼の方は御参拝の前にお申し出ください〜」。なるほど、そういうところもあるんだ〜ということでは早速、御朱印帳を求め、捺印をお願いしました〜受取りは4時とのことなので、その時間でお詣りします〜箱根神社でお詣りを済ませると、その脇には合祀されている九頭竜神社でもしっかりお詣りです。九頭竜の手水舎がステキでした。

お目当ての💮御朱印帳と御朱印もいただけて大満足。芦ノ湖の湖畔を歩くと、さすがにまだ湖面を渡ってくる強い風は寒かったです。なので、箱根関所跡の先で、優しいオジサンとオバサンややっているお店の暖かい蒸しまんじゅうとしいたけ茶を頂きました〜うう〜あったまる〜

満を辞して恩寵箱根公園へ。かな景碑の場所が今一つはっきりしないが、調査によると富士山と芦ノ湖の見える見晴らしのいい所にあるらしい。ならば、やっぱり公園中央の展望台あたりだろう、と目星をつけて丘陵を登ります〜途中には何種類かの桜があって、満開〜〜やっぱり桜のお花見は「まだ終わらんよ」でしたね。

しばらくあっち行ったり、こっち戻ったり、としてようやく見つめました〜ここが「かながわの景勝50選 恩賜箱根公園」。実はめちゃめちゃ分かりやすいところに碑はありました。この公園は広くて、まだまだ面白そうなところがいっぱい。園内にも「健脚向けコース」などと銘打った遊歩道もあるみたい。今回は時間がなかったけど、ここは再訪する価値、大ありです。

恩寵公園前バス停でGPSログを切り、あとは小田原で打上げ。でも元箱根から小田原ってバスで1時間。バス料金も1000円を超えて、結構距離があるな〜しかも、この伊豆登山バスの運ちゃん、箱根のコーナーを責める責める! かなりの横Gで、うかうか寝てると椅子から振り落とされそうでした〜

小田原はさすがに神奈川県西部の拠点で大きな街。打上げ場所もよりどりみどり。そんな中で今回選んだのは「OHASHI」(大橋ではない、お箸)。店内の雰囲気もよくて、テーブルも広くて、シャリキンもある。冷えた体にアツアツのモツ煮が染みわたります。おまかせ海鮮串もいいし、ネギ坊主の天ぷらは珍味ですね〜そして、〆は蒸しカキ。お値段もリーズナブルで、とても嬉しいお店でした。

石畳の街道も、甘酒茶屋の甘酒も、箱根神社の御朱印も。恩賜箱根公園のマメザクラも、ウサトレの箱根路本格デビューにふさわしい大満足な一日でした♪

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