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Yamareco

記録ID: 1044430
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

ラッセル祭りの金城山

2017年01月07日(土) ~ 2017年01月08日(日)
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sobacha その他2人
GPS
32:00
距離
9.4km
登り
1,161m
下り
1,160m

コースタイム

7日 7:30 神社→15:30 1100m付近→16:30 900m(7合目)付近
8日 6:00 7合目→11:30山頂→13:30神社
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新潟 六日町の里山
巻機山の近く
コース状況/
危険箇所等
稜線の岩場通過は、アイゼン・ピッケルの技術がそれなりに必要です。
空は快晴!雪は重い!
2017年01月07日 14:05撮影 by  iPhone 6, Apple
1
1/7 14:05
空は快晴!雪は重い!
細尾根でニッコリ
2017年01月07日 14:40撮影 by  iPhone 6, Apple
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細尾根でニッコリ
町の明かりが綺麗な暖かい夜でした。
2017年01月07日 20:14撮影 by  iPhone 6, Apple
1/7 20:14
町の明かりが綺麗な暖かい夜でした。
稜線に到達。
反対側はすっぱり切れ落ち。
ロープなしでは、近づきたくない山様です。
2017年01月08日 09:24撮影 by  iPhone 6, Apple
1/8 9:24
稜線に到達。
反対側はすっぱり切れ落ち。
ロープなしでは、近づきたくない山様です。
山頂到着。
山頂標識は雪の下。
眺め良し。
2017年01月08日 10:31撮影 by  iPhone 6, Apple
1/8 10:31
山頂到着。
山頂標識は雪の下。
眺め良し。
曇ってはいるけれど、眺め良し。
動物の足跡以外はありません。
2017年01月08日 10:31撮影 by  iPhone 6, Apple
1/8 10:31
曇ってはいるけれど、眺め良し。
動物の足跡以外はありません。
来し方を眺めて。
よくここまで来ました。
2017年01月08日 10:31撮影 by  iPhone 6, Apple
1/8 10:31
来し方を眺めて。
よくここまで来ました。
撮影機器:

感想

久しぶりに体力トレーニングを兼ねて、ラッセル天国の上越に行きました。


神社近くの路肩に車を停めてスタート

神社までは薄い踏み跡あり、その先はありません。

3合目付近から徐々に雪が増えてきます。

でもまだまだ、3人でラッセルを回してサクサク進みます。
天気が良くて稜線がよく見え、今日中に避難小屋まで行けちゃったりして!などと調子づきます。

ですが、徐々に徐々に、無情にも雪は深くなっていくのでした。

膝→股→腰→ヘソ→胸 と我々を試すかのごとく、ジリジリと上げてきます。
この深さはどうだ、これならどうだ!と言わんばかりに。

そして、当然なのですが、雪が重い。
上越だとわかって入っているのですから、それはお山に失礼だろうと言われても仕方がないのですが、軽い雪が積もっているはずはありません。
かといって、場所によってはサラサラしていて、踏み固めても踏み固めても、足を載せると下に突き抜けてしまう場所もあるのです。
まったくもって、雪というのは不思議です。同じ山の同じ高さでも、雪の状態はさまざま。

今日中に小屋なんて絶対に無理。
厳しい現実に気づいた我々ですが、やがて7合目の台地に到達しました。
ここに荷物をデポし、空身でトレースを付けに行きました。
1100mまでトレースを付けて15:30に撤退。16:30には7合目に戻りました。

町の明かりを見ながらテント泊。気温は氷点下にはならず、とても暖かい夜でした。


さて翌朝、前日のトレースまではサクサク進みます。
が、ノートレースになると、途端に重い雪が襲います。
頑張って頑張ってラッセル、ラッセル、ラッセル。斜度が緩いところもありますが、雪が重いので楽ではない。
そう思うと、足で踏み固めただけでは足らず、スコップで周りの雪を落として踏み固めないと踏み出せない斜面が出てきます。

あえいであえいで、ようやく稜線。

その先、稜線の向こう側は絶壁なので、登ってきた側の斜面を横にトラバースしていきます。
といってもそれなりに斜度があるので、ちゃんとピッケルアイゼンを使えないと危険な斜面でした。
ここは、9合目付近から向かって左の方へ突っ切って山頂をダイレクトに目指したほうが良さそう。

避難小屋の前を通り、なんとか山頂に到着。でっかい巻機がお出迎え。

トータル13時間以上。夏なら日帰りの山ですが、冬はこんなものでしょう。
山頂付近の吹き溜まりで、ゾンデを刺して測ったら、積雪は2m弱でした。

さて下り。山頂から直接左へ左へと降りていき、登ってきた尾根に合流。
7合目でテントを回収し、さっさと降ります。
あれだけ苦労したのに、下りは2時間で神社。
神社でイベントがあったのでしょうか?足跡がたくさん。
登山口にいらした地元のおじさんとお話して、金城の湯に入って帰りました。
驚くくらい雪が少ないんだよ、とのこと。

ところがこの翌週には、六日町付近で大雪。2mくらいはプラスされたようです。

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