豪雪の阿能川岳 撮影リベンジ ラッセル山行


- GPS
- 06:47
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 980m
- 下り
- 748m
コースタイム
天候 | 晴れ 稜線は午前中風やや強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪庇多し。ヤセ尾根はルーファイ間違うと危険です ワカン必須 |
写真
装備
個人装備 |
ワカン
アイゼン
ストック
ピッケル
ツエルト
シュラフカバー
ストーブ
コッヘル
サングラス
|
---|
感想
去年3月。同ルートを辿った。俎山稜を間近に見たくて行ったのだが、悪天でまったく見られず。
そのリベンジとして急遽行ってきた。ただし、ちょい前にかなりの積雪があった模様。ラッセルになるのはほぼ確実。他パーティーいればなんとかなるかな? なんて考えながら道の駅で前泊。起きるとすごい数の車でびっくり。スキー客も多いが、谷川、白毛門あたり狙う登山客も多そう。さて阿能川岳は何パーティーいるかな? >(答え)オレだけ(笑)
去年、4パーティーくらい会ってたのでいるかと思ったが6:30時点ではPに自分だけ。やや敗退確率上がったかな? トレースは当然皆無。ワカン付けず行こうと思ったが、最初の数歩で無理なことが発覚。すぐ付けて早速ラッセル開始。
尾根に出れば風で雪も締まっているだろう。それまでの辛抱、という事で頑張るが最初の1時間弱はかなりハードだった。途中でルートもよくわからなくなり、去年のルートよりはショートカット気味に直登してしまったような。巻けば斜度が落ちるのは分かったが、雪が深すぎて長い距離を歩きたくない、そんな感じでした。ただ真北に続く尾根に乗ってからは時折深いところはあるものの、堅いところと交互にくるのでそれほど足には来ない。それにしてもすごい雪の量。記録的な寡雪だった去年と較べると雪庇のデカさが違う。ジャマだった枝もほとんど雪の下だ。おかげで写真をガンガン撮れる。ただしヒドゥン落とし穴に要注意。埋まったシャクナゲの上に積もっているところはスカッと踏み抜く。。3度ほど80cmくらい落下した。
ヤセ尾根になってからは何か所が注意が必要。なかでも尾根のように見えるが、そのまま進むと真っ逆さまに落ちるような個所あり、ここは左から急斜面を巻く。去年通ってたのですぐ分かったが、初見の人は注意必要。
このあたりから西側の眺望がよくなる。小出俣山とその左奥は仙ノ倉山だろうか?真っ白な山々が美しい。疲労が激しいので多めの休憩を取って進んだ。波打つ雪庇が続く尾根は時折、雪庇を崩しつつ進む箇所も出てくる。雪がヤワいのでなかなか大変なところもあった。
三岩山を越えるといよいよ山頂が見えてくる。東に連続する雪庇をもつ稜線上に、凸点ではないピークを持つのが阿能川岳だ。俎山稜はガスに覆われてはいるが見えている。ただ雪が着きすぎて、岩場の険しさが分かりづらいのはちょい残念。谷川方面は越後側から絶えず沸くガスで見えない。ただ去年に比べれば断然いい景観だ。なにしろ心眼で見るほかなかったのだから(笑)
ガスが取れないかなぁとかなり待ったが、完全には取れず。風で体も冷えたので戻る事にする。1時間後にはガスが完全に取れていたが、これっばかりはしょうがない。でも写真は結構満足でした。
帰りは帰りで雪が緩み、気の抜けない箇所多かったが無事帰還。帰りの1/3くらいで男女のパーティーに出会ったが、今日はそれだけ。残雪期の方が人が多いのかもしれない。
阿能川岳、樹林帯が続きますがヤセ尾根で雪庇が育っており初心者が手軽に行ける山ではないものの、楽しい山です。ラッセル好きなら楽しめると思います。ただ今日ほど雪が多いとヤセ尾根のルート選択は注意ですね。
上越方面や谷川エリアは今年は雪が多く、ラッセルが厳しいことが予想されたので1人では難しいかなと思いましたが、やり切りましたか。すごいですね
「残念でしたね。来月にでももう一度、今度は小出俣山を目指しましょう」なんてコメントを考えていたのですが、使う機会が無くて良かったです
コメントにもあるように昨年とは全く違う景観にびっくりですね。まあ、本来の姿が見れたということなんでしょうが・・
寒さも大丈夫ですし、ラッセルに耐えられる体力も戻ったことが証明されたので、もう完全回復と言って問題なしですね
yoshiさん、こんにちは〜
なんとかやり切りました!お二方とも敗退時をご心配頂けたようで
案外風が吹いていて、日影に入ると体感温度ぐっと下がりました。Finetrack上のL2を買い足せば、マイナス20度クラスで無ければある程度なんとかなりそうです。小出俣山も雪ついていていい感じでしたよ。
遠来の一人では、ほとんど無理だと思っていました。
阿能川岳まで行かない事には目的の展望は得られないので、途中撤退だったら気の毒だなぁ、なんて考えていましたが杞憂でした。
綺麗な写真も撮れて、目的達成りっぱなもんです
私は武尊の麓で、青空を恨めしく見上げながら仕事でした(涙)
gankoyaさん、こんにちは〜
そうなんですよね。阿能川岳までいかないとあちら側は見られませんからね〜。途中時間を気にしつつも、天気いいから下山暗くなっても頑張るか〜?と、撤退時刻を少しずつ遅めにして、最後は14時を設定してました。尾根上はラッセルが限定的になったので思ったより早く到着出来ました。
武尊山何度も振り返りました。あのあたりにいらしたのですか〜、この天気で土曜仕事じゃ涙でますね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する