医王山白兀山【ハニーちゃんの快気ATTACK】

2017年02月12日(日) [日帰り]

• GPS: 04:38
• 距離: 10.1km
• 登り: 533m
• 下り: 503m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:32

9:33 見上峠駐車場
10:34 10:37 西尾平
11:00 しがらくび
11:38 11:42 白兀山
12:13 12:14 しがらくび
12:29 12:33 西尾平
14:05 見上峠駐車場

天候

くもりのち雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

見上峠の路側帯スペースに駐車
こちらのスペースには20台くらいは停められますでしょうか。
本日はあいにくの荒天にも関わらず満員御礼でございましてスポーツセンター側の車道にも路駐されておられる車輛が見受けられました。

コース状況／危険箇所等

○見上峠ー医王の里
林道歩きでトレースバッチリ危険個所なし。

○医王の里ー西尾平ーしがらくび
ご機嫌の林間散策はトレースバッチリで危険個所なし。
ただしトレースがございませんとルーファイ能力が求められます。
とくに西尾平〜しがらくび間の林間遊戯は冬季限定のパラダイスゾーンとなりますので地図、GPSをこまめにチェックしながらお楽しみくださいませ。
「前山」を発見できますとちょっと嬉しくなっちゃいますよ。

○しがらくびー前兀
これまたこの時期限定のkokoro弾むしがらくび〜前兀区間を楽しんじゃおう。
だがこの区間はなかなかの急登区間でありまして最初にラッセルを担当されるお方は強烈に苦しい展開が強いられるので覚悟が必要だ。
この区間を楽に挑みたいのであれば朝の出発時刻を意図的に遅めで入り、現地のトレースがガチガチに固まった頃合いをみて登りますと鼻歌交じりのお気楽展開で難なく攻め落とす事が出来ますわよ。

○白兀山ーナカオ新道分岐
白兀PEAKの積雪量は3mくらいはありますでしょうか。
展望デッキの手すりだけがニュキっと顔を出している状況ですわ。
白兀山から夕霧峠へと向かう区間は尾根の痩せたポイントの通過となる。
ただ雪がもっふもふ状態なので万が一転倒しても沈み込むだけに留まり滑落には至らないと思いますので見た目ほどの恐怖心はありません。
更に先行者様によるトレースがバッチリとございますたので安心して通過する事ができましたわ。

○ブナ坂ダウンヒル
真冬限定の絶叫ハイライトコース。
癒しのブナ林が展開する中を急降下ダウンヒルが満喫できる超ルンルンなフィールドよ。
ふっかふか雪がどっさりと積もった時のスーシューダウンがめっちゃオモロイねん。
時にはflying attackもやっちゃえ〜！

○林道出合ーしがらくび
この日のしがらくびから夕霧峠を目指されているお方がおられなかったようで林道は完全リセットされておりました。
しがらくびまでの林道区間はモフモフ雪の膝ラッセルを強いられていましたが途中辺りから夕霧を目指されるハイカー様とすれ違い、そのお方がお付けになられたトレースを使用させていただきました。
また道中ではところどころで雪崩れた箇所も見受けられましたので通過の際には慎重かつ迅速にされるべし。

その他周辺情報

金沢市大桑町にございます大桑おんま温泉「楽ちんの湯」さんに立ち寄らさせていただきぬくぬくゆったりSPAダイブを楽しまさせていただきました。
宜しければ下記HPもご覧くださいまっせ。
http://www.rakuchinnoyu.com/business.html

写真

見上峠

朝ゆっくり目の9時半に現地到着。
こちらには生憎の荒天にも関わらずたくさんのお車でほぼ満員御礼状態となっていたわよ。
停まっているお車を拝見しますとどれもこれも高級車ばかりでしたわ。
帰りの際にはウチのポンコツマシーンを置き去りにして年式の新しいイケてるSUV車をかっぱらっていくとしよう。

いざ出陣

「よ〜し、今日は最初っから山道ラッセルで攻めていくぜ！」と気合バンバンMODEでいたのですけど、私の支度がもたついていた間に先行して進みだしたハニーちゃんはトレースばっちりの林道を登り始めていた。
「お〜い！、最初から山道をルーファイしていくんやで〜！」。
「イヤだ！、もう降りるのメンドクセ〜！」。
「…」。
作戦の計画及び伝達がおろそかとなった典型的な悪い一例。
ついでに言うと統率も取れちゃいないやん。

降りしきる雪

まぁ今日はハニーちゃんの長引いた風邪からの復帰第一戦となるのであまり無茶も出来やしません。
リスクの少ない林道歩きでウォーミングアップをさせて彼女の様子を見てみるとしよう。
それにしてもトレースっつのはホント有難い存在ですわね〜。
（前回の赤兎山小原林道の蟻地獄ラッセル体験からしみじみとその有難さに感謝するMillerさんであった）

医王の里

早くも暑くてしょうがない。
ちょいとあづま屋に立ち寄って衣服調整をいたしましょ。
ダウン、ネックウォーマー、いらないいらない。
そすて今回は未だに捨てられない中学生の頃のダッサイ体育着をインナーに…。
「誰にも見られなければまぁいいか」と思って今も現役バリバリで愛用し続けているが流石にアウターのチャックを降ろしたらボロンと丸見えっつうのはめっちゃ抵抗がある。
このお山では知人と出会う確率も高いからここで早々に始末しておこう。
よ〜し、これでだいぶ身軽になったわよ。

Mの喜劇

恥ずかしい体育着を脱ぎヌギしている間にハニーちゃんが林道に出て何やら足元を見ながらウロチョロしちゃっているよ。
「よし、できたー！」。
雪面には「M」の文字が出来上がっていた。
ん？、何だこりゃ？
変態へのエールでっか？

RED & BLACK

つい先日、お山に行けない退屈なハニーちゃんを誘ってショップへ出向きGOREの真っ赤なハードシェルを新調してあげた。
今の彼女はこんな冴えないお天気とは裏腹に気分は超ウキウキやねん。
ゲイターの赤ともお揃いとなったからナイスコーディネートとなったよね。
でも、この配色コーディネートはどこかで見たことがあるような？？？。
あそうだ、これはSanchanさんのお気に入りカラーでもあるんだったわ。
う〜ん、そう考えると実にイヤらしい。

山の中へIN

気乗りしない林道歩きを止めてこれより灌木帯へと潜入するわよ。
ちょいとヤブっぽいところもあるけれど気になるレベルじゃありませんわ。
こういったところではルーファイラッセルもオモロイんですけれど今回は先行者様がきっちりとトレースを付けていてくださいますたわ。
あ〜りがとごぜ〜ます。

目指す鉄塔

鉄塔が見えると進むべき方向は間違っていない。
ここへ通いなれた熟練ハイカー様ですと目を瞑っていても的確なコース取りが出来るんでしょうね。
私どもは一応GPSでチラ見確認よ。

やがて杉林の中へ

杉林の中へ進みますと木々にたっぷりと降り積もった雪がドドドドドってのもあるから気が抜けないわよ。
特に日中の陽射しが出てきた時などはデンジャラスで要警戒よ。

青空出現！

おお〜っ、雪が止んだわ。
そすて辺りが明るくなってきたじゃない。
そすてそすて青空までが出てきちゃったわよ。
北陸の冬型のお天気ではたまにこういった天空サービスもあるから嬉しいよね。

きれーっす

晴れると木々はうちくしいやね〜。
うっとりウットリ。

どこでもOK

西尾平の林の中はどこでもお好きなところを歩き放題よ。
私は広い平原部を攻めて、ハニーちゃんは尾根筋を登り上げてルンルンしちゃっているわ。

わ〜いわ〜い！

ハニーちゃん、超ご機嫌であります。
今までのストレスを思いっきり発散しちゃっていますわね〜。
良かった良かった。

しょれ〜っ！

「うあっ⁉、ドテっ!!!」。
「ちょっと〜！。早く〜！。早く起こして〜！」
雪の蟻地獄にもがくハニーちゃんをしばらく放置。
ハニーちゃん、アナタ浮かれすぎよ。
フッカフカ雪でコケてしまったらこれは遭難と一緒ね。
自分ではどうにもなりゃしませんわ。

難攻不落攻め

なんとハニーちゃんはこの時期の槍の穂先を攻めるよりも難しいと称される西尾平小屋の屋根のてっぺんを果敢に攻めていた。
うんしょ、うんしょ…。

見事制覇！

「ヤッター！」。
厳冬期限定のバリエーションを難なく制覇。
誠にお見事でごじゃいます。
はい拍手、パチパチパチ。

嬉しい仲良しさん登場！

西尾平小屋の前では顔見知りのハイカー様達と嬉しい再会を果たしましたわよ。
なんと私達Miller隊の尊敬する山のスペシャリスト「syounenkさん」がおいでたのよね。
そしてYouちゃんともご一緒しておられメチャ感激しちゃったわよん。
ほれほれ、Youちゃん、久しぶりやんツンツン。
さらに更に私と同じ医王山をホームとするヤマレコユーザーの「nobu301さん」とも会えちゃったもんね。
今日はホント会えるような気がしたんだよね。
読みが見事に的中しちゃって私ゃ嬉しいよ。

西尾平休憩舎

シーズン当初は歴史的雪不足なんて心配していましたけれど、今では例年の冬と同じくらいにどっかりと積もっちゃっていましたわ。
もっと降れ〜、もっと降りやがれ〜！

急登攻略

西尾平からはまたまた灌木帯にINしちゃうからね。
こちらの区間も夏道無視のこの時期限定コースをたどるで。
序盤はいきなりの急登となるんですけれど頼もしいsyounenkさんたちが先行して攻略していただいた御陰でめっちゃ楽をさせていただきますた。

再び雪模様

またチラチラと雪が降ってまいりましたわ。
そんなのいいって事よ。
今日はお天気こそ冴えないがビュービュー吹き荒れるような事にはなっていないのでヨシとする。

ここも好きだな〜

ここの林の中の藪も完全に埋まり広くってどこでも歩けちゃう。
だけど基本は高い方へと意識して進めていこうネ。
そうすると気になる場所へと辿りつくことが出来ちゃうよん。

前山YES！

国土地理院地図にも記されている「前山724地点」に到達したわよ。
だけどこの辺りは灌木帯が支配している上にとても平坦だからPEAK感のある雰囲気ではないねん。
山頂っぽくない分だけここの標識を見つけるのもそう簡単ではないんだけれどその分見事BINGOしちゃうとめちゃ嬉しくなんねん。

しがらくび

しがらくびに差し掛かると先行するsyounenkさんチームと合流いたしました。
ここからも夏道を外れこの時期限定の前兀ATTACKをやっちゃうわよ〜ん。
それにしましても先行するsyounenkさんの緑のオスプレーザックカバーがめっちゃアクセントとなっていてカッコいいねん。

めっちゃ急登(＠_＠;)

前兀PEAKまではなかなか骨のいる試練の登りが続きますねん。
さらに密集するブナの低木を縫う様に進めなくてはならないから大変だ。
人様のトレースに全て頼りっぱなしで進めていくと「ゲゲっ⁉、行き止まりやん！」といった可能性もあるうるので随所に地形読みと状況判断はできるようにしないとね。

正念場

くぁ〜、この辺りの斜度が一番キツいぜ。

水墨画ART

振り返りますと歩いてきた前山の森を見下ろす。
今にも雪雲が覆い掛かろうとしていて景観にカラーが全くない。
これが冬の北陸特有の景色だ。
しかし、これはこれでシックな雰囲気をもたらせてくれるので私的にはむしろ好き景観の一つでもあるわ。

前兀制覇

「立ったで〜！」。
ここに来たのは何年ぶりになるかしら？
この地に立つには途中の藪が落ち着いてくれないと厳しいものがあるからね〜。
何年か前に挑んだ際には途中敗退も余儀なくされたから今回は立てて本当に嬉しいよ。
そして先行されていたsyounenkさんチームにはホント感謝であります。
ありがとうございました。

前兀PEAKからの唯一の眺め

前方には本日挑む最高峰の白兀山が聳える。
それ以外は真っ白な世界に覆い尽くされて何も見えない。

いざ最高峰へ

先頭を行くnobuさんはもう白兀PEAKに差し掛かろうとしている。
ウチらも彼の後を追う様に白兀を目指すとするわよ。

モンスター成長中

蔵王に生息する立派な怪獣ではありませんが、ここにいるヤツらも日々それらを目標として成長している次第であります。
今後の彼らを期待してゆっくりと見守ってあげましょ。

もうちょいもうちょい

雪が一段と強く降ってきたー。
白兀PEAKでの360°の景色は絶望的だ。

とーちゃーく

遂に白兀山山頂に到達しちゃったわよ。
山頂展望デッキは手すりだけニョキっと出ているだけとなっているから積雪量は2.5mってところかしらね。

白兀山896m制覇印

ブナの木に掲げられた白兀山の表示板の前でパチリ[[camera]]
この空模様ではここでゆっくりランチって訳にはいかないわね。
画像に収めたらとっとと下山いたしましょ。
私たちはここでsyounenkさんチームとお別れし、ナカオ分岐よりブナ坂を降りて林道を出る作戦に決めた。

いざナカオ分岐へ

痩せ尾根ダウン

両側が切れ落ちていて思わずビビっちゃいますが雪がフカフカなのでコケてもその場に留まり滑落には至りません。
それにnobuさんの付けられたトレースもしっかりしているので安心安心。
行っちゃえ行っちゃえ！

ナカオ分岐

ここら一帯はブナの密集した素敵なポイントよ。
医王山の中でも私の好きな場所の一つね。
今日も雪が着雪していてとてもいい雰囲気だわ。
そすてここからは胸の躍るブナ坂へ降りていっちゃうわよ〜。

急降下絶叫ダウンヒル

ここの斜度はいったいどれくらいあるんだろうか？
この区間を登りで挑むことは正直不可能じゃない？ってなくらいの急こう配なのよ。
だけど下りで使う分には心臓ボロンとなっちまうくらいオモロイねん。

ひゃっほ〜[[audio]]

豪快なブナ林に囲まれてのウキウキダウンヒルはたまんねーです。
ここからはパラパラ漫画タッチでどうぞ。

ふ〜[[heart]]

足を止めおとぎの世界にしばしウットリするハニーちゃん。

フカフカ斜度はこんな感じ

もしも、「ここを登りな！」とハニーちゃんに命令されたら「イヤだ！、無理だ！、私をいじめないで！」と土下座して勘弁していただく事となるでしょう。
ですが。
「Millerさんお願い、登って…」って、憧れのマユミさんからお願いされたら「ガッテンです！。楽勝楽勝！」と私の男気をお見せする事になるでしょう。

振り返るとこんな感じ

スキーでTRYしてもご機嫌な斜面かもね。
でもこの区間の距離は大したことがないからスキーだと1分も掛からないうちに林道に合流しちゃうわね。

更にダウンdown

リンドリンド

今日一番のお楽しみであった絶叫コースターこれにて終了。
そすてリンドに出ちゃいました。
おやおや？、トレースがありませんわ。
今日は夕霧に向かう人がいなかったみたいね。
冴えない予報だったので眺望は撃沈だもんね。
稜線を目指してもただのトレーニングで終わっちまうわな。

こんもり

しがらくび方面に目を向けてもトレースはありませぬ。
雪が一段と強くなってきたので下山させていただきますわ。
あずま屋のある医王の里でランチを楽しむといたしましょうや。

チャレンジャー登場

私達は林道をフカフカ膝ラッセルを強いられしがらくびへと降りていた。
すると…。
「ん？、人だ。」。
前方からこちらに向かってくるハイカーさんが現れたのだ。
パッと見足が短い人なのか？膝上まで埋まっちゃっているようにも見える。
ま、まさか、ツボラッセルをやってんじゃないだろうね？
このお天気の中を蟻地獄化した林道でホントよくやるよ。
（このお方、ちゃんとスノーシューを装着していたので安堵したわ）

西尾平

下山時にも立ち寄った西尾平。
だ〜れもいない。
こんな降りしきるお天気では山頂を目指しても落ち着いていられないしきっとみんな諦めて帰っちゃったんだろうね。

サプライズ

降りしきる雪の林道を写真も撮らずにモクモクと歩いて医王の里に辿り着いた。
そしてハニーちゃんからあるモノを手渡された。
「このチョコレートはsyounenkさんからMillerさんにって…」。
「うわ〜、バレンタインチョコだ〜[[heart]]、やった〜!!!」。
syounenkさん、素敵なサプライズをありがとうございました。
Millerさんはめっちゃ嬉しかったですわ。
ひゅ〜ひゅ〜[[audio]]

昼時ベストセラー

寒い時にはやっぱコレっしょ。
具材たっぷりの塩ラーメンが一番の御馳走やねん。
ここでの食事中に一緒となった好青年様と和やかな団らんの一時を過ごし、彼から温か〜いコーヒーを御馳走になりましたのよ。
その節は本当にありがとうございました。

脇役エキストラ

すみません、最後に私を載せてやってくださいませ。

試合終了

無事に駐車場まで辿り着いたらどのマシーンも雪だるまにされていた。
おやおや？
黒の三菱D5が停まっているな〜。
あの車をもらって帰るか…。

感想

K-Miller

皆さま、こんにつは。
早いもので今年ももう2月の中旬を過ぎてしまいましたわね。
遅いのは私のアップだけって事のようね（プププ…）。
さてさて、「ホント迷惑しちゃうわ」ってな存在のインフルエンザが全国的に大流行しちゃっていますわね。
ウチのエースのハニーちゃんもそれっぽい症状が出て長い期間苦しめられますたの。
つっても幸いインフルでは無かったんですけどね。
それでもやる気が漲らないダウーンな日々を過ごしていたから可哀想カワイソウ。
そんな彼女が苦しんでいる最中でもお気楽Millerさんは週末になると一人でお山を満喫いたしておりましたわネ。
「ひどい！、こんな白状なヤツなんか見たことないね」。
確かにそうかもしんない。
私がウチに残ってその間の家事や同居ネコの世話、熱帯魚の育児に至るまで全て引き受けてあげられればハニーちゃんはどれだけ助かる事かとつくづく思いますたわ。
だけど、だけど…。
ひとつ、「洗濯器を回したことが無い」。
ひとつ、「ジャーでお米を炊いた事がない」。
ひとつ、「裁縫やミシンの使い方も知らない」。
私が出来る事と言えば切れてしまった電球の交換くらいなモノです。
こんな人が狭いウチの中にいても邪魔なだけでしかありませんよね。
ウチにいても邪魔なだけだから外に行くしか手立ては無い。
外に行くっつってもどこに行く？ってなもんだから結局は親しみ慣れたお山しかあらへんねん。
そして彼女に楽しんだ土産話をしてあげて「私も早く病気を治してお山に行きた〜い！」ってな気にさせてあげるねん。
俺って優しいね〜。
そんな私の涙ぐましい努力の甲斐あってハニーちゃんが元気になりました。
そすてお山に行く時がやってきた。
でもすっかり体力が落ちちゃっていると思うからいきなりの「どMハードアタック」は酷ってもんでしょう。
今回は彼女の様子見も兼ねてホームの医王山にまったり雪歩き散策と決めましたわ。

これより本題。
「暇だ〜！どこか連れてけ〜！」。
体調が回復しつつあるハニーちゃんの苦言。
そうは言ってもお山へは連れていけない。
そんな彼女の気晴らしにでもなればと思いあるアウトドアショップ専門へ出向いてみました。
こちらのショップでは日頃の彼女への感謝の意味も込めて今の彼女が「これだ〜！」と思えるくらいの気に入った品物でもあればと思い立ち寄ったのでありましたの。
こういった夢のあるお店にいさせていただけるだけで「ウフフ、し・あ・わ・せ」ってな気分に浸ることができますよね。
私達もお金が無いくせして3時間以上も滞在してしまいますたわ。
「私、このハードシェルが気に入ったわ！」。
「ほうほうほう、左様でありますか。ハニーちゃんにとってもお似合いでグーでありましてよ」。
「すみませ〜ん、このハードシェルを25年ローンでお願いいたしま〜す！」。
「ま、誠に申し訳ございません。当店ではそういったサービスはお引き受け兼ねるのでありまして…（手もみ手もみ）」。
「あ〜ん、なんだって〜？？？。つうことは何だ、私に金を持ってこいって言いたい訳？？？」。
「まるでそれじゃ近所の駄菓子屋で仮面ライダースナックを買うのと一緒やないか…」。
「ま、誠に申し訳ございません…（手もみ手もみ）。」。
へいへい、そう言われますならそうさせていただきますわ。
ここは一旦ショップを離れ、すぐ近所にありましたコンビニの金融機関サービスを破壊＆強奪に成功してお金を工面した。
そすてハニーちゃんの目出度く快気を祝う山行を真新しいお気に入りハードシェルで楽しむ時がやってきたのだ。
やってきましたのは郷土民に愛される雪の医王山見上峠であります。
不安定な予報に相反してではありますが多数のハイカー様が既にアタックされておられるようであります。
今現在の販売価格でも200万円を超えるような立派な中古車がズラ〜リと展示されておられましたわ。
積雪量はおかわり自由ってなくらいに豊富で取付きからスノーシュー装備で挑む事になり、医王の里から上では森散策に転じ厳冬期ならではのフカフカハイクを堪能する事が出来ましたわ。
やがて西尾平に到着いたしますと厳冬期のお楽しみの一つでもある小屋の屋根上アタックも可能なくらいに雪が豊富でありました。
そして更なるサプライズが待ち受けておりましたわよん。
こちらには私どもが尊敬する山のスペシャリストのsyounenkさんがおいでになられましたのよ。
そして更には同じ医王山をホームとされておられますヤマレコユーザーさんの「nobu301さん」もおられたのでありました。
地元の雪の名山で久しぶりの再会、嬉しいっすよね〜。
ハニーちゃんもおNEWのハードシェルで超ウキウキだわ。
やがて白兀山も制覇し、この後はグル〜リと周回でもと目論んでいましたけれど生憎のお天気が更に悪化。
大好きなブナ坂の雪景色を堪能しながら絶叫ダウンヒルを楽しみ下山と決めた。
医王の里のあずな屋に立ち寄り定番メニューの懐暖まる塩ラーメンを楽しくゴチとなった。
今回は距離的には物足りなさも感じられるものの病み上がりのハニーちゃんとしては十分頑張ってくれた結果が残せたかなと満足しております。
そして何より素敵な地元のお山仲間様との再会が果たせこの上ない結果ともなりました。
やっぱ、雪の医王山劇場は何が起きるか分からないサプライズがあって魅力的ですよ。
また良い機会がありましたら大池平やグル〜リ周回も楽しみたいと感じました。

おしまい。

コメント

ももちゃん🍄

塩ラーメン
Millerさんこんばんは。
たまにはお邪魔させていただきますよ。

ハニーさん回復されて何よりです〜周回遅れでラッセル新雪の写真を見て興奮させていただきました
あ、念のため。ハニーさんを見て興奮したのではなく、新雪を見て興奮したので・・・ん？分かってるって？(笑)
それではハニーさんに失礼になりますので、ハニーさんが新雪に戯れているシーンを見て興奮したということにさせてください
それにしてもよだれの出そうな斜面ですね〜これくらいのラッセルで小原林道を攻めるのが本当のドＭですよね

がんちゃん

ナイスコーディネート
やっぱりRED&Blackですよねぇ。
僕のアウターもパンツもつぎはぎだらけでそろそろボロボロになってきたので25年ローンで買い換えようかな。
あーでも黒のD5もそろそろボロボロになってきたし・・・こっちはローン組んでも買えなさそう；；

ハニーちゃん、復活おめでとうございます。
「鏡さんが無理やり連れ出してるんじゃねーの？」と最初は疑いましたが、屋根に登ってるお姿を拝見して完全復活を確信しました（笑）

なお先週末の19日は家族サービスで医王山スキー場に行ってましたよ＾＾

syounenk

うれしい再会
なんと今年になって二度目の再会♡うれしかったです。本当は一緒に行動したかったんのですが、私たちはかんじきだったし、同行の仲間もいたので残念！でも結局同じく底無しパウダーのブナ坂を下って途中の台地でカップ麺を食べて大満足でした。悪天や寒さもものともせずアツアツのお二人のおかげで大満喫できましたよ。今度はどこで会えるかなあ(^^♪
あ、そうそうアルピニストミラーダーリンに会えるとわかっていたら手作りの本命チョコ持って行ったのですが、仕方なく手持ちの行動食チョコですいませんでした(;^ω^)決して義理チョコではありませんよ〜

K-Miller

男は黙ってラッセル三昧よ
momochannさん、こんにつは。
ありがとうございまする。

どう？興奮しちゃったでしょ。
これくらいモフモフの雪の中を歩かないとアドレナリンが騒がないわよね〜。
そすてこれくらいモフモフの雪の中を頑張らないとお楽しみの塩ラーメンも美味しくないねん。

また赤兎山行きたいわ〜。
でも大活躍しているnkさんコンビの赤兎劇場を見る限りではもう今シーズンはドMを語れるモフモフ天国にはならないのかしら？
それを思うとちょぴり寂しいような…。

それはそうとmomochannさん、アナタのおNEWのプロフ画像は何なの⁉
最初はどなたか分からなかったじゃない。
もしやこのスンゲー画像は百四丈の氷瀑でっか？
私的には今までのチャリにまたがったすし屋の出前持ちスタイルがとても味があってniceだったんだけどな〜。
もう見れないの？？？
それも思うとちょぴり寂しいわ。

ももちゃん🍄

Re: 男は黙ってラッセル三昧よ
ですよね〜小原林道はやっぱりラッセルしてあるいてこそ価値があるってもんです(笑)
どうですか今週末あたり、リベンジに〜
私も小原林道から大長山か赤兎山を考えているところです

プロフ画像はもち百四丈滝ですよ〜
前の写真は、巨大ザック背負ってスキーをチャリにくくりつけてる姿ですが、実はあれ小原林道で撮ったんです(笑)
今年は百四丈滝イヤーなので、年内は滝の写真で我慢してくださいな〜
またもっとドＭな写真に入れ替えようと思ってます(笑)

nobu301

再会が嬉しかった
K-Millerさん、まいどさ〜ん。

見上峠PでMillerさんの車（ベンツ）後ろに止めることができたので、
もしかして会えるかと思いながら・・・・
西尾平の屋根から出てきたハニーさんにびっくり？
Millerさん＆ハニーさんペアとまた再会でき嬉しい限りです。
西尾平からお二人の後を追従するも、もたもたしてなかなか追いつかず？
前兀手前から追い越して先へ、奥の院まで行く予定だったので悪しからず。
でも結局夕霧峠でギブアップ、後は林道で下山。
ノントレースのふかふかな雪を踏んできました。
途中、激急坂・ブナ坂で踏みあとを見かけたので、もしかと思いながらと帰ってきました。

またの再会を願っています。

K-Miller

悩ましいRED & BLACK
Sanchanさん、こんにちは。
ありがとうございます。

やっぱRED & BLACKがカッコいいっすか？
最初はハニーちゃんにターコイズBLUEのハードシェルが落ち着いた大人の雰囲気を醸し出していておススメしたんだけど、「そんなのイヤだ！」と一蹴されちゃったわ。
「やっぱ衣装は情熱のバラ色でないと華やかにカルメンを踊れないじゃない！」って事らしいねん。
そこまでおしゃるんなら西尾平小屋の屋根の上で口にバラをくわえ華麗にカルメンの舞を披露して欲しかったものですわ。

えっ⁉、なんですって！
Sanchanさんも医王山に出没してたってか！
そうだと分かっていればウチのポンコツレガシーをそっと置いてきて、ゆとり三畳間のD5をいただいてくるんだったわ

K-Miller

自慢の本命チョコGET！
syounenkさん、こんにちは。
ありがとうございます。

いやぁ医王山ドラマ劇場は楽しいっすね〜。
私達的にはホント久しぶりの前兀制覇だったので心躍りましたわ。
とは言え何回挑んでもシンドイのには変わらない急登ですわ。
先行していただいたsyounenkさんたちがおいでなかったら途中でギブアップもあったかも…。

「決して義理チョコではありませんよ」。
分かりますとも、分かっておりますよ。
私もね、やっと胸張って自慢できる夢心地が起きてくれたな〜と興奮しちゃってのであります。
この勢いがあれば私も今現在繰り広げられている白山市議会議員選挙に立候補しちゃうともしや…

またハニーちゃん共々一緒に歩けましたら最高です。

K-Miller

雪はモフモフ、でも春近し…
nobuさん、こんにちは。
ありうがとうございます。

今回の山行の３日前にもnobuさんは医王山（見上〜白兀）をtryされておられましたでしょ。
今回はお天気も冴えない予報だったからnobuさん来られないかも？、なんて思っていましたけれどやはり現れてくれましたね。
もうご自分のお庭のように歩きまくっておられますね〜。
私どももそんなバイタリティー溢れるnobuさんとお会い出来てたいへん感激いたしましたよ。
この日はお天気はイマイチでしたが雪は今シーズン一番と言ってもいいくらいのモフモフを楽しめましたわ。
やっぱSEASON一回くらいは腰くらいまで埋まる雪を楽しまないと遊んだ気がいたしませんよ。
でもね〜、その一週間後にはもう春を感じていましたよ。
そう考えるとちょっと寂しいね。
でもnobuさんとはホームグランドが一緒なのでこの後もお会い出来そうな気がいたします。
その時にはまたヨロシクお願いいたしますわ。

K-Miller

Mを愛して、長〜く愛して
momochannさん、毎度毎度ありがとうございます。

ほうほうほう。
これまた公約どおり小原ハイウェイに繰り出される事に決定でしか？
明日あさっての北陸痴呆は雪予報となっているのでmomochannさんご希望のモフモフラッセルは約束される確率高いよね。
それでもあれよ、momochannさんが昨年末にtryした小原峠物語と似たドラマ展開となるような気がするねんけど…。
昨年赤兎でmomochannさんと出会った時のようにGAME「silent hill」状態（視界不良の真っ白な世界）っつうのが目に見える。
オゾまし〜。
やっぱ小原ハイウェイを挑む際には白山＆別山の大展望と小原の森の煌めく樹氷が約束されてくれない事には往復20km超えのレンコン掘り歩行を頑張れる気力が沸きませぬ。
って言うか根性なしの私が挑むと途中でぶっ倒れちゃって雪解けが来るまで発見されないパターンに陥ると思うで。

でもお天気が回復傾向に転ずるというのであればmomochannさんのラッセルの後に敷かれる赤いじゅうたんを歩いてみよるのも悪くないわね。

ももちゃん🍄

Re: Mを愛してくださいな(笑)
まだ取立山〜鉢伏山〜大長山にするか、小原ハイウェイから赤兎山か大長山にするか決めかねてるのですが・・・意外と土曜日は天気がいい感じみたいなんですよね。小雪のち晴れ、みたいな。
私はもう小原から赤兎山避難小屋を今期制覇済みなので(笑)、そろそろ大長山に行かないとって気分なんですよね〜
朝まで雪が降るってことはもちろん樹氷は確約、そして少し晴天で白い女王様に土下座！もう最高のシチュエーションって妄想に掻き立てられてます
という訳で明日の夜決定しようかとーよろしければラッセル跡使ってくださいな

K-Miller

白い女神
momochannさん、こんぬつは。
またまたまた股、ありがとうございます。

ほうほう、大長山でっか。
それもようございますわね〜。
先週だったか私の仲良しさんも大長山PEAKを制覇しちゃってきますたわ。
nkさんコンビの赤兎アップで「大長山の頂に人がいる」っていう画像が載っていたでしょ。
そのお方が張本人よ。
そろそろ雪が締まりだしてきますと取立山ー鉢伏山ー大長山のホットラインが賑わいだしてきますからまだ静かなうちに攻めるっつうのもいかもね。

ちなみに優柔不断児の私の明日の作戦はまだ決まっちゃおりませぬ。
北陸痴呆のお天気がイマイチしっくりとこない気がすんねんけど…。
せめて私の２２歳を迎える誕生日くらいはスカッと晴れが約束された場所で「お一人様歓迎会」でもやってみたいなと思っちゃっているもんでね。