【根尾】藤谷山〜角二股【黒津より周回】
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- GPS
- 07:42
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 875m
- 下り
- 877m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:42
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はなく、当然道標の類はありません。ただ、藤谷山・角二股ともに山頂プレートはありました。行かれる時は自己責任でお願いします。 |
その他周辺情報 | 道の駅と温泉がセットであります。 【道の駅・うすずみ桜の里・ねお】 http://www.usuzumi.or.jp/sakura-sato/ 【うすずみ温泉四季彩館】 http://www.usuzumi.or.jp/index.php |
写真
感想
GWに突入ということで、奥美濃(個人的に揖斐・根尾・板取・郡上の山々の総称と定義)の新緑も最高潮。個人的にはGWに日本でもっとも美しい山域は奥美濃だと思っている私には、遠征の必要のないGWは一番お金がかからないシーズンといえます。晩秋から続く奥美濃ヤブ山最適シーズンのファイナルということでもあり、私もヤブ友・山だよ姉さんも気合を入れていきますよ。
【駐車地〜藤谷山】
道の駅・うすずみ桜の里・ねおに集合、狭い国道157号を2台で走るのもなんなので山だよ姉さんの車に乗せていただき、1台で根尾黒津の駐車地へ。いくつか検討していた登りの尾根を決めて、駐車地の真ん前の尾根に取付きます。出だしの植林はすぐに姿を消し、目も眩まんばかりのシロモジの新緑が光り輝く急な尾根を、時には四足歩行ではい上がります。
これから展開する奥美濃ヤブ山の絶景への期待に胸をふくらませ急登を頑張ると、標高650mあたりで傾斜は緩み尾根も広がります。ヤブも大したことなく、どこでも好きなように登って行けます。下生えのない林床の茶色とシロモジの黄緑色のコントラストが眩し過ぎます。大ぶりなブナも現れ始め、素晴らしいとりどりの緑が森中あふれています。こいいう新緑の季節はブナだけでなく、多種多様な落葉広葉樹林の揃う山のほうが華やかですね。そういう条件をそなえた奥美濃の山々はやはり素晴らしいといえましょう。
やがて稜線に向かって傾斜が増してくると、ブナ率が高まるとともに少しヤブがうるさくなってきました。新緑の早いブナが多いと木陰ができて強い日差しを遮ってくれますが、新緑というよりはや初夏の様相です。大きなブナを見つけては寄り道をしながら急登を登り切り稜線へ。すると再びヤブのないスッキリした道となりました。背の高いブナの尾根を北へ進んで藤谷山に到着です。三角点もない山ですが、地形図に名前がある山であり、山頂プレートがつけられていました。ここでザックを下し小休止とします。
【藤谷山〜茶屋峠〜角二股】
私としては藤谷山よりも期待の大きい角二股へむけて再スタートです。茶屋峠へは基本的には下りとなり、勢い余って根尾へ下る尾根に入ってしまい、あわてて引返します。シロモジの新緑のトンネルに続くストレートな尾根の後、一つコブを越えると右手植林が出てきて茶屋峠に到着しました。広場があるでもなく、地形図に破線としてある道らしきも確認できませんでした。本当に何のこともない場所でした。
茶屋峠から先は樹相が変わって、ブナよりもナラ類?の木々が支配するようになり、これらはまだ芽吹きだしたばかりで林床にGWの陽光が振り注ぎます。反面右手植林となる場面も多々あり、里山にありがちな光と闇の世界。
南東へ延びる大きなベロのような尾根を見送り850mの台地へ上がり、角二股へ向かうといきなりブナ林が再登場します。意外な展開に驚きました。角二股の三角点を見て、このブナ林のある方へ少し進んだところで気持ちのいい小広場のようなコブに出合い、ここでランチタイムの大休止としました。
【角二股〜駐車地】
下山の尾根も候補はいくつかありましたが、今回は茶屋峠のすぐ南の尾根を使うことにしました。かつての茶屋峠から黒津へ続く道はこの尾根にもあったんじゃないかとの推察と期待からでした。
角二股から地形図・785mまで戻り、黒津への尾根に入ります。はじめこそユズリハなどヤブがゴミゴミしていましたが、降り始めるとすっきりした林床になり、やはりシロモジの多い歩きやすい尾根でした。残念ながら雲が増えてきて日差しが遮られ、せっかくの新緑は精彩を欠いてしまいましたが、もうすでにここまででお腹いっぱいで下りに専念するには都合がいいくらいです。
そして中腹から下部では予想通りしっかりした幅のある道型があらわれました。部分的にはかなりいい状態で残っているところもあり、ここに峠道があったことを伝えています。トラバース個所では崩落しているところもありましたが、おおむねこれをたどり植林帯を抜けて国道へと実にすんなり降りることができました。あとはぽつりぽつりと往来する車に注意を払いながら駐車地へと戻りました。
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