日光・外山沢川庵沢
- GPS
- 05:36
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 892m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
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アクセス | |
ファイル |
(更新時刻:2018/09/16 23:35)
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感想
私にとって日光白根山への登路として最も適正な選択が、この庵沢だった。「関東周辺の沢」に補足的に掲載されているこの沢の記録は少ない。「日本登山大系」の解説は大袈裟に過ぎるものの、地図通りに廊下地形を呈して気分は盛り上がった。
国道から庵沢へと西に向かう道は、白樺林で実に気持ちの良い歩き出しだ。弓張峠手前で庵沢の切れ込みが見えてきて、ちょっと興奮する。入渓し、単調な河原を汗かきかき歩いて庵沢出合を目指す。緑沢出合が伏流しており、庵滝の存在で確認を取る。くつろいでいたら滝見物の一団がやってきて本当に驚いた。左岸より捲き上がると、再び平穏が訪れてナメ滝を登って行く。クキッと右曲すると直線廊下の始まりだ。両岸40m程に立ち、沢の規模の割に大きさを感じさせる廊下だ。その内容は、小滝が続いてその内二つの3,4m滝にロープを出した。廊下のどん詰まりには外山滝と呼ばれる大ナメ滝が涼やかに垂れ、それを捲き越えると平凡な沢へと転じた。産後初めてともいえる山行で疲れが見える細君は、降り出した雨も手伝い稜線に上がるまでにヘロヘロの様子だった。日光白根山へは論外、前白根山から湯元への急な旧道は登山口手前で不明瞭となり、日没間際にようやくスキー場上に出ることが出来た。
結果として、単独だったら引き返していたと思う。安易には捲けない地形だ、ロープも真面目に出したし、また小滝と言えど荷揚げもせざるを得ない滝だった。ハーケン・ハンマーも携行せず、一つだけ持っていったトリプルと、20mロープとシュリンゲ、そしてアブミでギリギリ対処することが出来た。これには満足している。何でも持っていきゃぁ良い、ってもんでもない。勿論、何でも省きゃぁ良い、ってもんでもない。
朝から我々のために坊主の面倒を見てくれていた義母には感謝します。そして、これを新婚旅行としよう。
<溯行図あり>
コメント
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庵沢の記録があまりなくて、ここにたどり着きました
ほぼ20年前の記録なのですね!
ルートを参考にさせて頂きますね🙇♀️
近年、この手のマナーがおろそかにされること多い中でご丁寧に連絡頂きありがとうございます。拙い記録ですがご参照下さい。栃木出身の、登山経験殆どない家内でも行けました。遡行されましたら御一報下さい。
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