ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1068289
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
十和田湖・八甲田

荒天予報下の南八甲田にアタック(逆川岳〜横沼〜ガチャポッチ〜櫛ヶ峯取り付〜横岳)

2017年02月18日(土) ~ 2017年02月19日(日)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
27:49
距離
13.2km
登り
835m
下り
828m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:16
休憩
0:05
合計
5:21
距離 6.0km 登り 650m 下り 113m
10:34
22
10:56
158
13:34
13:39
21
14:00
宿泊地
2日目
山行
5:28
休憩
0:06
合計
5:34
距離 7.2km 登り 179m 下り 723m
6:45
79
宿泊地
8:04
8:05
101
9:46
129
11:55
5
12:00
13
12:19
ゴール地点
天候 雪のち吹雪
過去天気図(気象庁) 2017年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
城ヶ倉大橋の黒石側駐車場を利用させてもらいました。
コース状況/
危険箇所等
人工物があるのは駐車場だけです(笑)

トイレは城ヶ倉大橋の青森側駐車場が使えます。
その他周辺情報 下山後に八甲田スキー場に行き、お昼ごはんを食べました。
この時期はイイ食事処にもなりますね(笑)

その後、ゲレンデの脇にある「八甲田リゾートホテル(寒水沢温泉)」で凍えた体を芯から解凍!
  日帰り入浴 大人500円
  露天風呂無し
  シャンプー・ボディーソープ付
  マッサージチェア無料
  利用可能時間 午後12時〜午後16時

ちょっと足をのばせば「酸ケ湯温泉」や「城ヶ倉温泉」などもあります。
城ヶ倉大橋の東側のトイレを借ります
ここで横沼まで行く「たがじょ」のメンバーとばったり
2017年02月18日 08:08撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
2/18 8:08
城ヶ倉大橋の東側のトイレを借ります
ここで横沼まで行く「たがじょ」のメンバーとばったり
ありゃ?
何なんだコノ青空は?
下界は激しい風雪だったんだけど・・・・・
2017年02月18日 08:08撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
2/18 8:08
ありゃ?
何なんだコノ青空は?
下界は激しい風雪だったんだけど・・・・・
里に雪を降らせている雲は低いみたいで、スタート地点では青空も
2017年02月18日 08:08撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
2/18 8:08
里に雪を降らせている雲は低いみたいで、スタート地点では青空も
雪壁切り崩し中
すいませ〜ん
準備が遅くて手伝えませんでした(^^ゞ
2017年02月18日 08:13撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10
2/18 8:13
雪壁切り崩し中
すいませ〜ん
準備が遅くて手伝えませんでした(^^ゞ
それでは、冒険へ出発です!
2017年02月18日 08:32撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
12
2/18 8:32
それでは、冒険へ出発です!
雪壁を登ってスキーを履いて
2017年02月18日 08:34撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6
2/18 8:34
雪壁を登ってスキーを履いて
いきなりの急登です
ウォーミングアップが激しすぎ。。。。。
2017年02月18日 08:35撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/18 8:35
いきなりの急登です
ウォーミングアップが激しすぎ。。。。。
ちなみに、城ヶ倉大橋の西側トイレはこの通り
下界は雪が少なめ(青森市)だけど
山はソコソコ積もってきています
2017年02月18日 08:35撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/18 8:35
ちなみに、城ヶ倉大橋の西側トイレはこの通り
下界は雪が少なめ(青森市)だけど
山はソコソコ積もってきています
今度こそ、本当のスタート
2017年02月18日 08:35撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 8:35
今度こそ、本当のスタート
メンバーの後にくっついていく
(ありがとうございます)
2017年02月18日 09:14撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
2/18 9:14
メンバーの後にくっついていく
(ありがとうございます)
ラッセルは脛〜膝
その下に氷状
2017年02月18日 09:17撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 9:17
ラッセルは脛〜膝
その下に氷状
雪のオブジェ作成中
動物にみえる
2017年02月18日 09:31撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/18 9:31
雪のオブジェ作成中
動物にみえる
雪は強まったり弱まったり
意外に風は強くない
樹林帯ってすごい
2017年02月18日 09:31撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 9:31
雪は強まったり弱まったり
意外に風は強くない
樹林帯ってすごい
ここから先はゆっくりは休めないので、当分補給タイム
2017年02月18日 09:48撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 9:48
ここから先はゆっくりは休めないので、当分補給タイム
この尾根はのぼりやすい
2017年02月18日 10:07撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 10:07
この尾根はのぼりやすい
樹氷が昨日の陽気で落ちちゃってるねぇ、と話す
2017年02月18日 10:07撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 10:07
樹氷が昨日の陽気で落ちちゃってるねぇ、と話す
木がまばらになって、そろそろ山頂付近へ

2017年02月18日 10:12撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 10:12
木がまばらになって、そろそろ山頂付近へ

赤旗、準備よーし、ですね
なるほど、腰につるすベルトを巻くんですね
2017年02月18日 10:12撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 10:12
赤旗、準備よーし、ですね
なるほど、腰につるすベルトを巻くんですね
赤旗って目立ちます

絶妙な間隔と場所に立てていくんです
2017年02月18日 10:14撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 10:14
赤旗って目立ちます

絶妙な間隔と場所に立てていくんです
山頂付近からトラバースしながら尾根を目指します

実は目論見の尾根を若干外した所に出たんです(笑)
2017年02月18日 10:39撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 10:39
山頂付近からトラバースしながら尾根を目指します

実は目論見の尾根を若干外した所に出たんです(笑)
横沼は予報通りの荒天
痛くて向い風は勘弁してほしい
2017年02月18日 10:47撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 10:47
横沼は予報通りの荒天
痛くて向い風は勘弁してほしい
目標到達!

よっしゃ、ここまで楽をさせてもらいました
(^^ゞ
2017年02月18日 10:50撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 10:50
目標到達!

よっしゃ、ここまで楽をさせてもらいました
(^^ゞ
まずは一枚
2017年02月18日 10:50撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 10:50
まずは一枚
みんなで!

ね、ちゃんと全員入ってるでしょ(笑)
2017年02月18日 10:50撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 10:50
みんなで!

ね、ちゃんと全員入ってるでしょ(笑)
ここまでありがとうございました
横沼で皆さんと別れ、先に進みます
お互いに気を付けて〜!
2017年02月18日 10:51撮影 by  SC-01H, SAMSUNG
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2/18 10:51
ここまでありがとうございました
横沼で皆さんと別れ、先に進みます
お互いに気を付けて〜!
皆さんと別れて、コンパスを合わせて進みます
沢?温泉?
ココだけ深くエグレていて雪が積もっていません
2017年02月18日 11:16撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
4
2/18 11:16
皆さんと別れて、コンパスを合わせて進みます
沢?温泉?
ココだけ深くエグレていて雪が積もっていません
樹林帯をコンパス片手に(いや、胸にして、時々確認)すすむ
南八甲田〜って感じがします
2017年02月18日 11:16撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 11:16
樹林帯をコンパス片手に(いや、胸にして、時々確認)すすむ
南八甲田〜って感じがします
コンパスの目標地点にした沢に当たりました

すげ〜ぞ
と我ながら感心した一瞬です(笑)
2017年02月18日 11:31撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 11:31
コンパスの目標地点にした沢に当たりました

すげ〜ぞ
と我ながら感心した一瞬です(笑)
ということで、昼食でーす
2017年02月18日 11:31撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 11:31
ということで、昼食でーす
沢の中は腿らっせる
私はシール外れるアクシデントで転げる(k)
2017年02月18日 11:59撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 11:59
沢の中は腿らっせる
私はシール外れるアクシデントで転げる(k)
湿原マークの広場
2017年02月18日 12:44撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 12:44
湿原マークの広場
作戦タイム
明らかな稜線上のピークにあたって
進む方向チェック
2017年02月18日 13:24撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 13:24
作戦タイム
明らかな稜線上のピークにあたって
進む方向チェック
灰色の空、雪と風
現在地を知る方法は少ない
山と知恵比べ
2017年02月18日 13:24撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 13:24
灰色の空、雪と風
現在地を知る方法は少ない
山と知恵比べ
見える範囲は限られているが、見えるものをコンパスで目標に…

この日はそれでも何とか見えていたね
2017年02月18日 13:32撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 13:32
見える範囲は限られているが、見えるものをコンパスで目標に…

この日はそれでも何とか見えていたね
目の前に沢がきて、現在地確認
風は強くて、櫛の稜線に立てるレベルではないと判断し、ここで幕営にします
2017年02月18日 14:06撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 14:06
目の前に沢がきて、現在地確認
風は強くて、櫛の稜線に立てるレベルではないと判断し、ここで幕営にします
このちいさい樹林帯の影が奇跡的に風が弱い
(体感中)
2017年02月18日 14:06撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 14:06
このちいさい樹林帯の影が奇跡的に風が弱い
(体感中)
で、スキーでざっと踏んだらはずして〜
2017年02月18日 14:06撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 14:06
で、スキーでざっと踏んだらはずして〜
こーんな感じの立派なお城作成しました
(時間があったので、地面を掘り下げつつ雪壁を積み上げた)
2017年02月18日 15:00撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 15:00
こーんな感じの立派なお城作成しました
(時間があったので、地面を掘り下げつつ雪壁を積み上げた)
現在地同定した沢地形
ということで、ここは櫛ヶ峯の取り付き地点ですね

このズ〜ット奥の方で、同人メンバーが今日テン泊するはず
そっちはどうですか〜?
宴会開始かな〜?
こんな日にこの辺りで泊まるなんてねぇ
どんな人達なんでしょ(笑)
2017年02月18日 15:00撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/18 15:00
現在地同定した沢地形
ということで、ここは櫛ヶ峯の取り付き地点ですね

このズ〜ット奥の方で、同人メンバーが今日テン泊するはず
そっちはどうですか〜?
宴会開始かな〜?
こんな日にこの辺りで泊まるなんてねぇ
どんな人達なんでしょ(笑)
まずは水から作り、夕食です
食べたら、さっさとおやすみなさーい
2017年02月18日 15:47撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/18 15:47
まずは水から作り、夕食です
食べたら、さっさとおやすみなさーい
朝は風景一変
夜中に一回除雪必要なくらい降りました
そして、
きょうは昨日より吹雪いている(天気予報はましになるはずだったんですが)
稜線に立つのは短時間が限界なので、帰途につきます
でも、これまた大変なんですが
2017年02月19日 07:08撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8
2/19 7:08
朝は風景一変
夜中に一回除雪必要なくらい降りました
そして、
きょうは昨日より吹雪いている(天気予報はましになるはずだったんですが)
稜線に立つのは短時間が限界なので、帰途につきます
でも、これまた大変なんですが
今回頑張ったスキーたち
この距離でも吹雪が分かるねぇ

あ、そうそう
テントの外に出しておく荷物は一か所にまとめておきましょう
そうしないと雪に埋もれて見失いますよ
2017年02月19日 07:08撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/19 7:08
今回頑張ったスキーたち
この距離でも吹雪が分かるねぇ

あ、そうそう
テントの外に出しておく荷物は一か所にまとめておきましょう
そうしないと雪に埋もれて見失いますよ
うーん、なーんにもみえない
スキーの先端がヤットって感じ
ホワイトアウトそのもの
酔いそう〜
2017年02月19日 07:08撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/19 7:08
うーん、なーんにもみえない
スキーの先端がヤットって感じ
ホワイトアウトそのもの
酔いそう〜
吹雪の中、完全防備体制で進みます
が、いろいろとトラブルも
ゴーグルが凍る〜
2017年02月19日 08:14撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/19 8:14
吹雪の中、完全防備体制で進みます
が、いろいろとトラブルも
ゴーグルが凍る〜
ほんと、たのもしい
ずんずんとラッセル中
膝、ときに腿(パウダー用の板なのにねえ〜)
(実は、後でもコンパスチェックしていたりする)
2017年02月19日 08:32撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
2/19 8:32
ほんと、たのもしい
ずんずんとラッセル中
膝、ときに腿(パウダー用の板なのにねえ〜)
(実は、後でもコンパスチェックしていたりする)
うわ、びゅーびゅー
きっついなあ
ここまでの写真は
撮る余裕があった時だけ撮ったので景色が少々見えてますね(笑)
2017年02月19日 08:53撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/19 8:53
うわ、びゅーびゅー
きっついなあ
ここまでの写真は
撮る余裕があった時だけ撮ったので景色が少々見えてますね(笑)
吹雪く中、体が浮きそうな風の中、ほぼ思惑通りの横岳山頂
…なにも見えなくて、最高地点、というだけですが
根性を出しての一枚です(笑)
2017年02月19日 09:31撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/19 9:31
吹雪く中、体が浮きそうな風の中、ほぼ思惑通りの横岳山頂
…なにも見えなくて、最高地点、というだけですが
根性を出しての一枚です(笑)
またしてもしばらく余裕なし
少し樹林帯になりかけて、風が弱まったところでの一枚

あれ?腰皮がエプロンになってますよ(笑)
でもコレがこの日は太腿の保温に役立ったそうです
2017年02月19日 10:10撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/19 10:10
またしてもしばらく余裕なし
少し樹林帯になりかけて、風が弱まったところでの一枚

あれ?腰皮がエプロンになってますよ(笑)
でもコレがこの日は太腿の保温に役立ったそうです
粉雪30cm以上、その下は氷なので、油断大敵です
何度転んだやら
そのたびにザックを下す
モゾモゾやって何とか立ち上がる
再度ザックを背負う
疲れるんです。。。。。
2017年02月19日 11:07撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/19 11:07
粉雪30cm以上、その下は氷なので、油断大敵です
何度転んだやら
そのたびにザックを下す
モゾモゾやって何とか立ち上がる
再度ザックを背負う
疲れるんです。。。。。
私たちのスキー跡以外は一筋もなし
2017年02月19日 11:07撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/19 11:07
私たちのスキー跡以外は一筋もなし
ほぼほぼ直滑降
ボーゲ〜ン
2017年02月19日 11:07撮影 by  TG-860 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/19 11:07
ほぼほぼ直滑降
ボーゲ〜ン
あー、かなり左に振られた〜
まあ、あとは歩いて戻ればいいから、ま、よしよし
2017年02月19日 11:20撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
2/19 11:20
あー、かなり左に振られた〜
まあ、あとは歩いて戻ればいいから、ま、よしよし
というわけで、とりあえずの到着
2017年02月19日 11:34撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
10
2/19 11:34
というわけで、とりあえずの到着
スノーシェルターの出口で下りました
2017年02月19日 11:34撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
3
2/19 11:34
スノーシェルターの出口で下りました
駐車場まで延々と車道を歩き
到着したら車はこの通り
車とわかる状態でホッとした(笑)
2017年02月19日 12:13撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
5
2/19 12:13
駐車場まで延々と車道を歩き
到着したら車はこの通り
車とわかる状態でホッとした(笑)
ただいまです!
お疲れさまでした〜
2017年02月19日 12:13撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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2/19 12:13
ただいまです!
お疲れさまでした〜

感想

この時期の櫛ヶ峯は、やはり遠かった (^^ゞ
と言うか、その先の下岳を目指すだなんて、ちょっと無理があるのがよ〜くわかった山行でした。
まあ、天候も条件的に今回の山行には都合が良くなかったのもある。
行こうと思えば櫛ヶ峯までは届いたとは思うが、それから西風を避けた場所に行き、テントを設営するのには色々と厳しいのが途中で想像できたので、今回は櫛ヶ峯の取り付き部に風を避けられそうな場所を見つけ、早々にテントを張り、雪壁を高々と積み上げて一夜を過ごしました。
テントを張る場所の地形が良かったのか、雪壁の効果が素晴らしかったのかはわかりませんが、ホボ風を気にせずに一夜を過ごす事ができました。
気温はカナリ下がったようですが、覚悟して準備していたので、まあそれなりに快適に眠る事もできました。
そんな感じで比較的平穏無事な一夜を過ごしたが、夜が明けてテントの外に出ると・・・・・!
こりゃ櫛ヶ峯なんか冗談じゃないぞと言った景色が視界に入った。
風はやはりソコソコ強めの西風が吹いているし、雪もそれに乗って吹き付けてきている。
それだけではなく視界が結構悪く、数十メートル先が良く見えない。
雪も結構積もったようで、昨日テントの周りを歩いた形跡が全て消されているし、テントの周りに積んだ雪壁の影響で、雪面の形が昨日と激変していた。
と言う事で櫛ヶ峯の登頂はアッサリと諦め、このまま横岳方面に向かって帰る事にした。
テントの中でコンパスをポイントとなる鞍部方面に合わせ、ガサゴソとテントをはじめとする装備一式をザックに詰め込み出発した。
歩き出して条件がさらに良くない事に気が付く。
まずラッセルが昨日より一段深い。深いところだと太ももまで埋まる。
一番悪いのが視界。スキーの先端の雪面がやっとわかるような視界が結構あった。
一応コンパスを見てはいるが、延々と見続けるわけにもいかず、雪面のウネリに刺さったり落ちたり、これをかわそうと回り込んだりしながらも、尾根を外したらまずいと思いながら歩いていたら、やはり曲がってしまっていたようです。
ぼや〜っと目の前の斜面が見え、よく見ると傾斜が左に落ちている・・・・・?
気が付くとマトモな向かい風!・・・・・頭の中で地形図を思い出す。こんな地形の所で西風の向かい風・・・・・あ、ガチャポッチ!
寄る予定がなかったけど寄ってしまいました(笑)
そこからムギュッと進路を曲げ、何とか進路を修正して横岳を目指します。
相変わらず見えない。。。。。
時折吹き付ける風が方向を変える度、ありゃ?またやったか?と思うが、少し歩くと左側面に戻る。ギンギンに冷え切り、頬に突き刺すような風だけど、これが結構ホッとする(笑)
そんな風を感じながら歩いていたら、案の定、左頬が軽い凍傷になっていたのはご愛嬌ですね。
こんな状況の中で横岳の斜面らしき物に取り付いた。先は全く見通しが利かないけど、こんな傾斜は横岳に間違いない。
高い方へ登れば横岳だ!それだけを励みにジグを切りながら雪庇をかわしつつ斜面を登って行きました。
頑張って登って行くと足元は全てシュカブラに変わってきた。こうなると横岳山頂は近い!
でも厄介な雪庇と言うか、雪面のウネリが現れた。komaはスキーアイゼンを付けようかと言うが、実はコレを一ヵ所超えると、そこはスグ横岳山頂なのです。
ココをしのげば見えないけどソコが山頂だから、何とか頑張って!と言うが、見えないから説得力がない(笑)
何とか突破し、数歩歩いて平坦になった所で横岳山頂へ到着!
素晴らしく良くない横岳山頂(笑)
西風が強いし、ガスや雪で全く何も見えないが、ここはハッキリと横岳山頂と分かる地点なので、根性で地形図を出し、ビシっとコンパスをセットする。
ココからはコンパスを常に片手で構え、それだけを信用して何とか横岳山頂付近のなだらかな地形を乗り切る。
これを失敗すると、どうしても右の沢に引っ張られ沢にハマってしまうので、それだけは避けたかった。
何も見えない中、雪面のウネリに落ちたり(笑)しつつも、ログを見るとイイ感じに真っ直ぐ進んでいる。
しかし、見えなさ過ぎて下りてきた具合を見極めるのに失敗し、少し右に方向を変えるのが遅かった。
気が付いた時には右手には立派な沢があり、そこを越えて行く気は起きなかった(^^ゞ
雪はバッフバフで太ももまで埋まるようなパウダー!
しかし悪い視界、重い荷物、萎えてくる気力、ナドナドで、シールを外す気力は全く出てこなかった。日帰りだったらウヒョヒョ〜イだったんだろうな〜(笑)
そしてポンと樹林を抜けると、目の前に広がる開拓農地。
う〜ん、今まで見たことが無い景色だぞ・・・・・過去最低の出口の予感がする(;^_^A
そう思いながら進路を右に曲げ、畑を横切って歩いていくと、目の前に異様な人工物がボヤーっと見えてきた。
なんだ?あの湾曲した足場のような物?ココは畑だぞ!それにしては大きすぎる!いったい何物なのよ?????
そう思いながら近づき、途中でハタと気が付いた・・・・・これはスノーシェルターだ!!
シェルターが全体的に雪に埋まっているから、横から見ると出入り口しか見えないんだ!
って事はだよ・・・・・やっぱり過去最低の横岳の下りで間違いありませんでした(笑)
その後スノーシェルターの出入り口に下り、道路を延々とテクテク歩き、何とか無事に下山完了しました。
思い返すと、あんな感じで視界が悪い所を、過去最高の距離を歩いたと思います。
正直に言うと、結構ビビリが入っていました(笑)
でも、何とか地形図だけで乗り切る事ができたので、これはこれで良い山行だったと思います。
(実は、スマホを車に忘れていたのも事実 (^w^))
さて、そろそろユルユル山行で一息つこうかな〜(笑)

厳冬期の南八甲田は憧れの地
顕著なピークは多くはなく、比較的なだらかな地形が広がる難敵

夏道は全然歩いていない(沢登りに行っただけ)けれど、冬は全く関係ないところを歩き回る
春スキーで櫛まで、冬で横・逆川岳となんとなくの感覚はある状態
実際やってみると、意外にちゃんと頭に入っていないことに気づかされる
ちゃんとした尾根の向き、沢の位置、雪庇ができるところ
いくらでも頭に入れておくべきことはある

逆川岳から横沼へ、同人の力を借りて進む。
なだらかで登りやすいのに加えて、早いラッセル。
あれよあれよと高度が上がる。
樹林が途切れる前ではちゃんと休憩。途切れたら赤旗。
すべてが順調にすみやかに進む。
横沼へ初めて尾根を下りた。
横沼は風と雪の粒の通り道、ここで記念の写真をとって同人とお別れ。
コンパスを逆川の上流の沢へと向ける
なだらかな凹凸が繰り返す。この時期はほとんど人が入らない場所。
自分にとっても初体験、地図とコンパス、そして目の前の地形と距離感で現在地の目星をつけながら進んでいく。
沢に入って登るも、ここでシールが外れるトラブル。
よりによって、深雪の中。
転げながら、しゅんちゃんの手助けを借りながら、何とか復帰。
登れない地形にあたって、尾根に乗り返し、湿原にでる。と言っても、今は広い雪原。
コンパス通りに進めるしかない。
徐々に風は強まる。雪の粒も痛い。
ふと、右手に尾根状だが、はっきりした地形。
ガチャポッチ(の尾根)かな?と言葉を交わしつつ、先に進む。
稜線に出た。足元はガリガリ、風は直撃。左手には雪庇。
一旦稜線の影、雪庇の開始地点まで下がる。
ここで作戦会議だ
当初の目論見通りの1285ピークだろうか?
一瞬見えた沢地形を思い出しながら、意見をいう。
(私はもう一つ先の小ピークと思っていた)
どっちの意見としても、結局は進むべき方向は同じなので、コンパスを合わせ直して斜面を下った。
はたして、幕営地と見込んだ沢の付近はどんなだろう。
どきどきとしつつ、 すすむ
ついに、目の前に対岸の尾根が見えた。沢だ。
ここは、櫛ヶ峯の取り付き地点
結構沢が深い。そして中間地点の湿原状の部分は樹林が周囲にない。
あまりよさそうでもない。
ふと振り返った所に、小さい樹林帯が目に入った。
試しに影に潜んでみる.
奇跡的に、風がかなり弱い。
雪壁で補強すれば十分に幕営に適している。
まだ時間も早い。稜線に長時間立てるような天候ではないので、ゆっくりと宿を作った。
掘り下げつつ、雪壁を作ると、テントを越える雪壁が出来上がった
テントに入ると、風をほとんど感じない位で上出来。
水を作って、夕飯にして、シュラフに入ったら暖かい
雪山の奥という緊張はあっても、気持ちは少し休まった

夜中、かなり吹雪いてきた
揺れるほどではないが、テントの膜がバタバタとする
雪がかぶって押してきたので、一回除雪する
かなり積もっている
外に出たらバラクラバがないとやっていられないほど
また、朝まで眠りについた

朝ごはんでドタバタのトラブルあったが、7時過ぎには出発。
昨日よりもよほど吹雪いて、おまけにガスも濃い
スキー板の先端の雪面しか見えない始末。
一晩で30cm以上は積もっている。
櫛ヶ峯の方面に歩けるような天候ではないので、横岳方面に向けて下山することにする
でも、これも結構な難行
稜線を西の盾にするとしても、避けきれない風と雪、深雪
ホワイトアウトでコンパスワークも狂いがでる
何しろ精神力が必要
そんな中でも、前を行く姿は猛烈にかっこいい
(時々は代わってるけど)
今回、装備をできるだけ暖かいようにしたのは奏功した
左の親指以外は寒くない
(むき出しがちの頬と鼻は仕方ないとしても)
振り返れば、余裕ができた気がする

いつの間にか、風の向きが左でなく、やや前に、そして前になった。
うっすら見えた稜線に沿って歩いている、、、
そして、顕著なピークにでた。
目の前に、ぱっと展望が開けた。
「!!」
予定通りにコンパス通りに歩けていれば、目の前に広がった景色があるわけはない
見えた沢、尾根の形状。
西に振られたのは明らか。たぶん、ガチャポッチのピークだ。
とにかく、ここからは横岳のはっきりとした壁に当たるまで、コンパスで進むこと。
まずは、沢を越えて、稜線の東へ戻る。
あとはとにかく進む。
またガスが濃い。
、、、斜面が登ってきた
そして、どんどん増す。
壁に当たった。山頂直下に上がるのはつらいので、できれば少し東に回りたいが、風が直撃するのでそれもなかなかうまくいかない
雪庇を二つ乗り越えて、ガリガリの面に立った
もうすぐそこが横岳山頂だった。
ストックも手を離したら飛んでいくだろう風速。
相変わらず周りはほとんど見えない。
しゅんちゃんは、コンパスを片手にしたまま、片目で見つつそのままスキーを進めている
私は後を追うだけで精いっぱい。何度転んだだろうか。
たっぷりの粉雪の下に隠れる氷のつるつる
見えない樹氷の根本のえぐれ
今日はとにかく下山できればそれでよし。
難しい東の谷にさえ落ちなければ、あとは歩けばいいだけ
迷ったら、左。
そうしたら、かなりの西にでた(笑)
まあ、あとは里の道。のんびりと歩いて、、、吹雪でほとんど車さえ通っていない道を駐車場まで、、、

色々としびれる山行でした〜
課題も沢山見つかりましたね

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コメント

お疲れ様〜
お二人と別れ幾分明るさが増した城ヶ倉P
それでも気温は−8℃ほどだったので、強風もあいまって厳しいだろうなぁと思っていました。
結果、櫛を超えない辺りで良かったんじゃないかな
でも、土曜日の重Powに比べたらツリーランは楽しめたかな…荷物が重すぎたか
2017/2/20 5:56
yamakakeさん、コメントありがとうございます
土曜日は重POWだったんですね
日曜日は激軽のオーバーヘッドクラスだったと思います

それを楽しむような余裕は一切なし
見えない、ザックが重い、何度もウネリにはまって転び疲労困憊
下りるだけで精一杯。。。。。
って感じでしたよ
2017/2/20 8:37
悪天候時の南八甲田
厳冬、悪天候時の八甲田はまさに映画・八甲田山」でしたね。いや、それ以上でしょうか。感想記録も楽しく読ませていただきました。次回の冬季行期待してます
2017/2/20 16:37
fa1625さん、コメントありがとうございます
映画の八甲田山ほどではなかったとおもいますよ
ちゃんと二人揃って下山してますもん(笑)
今は当時と違い、着る物や装備品も格段の進歩ですし
様々な情報もシッカリ入りますからね
でも、弘前隊と同じルートは私には歩き切れませんね(^^ゞ
2017/2/20 19:18
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