朝日岳(那須) 〜剣ヶ峰を直登せよ〜
- GPS
- 05:49
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 785m
- 下り
- 782m
コースタイム
- 山行
- 4:07
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 5:34
天候 | 晴れ時々雪 西風 10m/sec |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝6時はガラガラ、正午に下山したときは満車で路上駐車も。 除雪されていて凍結箇所はほとんどなし。 【アクセス】 東北自動車道 那須ICから那須街道を北西へ。 路面凍結はファミリスキー場周辺のみだった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆大丸温泉登山口〜峰の茶屋跡避難小屋 最初から雪が積もっている。除雪された道路周辺は凍結しているが、樹林帯はよく歩かれているので踏み抜きもなく歩ける。 峠の茶屋あたりから樹林帯の積雪量が増える。 樹林帯を抜けると正面からの風が強くなり、その風で雪が飛ばされ登山道の岩が露出している。日陰は凍結しているので滑らないように注意。 ◆剣ヶ峰 無雪期はトラバースする剣ヶ峰だが積雪期は直登する。雪のある側(東側)寄りに登るのが良さそう。 登り切ったら雪庇を避けるように歩く。 恵比寿大黒への下りは、恵比寿大黒の東側に下りるイメージで。 ◆朝日岳 西側の鎖場は恐るるに足らず。鎖は出ているし雪もほとんどない。岩壁の直下を歩くので落石には注意。 朝日の肩〜朝日岳は雪が薄く積もっている。岩も出ているので転倒しないように。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
水筒(保温性)
ライター
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
行動食
ポール
|
---|---|
共同装備 |
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
ツェルト
カメラ
|
感想
冬の那須は何度も登っている。茶臼岳はもちろん朝日岳と三本槍岳にも登頂しているが、茶臼岳と朝日岳の間にそびえる剣ヶ峰は登っていない。この日、我々は初めて剣ヶ峰のピークを踏む。
大丸温泉の登山口で見事なご来光を拝み、雪の積もる樹林帯を歩く。よく歩かれている登山道なのだが足跡はウサギなど動物のものだけだ。ウサギの足跡が多いが、この山域でウサギに遭遇したことはない。樹林帯を抜けたら剣ヶ峰と朝日岳が並んで見える。ここでモルゲンロートを見られたら良かったのだが。
いつもの那須であれば避難小屋あたりは強風が吹き荒れているのだが、この日は風が弱い。計画では南月山の往復だが、剣ヶ峰に呼ばれた気がしたので朝日岳登頂に変更する。
小屋前でクランポンとアイスアックスを装備し、剣ヶ峰の南斜面に取り付く。雪と砂礫の急斜面は浮石が多くて足の置き場に困る。わずか10分の急登だが緊張のためか息が上がる。
初めての剣ヶ峰のピーク。茶臼岳と朝日岳に挟まれた無名と言える場所からの景色は、登山道のないルートに挑戦した者にしか見ることのできない贅沢なものだ。
朝日岳に向かうには剣ヶ峰の北斜面を下りねばならない。南斜面と同様、雪と砂礫で構成されており、一歩一歩確かめながら下っていく。
下りると馴染みのトラバースルートと合流し、恵比寿大黒から朝日岳西面の鎖場を通過する。登山を始めたばかりの頃は緊張した鎖場も、今となっては雪が積もっていても普通の登山道と同じく歩ける。
朝日の肩に着けば朝日岳は目の前だ。霧氷の張り付いた低木のある稜線を詰めていき、9時39分、朝日岳に登頂。おそらくこの日の一番乗りだ。先ほどまでの青空が幻だったかのように雪が舞う山頂。那須の最高峰である三本槍岳がかろうじて見える程度の視界だが、剣ヶ峰を越えてきたことで満足している。
戻りは剣ヶ峰をトラバースしようとしたのだが、途中で進退極まり直登に切り替える。やはり積雪期は剣ヶ峰直登が正しいようだ。
今回の剣ヶ峰の登りと下りに掛かった時間はわずかであるが、いい経験になった。もっと経験を積んで、登ったことがない雪山に挑戦したい。
5枚目写真、鳥居はあんなに短くなっているのですね!
逆に山頂の方は雪があまりない、んっ?、常に風が強いので雪が飛んで行ってしまうのでしょうかねぇ~。
岩がゴロゴロしていて、更に雪もあって、厳しい歩きですなぁ~。
特に、剣ヶ峰のトラバースは滑落しちゃいそうではありませんか。
相変わらず、凄い歩きですね!
特製トレイルスコーン、食べてみたい~。
ばったりお会いした際、よろしくお願いしますね(笑)
お疲れさまでした。
ayamoekanoさん、おはようございます。
鳥居のあたりは風下なので雪が多く、峠は強風で山肌が露出しています。鳥居は完全に埋まるのを期待しているのですが、暖冬のためか結構出ていますね。
剣ヶ峰はこの時期でもトラバースする人がいますよ。滑落したところで下は崖ではないので大きな怪我はしないかもしれませんが、上部の雪庇が落ちて雪崩たら危険です。
トレイルスコーンには、胡桃や小豆などが入っています。ミネラルと糖分が摂れるので行動中の補給に最適かも。
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