塔倉山、高峰山 周回コース


- GPS
- 09:57
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 940m
- 下り
- 948m
コースタイム
天候 | 曇り/雪 後 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
塔倉山の長倉コースは冬期、豪雪時はやせ尾根となるので注意。クラストしているときはアイゼン・ピッケル要。低山ですが気を抜かないように(スノーシュー主体ならば目桑コース往復がベター)また、塔倉山(東峰)〜高峰山間は尾根を間違えたり、ブナ林と単調なアップダウン地形で方向感覚が鈍りやすいので、準備をしっかりする必要あり(GPS、地図・コンパス)。 |
写真
感想
2017年2月25日(土)
天気 曇り/雪 → 晴れ
距離 17.7
時間 9時間58分
平均速度 1.8/h
装備 ストック+スノーシュー+アイゼン
4:02 スタート(長倉集落)
5:37 赤松(標高600m)
6:40-6:53 塔倉山
6:59 東峰
7:58 標高705m地点周辺
8:31 標高769m地点
9:28-9:35 高峰山
10:30 鳥越峠
11:01 林道分岐
13:53 林道出口
14:00 ゴール
塔倉山と高峰山をつなぐルートは、中間部に緩やかな
山間部があることから尾根を上手くつなぐことができれば
面白いルートになると考えたいた。
戸田峰周回コースを終えたときから、現在の雪の状態であれば
尾根の状態を現地で眺めれば登山することができるかもしれない
と感じた。
コースとしては塔倉山を長倉コースから上がり、東峰から下降、
標高700m前後の山稜を繋ぎ、高峰山の西尾根に取り付いて山頂に至る。
その後は南進し鳥越峠を経由して大辻山林道から林道茨谷線で戻る。
この日は高気圧が緩やかに張り出してくる気圧配置で大きな崩れはない
と読んだ。
前日の昼間は標高1000m位から上は雲の中だったが
下の方は結構クリアに見えていたので実行に移すことにした。
塔倉山山頂で日の出を迎えるつもりで3:00過ぎに自宅を出る。
白岩川ダムまで雪が無く標高が低い所は雪解けが進んでいる。
目桑手前から積雪が目立つようになるが気温は1℃で暖かい。
前回同様、長倉集落で除雪終了していたので集落内の空き地に
駐車して、4:02 スタート。除雪終了地点でスノーシューを
着ける。林道が蛇行する所をショートカット。心拍が乱れたので
登山口まで林道を進む。今日は月もなく方向感覚はGPSが頼り。
雪の状態は湿った層の上に薄らと新雪が載っている。ただし、気温が
高いので湿った層が固いわけでもない。
林道から登山口に入りやがて杉林に至る。林の中は赤表示やリボンがあるが
それでも夜では方向感が全く無くなる。GPSで夏道のトレースを確認しながら進む。
杉林を抜けると広葉樹の急な斜面にぶつかる。固定ロープが雪面から露出していたのでそこから上り出す。前方に体重をかけスノーシューを雪面に蹴りこんで
足場を固めて標高を上げる。雪が固い部分もあり、この上の急斜面と尾根歩きはアイゼンを使うことにする。
最初の登りを終えると標高500mに平坦地がある。ここで休憩しアイゼンに切替。
小雪がちらつき湿度も高めでウェア内が蒸せる。
ここから標高600mまで少し急な斜面が続く。林間の雪が降り積もった急斜面で夏道からそれるとやはり藪や枝の処理に手間取るので夏道を探りながら進む。夏道にも雪で倒れた倒木や枝が出て分かりにくい。アイゼンに履き替えたものの膝まで沈み込むことがあり手間取る。さらに汗をかき体の動きを面倒にした。
5:37 ようやく標高600mの稜線に出るが天候は良くない。
ここでGPSで確認していると水で滑って落としてまう。落下して雪の斜面を滑っていったが幸いにも数m下で止まった。
一瞬冷や汗をかいた。ここから稜線歩き。雪が多くなると尾根が痩せていて
年末に来たよりも緊張感がある。一か所、細くなっているところがあり、さらに雪で垂れた枝が行く手を遮る。
枝をつかみながら足場を探り通過する。小雪が降る中、ヘッドライトの明かりで稜線のアップダウンをこなす。
アイゼンを履いたものの依然としてたまに雪に足が潜りこみ難儀する。標高を上げれば雪が締まると思っていたがまだ全然柔らかい。今時期の小枝は春に向けて力強く、無理に通過しようとすると鞭のようにしなり
行く手を阻む。やっかいな相手だ。この細尾根の状態が高峰山まで続くようなら戻ることも選択肢とした。
この時期にスノーシュー主体なら目桑コースで登る方がベターであろう。
目桑コース合流点手前のピークに乗り上げるとようやく空が明るくなり、塔倉山が確認できた。
天候は以前として雪が舞う。ピークを下り記憶のある目桑コースとの合流点を通過。もう険しい斜面がないので
スノーシューに履き替え、水分と軽食を取る。やはりスノーシューの方が断然歩きやすい。
6:40 塔倉山に乗り上げる。写真とホットコーヒーを飲み当方へ向かう。
6:59 東峰にはすぐに着いた。GPSでこれから進む方向を確認すると、快適な尾根が続いているが、高峰山方面は
ガスの中で全く見えない。7:06 下降開始。途中で赤布発見。やはり登山者が入っているようだ。
一旦標高700m弱まで下り、ここからは尾根伝いで快適な稜線歩きだ。コースを外さないようにGPSで確認する。
心配された細尾根や深雪は全くないが、地図では表現できない細かなアップダウンが続く。
どうコース取りするかその場で判断しながら東進する。標高705地点から標高769地点の間は
延々とブナ林の長い登り下りが繰り返し、雪も降ってきて全く人気を感じさせない。
積雪量も増えて体力を奪う。
標高769地点手前で雪が止む。やがて、白岩川へ落ち込む稜線に出ると、ようやく高峰山が見えてきた。
また、立山杉の巨木も点在するようになってきた。8:31 標高769m付近を通過。
残りの標高差が少なくなってきた。ここからは高峰山へ続く稜線が明瞭に認識できた。
そこを詰め、標高920mから最後の急登となる。ストックを短めにしてスノーシューを蹴り込んで三点支持で上がる。向かって左手の方に上へ続く空間があったので左手に斜行して標高をかせぐ。次第に緩い坂となり山頂南側の稜線に飛び出す。そこから北へ狭い稜線を進むとすぐに高峰山山頂だ。9:28 山頂到着。平野部は雪が無い景色が広がる。また、先日上った鍋冠山も見えている。ちょっと晴れる気配があるがまだ分からない。北アルプスは雲の中だ。まだ誰も来ていない。
降りようとする頃西から晴れ間が広がる。残念ながらまだ10厖召蠅領啼司發(単独ラッセル)が残っているので、9:35 下山開始。合流地点を過ぎ、最初の下りは急でスノーシューではバランスが取れないのでスノーシューを外してツボ足で降りる。さすがに雪の量が多くひざ上まで足が沈む。緩くなったところで再びスノーシューを着ける。鳥越峠へ向かう途中で晴れ間が広がる。真っ青だ。前に大辻山のすそ野が広がり、塔倉山の稜線も良く見える。
北アルプスはようやく毛勝山が見えだすがそこから上は雲に隠れている。
写真を撮りながらゆっくりと下る。10:30 鳥越峠に到着。林道もトレース無し。
ここでサンドイッチとコーヒーを飲み、林道を南進。雪の量が増え、足に負荷がかかる。
晴れ間が広がり直射日光が差す。
11:01 林道分岐から林道茨谷線に入る。標高が高い部分は雪は生きていたが白岩川が近くなるにつれて腐ってきた。途中、林道蛇行部で二か所ショートカット。
白岩川にかかる橋の手前では林道に脇の谷から大量の雪解け水が流れ込んで谷になっていて、そこに降りて登り返すこと、数回。また、道路の中央に川ができ、両脇の雪が解けて崩れそうになっていて、何とかその脇を迂回して突破したりと大変だった。もう少し日数が立つと通過が困難になるだろう。
13:53 白岩川を渡ると腐れ雪になり、足が重くなる。気温が上がり春山並みに気温が上がってきたようだった。ようやく長い林道歩きが終了。長倉まで徒歩で戻る。
食料)
水 500ml
ホットコーヒー 500ml
おにぎり 2個
カロリーメイト 2個
バーム 1袋
サンドイッチ 1個
カツサンド 1個
プロテインバー 1本
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