北高尾山稜 南高尾山陵の方が楽しいかも
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,280m
- 下り
- 1,312m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:20
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
高尾駅南口前のコインパーキング(1,300円/日) パーク&ライド優待料金として、高尾駅をSuica・PASMOで降車すれば、300円安くなります |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
前回南高尾山稜を歩いたので、今回は北高尾。
陣馬山登山口から一ノ尾尾根コースで陣馬山へ、その後縦走路を堂所山まで進んで北高尾山稜に入ります。
堂所山へは何回か来ていましたが、ここから北高尾山稜へ入る道なんてあったかな?と思ったら、結構立派な道がありました。
落ち葉をサクサクと関場峠まで下ると、今度は小刻みのアップダウンが始まります。
道には落ち葉が積もっていて、特に下りは滑って歩きづらい感じがしました。
黒ドッケ、杉の丸を過ぎて狐塚峠へ到着。
ここから景信山に進むことができる道もあるようです。(登り返しがキツそうでしたが)
そろそろお昼ご飯を食べたかったのですが、座って休憩できるベンチなどがなかったので先に進みます。
が、結局休憩にちょうど良い場所がなかったので、林道の脇に座って昼食を食べました。
その後、杉沢ノ頭や富士見台を通過して熊笹山へ。
この周辺は地図に載っていない道があったりと、道が分かりにくい所が何か所かありました。
「本当にこっちであってる?」と不安になりながら進んでいくと、少し平らで開けた場所で突然目の前にお地蔵さんが現れました。
地図に載っている「地蔵ピーク」だ!
ここでようやくホッとできました。
ここから地図の通りに中央道を潜ってしばらく進むと民家が出てきて、旧甲州街道に合流し、駒木野に到着。
この辺の道もわかりにくいので、逆コースからだと登山口にたどり着くまで迷うかもしれません。
あとは高尾駅まで歩くだけ。
途中、小仏関跡と高尾駒木野庭園も見学して帰路につきました。
歩きやすい南高尾山稜と比べて、北高尾山稜は小刻みなアップダウンが多く道わかりにくい印象でした。
あと休憩のためのベンチが少ないので、昼食などの場所確保が難しいかな?と思います。
個人的には南高尾の方が歩きやすく気に入りました。
前回の南高尾山稜がとても歩きやすかったので、北高尾も歩いてみることにしました。事前情報では、道がわかりにくいとか、アップダウンが多いとか、マイナスイメージの内容ばかりでしたが、この一帯はそこまで変な道ではないだろう…との判断したのでした。
ここ1週間で、北海道とベトナムへの弾丸出張が続きました。日本列島に寒気が到来していたこともあり、約40℃の寒暖差に身体がついていけず、体調を崩してしまいました。このため、スタートの藤野駅に到着する頃には気分が乗らず、それでも堂所山まではこれまでに2回歩いたことがあり、特に苦労することはなかったので、陣馬山までの登りでひと汗かけば少しは楽になるだろうと思いながらスタートしました。
しかし、考えが甘かったです。陣馬山登山口からの登りがとても辛く、途中で敗退、もしくは陣馬高原下まで頑張ってバスに乗ろう、とまで考えました。kazuruさんに申し訳無いな…と思いつつ、誤魔化しながら進み続けると、一ノ尾テラスという名称の休憩所ができていました。雨を凌ぐためのシートがありましたが、風が吹いていたらほぼ役に立たなそうな造りに思わず笑ってしまったせいか?このあたりで体調が回復してきました。
陣馬山の山頂真下は少し雪が残っていましたが、そのまま登ることができました。山頂では、先が長いのでトイレを済ませてそそくさと出発。堂所山まで問題なく進みました。
さて、ここからが今日の本番。北高尾山稜はどのような道なのだろう?
関場峠までは比較的歩きやすく、すれ違う人数は南高尾山稜よりも多く、「意外と人気のあるルートなのかな?」と少し安心しました…というのも束の間で、すぐに小刻みなアップダウンが続きます。この時期はどこも同じなのでしょうが、やはり落ち葉だらけで歩きにくい道でした。
景信山に進むことができる狐塚峠を過ぎ、林道と合流。休憩しても邪魔にならないような適当な場所がなかなか見当たらなかったので、ここで昼食にしました。持参したパンを頬張りながら、「もっと歩きやすい道だと思っていたのにな…」とkazuruさん。「道がわかりにくいという前評判ほどではないですし、頑張りましょう」と励ましました。
昼食後に通過した杉沢ノ頭や富士見台の方が、休憩には適した場所であったのでガッカリ。もう少し我慢して先に進むべきでした。
富士見台を通過した後から、道がわかりにくくなりました。山と高原地図には記されていない八王子城山に続く分岐?があったりと、所々で進むべき方角を気にしながら進みました。
熊笹山を通過し、左斜め後ろへ続く明瞭な道があり、その脇の木には何か書かれていたようですが、文字が擦れて判読不能。この道は無視して進んで、怪しかったら間違えたら引き返そう、とその場にkazuruさんを残して偵察しに進むと、これが正解。駒木野バス停と荒井バス停との分岐点がありました。
kazuruさんを呼びに戻り、先に進みます。その後も道はわかりにくく、枯れ枝などで通行止めになっている箇所は、とてもありがたく感じました。とりあえず地蔵ピークまで行けば安心できるだろうな。
地蔵ピークはまだかな?と進み続けると、少し平らで開けた場所で突然目の前にお地蔵さんが現れました。お地蔵さん以外には、鉄の棒が一本立っているだけですが、ここが地蔵ピークかな?地蔵ピークとしよう。
「ピーク」というからには、あとは下るだけのはず。倒木を跨いだりしながら、若干急な道を下り続けると、「八王子城跡ハイキングコース」という標識がぶら下がっている、中央道の目の前に出ました。
ここでも、次に進む道がわからなくなりましたが、地図の通り?に中央道を潜ってしばらく進むと民家が出てきて、旧甲州街道に合流し、駒木野に到着。漸く安心することができました。逆方向からのスタートでは、登山口に到着するまで、かなりわかりにくいかもしれません。
そのまま左折して高尾駅に進む前に、右折して小仏関跡を見学。江戸時代に徳川幕府が甲州街道で最も重要視した関所とのこと。手形石、手付石等の残る関所跡及び関所役人の役宅跡となっていました。
さて、高尾駅へ。てくてく歩いていると、右側に立派な古民家がありました。何だろう?と近づいてみると、高尾駒木野庭園でした。昭和2年に開院された小林医院兼院長の自宅として昭和7年頃に平屋の母屋が建築され、昭和15年頃に東隣に二階建てを増築した合一した戦前の日本家屋とのこと。入園料が無料だったので、寄ってみることにしました。
医師は昔からお金持ちだったようで、なかなか立派な庭園に和の心を感じました。蝋梅の蕾が開こうとしている所で、春から秋にかけてはもっと雰囲気の良い庭園となることでしょう。建物は、2階建て部分の押し入れに地下室の入口があり、防空壕か何かとして使われていたようです。時代を感じますね。
偶然にしては、なかなか見応えのあった高尾駒木野庭園を後にし、今度こそ高尾駅へ。甲州街道合流し、確か高尾駅は南北の連絡通路がなかったはずなので、車を停めてある南口への近道として駅舎の手前で踏切を渡ろうとすると、「駅で南口に抜けられるよ」とkazuruさん。自分の勘違いであったか?とこれに従って高尾駅に到着すると、やはり連絡通路はありませんでした。気まずそうにしているしているkazuruさんを横目に、遠回りしながら南口を目指してゴールとなりました。
とても歩きやすい南高尾山稜と比べ、小刻みなアップダウンが多い上に道が一部不明瞭な北高尾山稜。どちらも静かな歩きを楽しむことができますが、妙なストレスを感じる必要がない南の方が個人的には気に入りました。
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