入笠山・大沢山
- GPS
- 06:55
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 375m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 6:55
溜池十字路 0816-18
標高1275 0917-28
沢入登山口 0954
標高1610 1018-28
入笠湿原 1053
標高1830 1115-23
入笠山 1146-1210
マナスル山荘 1222
大沢山山頂 1252-1300
スノーシュー踏跡(車道記号)1402
車道のわだち 1423
入笠山頂駅 1452
天候 | 晴れ。気温やや低め。風弱い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢入登山口以下:車道歩き、数ヶ所ショートカット可 沢入登山口-入笠山:雪道だが踏跡多数。4本爪簡易アイゼン使用。人によってはアイゼンなしでも歩けそう マナスル山荘-大沢山:スノーシュー踏跡あり、アイゼンなしでOK 大沢山北東面:スノーシューなしでは無理というべき |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
カメラ
魔法瓶
4本爪簡易アイゼン
サングラス
|
---|---|
備考 | ストック忘れ、登山届忘れ |
感想
ゆえあって、翌年度より晴れて?自由人になることが決まった。
4月末位に退職の心づもりでおり、杉花粉の3月は無理に山に行かないでもいいかと
思っていたが、結局退職日は3月末になった。それだと自由人を満喫する為、
そろそろトレーニングを始める必要がある。
それではどこに行こうか?。山梨県境の富士西麓は杉花粉の影響も少なくて良いかと
最初思ったが、猟期最後の土日だからハンターが多くいるだろう。
これから好きなだけ楽しもうという、こんな時期に誤射されたら、無念に過ぎる。
急きょ引っ張り出したのが、日本海太平洋横断ルートを尾根沿いに
補正していくもの(..と言っても、完全に尾根沿いにするのは乗鞍岳-経ヶ岳間が
至難だが)として立ててあった、この計画。
富士見パノラマスキー場の駐車場に駐車し、溜池十字路まで下って折り返し、
沢入登山口への車道を登っていく。標高1255mあたりまで3回ショートカット
できそうな小径記号が地形図にあるが、いずれも使用可能。
ストックを忘れてきてしまったのに気づく。
1275mあたりからの4ヶ所目は、車道から確認できなかったことと、標高差を損する
ので(そちらのほうが正当な稜線だが)、パス。
このあと2回ばかり、全面積雪になってきたので勝手にショートカットして
沢入登山口到着。車道は登山口手前100mほどがアイスバーンになっていた。
沢入登山口から上はおおむね積雪または凍結路だが、踏跡はばっちり。
本当はゲレンデのほうへ分岐する小径記号に向かいたかったが、踏跡もないので
おとなしく湿原へ向かう。標高1610あたりで、(ストックもないことなので)
簡易アイゼンを装着。
湿原からは先は何しろ人が多く、スノーシュー、スキー、ツボ、アイゼンの
いずれでも何の問題もない。
入笠山頂からは北アこそ見えなかったが、ほかは全部見え、絶景だった。
前回来たときは展望がよくなかったのでうれしい。
帰路はゴンドラを使うのだが、尾根沿いを忠実に行く為には、入笠山北の
大沢山(三角点は1859.6)を通る必要がある。
車道記号もあるが、マナスル山荘でわずかに西ずれするとスノーシューらしき
足跡が稜線沿いにあったので、これに力を得て登って行く。牧場の吹きさらしの
斜面で、雪は固く、入笠山と同じく何の困難もなく、天文台のような建物へ。
そこから雪が深くなったが、すでに使われていないらしい無線施設のある
山頂まで10分ほど。
後で考えればここで引き返すべきであったが、南面があまりにも楽だったせいで、
北面、東面も少し行けば快適な斜面になるのではないか?、いずれにせよ
400mほど、入笠山からは同じ距離を15分で下っているのだから。
という風に、つい判断を誤った。
まず樹林帯の中を北へ進むが、一歩ごとに股まで埋まるため、最大傾斜面の
北東面へ。しかし、モナカ(の皮)状の固い面が表層から20cm位の所にあるため、
新雪の時に使える、雪を崩しながら下りていく術も使えないし、斜度が半端なので、
シリセードもほとんどできない。
よく、ラッセルで3倍時間がかかったという話を耳にするが、それは3倍を越えると
あきらめて引き返すからで、10倍かかっても不思議でないはずだと常々思っていた。
たぶん本当に10倍近くかかっただろうか。
そのうち、私にはこの時期によくあること、足がつり始める。この時は、
普段は唯一の頼りである2本の足が邪魔になるとは、何ということかと思った。
そういえば、ここは完璧に長野なのに、登山届も出してないし、まずいなこりゃ。
足が邪魔にならない方法として思いついたのが、横向きになって材木を転がすように
転がること。雪国の、斜面のある所で幼少期を過ごした人しか思いつかないだろう。
(帰ってから同じく北海道出身の妻に聞いてみたが、そんな遊びは知らなかった)
目が回るのが欠点だが、ザックが小さかったのも幸いして、割とうまくいった。
(耳当てを紛失した)
とはいえ、上手く転がれる場所ばかりではなく、こむらがえりはいよいよひどく
なるし、どうしようかと思っていたら、下にスノーシューのグループが
歩いているのが見えた。
あそこまで下りれば、少なくともスノーシューの踏跡があると思って、頑張る。
何とか踏跡に着いた。長く感じたが一時間ほどだった
スノーシューの踏跡は車道記号を北上。時に膝位までもぐるが、股まで埋まるのに
比べれば天国だ。東西に走る車道まで250mほど。途中で小沢を横断したのが
残念だが、仕方がない。車道には轍があってほぼ歩道に近い感じで歩け、
何とかゴンドラ山上駅へ到着。
駅の直前で抜いたのが、たぶんスノーシューで先ほど下に見えたグループだろう。
おしまい。
入笠山の北東の分水嶺について
入笠山の北東の分水嶺は見定めが難しい。東から追っていくと、
R20と中央本線の近接する955.4三角点からその南西700m位の溜池までは
確実だが、その西は用水路と川の水線が入り乱れている。
富士見パノラマスキー場のゲレンデか、沢入登山口への車道のある尾根のどちらかに
なるが、つまるところは、現在は東流して件の溜池に向かっているスキー場の
南側の水を集める川が、元来北流なのか南流なのかで変わってくる。
松目の集落から流れる小川が、この川というか用水路を横切っているから、
元々は大平集落の東で北に向かっていたと判断した。これで沢入登山口の尾根が
分水嶺ということになり、スキー場のゲレンデを通る必要はなくなる。
(ゲレンデならば、レンタルスキーで滑ってしまおうかと思っていた)
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