白木峰・仁王山BC&Hike
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- GPS
- 07:58
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,244m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・難所はP1334(夏は駐車場)からの高低差約100mの登り ・仁王山の登り返しも楽ではなかった(高低差約150m) ・スキーでは深くてもブーツラッセル ・下の方の樹林帯は急斜面なので快適なツリーランとはいかなかった。谷側で雪がなく大きな段差(小さな崖?)になっているところがあるので注意(reds落下&滑落) ・(Nishiden追記) スキー隊は900m東屋から西へダイレクトに温泉に向かうルートを選んだが、南西へ夏道沿いに下ればもう少し易しい。 |
その他周辺情報 | 大長谷温泉(¥460) |
写真
装備
個人装備 |
BCスキー又はカンジキ(スノーシュー/ワカン)の雪山装備にアイゼン・ピッケル(ウィペット可)携行
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共同装備 |
トランシーバー(Nishiden所有)
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感想
白木峰に登るのは、僕がヤマレコに上げた範囲で7回目になる。積雪期に5回で、無雪期の2回は8合目駐車場まで自転車だった。冬山として富山県内の1500m前後の高さの山で僕が登ったのは金剛堂山、猿ヶ山、大滝山、大門山とあるが、この中ではアプローチの長い大門山に次いで登り甲斐があり、南へ小白木峰、北へ仁王山と周回のバリエーションがあることからよく行っている。今回仁王山周回は6年ぶり、BCスキー/カンジキHikeの混合PTでは初の試みとなった。
登りの尾根に取り付くまでには、8合目への林道で杉ヶ谷を渡って取り付くルートと、国道471を進んで完全に末端から取り付くものがあるが、これまで僕は専ら林道ルートで行っており、今回も手慣れたこちらを選択した。林道を離れて取り付く斜面が、雪の状態によっては最初の難所となるが、今日の状態なら難しくはなかった。と僕は思っているが、皆さんどうだったでしょうか。
尾根に乗れば、適度な傾斜で藪も気にならず、歩きやすい斜面が続く。標高963m、1150m、1334m、1420mで林道と交差あるいは接近し、自然とそれらの地点が休憩場所になる。今日の僕は、最初普通の調子と思っていたが、1334mの小ピークまで少しの時点で大腿四頭筋が、左右相次いで攣ってしまい、ミエリンから芍薬甘草湯を貰うことになった。昨日の十石山からの連荘で、回復してなかったかも知れない。以後しばらくスキーのトップはレッズさんに頑張ってもらった。
1334mピークの近くは、無雪期車で上がってくる駐車場があるが、その先が急傾斜で凍結時はアイゼン・ピッケルが欲しくなり、新雪・融雪時は雪崩の心配もあるところだが、今日は良い状態。1420mで林道から尾根に上がるところが、昨年チカウさんと行って、崩れやすい雪面に苦労したところだが、ここも今日は悪くない。一頑張りで尾根に出れば、歩きやすい斜面に戻る。ここで一旦林道を進む選択肢もあったが、上から眺めて分かる範囲では、林道は完全に埋まって片流れ斜面となり却ってやばい状況と思えた。
これで山頂迄に難所はなくなり、木立のない見通しの良い斜面が次第に緩くなっていく。空は明るく、天にも昇る気分となり、バックには白山を頂点とする加越国境の山々が白く輝いている。山頂の道標があそこかな、と見えてくるのとほぼ同時に、北アルプスの大パノラマが浮かび上がって来る。そして、半分埋まった山頂大看板に、一行は続々到達した。
風は強いがものともせずに、どちらを向いてもの絶景に雄叫びを上げ、カメラを構えて歩き回り、そして記念写真に興じた。一息ついたら眼下の白木峰山荘に下って大休止とする。ここでスキー隊は最初のパウダー滑走を楽しんだ。
山荘の東西の窓は雪の上に出ていて、入れるかと開けようとしたが開かなかった。帰ってから過去の記録を探すと、冬期に入れたものがあったので、凍り付いていたけど頑張れば開けれらたのか、今は閉鎖にしてしまったのかは良くわからない。小屋の横は風もなく暖かいので入れないことは問題なく、雪のテーブルをしつらえて、恒例のランチパーティーを楽しんだ。
仁王山まで足を延ばすか、白木峰から下りるかは状況によろうと思っていたが、時間は十分あるし、皆の顔色も元気そうなので仁王山と決めた。小屋裏の小山に一登り、標高1370mの暗部まで一旦下る。スキー隊が先行するが、シールを剥がしている間に追い付かれ、一団となって標高差150mを登り返す。これで今日の登りはお仕舞と頑張って、再びピークからの全周絶景、特に登ってきた白木峰にくっきりトレースを見て感慨一入だった。
ここからスキー隊は一番のお楽しみ。樹林の濃さと斜度の点で、登って来た白木峰の尾根よりもこの仁王山の西尾根は遥かにスキー滑降に向いている。だからスキーヤーは白木峰よりも仁王山往復の方が多い。気温が上がって雪質を心配したが、1050m位までは快適にスラロームできる雪質の斜面が続いた。916mの東屋まで尾根が痩せ気味になり、リッジを行こうとすると難しいが、横腹をトラバースして行けば易しい。
東屋から、21世紀の森がある西南方向へ下りるのが順当なのだが、ここで僕は真西に、ダイレクトに温泉に向かうルートを選択した。この下りで一番急な斜面になり、樹間もやや密に、雪質も重くなってちょっと厳しかったかもしれない。レッズさんと離れないように進んできたつもりだったが、あと少しで林道に出る最後のところ、真っ直ぐが急で難しそう、左は沢筋で崖になる気配がする、右が良かろうとルート確認を急ぎたい意識でレッズさんから見えない距離に進んでしまった様に思う。林道が見えて、ここなら下りられると見た地点で待ったが、レッズさんがやって来ない。さては違う方向に行ったかなと僕は林道に下り、林道をさかのぼって行ったらレッズさんはとことこ下りて来た。ちょっと派手に落ちて来たらしい。まぁ無事でなによりだった。
カンジキ隊とはトランシーバーで連絡を取り、僕らは先に温泉の駐車場に戻り、靴を脱いでスキーを仕舞っているところにみんな帰って来た。10分程度の差だった。
昨年12月のIMP忘年会山行以来、諸般の事情により遠ざかっていた山。
自身としては今回約3か月振りで、なんとようやく今年の初山行。
ブランクがあり果たして無事周回できるのか、いささか緊張のスタートとなった。
歩き出せば意外に足が動いて、スノーシュー組の先頭ラッセルを買って出るなどしていたが、なんのことはないすぐにバテバテ。jさんとmierinのトレースに足の乗せてどうにかこうにか標高を上げていった。
久々に踏む山頂は、この週に降った雪と快晴の青空と穏やかな気温で最高とも呼べるシチュエーション。
正直、疲れも吹き飛んだ。
楽しいランチのあと、仁王山のアタックはこれまたしんどい登りだったが、その分感慨はひとしお。
もう登りはないと思ったらようやく少し緊張も緩み、ゲンキンなもので元気も復活。
ルンルン落ちるように標高を下げて、終盤は上がった気温の影響で雪質も重くなったが、アッという間のゴール。
駐車場で待ち受けるnishidenさん、redsさんの笑顔の出迎えでようやく本当にほっとした。
nishidenさん、redsさん、mierinさん、jujuさん。
楽しい山行、ありがとうございました。
今回も本当に行って良かった。
また行きましょう!
天気に恵まれたスキー&ハイク山行。
1334mからの急登は難儀したが山頂からの北アルプスの絶景は感激モノだった。これだけ北アを一望できるところは少ないのではないか?
白木峰山頂付近はカチカチだったが小屋までの斜面はパウダーに近い感じで気持ち良かった。
仁王山へGO!
仁王山への約150mの登り返しもきつかったが山頂からの滑走は楽しめた。下るほど雪は重くなったが概ね快適。ただ、916mの東屋から下の樹林帯は急斜面&樹木が多いので下りるのに苦労した。Nishidenさんのように小気味よく小回りができればなんて言うことはないのかもしれない。木にぶつかりそうになって何度か転んだ。
登高に関してはNishidenさんにも指摘され、以前からも気になっていたがキックターンがうまくいかない。いい具合に板が戻ってくる時もあるのだが斜度がきついと雪に引っ掛かかる。足を後ろに伸ばす(と以前教わった)のをキックと思っていたら、ビンディングを蹴らなければいけないというのが帰宅後調べて分かった。次の山行で練習しよう。
自分だけのトラブルがひとつ。
林道がすぐそこという辺りで大きな段差から落下。頭を下にして滑落する途中でウィペットで止めようとしたがうまくいかず、そのうち灌木に引っかかりスキー板も外れ、下手したら足が折れるかなと思いながら落ちるに任せて停止したら林道が目の前だった。落ちる前にスピードが出ておらず崖というほどの高さでもなかったので怪我なく無事に済んで良かった。
最後の最後でひとりトラブったがソロとは違った楽しい山行だった。同行の皆さんありがとうございました。
お里の山の白木峰、標高1596mで風衝草原の山域。積雪期には、のぺ〜っとした一面白い景色が広がる、金剛堂山と合わせて念願していた場所。
白木峰マスター?!Nishidenさんとタイミングが合い同行させてもらいました。
春〜秋は1334mの登山口まで車で上がるのが一般的。
今時期は560m大長谷集落の温泉駐車場からの登り。
春〜秋にここから登るのも相当キツイところ、あえて雪の中、絶景を求めてチャレンジ!!
2日前までの冷え込みと雪が降ったお陰で、フカフカ新雪ラッセル♪
気持ちは絶好調なのに、ワカンには厳しい沈み込み…スキーのトレースの跡でも沈み込んでしまい、ツラい行程をスノーシューの二人に助けられました。
春〜秋の登山口あたりから傾斜が強くなり、凍っていればピッケル、アイゼンでしたが、使用することなくクリア。この辺りからワカンの力を発揮!長所と短所を思い知らされました。
尾根に張り出した雪庇、シュカブラ、滑らかな雪を纏って、360度の遮るもののない山頂の景色は期待を裏切らず、見たかった景色を魅せてくれました。
山頂手前から風が強くなりましたが、お日様の暖かさと装備でしのいで、仁王山へ向かう辺りからはほぼ無風、その代りに雪が一気に重たくなり3月の春山に様変わり。
白木峰〜仁王山への下り〜登り返しは、パノラマの景色をバックに頑張って登る。
仁王山山頂からの眺めもまた良く、積雪期にしか登れないと思うと更に喜びも倍層でした。
下りはゴボって転んだり、崩れてくる雪と並走しながらあっという間!
BCとハイクでのコラボ山行はこれで2回目。スキーが先行しても、登り返しではシール装着で追いついたり、ジグザグの所をハイクは直登だったり、前回同様気持ち良くそれぞれが楽しみ、良い時間を共有できました。
Nishidenさん、負傷していたことが後から判明…万全でないのにありがとうございましたm(__)m
yamachan、3ヶ月のブランクを感じさせない安定した歩きお見事でした!
redsさん、下り最後に大変な思いしていたのをレコで知りました!無事で何より。
jujuさん、二日酔いなのにラッセルさせてごめんなさい。またよろしく。(笑)
コメント
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みなさん、お疲れ様でした。スキーとツボのコラボとしては最高の周遊コース、行きたかったです(グスン
P.S. レッズさん、怪我無くて良かった。
チカさん
急に地面が無くなって焦りましたが、スピードが出ていなかったので転げた落ちた感じでした。まあ、怪我なく済んでラッキーでした。
大周回は魅力的ですが大長谷に行く道がこわい(笑)
まずはyamaちゃん、お帰りなさいです!!
そして、みなさん白木峰〜仁王山を堪能されたようで何よりです。
仁王山の西側一枚バーン、ロングターンで滑り下りたら気持ちいいんですよね〜。
また行きたくなってしまいました。
hellbentさん
仁王山、いいですねぇ〜。何度も滑りたいところなのですがR472が怖くって(笑)頻繁に出かけられないです。
それにしてもメジャーじゃなくとも滑れる山って結構あるんですね。この辺だけでなく、雪の降るところはどこでもこういう山があるんでしょうね、たぶん。
白木〜仁王の周回ハードですね。お疲れ様です。仁王への登り返しは
もう爺には出来ません(笑)
3月はじめに小白木へダイレクトに登って、あの綺麗な稜線を堪能してきました(人には会わないし貸切ルート良いですよ)
また、山で会いましょう、
kenさん
いえいえ、最近の徘徊記録をお見受けするところ、まだまだ仁王の登り返しくらい余裕でダッシュできそうじゃないですか。お若い、お若い。
こんばんは
白木峰は大好きな山の一つ
冬ってこうなってたんですね。
それにしてもアプローチが大変ですね。
夏は30分で登れるけど冬は・・・・
でも素晴らしい絶景、その価値は十分ありですね。
いいなぁ〜 お疲れ様でした。
raubouさんコメントありがとうございます。
冬の白木峰の山頂付近はこの世の感じがしないです。あの世に来たかいなみたいな(笑)
対面の金剛堂山も山頂付近は同じようで、風の通り道で木が生えないからなんだろうなあと眺めてました。
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