分水嶺:乗鞍岳(朝日岳〜蚕玉岳〜剣ヶ峰〜大日岳〜屏風岳〜権現池)
- GPS
- 10:20
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,646m
- 下り
- 1,653m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 10:18
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・今回は天候に恵まれ過ぎましたが、吹っさらしの積雪期の3,000m峰ですので、装備も心もしっかり準備して。山頂付近は雪が飛ばされて少なくなっています。通常はそれだけ風が強いということ。 ・鳥居尾根は途中で2段ほどほぼ水平(若干の登り返し)になるところがあります。右手の沢の方に滑って行きたくなってしまうところをスキー場トップに出るまで稜線をやや左気味に辿ります。 |
その他周辺情報 | 温泉の宿 雷鳥(Guesthouse Raicho)に前泊しました。 |
写真
感想
週間天気予報と相談して行き先を決めました。私にとっては積雪期(12月〜3月)として初めての3,000m峰、中央分水嶺最高峰の乗鞍岳です。1週間前の3月5日に訓練に向かっていた長野県防災ヘリが墜落し乗員9名全員が死亡するという痛ましい事故がありましたが、ネットで下見(?)していたら、そのヘリが当日の午前中には乗鞍岳で滑落者の救助任務についていたそうです。そんな状況とあれば、いつもにも増して、どんなことがあっても事故は起こせません。
前日に乗鞍高原入りし、「温泉の宿 雷鳥」に前泊。ここは、昔流に言えばユースホステル。国際色豊かで、基本は相部屋で食事は原則無し。一方で、とてもきれいな自炊用キッチン(冷蔵庫、調理器具や食器は完備)や談話室があり、そして、素晴らしいお風呂があるのが魅力でした。夕方には明朝の下見を兼ねて散策。善五郎の滝ではアイスクライミングをしている方がいました。
山は早出が鉄則。一番上のリフトの営業時間が9時からなので、リフトの力は頼らずに、宿から歩いて登ることにし、5時半に出発(日の出がほぼ6時)。でも、さすがに人気エリアらしく、ゲレンデトップから登っている途中で下山してくる多くの人たち(みなさんスキーではなくスノーシューか坪足)とすれ違いました。日の出(モルゲンロート)の写真でも撮るのが目的なのでしょうか?
風があったら吹っさらしになっているところはテカテカのアイスバーン。安全第一に徹し、肩ノ小屋口から先は、スキーからアイゼンに換え、剣ヶ峰へ。快晴無風でのんびり昼食をとれるとは嬉しい誤算。分水嶺最高峰から分水嶺をはじめとする大展望に酔いしれました。
その後も夏は立ち入れないところを巡って、肩ノ小屋〜朝日岳〜蚕玉岳〜剣ヶ峰〜大日岳〜屏風岳〜肩ノ小屋の周回が完成。
下りは位ヶ原山荘の方に滑降し、冷泉小屋(閉鎖)から鳥居尾根を辿って、ダウンヒルコースのトップに出ました。後はゲレンデ滑降で無事下山了。
日曜日の夕方になって閑古鳥の無き始めた宿に戻り、最高の温泉に入れさせて貰った上に、最終路線バスの出発時刻まで、キッチンでのんびりとお茶を頂戴しました。公共交通機関利用なので、新島々から松本電鉄に乗換え、松本からは高速バスで一路バスタ新宿へ。車内では眠いはずなのに(興奮状態のためか)目が冴えていました… これだからやめられません。
中央分水嶺の乗鞍岳の最高峰の剣ヶ峰からの眺望、素晴らしいですね。1年でもこれだけ晴れていて眺望が効く日は珍しいのではないでしょうか?
素晴らしい写真に見惚れました。
冬は、夏山では歩けない場所も歩けるのが凄いですね。
ところで、45番の写真のシュプールでnomoshinさんのものは、どれなんでしょうか?こんな雪面を颯爽と滑れたらいいなと羨望のまなざしです。
matusanさま、コメントありがとうございます。
## 赤岳に一日違いで登られていたのですね。
日曜日は本当に日本晴れでポカポカ陽気でした。旭岳・白馬岳がはっきりと見えていたのにはちょっと感動しました。
シュプールは、もちろん一番かっこうの良いやつです(嘘です)。
・・・・
スノーボードでもなく、テレマークでもなく、アルパインスキーなので、どちらかというと小回りのやつですね。
いゃ〜素晴らしい眺めですね 周りの高峰がすべて見える!(当たり前?)
こんな頂に立ってみたいです。
ユースホステル調の宿というのも気になります。
シュラフ部屋って、カプセルホテルみたいな?
kamadamさん、おはようございます。
ポカポカ陽が当り、風もなく、手袋外して頂上でのんびりできるなんて、今年の運を全部使い果たしたのではないかと、心配で夜も眠れません(笑)。
3,025.6mからの展望は、白く輝く他の高峰たちもさることながら、私の変な趣味で、分水嶺(の足跡!)にも目が行ってしまいます。山岳同定を楽しんでいると、あっという間に時間がたちますね。
「温泉の宿 雷鳥」はもともとは古い和風旅館だったようで、建て増しや改築、そして大幅なリフォームを最近しているようです。ですので、基本は和室の部屋です。私の部屋では、ちょっとした暖簾のようなものを吊下げて、六人分の区画を区切ったりしていました。若いご主人夫婦ほかが気持ちよく仕事していました。長男坊がちょろちょろしていてこれがこの4月に2年生だそうですけれど、最後にお茶しているときに私の隣で公文の宿題をやっていました。次回に乗鞍高原に行くときもここを利用したいと思いましたね。
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