十二社ノ峰敗退・三国山
- GPS
- 06:00
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,116m
- 下り
- 687m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:01
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
十二社ノ峰を松ホド山まで登るつもりで行ったが、今日は危険なことはしまいと思ってザイルは持たずに来た、いつか行けたら辿ってみたい小出俣山から十二社ノ峰を降るのは余りに危険と先日小出俣山から偵察した、下から登って様子を見ようと取り付いてみた、山友のNさんは十二社ノ峰まで行った事があるそうです。天気の具合で急に思い立ったので今回は登山届を出してないのも場所が場所だけに気がかりです。
川古温泉に伸びる尾根を下から登ってみるつもりです、地図で見ると千曲平に降る尾根の方が安全と思うのだが千曲平までの林道歩きが1時間掛かるので、直に登る方が大変そうだけどと登ってみた。かろうじて人が通った跡がある取り付きは岩が濡れて滑りやすい、何度目で3,4m上がって取り付いたが、降りる時は難しそうだ。
昨日10センチほど雪が降った様で枯葉の上にある程度の雪だ、少し登ってアイゼンを履く、尾根の高い所を外さないように急登登る、枯葉がアイゼンについて団子になるので払いながらです。少し行くと水のタンクがあった右側は崖なので左側の登れそうなルートを探し探し登って行く、木のない所は注意深く横を巻かないで上の近くを登っていくと、降りの岩を木に掴まって降りた、その先は長さ5,6mの細い岩のコル、木は無く不安定な幅50センチ、その先を見ると上にも横にも越せない岩が10mの高さである。とにかく戻るかコルを越すかコルの先は右側に降りられそう、右を巻けば先にも行けそうだが岩が多いのが続くとなるとさらに危険だ岩も少しだけ脆い感じがした、岩に掴まって足場を確保しながら中ほどまで進んだが・・・もうすっかり諦めモード岩場を登りながらも下りが心配になっていたのです。コルの中間から戻りながら少し下に下れるルートを読んで岩場を通過した。下の斜面は楽に降れそうに見えたのだが、雪で見えない急斜面だが注意深く少しづつ下りトラバース気味に降ると水のタンクの所に出た、1時間余りの試しで終わってしまった。
最初からタンクの所の右の崖の横を巻いて登れば良かったかもしれないと思った。地図でみるとここからずっと急登が続くので千曲平からの尾根を登る方が良いのかもしれない。下からなら松ホド山までならそれほど大変でなく行けるかと思ったが敢無く敗退でした。
さてまだ9時過ぎ家に帰ろうかとも思ったがせっかく猿ヶ京まで来ているので、まだ行った事がない三国山へ行って見ようとトンネル先の登山口駐車場に10時頃車を止めました。地図も持ってないけどトレースが有るだろうと用意していると隣に止まった車の夫婦も登る様子です、聞けばその夫婦は何度も夏冬、三国山に来ているそうで今日はとってもいい山ですよと言っています。様子が分からないのでアイゼンを付けワカンを持って行くとトレースがとても上手く付いており楽に登って行けます。ツボ足とスノーシューの後が見えます。少し登ると前に夫婦1組と3人グループがいました。3人グループは2人は初心者の様です、先はトレースが無い様ですが、夫婦の女性は先にどんどんラッセルしてすごいなーと、トレースをもらって、少しなら代わりますよと、でも方向が分かりません。広い尾根を登れば良いらしく、適当に登り始めました。上手にコースを作ってなど出来ないので基本直登で登ります。先日の赤谷山から比べると雪も硬くずっと楽です。横を見たら後から来た隣の車の夫婦が離れた所を登って行きます、人の道は楽に見え追いかけトレースを頂きます。追いかけますが早くてとても追いつきません。峠のコルに着きました、二人は慣れている様で上手にコースを作って登って行きます。
峠からは樹林がなくて雪庇の尾根で見晴らしがすごくいいです、急角度の雪庇で踏み抜きも少し有りますが景色を楽しみながら2時間と少し掛かって、12時半頃山頂に着きました、夫婦は少し下がった所で休んでいます。山頂の展望は西から北までズラッと見えますが、今日はすこし霞んでいます。稲包山へこの稜線を辿って行けるとインレッドさんに聞いた事があります、一番高い所で昼食にしました。平標山は残念だけど木がじゃましています。下山前に夫婦の所に行くとそこは樹林が切れて平標山が丸見えです。
さらに先日行った阿能川岳から小出俣山がよく見えます。上州武尊山も目の前の様に見えます。谷川岳はガスっていました。17号線が尾根に沿って、くねくねと下に見えます。初めての三国山でしたが良い山と言われるのがよく解りました。これでニッコウキスゲの花の時期はまた見事でしょう。帰りは1時間余りで下山しましたが、隣の車の夫婦の早さに(*_*)尻セードで急な雪庇を降りたようです。駐車場で話したら前橋の人でした。
トンネルの所で工事をしている人と話したら、南側に新しいトンネルを掘るそうです、九州の人で雪の多さにビックリしたそうです。月夜野を通過中、谷川岳がすっかり晴れて見送ってくれているようでした。
コメント
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夢さん
おはようございます。
ラッセルマニアの本領発揮ですね。
楽しそうな三国山の雪山散歩。
次の狙いが定まったようですね。
次回が楽しみです。
iiyuさん こんにちは。
金曜日のライブカメラで見たら結構降っている様子でしたが場所によっては30cmも積もった様ですね、どうりでトレースが消える筈ですね。10時頃のスタートだったのでちょうど良かったです、三国山は登った事がなくて方向が地図も持たずに来たのでトップなら行けないところでした。新雪のブナ林を木漏れ日を浴びながら登るのは本当に気持ちがいいですね。初めてでしたが三国山はお気に入りに追加です。
夢さん、iiyuさん、私も同じ谷川・上越に入ってましたね。皆さん同じような景色を見ていたのね。
冬の三国山は数年前に一度行ったことがあります。上越の山が一望でき感動しました。
ニッコウキスゲの時期もいいですよ。冬との比較も面白いと思います。
yasubeさん こんにちは。
本当にそうでしたね、みんな見える範囲にいましたね。三国山の山頂から平標山がよく見え、上州武尊もばっちりでした、それにしてもyasubeさんは武尊3回とは、これまたすごいですね 。帰り月夜野から見た谷川は本当にすごくて運転中だけど写真を撮りたい位でした。
先日日白山に行った時、三国山も候補だったと聞いて行く気になったんですよ。
上武国道が全線開通になって良かったですが帰りは見物なのか道がすごく混んでました。
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