石動山（多根道・多根口の古道）

2017年03月25日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 22.6km
• 登り: 843m
• 下り: 836m

コースタイム

（石動山で自転車デポ）ー能登国分寺公園5:45ー八田町取りつき6:20ー千野桝形7:25ー多根伊邪那岐神社8:45ー二の橋9:55ー10:50大御前11:15ー「石動山」石標前12:00ー（自転車）ー13:00能登国分寺公園

天候

はれ時々くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

●能登国分寺公園から出発（外トイレあり）
●石動山内、トイレあり
●参考文献『石川県歴史の道調査報告書　第五集　信仰の道』H10.3

コース状況／危険箇所等

●多根道は、舗装道路に改良されているところ以外は、ほとんどヤブ化しています。夏季の通行は困難と思います。
●「二の橋」〜「庚申供養塔」の間は、以前遊歩道として整備されたものの放置されているようでヤブ化しています。橋は朽ちて危険と思います。

その他周辺情報

国分寺展示館：\200

写真

3/25 5:52

能登国分寺跡から出発。この道は古代の条里を反映しているそうです。

3/25 6:02

千野町へ。せっかくなので、妙見白石神社の境内を通ります。

3/25 6:12

八田町から山の方へ入ります。

3/25 6:19

白石神社跡地の左から、

3/25 6:21

山道へ。昔は車が通れたと思いますが、今はガタガタでヤブも生え込み無理です。

3/25 6:40

導水路の工事の時に改修された道なのですね。コンクリート施設のところで2又になりますが、イノシシの足跡に導かれて右へ行きます。

3/25 6:43

車道（県道 245 花園藤野線）に出ました。

3/25 6:46

次の登り口がはっきりしません。少し進んだ左手に導水路標識があったので、とりあえず取りつきました。

3/25 6:59

幅広の道は谷の奥の導水路施設で終わりみたいなので、イノシシの足跡のある左の小尾根に取り付いて、植林の斜面を登ったら・・・・

3/25 7:06

笹ヤブに覆われた古道に出ました！　県道下のコンクリートの導水路施設では左に行くのが正しかったのかもしれません。車道からの取りつきは、帰りに探してみようと思います。

3/25 7:13

幅広の道（右）と狭い溝（左・写真）が分岐しました。左を選択しましたが、緩斜面で道がわからなくなり、とにかく登ると・・・・

3/25 7:19

立派な道にぶつかりました！七尾城下からの古道と思います。

3/25 7:23

「笠塔婆」のある「千野桝形」という三叉路に到着です。
参考文献では、ここが「桝形峠」だそうです。

3/25 7:23

「笠塔婆」アップ。字は全く読めません。

3/25 7:32

八田町方向に下ってみると立派な堀切道になりました。さっきは右の幅広道に行った方がよかったみたいです。

3/25 7:38

笹をかきわけ進むと、目の前に桝形城跡が現れました。

3/25 7:42

城跡の上から、空堀（左）と古道（右）です。戦前の地形図はここを「桝形峠」と書いてあります。

3/25 7:44

滝尻町へのY字分岐です。右へ。

3/25 7:54

古道は車道で切断です。蛇籠のあたりから車道へ出ました。ここからしばらく車道歩きです。

3/25 8:14

大御前（石動山）の尖峰が見えました！まさしく雲を呼ぶ霊山の姿です。

3/25 8:18

古道を反映しているらしい改修前の車道を行きましたが、新道で切断です。法面をそのまま下りました。

3/25 8:22

再び車道歩きです。

3/25 8:29

「仏の前」にある湧水です。左から不動尊・六字名号（文久元年銘）・石仏（地蔵尊？）です。

3/25 8:43

多根集落内の「道標」です。石動山道を指しています。かつては道沿いにあったそうです。

3/25 8:57

行ったり来たりしながら、古道の取りつきを見つけました！

3/25 8:57

古道取りつきから、来し方、多根伊邪那岐神社を振り返ります。

3/25 9:14

背丈を越える笹やぶも、やっと薄くなってくれました。

3/25 9:17

中央の笹ヤブから農道に出てきました。

3/25 9:17

正面に大御前が見えました。

3/25 9:29

次の尾根への取りつきを探して、またもやうろうろ。結局「かいる田川」を渡り上流方向へ。田圃と尾根の間のあぜを通って南西方向へ。尾根のコルにつづく、あの緩い沢から入ってみます。

3/25 9:37

ラッキーなことに当たりです！

3/25 9:43

堀切道となりますが、

3/25 9:45

又も切断です。

3/25 9:48

林道を渡ってあちらにも道は続きますが、林道法面は絶壁状なので、いずれ下れなくなると思い、ここでイノシシの足跡に導かれて林道に下りました。穴坂川に沿って行き、

3/25 9:56

林道終点「二の橋」に到着。左の沢に入って行きます。

3/25 10:00

朽ちた木橋です。一度整備されたことがあったようですが放置されて道もヤブ化しています。これから何か所も朽ちた橋が出てきます。信頼できないので全て渡渉しました。（ゴム長靴で正解でした。）

3/25 10:06

やっぱり整備されたことがあったようです。（方角も地形も不明で、よくわからない案内図だと思います。）

3/25 10:20

比較的新しいと思われる案内標識発見！ここから九十九折です。

3/25 10:19

アップ

3/25 10:20

同

3/25 10:28

沢を離れ、フィニッシュです。

3/25 10:31

結界石（庚申供養塔）のある多根道分岐に到着です。

3/25 10:36

残雪残る稜線を歩いて、

3/25 11:14

大御前に到着です。

3/25 11:16

夏季は見えない邑知平野が見えます。

3/25 11:18

いつ来ても大御前南陵のブナ林は素敵です。

3/25 11:46

デポした自転車で石動山を後にします。林道「城石線」から多根に戻ります。

3/25 12:30

帰途、「県道 245 花園藤野線」からの、正しい取りつきを探してみました。尾根なのに沢みたいに切れ込みが入っていたので・・・・

3/25 12:28

登ってみたら、やっぱりここが道みたいです。下り方向にも近くに登って来る道があったので、県道下のコンクリートの導水路施設の二又は、やっぱり右ではなく左に行くのが正しかったみたいです。

3/25 13:09

終了。能登国分寺跡から七尾城山（左）と桝形峠（右）。

撮影機器：

DMC-SZ8 Panasonic

感想

hokuri

●石動山七口の一つで、奥能登からの参詣者が利用したというのが「多根道」です。
●『能登石動山』という本で、指差して微笑んでいるお地蔵さんの写真を見て以来、約30年間ずっと気になっていました。
●参考文献とイノシシの足跡に導かれ、無事行って来ることが出来ました。
●多根からの大御前の姿がとても印象的で、指差し地蔵さんにも対面出来て、とてもよかったです！