火打山(笹倉温泉〜北面ルンゼ滑降)
- GPS
- 08:22
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,115m
- 下り
- 2,110m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 8:22
1.45 450m 笹倉温泉発
2.30 750m 九十九折り林道終点
3.04 1000m アマナ平
3.48 1235m 焼山北面台地
4.34 1350m 賽の河原横断
5.04 1400m 北面ルンゼ基部
6.52 2000m 火打北尾根主稜線
8.20 2461m 火打山頂
8.36 2461m 火打山頂発
9.05 1400m 北面ルンゼ基部
9.45 1000m アマナ平
9.58 450m 笹倉温泉
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
除雪終了地点に駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【笹倉温泉〜アマナ平】 ・車道をショートカットしながら登りあげるのが早いが急斜面もあるので技術に応じて車道歩きも選択可能。 ・アップダウンもそこそこあるのでルート取りに注意する。 ・この日は前日のトレースが多数残っていたが、YSHR先生が効率的なルートを開拓しながら歩いた。 【アマナ平〜北面台地〜尾根取付】 ・帰りのことを考えて効率のよいルート取りをする必要アリ。特に賽の河原を過ぎた1360m以降は極力高度を上げず下げずを意識する。 ・賽の河原もうまくルート取りをすれば帰りにシール登行は不要となる。 (今回もYSHR先生が巻き名人として大活躍!) 【尾根取付〜火打山】 ・1500mあたりから左側の谷へ入り、適当なところで稜線に出る。 ・稜線〜火打山までもそれなりにアップダウンがあるので適宜ピークを巻きながら登っていく。 【火打山〜北面ルンゼ(滑降)】 ・この日はルート全般的にモナカばかりだったがYSHR先生の読み通りルンゼだけはパウダーが残っていた。 ・ただし山頂登頂直前からガスがかかり、視界が開けるのを待ちながらの滑走となった。 |
その他周辺情報 | 昼食はYSHR先生ご用達の糸魚川の「すし活」にて。 特上チラシは絶品だった。 |
写真
感想
このところ、山に対するモチベーションが落ちてきていた。
こんな症状に効く薬はないか・・・よし!この際YSHR先生のクリニックで薬を処方してもらうしかない!
かなり危険な劇薬だが、いちかばちか試すしかない!
・・・ということで山行数日前に先生にメール。
ちょうど日曜日に火打山の北面ルンゼを狙うとのことだったので清水の舞台から飛び降りるつもりでご一緒させてもらうことにした。
先生のクリニックと自分の家は車で20分ほどの距離なので前日土曜日の11:40にクリニックに集合して先生の車に相乗りさせていただくという段取りになった。
5分前に到着すると既に先生の準備は終わっていた。
すぐに荷物を積み替えて笹倉温泉へ向けて出発。
高速を飛ばして2時間かからずに到着した。
笹倉温泉に到着すると名人さんと兄ちゃんは既に先着していた。
名人さんはYSHR先生の山スキーの旧友で自分と同郷の山梨の方なのでとても親近感が沸く。
ローカルネタも交えて楽しく会話させていただいた。
兄ちゃんも若いときから山スキーをやっているだけあって体力技術共に素晴らしい。
皆さん気さくに話ができてストイックながらもとても楽しいツアーとなった。
スタートすると予想通りかなりペースが速い。
体感的には自分の普段のスピードの1.2倍くらいだろうか。
このペースで最後まで通されたらヤバイ!と思い
「せんせ〜、ちょっと早すぎますよ〜」
などとちょいちょい愚痴を漏らしていたら
「仕方ない、休憩してあげよう」
と慈悲をいただいた(笑)
ちなみに名人さんの方を見たら汗だくだったのでちょっと安心した(笑)
ルートは全般的に前日のトレースがしっかりついていたが、YSHR先生は帰りのことを考えて独自ルートを刻んでいく。
特に賽の河原の巻きは「マジっすか!」ってところをトラバースしていく。
なるほど、これが「巻き名人」の実力か、と納得した。
1500m地点から左側の尾根に取付き稜線上を進んで火打山頂を目指した。
いわゆるYSHR先生の「オリジナルルート」というやつだ。
通常は右側から影火打を通って火打山を目指すパターンが多いが、今回のルートは逆となる。
多少のアップダウンはあるが、かなり効率的なルートだった。
登行中はずっと晴れていたのだが、山頂手前でいきなりガスがかかってきた。
これはまずい、と山頂に到着すると速攻で滑走準備にかかる。
YSHR先生も滑ったことがないという山頂直下の北面ルンゼへエントリーした。
上部はガスがかかっていてルートを見失うリスクがあったが、慎重に高度を落としていくとガスが晴れてその後は快適パウダー滑走となった。
特にポンツーンの二人はとても楽しそうだった。
最後はモナカ雪の北面台地を延々と笹倉温泉まで滑走して終了。
登り応えも滑り応えもある素晴らしいルートとパーティーだった。
YSHR先生、名人さん、兄ちゃん、また懲りずにご一緒させてください!
コメント
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Sanchan、ショック療法を選ぶとはやはりストイックですねぇ。
この登高コースを以前先生はとられていますね。僕も先週こちらへ行こうかとも考えていたのですが、現地で見るとかなりの急登そうなのでやめました。時間的にはこっちの方が早いのかな。
それにしてもスーパー軍団について行けるとはさすがですね。
レッズさん、こんばんは。
先日レッズさんが北面台地へ行く前からこのルートは狙っていたんですが、今回タイミングよくYSHR先生に連れて行っていただき日本離れした景色を堪能することができました。
僕はオーソドックスな西から登るルートはわかりませんが、先生いわく今回のオリジナルルートの方が時間はかかるみたいです。
スーパー軍団についていけたのは皆さんが手加減してくれたおかげです。
Sanchan33さん、おひさしぶりです!YSHRさん、はじめまして。
僕も山に対するモチベーションが落ちる事がありますが、モチベーションが落ちるとランニングに切り替え交互に体力は維持出来ていますが、Sanchan33さんにはとんでもない先生がいらっしゃるんですね!
YSHRさんの事は失礼ながら、最近の錫杖岳の記録に度肝を抜かれ初めて知りました。
錫杖岳を厳冬期に登る事だけでも非常に困難な事だと思います。 それより、あの山に滑れる所なんてありましたっけ???というのが第一印象でした。
どんな斜面を滑っているのか見てみたいものです。本当にBCを極めた方のする事は想像が出来ません 凄いです!
Sanchan33さんは劇薬で見事に心の病は完治したでしょうか?
kaikaireiさん、どうもご無沙汰しています。
kaikaireiさんも常に山に対するモチベーションが高くてすごいと思っていますが、そんなkaikaireiさんでも下を向くことがあるんですね。
幸い僕の近くにはYSHR先生という劇薬持ちの先生がいらっしゃるので、どうにもならない時は今回のようにお願いしようと思っています。
錫杖岳はもちろん、過去にはとんでもない山行をいくつもこなしてきた先生です。
まだまだついていけませんが、少しずつ背中が見えるように頑張っていきたいと思います。
もちろん、劇薬のおかげで心の病はバッチリ完治しました
Sanchan33さん こんにちは!
モチベーションが落ちてきたなんていうから驚きでしたよ。
劇薬治療とはまたSanchan33さんらしい!
先生についていく実力は十分お持ちだと思いますよ 。
そのSanchan33さんが驚くコース取りとはまた凄いレベル
windnaoさん、こんばんは。
いやいや、ほんとにモチベーション下がってたんですよ。
もう自分の力じゃどうにもならなかったので先生のお力を借りることにしました。
まだまだ体力技術共に先生には敵いませんが、少しずつ近づけるように頑張りたいと思います。
YSHRセンセの実力は皆知るところでしょうが、sanchanとのコラボレコで改めて格の違い認識ですね。
なんてったってsanchanから泣きが入るんやから^^;
クリニックは自分の職場のすぐ近くなので営業中にいつもチラチラ見てますが、山行は次元が違いすぎるので風邪でもひいたら「劇薬」でも処方してもらいに行きますかね♪
yamachan、おはようございます。
いやー、ほんと泣きが入りましたよ。わかってはいましたが^^;
けど気力さえ失わなければ自分でも何とかやれるんだ!ということもわかったので今後も機会があればご一緒させていただきたいなーと思っています。
チャリ使う感じの山行は辛いですけどね。
yamachanもクリニック近いんだから劇薬じゃなくても普通に診察してもらってください(笑)
サンちゃん、なんとも凄い荒治療なこと、あっぱれ〜です。。
でもそれをYSHR先生に申込みをして
見事完治されたサンちゃんはとても凄いです。
レコを読んでいてもいろんなツボを教えていただいたようで
よく効きそうですね。
時には意欲的なチャレンジ、いつまでも続けていかなくては
いけませんね。最近ぬるま湯に浸っている自分への言葉にしたいもんです
tekapoさん、こんばんは。
荒治療でしたよ・・・予想はできていましたがやっぱりストイックでした。
山行中もそうですが、行き帰りの車中でもどうでもいい話を含め色んな話ができて楽しかったし勉強になりました(笑)
って、先生が見てるレコでこんなコメントするもんじゃないですね^^;
のんびり山行も楽しいですが、せっかく授かった自分の能力を信じて挑戦する気持ちも忘れたくないと思い直しました。
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