喜茂別岳-並河岳-中岳-無意根山
- GPS
- 11:14
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 989m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
- 山行
- 10:08
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 11:14
天候 | 快晴! → 曇り → 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
以前から歩いてみたいと思っていた喜茂別岳〜無意根山の縦走。
まだちょっと時期が早いかなと思いつつも、真っ白なうちに行きたくて決行!
お天気が良かったのできっと土曜日に誰か入っているだろうと思いましたが、
予想に反して、喜茂別〜無意根間は直近のトレースは見当たりませんでした。
(喜茂別〜並河で不思議な方向に向かうくっきりトレースが見えたのは熊ゴロウかもしれません…)
アップダウンはさほど大きくないので、時間さえかければゆっくり歩ける行程ですが
日中は日射で溶けた雪が重く、団子状になってシューにくっついて天然ヒールリフターに。
深く重い雪の中の膝下ラッセルはきつかった!
中岳で予定以上に時間を費やしたので、最後の無意根までの登りが心配でしたが
こちらは予想より深く沈まずにわりとさっくり登ることができました。
無意根からはほとんど下りだから余裕〜♪と思って組んだ行程でしたが、
時々起こる疲労痛で膝裏が痛くなり、逆に下り斜面が堪えました。
先週もズタボロだったけれど、今週も本当にくったくたになりました。
ドMなんだな〜きっと。笑
でも、歩きたい道を歩けるのはとてもとても嬉しいことです。
もっと遠くの山にも行けるように、どんどん歩こうと思います^^
***************
先日、栃木で起きた雪崩はとても痛ましく本当に哀しい事故でした。
まだ若い命を、しかも山を志し真摯に取り組んでいた人を亡くしてしまった事、
そしてその判断をしてしまった方の心中を思うと胸が締め付けられます。
犠牲者の方、関係者の方々に心よりお悔やみを申し上げます。
それでも山に関わり続ける以上、覚悟と責任を持たなくてはいけないと
あらためて強く思います。
今シーズンから、どんな山に入る時も、ゲレンデであっても、
ビーコン・プローブ・シャベルは必携する事を自分に義務付けました。
自身のためだけではなく、できる事をするために。
哀しい事故が無くなるようにと、もう祈るばかりではなく、
自らの行動を変えていく時期に来ています。
コメント
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身近な山々を繋いで特別なルートを作っていける冬ってやっぱりいいですね。しかも空の青が映える真っ白なルート^^いつか参考にさせてくださいね。
先日の雪崩事故は本当に残念です。いろいろなことが明らかになってきましたが、誰の責任とかではなくて自分の山との向き合い方を考えている533mさんの姿勢を自分も見習いたいと思います。
「◯◯だからビーコンは必要ない」とか「アナログビーコンの方が捜索が速いんだ」と言う「山のベテラン」さんはまだまだいます。過去の経験や知識に縛られずにそれぞれが知見を広めて伝えていけるような関係を一緒に登る友人達とも作っていければと思っています。
15年程前、ニセコに溢れだしたオージー達のヘルメット姿に当時は猛烈な違和感を感じていたけれど今ではその姿も当たり前の光景になりました。「ゲレンデだろうと雪山に入るときは必ずビーコン装着」もいつか当たり前になるといいですね(もちろん山との向き合い方も人それぞれですし、それが全てではありませんが…)。そして不幸な事故を少しでも減らしていけるように自分自身が自立して責任をもって考えなければと思います。
今はビーコンじゃなくて雪崩トランシーバーでしたね。毎年いろいろ変わって付いていけません…^^;
kawakenpさん こんにちは
そうそう、そうでした。ビーコンじゃないんですよね。雪崩トランシーバーって長くてなかなか自分の中で定着しません(^ ^;)
私もいつも似たような事を考えます。
10年、20年位前までは、飲酒運転への認識が今よりずっとずっと甘かった。
当時はちょっとくらいなら大丈夫って思っていたし、現在のように皆がきちんと守れるようになるなんて想像も出来なかった。だけど哀しい事故が続いて規制が厳しくなり、気づけば誰も違反しなくなった。取締が厳しくなったのがキッカケだったけど、一番は私達自身の意識が変化し、守って当然だろっていう規制線が出来た。
「タクシー高い」とか「電車は不便」とかの問題ではないんですよね。
大切なのは想像力で。
ビーコンは高い、雪崩講習会は高い、…たしかに安くはないですよね。
でも、命より大切なものを私は知りません。
自分も死にたくないし、大切な人を失いたくない。
絶対に。
自然と向き合う以上はリスクは伴うわけで、ビーコン持ったからって、講習受けたからって安全というわけでは全然ない。
それでも、「知っている」「準備が出来ている」その一歩は大きくて、知見を深めて、対峙するのではなく寄り添う事に近づけて行きたいと考えています。
美しさも脅威も含めての大自然。憧れと畏怖。バランス、ですよね。
いつの日か当たり前になる日がくれば良いなと思うし、それを作っていくのは自分達自身なのだろうと思います。全然凄くない私だからこそできる事を、積み重ねて行きたいと思っています(^ ^)
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