白山(白峰〜加賀禅定道へ・南北貫通山行)
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- GPS
- 13:38
- 距離
- 38.8km
- 登り
- 2,688m
- 下り
- 2,613m
コースタイム
- 山行
- 10:33
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 11:38
23.30 510m 白峰ゲート発
0.01 800m 市ノ瀬手前変電所
1.00 850m 市ノ瀬着
2.25 1270m 別当出合着
4.17 1980m 甚の助小屋
5.45 2400m 室堂
6.35 2702m 白山山頂
7.00 2702m 白山山頂発
7.37 2557m 七倉山
8.51 2120m 天池
9.33 1660m 口長倉
10.27 1549m しかり場
11.37 600m 中宮ゲート
白峰移動 自転車 行き19分 帰り22分 (チャリ回収)
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
車1台(大魔人号)をあらかじめ下山口となる一里野にデポ。 Sanchan33はチャリがないので風嵐ゲートから徒歩。 YSHR先生と大魔人さんはマウンテンバイクで除雪終了地点(市ノ瀬発電所)まで向かいチャリデポ。(下山後にロードバイクで回収) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【白峰(風嵐)ゲート〜別当出合】 ・市ノ瀬発電所まで除雪完了。 ・林道のショートカットも問題なくできた。 【別当出合〜御前峰】 ・つり橋は雪がなかったので普通に担いで通過した。 ・例年より雪が多いのでルート工作はしやすい。 ・石畳、エコーライン、山頂直下は凍結していたり通過困難な場所なのでクトーを装着する等の対応が必要。 【御前峰〜四塚山】 ・どこも雪が豊富なのですべてスキーでいける。 ・一旦御手水鉢までスキー滑走し、そこからシールで七倉ノ辻まで登り返す。 【四塚山〜一里野(加賀禅定道)】 ・天池まではアイスバーンやシュカブラが多いので注意する。 ・美女坂は急なやせ尾根なので転倒厳禁。 ・奥長倉山〜口長倉山通過までは尾根の西側をうまいこと巻いていくとアップダウンを避けることが可能。ただし雪が緩んでいる場合はトラバースがしづらいので効果が薄い。 ・しかり場〜ハライ谷までは疎林を快適に滑走できる。 |
写真
感想
先週の火打山に続き今週もYSHR先生の劇薬治療をお願いすることになった(笑)
行き先は白山!しかも加賀禅定道!
この時期の百四丈滝も見たかったし、加賀禅定道を滑りたかったというのもあるので願ったり叶ったりだ。
今回は大魔人さんも一緒ということで期待半分、不安半分。
(YSHR先生が事前に「鬼魔人だから気をつけろ」と不安をあおる発言を複数回してきたため(笑))
今回の山行は白峰〜御前峰を踏んで四塚山〜加賀禅定道経由で一里野へ抜けるというルートで、過去にYSHR先生が数回やっている恒例行事だ。
先生と大魔神さんはマウンテンバイクで除雪終了地点まで行き、一里野下山後に白峰〜再度ロードバイクに跨ってチャリを回収する計画だが、自分はチャリもないしチャリスキルもゼロなのでおとなしく白峰から歩くことにする。
お二人と同時にスタートしたのでは待たせることになってしまうので前日22:00に白峰を出発することに決めた。
お二人は自分を追いかける形で23:30に出発することとなった。
土曜日の夜、予定通り兼用靴で22:00にスタート。
市ノ瀬発電所で除雪が終了し、そこからスキーハイクとなった。
チャリがなくてもお二人はペースが速いのでできるだけ先行したかったが、後ろを振り返ると既に遠くにヘッドライトの光が見えていた。
とはいいつつ、焦ってペースを上げるとこの先持たなくなるリスクがあるのでそのまま出来るだけペースを落とさずに別当出合を目指した。
何とか別当出合まで追いつかれずに済んだが、到着後まもなくお二人がやってきた。
大魔神さんとは初対面だったが気さくに会話でき、とても鬼魔人には見えなかった。(YSHR先生にだまされたのでは?と思っている(笑))
別当でいつも通り吊橋を渡るとまずは白山山頂を目指す。
全般的に雪は固くて滑落注意なコンディションだった。
真っ暗闇の中、YSHR先生はほとんど地図を見ることなく的確にトレースを刻んでいく。
これが白山に200回以上登っている人の経験とスキルなのかと感服した。
それにしてもペースが速い。
先週の火打でも思ったが、大魔人さんと二人だと更にペースが上がってる気がする。
これでも少しペースを落としてもらっているようだが「あとギア二つ下げてください」と新手の懇願をした。(笑)
通常、弥陀ヶ原に乗り上げるルートはエコーライン手前の沢を登ることが多いが、YSHR先生はなんと甚ノ助避難小屋横の崖を登って緩やかな尾根に出ようと言い出した。
これには大魔人さんもビックリ。
しかし結果的にこれが大正解で、あまり危険箇所を通らずにエコーラインから弥陀ヶ原へ登り上げることができた。
今回のようにその時のコンディションに合った的確なルート判断ができるようになりたいものだ。
エコーラインでブルーアワーとモルゲンロートを楽しみ室堂で御来光タイムを迎えた。
早く出発した甲斐があったというものだ。
完全に雪に埋もれた鳥居も初めて見たし、宿泊施設もほとんど雪に埋まっていた。
次にいつ見られるかわからないので、このタイミングで来て良かったと思った。
山頂の奥宮で祈りを捧げると次はいよいよ加賀禅定道へ向けて滑走。
まずは御手水鉢へ向かって大汝峰をかすめていく。
この時期ならではの真っ白な白山に包まれながらスキーを走らせていくのは爽快そのものだ。
四塚山からはいよいよ加賀禅定道へ突入!
自分にとってはこの時期の加賀禅は初となる。
夏道同様、何も考えないとアップダウンがとても多いルートだが、YSHR先生が巻き名人としての真価を発揮!
ほとんど登り返すことなくしかり場まで到着した。
あとは一里野まで快適ザラメ雪のツリーラン。
下部も薮はなくデポしてあった大魔人号までスムーズに下ることができた。
そこから白峰に戻り、自分以外の2人はチャリの回収に向かう。
いや、チャリの回収という名目のチャリバトルといっていいだろう。
歩いて1時間40分かかったデポ地点まで19分で走破したらしい。
ほんと、この二人は化け物です。
念願の白山と加賀禅定道、百四丈滝を眺めることができ、完全燃焼の山旅となった。
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