【300, 関東100】箱根の山で雪中縦走(駿河小山〜足柄峠〜金時山〜明神ヶ岳〜宮城野)
- GPS
- 10:19
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,608m
- 下り
- 1,403m
コースタイム
- 山行
- 9:12
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 10:19
■歩行時間:581分(小休止を含む、昼食休憩を含まず)、標準CTの1.07倍(足柄万葉公園〜宮城野営業所前で比較)。
■距離:21.4km(ヤマレコのルート作成での計測距離)
■累積標高差:+1560m,-1360m(地形図の等高線読み取り)
■行程量:42.8+31.2+13.6=87.6P(43.8EK)(★★★)
■ラップタイム:6.63分/P、+339m/h(マイペース登高能力:ランク掘法壁現CT:6.19分/P、+363m/h)
■エネルギー定数:581*0.03+1.56*10+1.36*0.6+21.4*0.3=40.266
(ルート定数:543*0.03+......=39.126)
■山のグレーデイング:4C
■消費カロリー:40.266*(78.0+(10.7+8.9)/2)=3,535kcal
✳各指標の説明を、個人プロフィールに掲載。
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
駿河小山までJR (帰り) 宮城野営業所前バス停より小田原駅まで箱根登山バス(790円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■南岸低気圧による降雪で、4月にもかかわらず、箱根の山で雪中ハイクをすることになりました。 ■矢倉沢峠から明神ヶ岳に至るコースの前半は、背の高い笹(ハコネダケ)が道の両側に生えていますが、雪の重みで倒れこんで道を塞いでいる箇所が多くあり、通過に難儀しました。明神ヶ岳に至るまでまともなエスケープルートはありません。2010年2月にこの区間で雪に阻まれて救助要請を出したグループがいます。 ■滑り止め用の4本爪軽アイゼンを久しぶりに使いましたが、ゴムが固くなっていて脱着に苦労しました。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ザックカバー
ヘッドライト
携帯ラジオ
予備電池(単3単4)
替えメガネ
細引き3mmX10m
折り畳み傘
スパッツ
タオル
手袋
雨具上下
ツエルト
洗濯ハサミ4本
敷物用シート
携帯トイレ
サムスプリント
三角巾
レスキューシート
ガーゼ
ハサミ
付箋
テーピングテープ
バンドエイド
消毒薬
綿棒
救急用手袋
ストック2本
ライター
地図
地図コピー
シルバコンパス
筆記具
裁縫道具
アーミーナイフ
テイシュペーパー
ペットボトル(1L)
ペットボトル(0.5L)
ハイドレーシヨンチューブ
テルモス(お湯1L)
非常用水ペットボトル(0.5L)
穴あき蓋
非常食(カロリーメイト・コンデンスミルク)
おにぎり2個
カップラーメン
武器セット
財布
保険カード
携帯電話
4本爪軽アイゼン
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感想
3月12日に行った篭坂峠から三国山、不老山に至る山行で、「富士箱根トレイル」というものがあることを知りました。今回は、前回ゴールの駿河小山駅をスタートして、富士箱根トレイルを通り、足柄峠、金時山、明神ヶ岳をめざしました。
足柄峠に向かう林道の途中に、遊女の滝の案内標識が立っていたので、寄り道をして谷に下りました。
その後、さらに谷を奥へ詰めて行き、尾根伝いに登っていきましたが、標高700mあたりから雪道になりました。南岸低気圧の影響で、箱根でかなりの雪が降ったようです。稜線上にある足柄万葉公園は雪で覆われていました。
足柄峠から金時山の手前まで林道を歩き、猪鼻砦跡で滑り止めのアイゼンを装着、金時山に向けてだんだんと急になる北斜面の登山道を登りました。
金時山の頂上には、雪道にもかかわらず大勢の登山者がいらっしゃいました。なお、外にあるテーブルは茶屋で注文した人だけが使えるようです。アイゼンを外して茶屋の中に注文をしに行くのも面倒なので、雪を踏み均してその上にビニールシートを敷いて昼食場所を確保しました。
昼食後の出発時点では、計画より約30分の遅れとなっていました。寄り道と雪道歩行とアイゼンの装着で時間がかかっていました。
金時山から矢倉沢峠への下山は、滑り止めのアイゼンをつけていたため順調でした。この調子だと、金時山の頂上にあった標識に書かれていた「明神ヶ岳2時間5分」というのも、まんざら嘘ではなく思えました。
矢倉沢峠の鞍部から登ってすぐに、前を歩く10名ほどのツアーの団体に追いつきました。道が狭いので、登り坂は団体の後ろに付いて歩き、最初のピークで追い抜きをさせてもらいました。
その後は、道の両側に笹(ハコネダケ)が生えた区間が続きました。雪の重みで道に倒れこんでいたため、通過に体力は使うわ、濡れるわで難儀しました。ツアーの方々はどうされたかはわかりませんが、矢倉沢峠と明神ヶ岳の間にはエスケープできるまともな道がないので、途中で断念して矢倉沢峠に引き返していらっしゃらなければ、相当遅い下山になったことでしょう。
笹の倒れこんだ道をようやく通り抜けて、明神ヶ岳が正面に見える所まで来ましたが、そこからでも明神ヶ岳は遠かったです。標識に明神ヶ岳40分と書いてあったのに、実際は登り坂もあって70分近くかかりました。
結局、明神ヶ岳に到着したのは15時48分で、金時山を出発してから3時間21分後、矢倉沢峠の茶屋を通過してから2時間46分後でした。明神ヶ岳到着が計画よりも1時間以上遅い時間となったため、頂上にはあまり長居せずに、すぐに宮城野に向けて下山しました。
宮城野の登山口を出た所の標識に、宮城野営業所前バス停そばにトイレがあると書いてあったので、箱根登山バスの宮城野営業所をめざしました。当初の計画では、赤線つなぎを意識して、さらに宮城野橋から登山電車の強羅駅に登り返すことにしていましたが、そのための体力も時間も残っておらず、宮城野営業所前で打ち切って、小田原行きのバスに乗って帰りました。
今回は、4月に入り、日が長くなってきたので、行程の長いルートを計画しましたが、雪中の縦走となり、笹が倒れて道を塞いでいたりと、思わぬ所で困難にぶつかりました。
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