前大日岳・早乙女岳BCスキー(人津谷より)
- GPS
- 09:26
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,774m
- 下り
- 1,806m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 9:30
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・称名道路 雪は溶けており、舗装面が完全露出。 ・林道 シール登行できるが、部分的に雪がない。 また、落石、デブリ、倒木、土砂流出など障害物多し。 ・人津谷 おおむね快適なシール登行ができるが、渡渉するポイントが少ない。 スキーを脱いで、沢に降りることもあった。 ・前進基地〜雪見平 急登だが、気温のせいで、シールがよく効いて登れた。 ・雪見平〜前大日 快適な稜線ハイクとなる。アップダウンが多いので、上手にまけたらいいな〜。 ・前大日〜早乙女 細尾根が出てくる。本日は問題なかったが、カチカチだと怖いだろう。 |
その他周辺情報 | ホテル森の風立山の日帰り入浴を利用した。10時半〜17時まで。アルカリ性単純硫黄泉は女性向け。700円と割高だが、内容は充分にペイするもの(本日はNishidenさんの回数券を使わせてもらい安く入った)。 |
写真
感想
当初は大日岳を目指していた。春のスキーでの大日岳は、コット谷からは達成していたが、人津谷からは過去挑戦するも達していなかった。Chikauさんも同様だと判明し目標が一致した。koueiさんも誘って3人の計画とし、計画見たshimmon0711さんが当日朝加わって4人となった。
最初は閉鎖中の舗装路を自転車で、藤橋ゲートから七姫平のマノア前までの距離2km、標高差120m。自転車を置いたら道路わきから早速のシール歩きで林道を進む。途中西に逸れて支沢の堰堤に行く分岐に迷い込んだ。これまで何度か来ているが初めてだった。この場所は漫然とまっすぐ歩いていく方が正しい道を行くことになり、暗い中道を見失いようにと左右を気にしていた結果であろう。今日は下界で20℃を越すと言う高気温、大量の雪解け水で川になった道路を歩く区間もあった。
林道が谷から少し離れて平坦地となる標高880mで林道を離脱し、人津谷の奥へと進んでいく。途中流れか出た沢を、際どいスノーブリッジで渡ること2回。これまでで最も渡るのに気を使った。標高1000mから上は沢は埋まり、次第に急になる沢を詰めていく。文登研小屋直前の最急傾地は案外とシールが良く聞いてここは苦労がなかった。
小屋から上は楽しい稜線歩きとなって行くのだが、今日の僕は、どうも朝飯が消化しきれない雰囲気の胃のもたれ方で、それでもここまではまあまあの調子だったが、食欲がでなくてだんだん力が入らなくなってきた。元気よく先頭を進んでいくChikauさんにはペースダウンをお願いし、なんとか付いて行った。1779mの前大日から一旦鞍部に下りて、2011mに向けて登る稜線が、このルートで一番痩せた尾根で、雪が硬いと危険を感じる箇所だが、ここも程よくスキーが喰いこんで不安なく越えられた。
2011mとその後の小ピークを越えると緩斜面となって早乙女岳。ここまでどんより曇りながら視界は良く、弥陀ヶ原も見えていたが、ここより上はガスに突入する。そして風がかなり強くなった。まだ10時前で本来時間的余裕はあるのだが、午後は雨との予報でもあり、ここから下りることにした。
滑降の雪質は、快適なザラメとなるには少し早くて軟雪で、時たまにストップスノーも現れるが、案外曲がりやすかった。痩せ尾根部分も含めて今日の4人には不安なところはなかった。文登研小屋まで下りると風もなく、のんびり休憩できた。その後も気持ちよく人津谷を滑っていけたが、問題は沢越え。一ヶ所は朝と同じ狭いブリッジを渡り、次は朝越えた場所より低いところで沢に当たったので、テープマークのある渡渉箇所をスキーを外して渡った。林道と出会うところを行き過ぎてしまい、ツボ足で戻る一幕もあったが、そのまま行ってもショートカットで林道に戻れたとは、後から思った。最後の緩斜面と、自転車でのダウンヒル、どちらも気持ち良く締めくくることは出来た。しかし人津谷からの大日岳は宿題として残ったな。
自転車にまたがり、称名道路を15分ほど登り、レストランマノア横に到着。そこで自転車をデポして、シール登行開始。暗いので林道歩きも多少迷った。林道を離れて人津谷を登行するが、スノーブリッジが少なくなっており、難儀した。文登研前進基地からは急登になるが、シールが良く効き、快調に登ることができた。雪見平では弥陀ヶ原が見渡せて、秋などはさぞかし良い場所であろう。
そこからは基本稜線をたどり、前大日岳にあっけなく到着。そこから先は稜線が細くなり、遠くから見ると少しビビるが、現場では突破できるという判断でスイスイと進むことが多かった。今日は気温も高く雪も緩んでいたが、これがカチカチになっていたらかなりスリリングな稜線歩きになることだろう。
だだっ広い早乙女岳山頂に到着し、小休止。脚の揃ったメンバーで、これまで良いペースできた。これから危ないところもないので、本来なら、躊躇なく大日まで進むところだろう。しかし、風も強くなり、目指す大日岳もガスで覆われて姿を表さない。午後から雨も降る予報だし、一同で協議して、本日はここまでとして、滑走開始。雪もストップスノーで滑りにくいが、なんとか滑り降りてきた。文登研前進基地まで戻り、大休止。ここでニシデンさんから美味しいお菓子を頂いて、元気回復した(いつもありがとうございます)。
最後はツリーランを堪能しながら、渡渉などをこなし、林道を一部シートラして無事マノアまで降りてきた。最後は自転車に乗って、あっと言う間に車まで戻った。
今回はshinmonさんとの初コラボとなったが、体力もあり、気遣いのできる素晴らしい方であった。同行ありがとうございました。また、体調が今ひとつなのにルーファイなど難所を攻略して頂いたNishidenさん、明るい笑顔と的確な指示で私を助けてくれたkoueiさん、お二人にはいつも感謝です。また行きましょうね。
かねてから熱望していたIMPの方々に同行させてもらう機会をいただいた。
しかし天気予報を見れば雪崩予報だらけ、難しい日に力量を測りかねる初対面の者を同行させていただいたことにまずは感謝申し上げます。
前大日から見上げる斜面はかなり凶悪に見えましたが、練達の方々はどんどん進んでいきます。ソロなら1779mで自分は終了だったでしょう。できない経験をさせてもらっていることをひしひしと実感しました。
早乙女岳での撤収は大正解。明らかにあのまま進めば冷たいみぞれ雨にやられてましたね。
ところどころで「そこを行きますか…おぅ行けるんだ…」と驚かされる道を切り開く最年長のNishidenさん、常に冷静でパーティーにとっての最善策を模索しつつ先導するChikauさん、すいすい登り滑り降りてくるKoueiさん。
やはりIMPの面々はすごいなと感服。
下山後の温泉での山談義はもっと刺激的。
ただただ自分の未熟さ経験のなさを思い知らされるばかりでした。
悦に入ってソロで行動している自分を戒めつつ、安全にこれからも登山しようと改めて思いました。
今日は皆さん本当にありがとうございました。
機会がありましたらぜひまた同行させてください。
Nishidenさんから人津谷からの大日岳の提案があがり参加させていただくことにした。前大日からの稜線が少し不安だったけど気温が高く雪は緩んでいたのでどうにかついていくことは出来たのでよかった。しかし気温が高いとこの時期は全層雪崩の不安もあったので林道付近では警戒しながら歩いた。無事に帰還できたので安心した。
大日岳まで行ってみたい気持ちもあったがガスが酷いのと天気は良いほうには向かっていないので安全優先で早乙女までとしたが引き返し稜線を滑っているとどんどんガスが降りてきたので引き返してよかったと思った。滑降は概ね楽しむことができたストップスノーでは苦戦したので悪雪ワックスが欲しくなった。楽しく下っていると雪が切れ引き返すことや渡渉や雪切れ林道で苦労したが冒険要素があり皆さんでいろいろ話し合いながらクリアしていくのが楽しかった。
このところのんびりの山行が多かったので久しぶりのロングでガッツリは大丈夫かと心配していたがNishidenさん、Chikauさんにいいペースで引っ張っていただいたので無事行動できた。ありがとうございます。shinmonさん同行ありがとうございます。
コメント
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shinmonさん、はじめまして。皆さん今晩は。
大日岳は頂上を踏めず残念でしたが、天候を考えれば妥当な判断だと思いました。
道路に雪が無くてもゲートが閉まっている残雪期は、クロスバイクかマウンテンバイクが要りますねぇ。ロードバイクは持ち運びに難儀しそう。
大日岳はゲートが開いたら行ってみたいと思ってます。
レッズさん、おはようございます。ヤマ屋としては、やはりマウンテン必要です。またQちゃんとこに行かなくてはいけないですね。
redsさん おはようございます
あの状況では早乙女岳まででも十分でした。また来年以降チャレンジです。
ロードバイクでは放置している時が心配で持ち込むことができませんね^_^;雪が少し残っていたり凍っていることを考えるとマウンテンバイクのほうがよさそうですね!
僕もゲートが開いたら登ってみようと思っています。
redsronさん、はじめまして。
私はクロスバイクを持ち込みましたが、舗装されているとはいえ路面の荒れた山道では細めのタイヤは心配でした。
ゲートが開いたら普通に大日平からアクセスということになるのでしょうか?
となると牛ノ首への急登をシートラで… 考えたくない所業です
みなさん、お疲れさまでした
shinmonさん、はじめまして
IMPに同行熱望してたとは、相当の物好きかヘンタイですね(笑)
天候がヘンな感じだったので、雪崩とか心配だなぁ〜と
仕事しながら気にしてました
みなさんご無事で何よりでした
大日はゲートが空いたら私も行きたいと思っています
また企画よろしくお願いしまーす
カズミさん、おはようございます。心配かけてすいません。なかなか楽しかったですよ。大日行きましょう。レッズさんも誘って。
kazumiさん おはようございます
天候はこの日が特に気温が高かったので雪崩の心配はありましたね^_^;僕は未踏でしたがNIshidenさん、Chikauさんは経験があるので大丈夫と踏んだのだろうと思っていましたが周りの皆様にはご心配おかけしましたね。ありがとうございます。
僕もゲートが開いたらスキーを担いででも登ってみたいと考えています。
kazumi_hiさん、はじめまして。
変態 のshinmonです
同行させてもらって皆さんは自分と同じかそれ以上に山愛にあふれる変態だなぁと嬉しくなったことは間違いないです
変な天気の日に不確定な要素をさらに付け加えてしまったことが申し訳なく思っています。
皆さん無事で自分自身もほっとしています。
shinnmonさん、IMPへの初コラボですね。
野伏ヶ岳では日程が合わずご一緒出来ませんでしたが、
この日はIMPの皆さんとご一緒出来たとのことで嬉しい限りです。
皆さん、山への見識、知識、そして体力に長けていて、
ソロ山行が多い私などもとても得られるものが多かったです。
そんな仲間と一緒に山に登るのはほんと楽しいことですね。
私は今は東京です。
5月には白馬大雪渓から白馬三山縦走し大出原滑降を計画しますので
その時にご一緒出来るといいですね。
ニシデンさん、チカさん、コウエイさんにもお会いできるのを楽しみに
してま〜す
テカポさん、東京生活満喫してますか?でも忙しそうですね。お互い身体壊さない程度に仕事頑張りましょう。では月末にお会いしましょう。
tekapoさん、こんにちは。
先日、大日ヶ岳に登った際(ヤマレコアップ未)に対面に野伏ヶ岳からの稜線が見渡せまして、改めて行ってみたいなと思いました。またの機会に是非!
今回の山行ではソロでは味わえない経験をさせてもらいました。無理をきいてくださった3人に感謝です。
白馬三山…楽しそうですね…
小屋のない時期の鑓温泉の風呂の縁にジョジョ立ちして裸族したい願望があり、年々抑えきれなくなってきております
tekapoさん おはようございます
僕はまだ皆さんの足元にも及びませんが同行させていただくと経験値はものすごく上がりますので感謝しています。
5月の白馬いいですねぇ〜。4月から何かと忙しいのでタイミングが合えばぜひご一緒させていただきたいです。
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