尺ナンゾ谷〜御嶽・継母岳(北西尾根2770mまで)
- GPS
- 09:21
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,293m
- 下り
- 1,296m
コースタイム
- 山行
- 8:43
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 9:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
椹谷林道:一部雪なし 樹林帯:雪面硬く凸凹激しい。なんとか滑ることができるといったところ。 尺ナンゾ谷:上俵山先の最低鞍部付近から急斜面を下降。谷中は快適。2040m二俣は左滝を左から巻く。全層雪崩の崩落あり。 継母岳稜線へ:入山規制区域に立ち入ることにないように2540mから北西尾根2770mコルを目指す。かなり急斜面ですが、ここしか尾根に取り付けるところがなさそう。コル到着後は岩稜歩きになりそうで引き返しました。 登山届:提出が義務付けられています。下呂市ホームページからメールで提出。 最新の火山情報を確認して出かけました。 噴火警戒レベル2.火口1km以内の登山規制があります。 山と高原の地図の登山規制区域と下呂市の規制区域がずれてますが下呂市のものが正しいようです(噴火口をどこに設定するかで規制区域が違ってきます、日記参照)。 |
写真
感想
わざわざ遠くから出かけるほどのことはないという記録もありますが、以前から行ってみたかった尺ナンゾ谷。橋ができてアプローチはずいぶん楽になっているらしい。直前のmacoさんの記録でも触れていますが書類送検された方もいるようなので、入山規制区域には立ち入らないように注意しました。
御嶽西面ははじめてで、カーナビの変な案内で40劼曚浜省に車を走らされる。仮眠して道の駅で気が付いたら5時であわてて登山口に移動。林道入り口を見過ごし迷ってしまう。スポレクセンター入り口がちょうど椹谷林道入り口でした。
林道はさっそく雪切れあり。しかも週の前半から5度ほど気温が下がり、樹林帯の雪面はカチンコチンで上俵山とりつき急斜面で苦労します。ここは雪付きが悪く、次雨が降ったら雪が切れてしまうでしょう。その場合北西に遠回りすれば雪がつながっているかもしれません。雪面凸凹で樹林帯のすべりは修行系です。尺ナンゾ谷への下降点はトレースがあったもののかなりの急斜面で、ウィペットのピックを刺して慎重に下りました。帰りは下降地点より少し東南寄りの地点に登り返しましたが、こちらのほうが傾斜が緩そうでした。二俣は凍った滝を左から巻きました。その後、何度か結構大きな段差が出てきて雪面が硬く苦労しました。
標高2330m〜2450m、水平距離で380mほどの区間はデブリに覆われていましたが両脇を通過可能です。最後数mの巨大な破断面が谷の行く手に現れデブリは終了、この辺りは等高線が密になっていて、全層雪崩がおきたようでした。登りは左を通過、下りではちょっと怖いですが反対側を通過しました。標高2540mで谷を離れ2770mのコルを目指します。傾斜が急なうえ硬い雪面で、アイゼン、ピッケルに切り替えスキーはデポ。四つん這いになりピッケルとウィペットのピックを刺して登る場面もでてきますがコル直下にある吹き溜まり斜面の方が危険な印象です。コルに到着しましたが、ちょっと岩稜も出てくるため山頂はあきらめ、下山としました。
担ぎ上げるのがしんどいですがコルからの下りはアイスバーンでなければ十分滑降可能です。くだりは樹林帯でルートミス、ずいぶん余分に歩くことになりました。
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