飛騨沢からの槍ヶ岳 快晴!
- GPS
- 13:30
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,303m
- 下り
- 2,293m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:10
天候 | 4/22 曇りのち晴れ 4/23 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
22日(土)の朝9時時点で駐車場最上段にまだ空きがあるくらいで、余裕でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
歩き始めてしばらくは除雪されていたが、穂高平の手前から積雪あり。 白出沢から先が本格的な山で、沢筋にはたくさんのデブリがあり歩き辛い。 デブリ地帯はトレースが不明瞭になり迷いやすいかもしれない。 午後の時間は雪が緩んで踏み抜き多く歩き辛かった。 槍平から飛騨乗越までは、早朝は雪が締まって快適に歩けた。飛騨沢上部はアイスバーンになっているが、アイゼンが良く効くので不安はなかった。 槍の穂先は岩と雪と氷のミックス壁で、巨大なスリル満天のアスレチックと化しています。午前中はよく締まっていたので雪壁部はアイゼンとピッケルを効かせて登れたが、日が当たって雪が緩むとかなり危ないと思う。絶対にスリップはできないので、特に下りは注意。ハシゴは出ていますが、鎖はまだ一部埋もれていました。 飛騨乗越から飛騨沢の下りは、尻セードも交えて快適に下れたが、午後になると雪が緩んで歩き辛いかもしれない。また、一部にクラックも見られたので、今後はクラックにも注意が必要と思われ。 新穂高から槍平までのルートは、下記の槍平小屋さんのブログに詳しいです。 http://blog.goo.ne.jp/yaridairagoya/e/905626acd35b0f04850e7f5fb2f502e4 槍平冬季小屋は、22日(土)の宿泊は計6名。周辺にテントは2張り。 槍平冬季小屋のすぐそばに、雪を掘った沢の水場があって助かりました。 auのスマホは槍平は電波入りました。飛騨沢の上部から槍ヶ岳山荘付近も電波入りました。 |
その他周辺情報 | 岐阜県は登山届の提出が義務付けられているので、新穂高の登山指導センターで必ず登山届を提出し、下山届カードをもらって下山したらそのカードをポストに入れること。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
ゴールデンウィークで高速道路も駐車場も山も混雑する前に、槍ヶ岳に登ってきました。
天気予報に約束されたとおり、素晴らしい晴天のもと、我々しかいない絶景の槍ヶ岳山頂を楽しむことができた。
コース状況にも書いたとおり、この時期槍の穂先は雪が緩むと危なそうなので、槍平で1泊して早い時間に槍の穂先を登るのが正解だなと思った。
久しぶりにフル装備のザックを担いでの槍平までの道のりは遠く、暑くて汗もかいて肩に食い込むザックは重かった(笑)
槍平はまだ雪に埋もれていて、でも穂高連峰が背後に聳えて素晴らしい世界です。
翌朝暗いうちからヘッデンを点けて歩き始めた。飛騨乗越までの飛騨沢の登りは、開放的で明るくて振り返れば笠ヶ岳や乗鞍、右側には穂高連峰が見え、モルゲンロートの乗鞍や笠ヶ岳が綺麗で、景色を見るのも忙しくてなかなか歩が進まず、飛騨乗越が遠いことw
しかし苦労してたどりついた飛騨乗越からはいきなりドーンと槍の穂先が見え、常念など表銀座の景色も飛び込んできて疲れが吹き飛んだ。
槍ヶ岳山荘は、1週間後のGWの開業に向けてスタッフの方たちが朝から忙しく働かれていました。
槍の穂先は見た目は岩が目立つもののまだ登路は雪と氷に覆われていて、夏は何でもない斜面も急な雪壁になったりしていて、確実なアイゼンワークとピッケルの技術、手袋をはめてアイゼンを履いて簡単な岩登りができる程度のクライミング技術と度胸が必要。当然登りよりも下りが難しいです。そのかわり槍ヶ岳の山頂に立つと360度の絶景、富士山まで見えて最高の景色を見ることができました。
新穂高から飛騨沢経由で槍を目指す人は思ったほどはまだ多くなかった。
見た感じ、半分くらいはBCスキーの方だったが、槍平までのアプローチはデブリ地帯も多くて結構スキーを担ぐ場面があり、飛騨沢の上部もクラストしていてスキーでは登れずに担いでたり、途中で登るのを断念した人もいたりして、スキーも結構大変だなぁと思った。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する