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Yamareco

記録ID: 1113620
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

日向倉山〜未丈ヶ岳

2017年04月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:08
距離
16.7km
登り
1,591m
下り
1,584m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:16
休憩
0:52
合計
9:08
距離 16.7km 登り 1,595m 下り 1,591m
7:14
91
スタート地点
8:45
31
P1277
9:16
9:25
29
9:54
39
P1272
10:33
10:51
89
P1376
12:20
12:36
66
13:42
24
P1376
14:06
49
P1272
14:55
15:04
21
15:25
57
P1277
16:22
ゴール地点
天候 ガス→晴れ/曇り
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
白光橋の駐車スペース(10台程度)
※奥只見シルバーライン18〜6時までの通行止めは解除されていました
コース状況/
危険箇所等
●コース全般
・積雪期限定です。
・日向倉山〜未丈ヶ岳はクラックが激しく藪漕ぎあり。賞味期限ギリギリでした。
・ルートは、ほぼ全て雪で繋がっています。
・アイゼン・ピッケルは使用しませんでした。


●銀山平〜赤崩山
駐車スペース前の除雪された雪壁をよじ登るところからスタート。
道雪山方面に200mほど進んだ尾根から取り付き、
高低差380mほど登って赤崩山から延びる稜線に乗ります。
帰りは駐車スペースにダイレクトに下りられる尾根から下ろうとしましたが、
上からだと崩落が進んでいるように見えたため大人しく登りに使った尾根から下りました。

●赤崩山〜日向倉山
アップダウンを繰り返しながら日向倉山まで高低差300mほど登ります。
広い稜線が続き、この日はガスっていたため少しわかりにくかったです。
また終始南側に張り出した雪庇を意識しながら進みました。

●日向倉山〜未丈ヶ岳
日向倉山から1272ピークとの鞍部まで高低差200mほど下ります。
クラックが激しく通過できるルートの見極めが必要でした。
1272と1376の鞍部は軽い藪漕ぎ、1376からの下りは激藪漕ぎでした。
特に1376からの下りと帰りの登りは通過するのに時間がかかりました。
未丈ヶ岳との鞍部から高低差260mほどを緩やかに登ると山頂に到着です。
この区間は雪が柔らかくなっていて足首〜膝下くらいまで沈みました。
山頂直下も藪漕ぎでした。
 
その他周辺情報 【温泉】
銀山平温泉 白銀の湯(650円)
白光橋の駐車スペースの雪壁を乗り越えるところからスタート。雪はまだたっぷりありました
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白光橋の駐車スペースの雪壁を乗り越えるところからスタート。雪はまだたっぷりありました
尾根に取り付きます。眼下には北ノ又川
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尾根に取り付きます。眼下には北ノ又川
割れた尾根を登ります
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割れた尾根を登ります
ガスが晴れることを信じて登ります
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ガスが晴れることを信じて登ります
(photo komemame)
標高をあげると奥只見湖の末端が見えてきました
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標高をあげると奥只見湖の末端が見えてきました
赤崩山から続く稜線に乗りました
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赤崩山から続く稜線に乗りました
依然としてガス
(photo komemame)
アップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます
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アップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます
広い稜線
ガスは濃くなったり薄くなったり
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ガスは濃くなったり薄くなったり
あれ?こんな季節に樹氷だ
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あれ?こんな季節に樹氷だ
稜線の北側は樹氷南側は雪庇(photo komemame)
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稜線の北側は樹氷南側は雪庇(photo komemame)
視界が開けてきたと思ったら…
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視界が開けてきたと思ったら…
いきなり青空が!
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いきなり青空が!
テンションだだ上がり
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テンションだだ上がり
で、ふと気づくと…
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で、ふと気づくと…
日向倉山山頂に到着していました
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日向倉山山頂に到着していました
やっぱり青い空がいいなぁ
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やっぱり青い空がいいなぁ
これから進む稜線。未丈ヶ岳は雲の中、残念…
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これから進む稜線。未丈ヶ岳は雲の中、残念…
と思いながら歩き出すと見えました!
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と思いながら歩き出すと見えました!
やっぱり樹氷にも青空が似合うなぁ
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やっぱり樹氷にも青空が似合うなぁ
(photo komemame)
素晴らしい稜線です
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素晴らしい稜線です
徐々にですが青空の勢力が強くなってきました
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徐々にですが青空の勢力が強くなってきました
奥が未丈ヶ岳。手前にはP1376がそそり立ちます
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奥が未丈ヶ岳。手前にはP1376がそそり立ちます
1272と1376の鞍部はこんな感じ
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1272と1376の鞍部はこんな感じ
1376への急登。背後には裏越後三山ですが山頂は雲に覆われています
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1376への急登。背後には裏越後三山ですが山頂は雲に覆われています
1376に到着。ピークから未丈ヶ岳を望みます。山頂直下は藪漕ぎかな
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1376に到着。ピークから未丈ヶ岳を望みます。山頂直下は藪漕ぎかな
1376でしばし休憩して再出発
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1376でしばし休憩して再出発
未丈ヶ岳まで続く美しい稜線
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未丈ヶ岳まで続く美しい稜線
これが見たかった。ここからは緩やかな登りが続くと思っていたのですが…
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これが見たかった。ここからは緩やかな登りが続くと思っていたのですが…
しかし1376からの下り始めると激藪の急降下
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しかし1376からの下り始めると激藪の急降下
グヘ〜(photo komemame)
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グヘ〜(photo komemame)
通過するのに時間がかかりました
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通過するのに時間がかかりました
1376を振り返って。奥は日向倉山
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1376を振り返って。奥は日向倉山
1376を通過すると広々とした稜線が続きます
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1376を通過すると広々とした稜線が続きます
しかし雪が緩んでいて沈み込みが大きく地味に疲れます。左奥は見えそで見えない燧
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しかし雪が緩んでいて沈み込みが大きく地味に疲れます。左奥は見えそで見えない燧
1376の鋭峰と奥は日向倉山
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1376の鋭峰と奥は日向倉山
日向倉山〜未丈ヶ岳までは東側に張り出した雪庇に注意しながら進みます
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日向倉山〜未丈ヶ岳までは東側に張り出した雪庇に注意しながら進みます
山頂まであと少し!
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山頂まであと少し!
komemameも山頂直下の藪を抜けてやってきました。左奥は尾瀬ヶ原と雲を纏った燧ヶ岳
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komemameも山頂直下の藪を抜けてやってきました。左奥は尾瀬ヶ原と雲を纏った燧ヶ岳
未丈ヶ岳山頂に到着
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未丈ヶ岳山頂に到着
山頂は藪
山頂より。越後駒ヶ岳と中ノ岳は雲の中
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山頂より。越後駒ヶ岳と中ノ岳は雲の中
山頂より。荒沢岳
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山頂より。荒沢岳
荒沢岳アップで(photo komemame)
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荒沢岳アップで(photo komemame)
山頂より。平ヶ岳
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山頂より。平ヶ岳
平ヶ岳アップで(photo komemame)
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平ヶ岳アップで(photo komemame)
山頂より。正面に毛猛岳と左は檜岳。奥は守門岳でしょうか
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山頂より。正面に毛猛岳と左は檜岳。奥は守門岳でしょうか
山頂より。西側に延びる尾根も素敵でした
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山頂より。西側に延びる尾根も素敵でした
(photo komemame)
さて、下山です
爽快です(photo komemame)
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爽快です(photo komemame)
帰りも登り返しが結構あるなぁ
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帰りも登り返しが結構あるなぁ
燧ヶ岳〜平ヶ岳〜荒沢岳を眺めながら(photo komemame)
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燧ヶ岳〜平ヶ岳〜荒沢岳を眺めながら(photo komemame)
豪快に割れとる
ズルズル下ります
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ズルズル下ります
越後駒ヶ岳と中ノ岳にかかった雲がとれ始める気配が
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越後駒ヶ岳と中ノ岳にかかった雲がとれ始める気配が
荒沢岳。男前だなぁ
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荒沢岳。男前だなぁ
おっ!中ノ岳の姿が!
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おっ!中ノ岳の姿が!
駒ヶ岳ももう少し!
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駒ヶ岳ももう少し!
(photo komemame)
1376と日向倉山
(photo komemame)
1376への激藪の登り返しが憂鬱
1376への激藪の登り返しが憂鬱
未丈ヶ岳と藪に苦戦するkomemame
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未丈ヶ岳と藪に苦戦するkomemame
登りは逆目で刺さりまくり
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登りは逆目で刺さりまくり
藪を抜けて1376へ
1376より。のっぺり日向倉山と奥は荒沢岳
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1376より。のっぺり日向倉山と奥は荒沢岳
荒沢岳アップで(photo komemame)
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荒沢岳アップで(photo komemame)
駒ヶ岳と右は八海山かな
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駒ヶ岳と右は八海山かな
おっ、ようやく雲が取れ燧ヶ岳が見えました
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おっ、ようやく雲が取れ燧ヶ岳が見えました
燧ヶ岳アップで。立派な猫耳(photo komemame)
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燧ヶ岳アップで。立派な猫耳(photo komemame)
日向倉山との鞍部まで下ります
日向倉山との鞍部まで下ります
周囲の山並みはクラックだらけ
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周囲の山並みはクラックだらけ
ガバガバ
未丈ヶ岳を振り返ります
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未丈ヶ岳を振り返ります
日向倉山までの登り返し
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日向倉山までの登り返し
日向倉山まで戻りました
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日向倉山まで戻りました
日向倉山より。ようやくこの時間になって越後駒ヶ岳が姿を現しました
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日向倉山より。ようやくこの時間になって越後駒ヶ岳が姿を現しました
越後駒ヶ岳アップで。肩の小屋とか見えそうなんだけどなぁ(photo komemame)
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越後駒ヶ岳アップで。肩の小屋とか見えそうなんだけどなぁ(photo komemame)
日向倉山より。中ノ岳
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日向倉山より。中ノ岳
日向倉山より。駒ヶ岳と中ノ岳をセットで
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日向倉山より。駒ヶ岳と中ノ岳をセットで
日向倉山より。荒沢岳
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日向倉山より。荒沢岳
日向倉山より。燧ヶ岳
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日向倉山より。燧ヶ岳
日向倉山からは表&裏越後三山を眺めながらの下りです
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日向倉山からは表&裏越後三山を眺めながらの下りです
(photo komemame)
うねりの陰影が美しかったのでパチリ
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うねりの陰影が美しかったのでパチリ
日向倉山を振り返ります
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日向倉山を振り返ります
日向倉山からの帰りはトレースがたくさん
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日向倉山からの帰りはトレースがたくさん
未丈ヶ岳と右は1376の鋭峰
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未丈ヶ岳と右は1376の鋭峰
駒ヶ岳と中ノ岳を眺めながら(photo komemame)
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駒ヶ岳と中ノ岳を眺めながら(photo komemame)
荒沢岳を眺めながら(photo komemame)
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荒沢岳を眺めながら(photo komemame)
未丈ヶ岳の美しいフォルム
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未丈ヶ岳の美しいフォルム
広い稜線と駒ヶ岳&中ノ岳
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広い稜線と駒ヶ岳&中ノ岳
(photo komemame)
日向倉山をバックに
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日向倉山をバックに
荒沢岳を見ながら
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荒沢岳を見ながら
会津の山々と眼下には奥只見湖
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会津の山々と眼下には奥只見湖
この辺りで未丈ヶ岳も見納めです。良い山でした
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この辺りで未丈ヶ岳も見納めです。良い山でした
中ノ岳がくっきり
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中ノ岳がくっきり
荒沢岳とkomemameが一直線
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荒沢岳とkomemameが一直線
隙あらばシリセード
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隙あらばシリセード
今日一番の荒沢岳かな
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今日一番の荒沢岳かな
尾根を下りきって北ノ又川に沿って歩き…
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尾根を下りきって北ノ又川に沿って歩き…
雪壁をおりて下山完了。お疲れ様でした!
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雪壁をおりて下山完了。お疲れ様でした!

感想

翼を広げたように均整のとれたフォルムが印象的な未丈ヶ岳に行ってきました。
以前から気になっていて登りたかった山です。
ホントはシルバーラインが開通したらすぐにいきたかったのですが、
仕事が忙しくて山に行けない日々が続きました。
気づくと1ヶ月ぶりの登山。

晴れる気満々でクルマを走らせますが、関越トンネルを出ると土砂降り。
銀山平に到着するとなんとこんな時期に雪&みぞれ。
これじゃあ出発する気になれず…、
天気は回復傾向にあることを信じて30分ほど仮眠すると
雨みぞれは無事に止み、出発することができました。

全体的に予報よりも回復が遅れて、雲が取れそうで取れない時間が続きましたが、
下山時には晴れてくれてよかったです。

クラックの綱渡りと藪も出始めていて賞味期限はギリギリ。
でも久しぶりの山は気持ちよかった。


山欠通り越して、
山行くのめんどくさー、
歩ける体力なさそうだしー、
日焼けするのも勘弁だしー、
ヨガして心身整えとけばいいやー、
と、思ってましたが。
なんかどこかで物足りない日々。
体調もちょー快適とまでいかない。

やっぱり山は私に必要なものだと
いま感想書きながら思ってます。
山から帰ってきてから今週はすこぶる元気で、
脳みそもぜんぶ入れ替わったみたい。
つくづく山の効能を実感しますなぁ。

登りはじめるまでは、天気もイマイチだったから、
ほんとヤでヤでこのまま帰りたいなぁ、
…なんて。
けど歩いちゃえば、久しぶりに自分の重力や
からだの皮膚ぜんぶに感じる空気が、
あーこれだこれだ、と、よみがえり、
すっかりいつものモードに戻れました。

未丈が岳は残雪期限定ということでしたが、
この日はほんとうにギリギリでした。
一部雪が崩れそうなところ、私の背丈よりもずっと高い藪で、
冷や汗、ひと汗かきました。
そして途中藪の木の枝が目尻を突き、ちょっと擦り剥けました。
サングラスしとけば防げたかもだけど、
でも目の玉じゃなくってよかった〜。
サングラスは日よけだけじゃなくて、目を異物から守る役目もあるのだな。

途中からは天気も絶好調になって、
目の前に人がる絶景に心から嬉しくなりました。
ゴールデンウィークをまえに、
モードを戻せてよい山行でした。

おしまい。

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