大倉〜蛭ヶ岳ピストン
- GPS
- --:--
- 距離
- 23.3km
- 登り
- 1,970m
- 下り
- 1,965m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
いつの間にか自動精算方式になっていた・・・。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道が荒れている個所などなく、 また、特に道迷いの心配もないと思われます。 |
写真
感想
震災以降、どうもその気にならず
ズルズルと山離れしてましたが、
このところのヤマレコの活発さに触発され
前々からやってみたいと思っていた、
大倉〜蛭ヶ岳のピストンをしてみました。
ヤマレコ記録を見ていると、
多くの方が歩いており、
また、それほど大変だったというような感想も
見当たらなかったので、
自分の認識は、
大変だろうけどそれほどでもないだろう、
という、意味不明なものでした。。
それはそれは心地よい五月晴れの晴天の中、
長丁場なので、最初はゆっくりを心がけ歩きだします。
新緑の木々からの木漏れ日が心地よく、
やる気をますます出させてくれます。
ゆっくり歩きはじめたのが功を奏し、
塔ノ岳までの半ばまでは疲れ知らず。
・・・、しかし
登山ブランクのせいか、
そこから塔ノ岳までで辛くなってくる。
太腿が攣り気味。
先は長いのに大丈夫なのだろうか、
と、不安になるが、
まず塔ノ岳まで、とストレッチしながら歩く。
塔ノ岳山頂。
塔ノ岳で眺望に恵まれるのは初めてでした。
みんな富士山の方を向いて休憩してました。
蛭ヶ岳までは無理じゃないか。
そんな思考が頭をよぎったが、
とりあえず丹沢山までは、
と思い歩きだす。
・・・とその時、
時を同じくして出発する人影が後ろに。
振り返ってみると、単独山行の女性でした。
反射的に、
どちらまで行くんですか?
と聞いてみると、
「蛭ヶ岳まで」ですと。
もしかして日帰りですか?
と聞くと、
「はいそうです」と。
僕も蛭ヶ岳まで行こうと思っているんですが
ここ(塔ノ岳)には、どれくらいに帰って来れますかねぇ、と聞くと
「14:00には帰って来れると思います」と。
それも、
当たり前のことのようにサラッと言ってくれたのです。。
その時決めました。
蛭ヶ岳行く!
負けてられぬ!
ただやはり脚に違和感はあったので、
お先にどうぞと、先に行ってもらうと
あっという間に見えなくなりました。
負けた!
と、速攻で思い知らされました。。
明らかに違うんですよ見た感じが。
人が山を下りているよりは、
鹿が山を下りているような軽快さ。
そんな姿に励まされながら
丹沢山。
ここから蛭ヶ岳は
ホントにきつかった。
今となってはどれくらいきつかったかは
イマイチ思いだせないが、
その時は、
大倉〜蛭ヶ岳ピストンはもうしない!
と思っていたのは覚えている(笑)。
蛭ヶ岳にお昼時に到着。
疲れすぎて食欲がなく、
10分ほどダラーっとしていると、
やっと食欲が出てきてゴハン。
角煮丼を作って食べる。
1時間休憩後、折り返し。
蛭ヶ岳下りはじめると、
ここに来るまでにどれだけきつかったか辛かったかを
思いだせないくらい軽快な足取り!
・・・だがそれも鬼が岩への登りまで。
登りにさしかかったとたん、
どれだけつらかったかを瞬時に思い出させてくれる(泣)。
丹沢山まで戻る。
前に丹沢山でのんだサイダーが脳裏に刻み込まれており、
サイダーの誘惑に勝てず。。
サイダーを飲む。
気力体力ともにかなり回復し
塔ノ岳。
さあ、後は大倉まで下るだけ!
と思ったのもつかの間。
くたびれたこの足には、
大倉までの下りがこたえることこたえること。
ゆっくり歩いていると
いつ到着するのかわからない気持ちになるのと、
余計なことを考えてしまうのが嫌だったので、
急いで歩く。
たくさんの人を追い越すが、
自分より辛い思いをしているような人を見かけない(泣)。
最後の2kmは脚がどうかなっちゃうんじゃないかと思うほどの状態。
それでも何とか大倉までたどり着いた時は、
とても充実した気持ちになれました。
塔ノ岳までのピストンになりそうだった今日、
蛭ヶ岳まで行く気持ちにさせてくれたあの女性。
とても感謝してます。
ありがとうございました。
たぶん僕よりも1時間は早く下山したでしょうね〜。
このコース、
今年の秋にはもう一度挑戦したいなぁ、と思っています。
その時には余裕で大倉まで戻れるようになっていることを祈りつつ。。
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