【下関里山ハイク】蓋井島
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 06:03
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 835m
- 下り
- 836m
コースタイム
- 山行
- 5:19
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:03
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
船
吉見漁港の蓋井島渡船場から40分で蓋井島に着く 往復券1200円(片道630円)、定期船は平日と土日祝、季節で運航時間・本数が変わるので市のホームページ等で確認してください http://www.shimonoseki-port.com/jp/ferryboat/index.htm 渡船場横に有料駐車場(400円/日)あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
金比羅山以外は基本的に荒れていると思ってください。 |
その他周辺情報 | 温泉:吉見温泉センター |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
帽子
靴
タオル
スパッツ
ザック
ザックカバー
ウェストポーチ
昼ご飯
行動食
飲料
地図
コンパス
カメラ
スマホ
GPSロガー
ファーストエイドキット
予備電池
モバイルバッテリー
虫除けスプレー
|
---|
感想
下関里山ハイク、本日は『蓋井島』です。「日本百名島の旅(著・加藤加藤庸二)」に紹介され、『金比羅山』は「しま山百選」に選ばれている名島なのです。
吉見漁港から釣り客とともに蓋井丸に乗り、波に揺られて40分、蓋井漁港に到着。一人山に向かいます。
漁港から西にある「やまどり散歩道」に入ります。ちょっとした山道が「蓋井島灯台」まで続いています。この灯台は風力発電を取り入れた日本初灯台だそうです。灯台から少し引き返すと金比羅山に続く道があり、進むと石鳥居が現れます。鳥居の先が『金比羅山』、右の舗装路が「やまどり散歩道」です。先ずは『金比羅山』へ。
山道を登り切ると鳥居が目に入ります。祠の裏が山頂。360度の展望が待っています。流石「しま山百選」です。ここの北側に風力発電所があったのかな?
次は石鳥居に戻って舗装路を下ります。途中に「ヒゼンマユミ群生地」の案内があるはずですが、通り過ぎた?引き返すと文字の消えたらしい板が木に付いていて反対側に草の繁った山道がありました。進むと低い石垣に出くわしました。ここが牧場跡地でいいのかな?右が地図の破線の道だよな、正面の斜面に赤テープが続いているからこっちに進めばいいのか。進んでいくと急斜面になる。どうも左に入らないといけない場所を見落としているらしい。位置的に『西ヶ嶽』に直登だろうと思いそちらに進みました。結構な急登で、途中で1度テープを見失いましたが、『西ヶ嶽』の偽砲台に出ることができました。この山頂に三角点があるはずですが、見つかりませんでした。
さて、このまま北の『大山』に向かってもいいのですが、予定ルート上の要塞跡が気になります。まだ時間に余裕があるので南側に下ってみることに。ロープ伝いに下るとありました。要塞の中を通って窓から出るとコースが続きます。で、そのまま下っていったんですが、途中でコースが不明になりました。牧草地跡まで行こうと思っていましたが、これ以上は時間がなくなると思い引き返します。
『西ヶ嶽』から最高峰の『大山』、北の『奥山』へと進み、軍施設跡を巡ります。踏み跡が不明瞭なところもありますが、尾根を外さなければ大丈夫です。『奥山』に到着。2階建ての施設跡で昼食を取りました。三峰とも樹林に囲まれ展望はありませんが、施設跡を見て当時を想像すると色々と思うことができるのではないでしょうか。
下りは鞍部の兵舎跡から東側の踏み跡に入ります。一部不明瞭な箇所や若干崩れた箇所がありますが、比較的明確な踏み跡が続き牧場跡地まで戻られます。「やまどり散歩道」を東に進み散歩道終了。南の道を下ると港に出ることができます。『乞月山』に向かうにもこの道のほうが早いと思いますが、何となく東の道を歩きました。左右の樹林や風が心地よく気持ちよく歩きました。海沿いの道に出る前に『山ノ神の森(一の森〜三の森)』があり7年毎に「山ノ神神事」が行われているそうです。海沿いに出ると今来た道に向かって「エミュー牧場」と案内がありました。通った道にはなかったのでどこかの分岐の先にあるのでしょう。『乞月山』の後、時間があれば行ってみようと思います。
『乞月山』の登山口には10分程度で着きました。ここもわかりにくく通り過ぎてしまいました。道が大きく左にカーブしたところに広場があります。ここが登山口なのですが、笹薮で塞がっているのです。赤テープのある箇所から笹薮を掻き分けて抜けると右に踏み跡があります。軍用道路だったらしいです。ここを15分ほど登っていくと右に軍施設の入口がありました。左は軍用道路の踏み跡が続いています。帰りにこちらにも行ってみましたが崩れて踏み跡はわからなくなっています。
軍施設に入り暗い廊下を進むと、途中左に階段があります。暗くて気付きにくいですが、この階段が山頂へと続く道なので見落とさないように。廊下を突き当りまで進むと左右に砲台跡があります。廊下に戻り階段を登ると要塞の上に出ます。左側の踏み跡を進んでも山頂に行けるので下るときに通ることにします。直登で5〜6分で山頂に到着。ここにも2階建ての地下施設があります。
太平洋戦争が終結して軍施設が姿を消していった中、蓋井島にはこれだけの施設が形を残しています。島であり人口も少なかったため、宅地化されることもなく残ったのでしょう。貴重な資料として後世に残してもらいたいものです。そのためにももっとアピールしてもよいのではないでしょうか。
『乞月山』下山後時間に余裕があるのでエミュー牧場を探してみます。坂道を登って行くと地理院地図には載っていない道があり、googlemapでは表示されています。航空写真に切り替えるとそれっぽい空地が見えたので行ってみることにしましたよ、エミューが7〜8羽。オーストラリアのシンボルらしいですね。ダチョウに似た飛べない鳥です。山道でたまに脱走して散歩しているエミューに遭遇することもあるらしいです。後で知りましたが、他にも何箇所かあるみたいですね。小学校の上の方、『山ノ神の森四の山』付近にもあるようです。「やまどり散歩道」から南に下っていれば、この牧場に着いていたのにと、ちょっと残念な気分。
エミュー牧場から港に向かう途中、地理院地図で蓋井八幡に抜けられそうな道があったので行ってみましたが、行き止まりでした。この寄り道がなければ『四の山』に行ったかもしれません。
港には出航30分前に無事到着、出航を待ちます。
今日も充実した一日になりました。ありがとう『蓋井島』
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する