檜洞丸
- GPS
- 04:40
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,132m
コースタイム
13:30西丹沢自然教室-14:10ゴーラ沢出合い-14:50展望台-15:40ハシゴ-15:50休憩所(急登終わり)-16:00木道-16:20檜洞丸山頂-17:40ゴーラ沢出合い-18:00下山
天候 | 晴れ! 下山後ガス。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西丹沢自然教室でレスキューの方に話を伺いました。登山届はここにあります。 「あまり整備せず自然を残した道です、暗い時に道を踏み外すと急斜面てのもありますよ」、との事でした。正規のルートは教室ちょっと上のトコ(キャンプ場内を抜け、奥の方から河原沿いに上がる→新道、もっと上から山道を入る→本道)、との事です。 ゴーラ沢まではそう急ではなくペースが上げられます。その先は結構急坂続きです。 標高差1100mぐらいだと思います。岩混じりの土の登山道に、プチ岩場が数箇所程度です。木の根もボチボチ出てます。近隣の山だと、三つ峠山(達磨石側)程度の感じでしょうか。毛無山にも似たものがありますが、アチラ程岩場が激しくはありません。 尾根が痩せてる箇所も2回ぐらいありますが、草が生えてるし道幅もまああるので少し慣れた人なら怖くはないです。上の方では、短いハシゴが1回出てきます。鎖場は鎖を使う程じゃないです。最後らへんで丹沢でおなじみ?の木道、木の階段が出てくるので、登り疲れた足には少々こたえるかもしれません。 #追記 帰宅後、西丹沢での近年の事故の記事を見ていて、登山道と誤りバリエーションルートに入って見えなかったガケから転落、といういたましい事例が何例かある事を知りました。今日現地でレスキューの方もルートを心配されてたりで、自分も何も知らず何の気無しに「道迷い→滑落、がもう遭難のパターンですよね;」と一般論で話していたのですが、正にその状態だった様です。大変気持ちの良い時期、山域ですが、安全に帰れてこそ、だと思います。自分も突発で行っておいて言えた柄ではありませんが、地図・ルートの確認等は今一度しっかりされ、何か変だと思ったら止まって再確認された方が良いと思います。 |
写真
感想
今日はどこに登ろう?
と企画したのが遅く出遅れ気味でした。前日前職場の上司から丹沢縦走のお誘いが
あったものの予定が付かず、でも触発され、せめてと西丹沢の(かつての)秘峰、
檜洞丸にしました。確定したのが朝10時頃、家を出たのが11時過ぎで、現地着、登りだしたのが13時半頃でした。
西丹沢自然教室でレスキューの方に話を伺うと、日没は本日6時40分頃、それから少しの間は明るいとの事でした。夏になって日が伸びています。まあ日没より先に山の中では木々で暗くなる事は良くあるので(特にどちらの方角の尾根かで)、余裕を見て少し早めに下山した方が良さそうです。白八汐の花が蕾、とあったので、出来ればそれを見る、無理はせず上り/下りの時間を3:2ぐらいに割り振り即席計画を立てました。持って来た地図を頭に叩き込み、ルートと尾根の形状、チェックポイントを確認しときます。
登り始めると、1組のイケメンと美女のご夫婦が居ました。行く方面も同じの様です。一人だとやっぱり心細い時もあるので、ご一緒させて頂けないか申し出た所、快諾していただけました。が、特にご主人がかなり山慣れてると思しき方で、動きに無駄がなく、かなりのペースでどんどん登っていかれます。奥様もそれに追随して行くので、ゴーラ沢まではご一緒出来ましたが、そこからの急登では私がギブアップで、先に行って頂きました。
2ヶ月半+1ヶ月のブランクがあるとは言え、何だかついて行けないとなると、本当に檜洞丸まで行けるかちょっと不安になりました。が、無理せず行けるトコまでいくつもりで呼吸を整え再出発しました。
そこからはいつものソロ山行です。下って来られる方はかなり多数で、人気の山域なんだな、と分かります。
新緑の色がキレイで、離合の際ただ待つのもなんだし周りの風景の写真を沢山撮りました。
登りは意外にキツク、出遅れたしその分装備はウルトラライトにしてきたはずなのに、度々心拍数上がりすぎて軽い立ち休憩入れるハメになりました。まあウルトラライトと言ってもまた調子に乗って水2Lぐらいは背負ってますが…でも暑いのでこのペースで登ると自分には結局そのぐらい必要でした。
心拍数上がりすぎると、歩く時も軽くですがクラクラするので、尾根が痩せてるトコとか片側急斜面のトコ、躓きそうな石等があるトコでは、足元と足上げに注意しながら進みました。止まるのもナンですが急いでバテても結局止まるので、無理せずペースを作り直しました。
登ってて気付きましたが、最近やってたスロージョギングのおかげかと思いますが、ふくらはぎ周りと足首周りの筋肉が確実にパワーアップしてる感じでした。これなら、太腿に頼り過ぎず登れます。ジムでのクライミングの時にも、つま先でウォールに立つのが以前より楽だったので、かかとを付けずに走る訓練は中々効果アリだと思います。
紆余曲折を経て、檜洞丸にもう直ぐ着く、という所で、先ほど先行されたご夫婦が降りて来る所で再会しました。あと少しで着く、上は桜も咲いてるとの事で元気を貰いました。
山頂では、若者らのグループに写真を撮ってもらいました。この時間になると、青ヶ岳山荘に泊まる人ばかりで、下るのは自分が最後の様です。ビールの誘惑とか、
いろんな誘惑に駆られ葛藤しましたが、今日は頑張って帰る事にしました。
心肺機能的には大変でしたが、下りに入るし、腿も僅かにプルプルしますが膝の調子も良さそうです。
下山は、ふくらはぎパワーアップを生かし歩き方を変えてみました。足の指の付け根で着地、つまずかなそうな下り道限定で、勢いを殺さずに滑らかにジョグの要領で降りてみました。まあキツイっちゃキツイんですが、イケそうでした。これならペースが稼げます。まだ膝も大丈夫なので、少々雑ではありますがふくらはぎが全然平気なので段差も低ければ軽く飛び降りるぐらいの感じで降りてみました。
流石にザレてる斜面では慎重に前半分荷重のフラットフッティングにしましたが。
下りは結果、2時間弱で下れました。登り下り共に、標準タイムより30分カットと言った所で、久しぶりにしてはまずまずです。まあこういう下り方が出来る所は、場所や道、自分の調子にも拠ると思うので、今回は大丈夫でしたがもうちょっと慎重に練習してみたいと思います。
下りきると自販機があったので、スポーツドリンクを買いました。
腰に手を当てて(笑)一気飲み。ひんやりしてメチャメチャウマイです。
「ウマッ」っと叫んでしまいました。五臓六腑に染み渡るとはこの事か、と思う様な、山でフーフー言った後ならではの味でした。
マッタリしつつ駐車場へ戻ると、さっきのご夫婦が車で出てきて帰られる所でした。わざわざ自分が歩いてる所までバックして来て下さって、「帰りは車ですか?」と声をかけてくれました。だいぶ先に降りたはず、ですが、行きがけに「日帰り予定です」との話をしていたので、ひょっとして暗くなる前だったから様子見で待ってくれてた!?のかもしれません。もしそうなら、大変ありがたくかたじけない話です。大変爽やかな笑顔で、今日は天気も良くていい日和でしたね、と仰り帰って行かれました。
確かに、今日は大変すがすがしい山行が出来ました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する