笠ヶ岳(2898M)


- GPS
- 33:53
- 距離
- 25.6km
- 登り
- 2,911m
- 下り
- 2,914m
コースタイム
GPSによる累積標高:登り1560M、下り164M。距離8.7KM。
20日=7:35杓子平-11:05笠ヶ岳山頂11:25-13:43杓子平14:35-19:35登山者用無料P
GPSによる累積標高:登り1081M、下り2468M。距離16.6KM。
地図上のルートは、19日と20日のGPSデータをつないで1つのGPXデータとしてアップロードしたので、かなり正確です。軌跡が1900M付近で右往左往しているのは実際にルートファインディングで右往左往したからです。若干?が付くGPS軌跡もありますが、おおむねあってると思います
天候 | 2日間ともに晴れ、微風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
左俣林道の笠新道分岐の水場は水が枯れてます。中崎橋を過ぎてすぐに第一の水場があります。そこの水場は水量豊富です。 1800M手前から残雪で夏道不明。目印もあまりなく夏道に沿ってのトレースは困難。直進すると藪漕ぎがひどい。当方右の沢(雪渓)に降り、そこから直登。傾斜が強く雪が固いと難易度が増す。 杓子平から上は視界がよければ、自由にルートどり可。稜線は極一部だが夏道でてる。 なおトレースは有りませんでした。この時期雪上のトレースは2日もすれば消えてしまうので、入山者の少ない笠ヶ岳ではトレースは期待できません。ちなみに2日間とも誰にも会いませんでした。 |
写真
感想
風もなく最高の天気でした。翌日の天気も晴れ確定と読み、そのへんも気にしないでテントで熟睡できました。当方、仕事柄、深夜に帰宅のため入山日はいつも睡眠ゼロなもんで、20日の日の出を見られなかったのは、あるていど想定の範囲内で仕方ないと思ってます。4時に一度目が覚めたんですが、体調とか考えて6時過ぎまで寝ることにしたんです。
平日とは言えあれほどの好天にもかかわらず2日間でだれにも会わなかった。入山者の少ない山でした。
トレースがまったく無かったので、登りでは雪面のステップ作り、下りでは森林帯の藪漕ぎで相当体力と時間を使いました。
2000Mから杓子平までの急な雪面は雪が固いとかなり危険です。
稜線は雪が腐ると、笠ヶ岳まで距離があるだけに夏よりだいぶ時間と体力を消費します。
1800Mから下は夏道を歩きましたが、藪漕ぎや雪道に比べたら格段に楽ですね。トレースの有無と夏道がどれだけ使えるかで相当コースタイムに差が出ます。
雪解け後に一部荒れた登山道を小学生からお年寄りまで歩けるように、整備するのは大変な作業だと感じました。
---------------------------------------------------------------------------ここからは6月20日追記
アクシデントは5月19日の笠ヶ岳登山で起きた。2450Mの杓子平でテント設営を終え、飲用の雪をスコップで掘っていたら、何の前触れもなく起きた。雪面に真っ赤な液体がポタポタポタと落ちた。一番恐れていたことが起こった。鼻出血だ!急いでティッシュで固い栓を作り右鼻に押し込んだ。ヤバイ!もう自力下山は無理だ、ヘリを呼ばなければならないのかと最悪の事態が脳裏をかすめた。
おかしい、出血量が少なすぎる。少しのどに血がまわったが、止血後数分で出血が止まったみたいだ。何回かティッシュの栓を交換して出血箇所が分かった。鼻の入口からせいぜい2センチ程度の鼻中隔だ。いわゆるキーゼルバッハからの出血だった。助かったと思った。その日はティッシュの鼻栓をして寝た。翌日、鼻栓をしたまま笠ヶ岳を往復し、新穂高まで下山した。あらたな出血は無かった。
新たな悪夢は帰宅してから起こった。キーゼルバッハからの出血はその後、ほぼ毎日起こった。2週間経っても治らない。2年ほど前の鼻の奥からの出血よりはるかに出血量が少ないし、すぐ止まる。前回はガーゼを14枚入れられ、治療も痛かった。今回はガーゼも入れてないので痛みもない。しかし治らない。レーザーで鼻粘膜を焼いても、翌日出た。その後、薬品で焼いても2日後に出た。そして1か月が過ぎた今も治っていない。いつまで経っても治る気配がない。仕事にもかなり支障をきたしている。もう一生登山はできないのではと思い始めた。
この先は当方の「山岳スキー&登山 更新履歴」下方の「登山や山スキーについてのプチ掲示板」に記します。鼻血で悩んでる登山者は他にいないと思いますが興味のある方は一読してください。下記アドレスです。
https://snowcat89.sakura.ne.jp/
おつかれさまです!
雪上のテント泊、あこがれてます。
でも、きっと寒いんでしょうね!
何度くらいなんですか?
装備等、参考にしたいので良かったら教えてください。
banpakuさん笠が岳の記録閲覧ありがとうございます。
雪上のテント泊について。
この日の杓子平の最低気温は推定マイナス1度位。この時期の2500M付近の最低気温はプラス5度〜マイナス5度位です。
テントは軽量化のため、当方はゴアアライトのテントです。フレーム込みで2KGくらいかな。雪上の場合は下が雪なので、断熱のため当方は銀マット(厚さ2〜3ミリくらいのウレタンマット)と半身用のエアマット(厚さ1センチ位)を使います。
シュラフが悩みどころで、今回は冬用のダウンシュラフにしました。マイナス15度対応で重さが1Kです。マイナス数度ではぽかぽかで熟睡できます。
森林限界での露営だったので、暴風ブロックを作るためのスコップも持参しました。風がないのが予想できたので今回ブロックは作りませんでした。傾斜地に露営するときもスコップがあると便利です。
あと雪を溶かして水を作るので、コンロのガスが夏より少し多めに持ちました。
とりあえずこんなところです。
mtkenさん、はじめまして。
昨年夏に北アに初めて登り、山にはまりました。
その時に登ったのが新穂高温泉〜笠ヶ岳〜双六山です。
先日、雪の笠ヶ岳を北アから眺めて感動しましたが、
実際に登られている写真を見て嬉しいのと羨ましいのと。。
綺麗な写真と素敵なレコ、ありがとうございました!
tamaoさんはきめまして。
当方の笠レコ見ていただきありがとうございます。
ヤマレコは今年から使ってますが、今回のレコはかなりヤマレコを意識して作りました。
5月の北アは同じ積雪期とはいえ、厳冬期と比べモノにならないくらい違うので、少し経験と訓練を積めば行けます。天気のいい日を選んで登ることが大切です。
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