あこがれのバラ谷の頭へ!
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,899m
- 下り
- 1,892m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 8:56
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
152号→向市場より389号→山住峠より天竜スーパー林道へ 麻布山登山口までは入れます その先は通行止め |
コース状況/ 危険箇所等 |
マダニがいる。虫除けを吹いていてもくっついてきた。 SFTSウイルスの感染の可能性あり。未知の感染症を持っている可能性あり。 タイツやTシャツの上からでも喰いつく。長袖・長ズボン着用し、首回りに注意。 |
その他周辺情報 | 混んでたのでそのまま帰宅。。。 |
写真
装備
備考 | 麹の甘酒 レモン GPSの電池 |
---|
感想
2010年に雑誌で見た2010mのお山がバラ谷の頭だった。
山を始めたばかりでも、この山は難しいとわかっていて、眺めては憧れるのみ。
あれから7年 ようやくチャレンジすることができた。
野鳥の森からまずは麻布山に向かう。
朝の気持ちがいい空気を吸い、野鳥の歌声を聞きながら歩きだす。
麻布山は想像よりもずっと遠く感じた。麻布山を前黒法師山方面へ進む。
前黒法師山まではそれほど遠くなかった。日帰りの男性と時折話をしながら進む。
さらに深い森の雰囲気 苔むした倒木 古木には目鼻がついていて話し出しそう
軽量化したテン泊装備でも決して楽ではない。肩こりと頭痛がでてきて峠で少し休むことにした。男性は先行し、そこから先は一人旅となった。
バラ谷の頭までぐいっと標高を上げる。辛い。辛い。なかなか進まない。
ついに笹原まで出た。はじめは気持ちいい程度の笹原だったが、徐々に背丈を超える笹に覆われた道になり、足元も先も見えにくくなる。
ちょっと油断してけもの道に迷い込んだら、笹を泳いでリカバーするのが大変だった。
そしてふと足元を見るとズボンにマダニがくっついている。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー」一瞬でデコピンでさよーならぁ。
食いつかれる前に気づいてよかった〜 クサイ虫よけスプレーを再びパフパフした。
笹が膝丈くらいになると、やんわりした山頂に到着した。
「バラ谷の頭」と書かれた標識と目の前に開けた展望。あこがれの光景だ。
ワタシの場合、山頂からの景色では富士山が主役になりがちだけど、ココでは違う。黒法師岳がとてもカッコよく、その脇に見える富士山はただのわき役にしか見えない。 天気問題なし。ロケーション重視で山頂がワタシの今日のスイートホーム。
山頂であった人とお話しして柿ピーもらって(笑)休憩。
話していて思うのは、やっぱりバラ谷はみんなのあこがれなんだなぁ。ワタシも然り。
黒法師岳まで軽身で往復する。バラ谷山頂から黒バラ平へ降りていく。
黒バラ平はフラットな笹原で本当に気持ちがいい 秘境?別天地?天国?どれも正解。こんなところが本当にあるなんて。。。!
黒法師岳から男性が降りてきた。かなり滑ると教えてくれた。
背丈を超える深い笹をかき分け登っていく。とりあえず笹原は平泳ぎが一番進む!
黒法師岳は樹木に覆われたもっさりPEAK。好きなお団子標識がある。
ここの三角点は言わずもがな。ここにしかない×の三角点。ちなみに黒法師岳は300名山。来年、一筆書きの新たなチャレンジをされる田中陽気さんも登るはず。すごく楽しみだな〜!
黒法師からのくだりは濡れた笹でかなり滑った。マトリックス的に耐えていたが一度尻もちをついた。ウォータースライダーみたいにコースを滑り、最後は雪解け水が溜まった泥だまりにバシャっといった(泣)黒いパンツのお尻が泥だらけ。乾燥したら鹿とお揃いの白いお尻になった。おかげで鹿と仲良くできたと思う。うんうん。
帰りに水場によって水を汲んだ。冷たい水がたくさん出ていて、ありがたい。
バラ谷の頭への登り返しがきつく足を止めて、振り返って景色を楽しみながら戻った。あとはゆっくりいい時間。ごろごろ寝っ転がりながら景色を楽しみ、夜ご飯を食べた。今回持っていった中でとてもよかった物が、いただいたレモンとレトルトの麴甘酒。以前満観峰で会った人がレモンを皮ごと食べると疲れが嘘のようになくなると教えてくれたのを試してみた。不思議なことに酸っぱく感じない。筋肉痛も出なかったので、ぜひまた持っていきたい。
夜は鹿がゴソゴソ鳴き声が時々 そこはワタシ達の場所だよ!?とでも言いたそう。
今晩一晩だけ ごめんよ。
翌朝、東の空が明るくなりかけている。黒法師岳と富士山の黒いシルエット 金星が浮かんでいる。やっぱりワタシは山の朝、特に夜明け前が好きだ。
コーヒー飲みながら日の出待ち。いいのかな?こんな贅沢。
昼間は富士山が脇役に見えていた。しかし富士山の均整がとれた姿はやっぱり主役を主張しているな?と感じる。
空が徐々に濃い青から水色に変わっていく。
黒法師岳と富士山のちょうど間から日の出 美しすぎる!
しばらく景色を楽しみ、テントを撤収し下山へ。笹薮に絡まり苦労する。
慣れたらサクッと通れるものなのか?ダニの恐怖に下山は合羽を着用した。
汗だく。。。
途中、山友パーティに出会った。話をして元気が出た!
その先きれいな森を眺めて、大きな倒木のベンチに腰かけておやつを食べた。
いいなぁココ住めそう。ゆっくり安全に下山。
やっぱり麻布山から先が長ーく感じた。
今回、南アルプス深南部の魅力を垣間見た。何なんでしょうこの秘境感。特別感。地味だと思っていたのに。この山域をもっと歩きたいなぁという気持ちになっている。でもやっぱり笹薮と吸血虫は苦手だなぁ。。。
コメント
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comちゃん、こんばんは。
この日は僕が下山した日で、下山中に見ていた稜線をcomちゃんが歩いていたんですね。
今回はツェルトですね!
僕もタープか新たなツェルトの購入を考えているので少し教えて欲しいのですが、僕は現在ごく一般的なライペンのツェルトを使っています。
以前、北アルプスの稜線でツェルト張った時に結構な風で倒壊寸前でツェルトの生地が顔にバタバタと往復ビンタのようになり眠れませんでした。
今回comちゃんが使ったのはいわゆるストックシェルターの部類でしょうか?
もちろんテントに比べれば快適性は落ちると思いますが、居住性や風などの影響はどんな感じでしたか?
僕もこれからの季節、あの方とヤツの存在が怖く近寄り難い山域となりますが、やはり深南部は良いですね!
kaikaireiさんこんばんは。
これSix Moon Designs Luna-Solo leです。
ワンポールテントに蚊帳がついたもので、周りをペグで止めてストックを一本立てるだけで、もうビックリするくらい簡単です!
中は広いです 小柄な仲良しのふたり組
背が小さいので天井の高さについては気になりませんでした。
バタつき気にならず、結露なし。(この日は風弱く、乾燥していたので条件は良かったと思います)居住性ではダブルウォールと大きな差は感じませんでした
その昔、普通のキャンプでシャングリラというワンポールテントを使っていましたが、意外なことに風には強かったので、この手のシェルターもテンションさえしっかりかかっていれば案外強いのでは?と思っています。
テンションありきで考えると、ペグがよく利く場所であれば使えると思います。深南部はペグがバッチリでした。
あの方たちには会いたくないですね!
興味津々なんですが、しばらく眺めて妄想登山する山域になりそうです!
私もワンポールシェルターは興味津々です。
シックスムーンですかね。
以前この手のシェルターが欲しくてたまらなかった時期があるのですが、メッシュって寒くないですか?
ちなみに昨年の5月「幕営地によさげ」のところでテントを張りました。多分。
inaminさん こんばんは!
大正解 Six Moon です!
メッシュ 確かに通気はいいし気温が低いと寒いかもしれません。
シュラフはナンガの250で、これだと寒いので防寒着を冬用のダウンとダウンパンツにして、寝袋を補うようにしました。さすがに明け方冷えましたが 寝れました。
虫が苦手でツエルトだとちょっと設営が心配なワタシには丁度いいです。
余談ですが、笹で引っかけてダウンパンツの尻に穴が空きました(泣)
何かワッペン
inaminさんのスイートホーム跡地ですね!
いいところですね〜 あそこは。。。 遠い目
GW、、バラ谷でテント泊。
すごく魅力的な選択ですね!未だ、そこの水場に下ったことがないので、
私もいつか行ってみたいです。
で、ダニ友になれて光栄です。
ittaさん こんにちは!
ダニの生態を教えて頂きありがとうございます!
「藪を通ったら脱ぐ」
「時間がたったら脱ぐ」
毎朝、この目標を読み上げたいと思います。
世界の平和を守る立場上、脱げませんが。
ちなみにワタシはヘッドネットも被りました。
今後ともダニ友として、よろしくお願いしまぁぁ〜すっ‼
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