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Yamareco

記録ID: 1130597
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

絶景の仙丈ヶ岳(↑↓こもれび山荘泊) 雷鳥まつり

2017年05月04日(木) ~ 2017年05月06日(土)
 - 拍手
子連れ登山 k2saka その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:55
距離
19.4km
登り
1,557m
下り
1,553m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:37
休憩
0:00
合計
1:37
距離 5.4km 登り 409m 下り 63m
15:08
21
15:29
57
16:26
19
2日目
山行
7:54
休憩
0:58
合計
8:52
距離 8.6km 登り 1,097m 下り 1,095m
8:04
8:05
82
9:27
9:34
99
11:13
11:59
68
13:07
13:09
40
13:49
13:50
70
15:00
15:01
1
15:02
宿泊地
3日目
山行
1:18
休憩
0:01
合計
1:19
距離 5.4km 登り 56m 下り 396m
6:19
11
宿泊地
6:30
51
7:36
7:37
1
7:38
ゴール地点
1日目は、大平山荘から上区間でショートカットルートを利用。
3日目は、大平山荘から下区間でショートカットルートを利用。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
埼玉から自動車でのアクセスは、圏央道、中央道を経由し、諏訪ICから国道152で伊那市の仙流荘へ。この時期は、仙栓荘から南アルプス林道の「歌宿」までバスが出ています(6月中旬以降は北沢峠までバスがあります)。
歌宿から北沢峠までは徒歩で90〜120分程度かかります。仙流荘の駐車場は規模が大きくGWの時期でも満車にはなりませんでした。またバスは乗客多数の時は時刻表によらず臨時発車するとのことです。
※なおGW期間のため圏央道・中央道の渋滞が激しく、通常期の1.5倍以上の時間がかかってしまいました。
コース状況/
危険箇所等
※小学生男子とメタボ親との父子登山としてのレポートです。非積雪期の日帰り登山では、コースタイムかそれより少しだけ早いことが多いです。高所恐怖症ではありませんが、岩場やクサリ場は得意ではありません。ご参考までに。

歌宿〜北沢峠
部分的に落石の危険があります。また今年は雪が多かったことから、この時期でも一部林道区間の除雪が終わっていません。二箇所のショートカット(大平山荘の上下区間)は、それぞれ雪が残っていて運動靴などでは濡れてしまいます。時間短縮となるのは、大平山荘から上部区間だけかと思います。下山時に大平山荘から下の区間のショートカットルートを通りましたが、余計に時間がかかったと思います。

北沢峠〜大滝ノ頭(5合目)
トラバースルートと合流する2合目までの一部区間以外は全て雪道です。北沢峠から前爪アイゼンで登られている方も多くいました。我々は3合目の先でアイゼンをつけました。5合目手前の尾根筋は雪質もグズグズで悪く、急斜面ということでけっこう体力を使います。ダブルストックが登りやすいと思います。夏道の登りのコースタイムは2時間ですが、子連れで休憩を含めてほぼコースタイムでした。
下山時はさらに雪が緩み、3,4合目付近では踏み抜きも多少発生します。このルートで最も歩きにくい区間と感じました。なお、4合目に幕営されている方もいました。

大滝ノ頭〜小仙丈ヶ岳
途中から展望が開け最高の景色を見ながらのルートになります。数カ所、急登がありますが登山者も多くステップがあるため迷うことはありません。雪はグズグズですが、踏み抜きはありませんでした。

小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳山頂
小仙丈ヶ岳から望む仙丈ヶ岳へのルートはけっこう急斜面に見えます。実際、コルへの下りやカール上部のトラバースなど、子連れだと特に緊張が必要な箇所が数カ所あります。念のためダブルストックからピッケルに切替へ、下山時はヘルメットを装着しました。
なお小仙丈の先で藪沢へ滑降するスキーヤーがいましたが、豪快なターンの最後に派手に転倒してスキー板が飛んでいるのが見えました。大丈夫だったのか心配です。。。
その他周辺情報 7:35歌宿発の始発バスで仙流荘に戻ると、仙流荘や高遠温泉さくらの湯など多くの温泉施設などはまだやっていません。諏訪ICに戻る途中にある「咲乃湯」は温泉ではなく鉱泉ですが、朝9時から利用可能でした。
http://nttbj.itp.ne.jp/0265962201/index.html
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
2017年5月4日 15:04 最終便で歌宿へ到着。乗車率は60%程度でした。ここら90〜120分かけて北沢峠まで歩きます。
2017年05月04日 15:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/4 15:04
2017年5月4日 15:04 最終便で歌宿へ到着。乗車率は60%程度でした。ここら90〜120分かけて北沢峠まで歩きます。
15:43 途中の平右衛門谷は、まだ雪が残っていて除雪中でした。
2017年05月04日 15:43撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/4 15:43
15:43 途中の平右衛門谷は、まだ雪が残っていて除雪中でした。
15:58 藪沢手前でカモシカに遭遇。
2017年05月04日 15:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/4 15:58
15:58 藪沢手前でカモシカに遭遇。
落石多数です。
2017年05月04日 16:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/4 16:03
落石多数です。
16:41 大平山荘横からショートカットですが、まだ雪が残っていました。子どもは普通の運動靴だったのでちょっと濡れてしまいました。
2017年05月04日 16:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
5/4 16:41
16:41 大平山荘横からショートカットですが、まだ雪が残っていました。子どもは普通の運動靴だったのでちょっと濡れてしまいました。
こもれび山荘の夕食は17時から。昨年は食事は2回戦式でしたが、5月4日の夕食は一回戦でした。利用者が少ないようです。
2017年05月04日 16:57撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
4
5/4 16:57
こもれび山荘の夕食は17時から。昨年は食事は2回戦式でしたが、5月4日の夕食は一回戦でした。利用者が少ないようです。
2017年5月5日 6:23 小屋を出発して約15分で一合目。この区間少しだけ雪がありません。
2017年05月05日 06:23撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 6:23
2017年5月5日 6:23 小屋を出発して約15分で一合目。この区間少しだけ雪がありません。
7:24 多分4合目から5合目への急登区間。
2017年05月05日 07:24撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 7:24
7:24 多分4合目から5合目への急登区間。
8:14 大滝ノ頭(5合目)を過ぎると、樹林帯が終わります。
2017年05月05日 08:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 8:14
8:14 大滝ノ頭(5合目)を過ぎると、樹林帯が終わります。
8:31 出発してから約2時間20分後、後ろに甲斐駒がどーんと見えるようになります。
2017年05月05日 08:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 8:31
8:31 出発してから約2時間20分後、後ろに甲斐駒がどーんと見えるようになります。
小仙丈ヶ岳への斜面。暑いくらいでした。半袖の大学生もいたくらいです。
2017年05月05日 08:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 8:35
小仙丈ヶ岳への斜面。暑いくらいでした。半袖の大学生もいたくらいです。
9:01 雷鳥発見(1匹目) 全然逃げません。
2017年05月05日 09:01撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7
5/5 9:01
9:01 雷鳥発見(1匹目) 全然逃げません。
9:05 富士山と北岳 No.1とNo.2。あと少しでNo.3も視界に入りそうです。へーへー言いながらの登りですが、景色は最高です。
2017年05月05日 09:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 9:05
9:05 富士山と北岳 No.1とNo.2。あと少しでNo.3も視界に入りそうです。へーへー言いながらの登りですが、景色は最高です。
9:09 小仙丈ヶ岳手前の急斜面。トラバース気味にステップが切ってあるりました。
2017年05月05日 09:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 9:09
9:09 小仙丈ヶ岳手前の急斜面。トラバース気味にステップが切ってあるりました。
9:25 小仙丈ヶ岳の手前。甲斐駒バックに登ります。
2017年05月05日 09:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 9:25
9:25 小仙丈ヶ岳の手前。甲斐駒バックに登ります。
9:35 小仙丈ヶ岳を越えると仙丈ヶ岳山頂が見えるようになります。
2017年05月05日 09:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 9:35
9:35 小仙丈ヶ岳を越えると仙丈ヶ岳山頂が見えるようになります。
9:39 藪沢に滑りだすスキーヤー達。
2017年05月05日 09:39撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 9:39
9:39 藪沢に滑りだすスキーヤー達。
9:49 コルに一度下ります。
2017年05月05日 09:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 9:49
9:49 コルに一度下ります。
10:28 コルからの急登区間でトコトコ歩く雷鳥に抜かれました。
2017年05月05日 10:28撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 10:28
10:28 コルからの急登区間でトコトコ歩く雷鳥に抜かれました。
10:36 仙丈小屋への分岐(夏道)。ここまで約4時間30分かかっています。
2017年05月05日 10:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 10:36
10:36 仙丈小屋への分岐(夏道)。ここまで約4時間30分かかっています。
10:38 3度目の雷鳥と遭遇。
2017年05月05日 10:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 10:38
10:38 3度目の雷鳥と遭遇。
11:04 カール上部のトラバースを越えると、山頂はすぐそこです。
2017年05月05日 11:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 11:04
11:04 カール上部のトラバースを越えると、山頂はすぐそこです。
11:13 仙丈ヶ岳山頂到着です。北沢峠から約5時間かけて登ってきました。この日登頂した小学生は我々だけだったようです。
2017年05月05日 11:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 11:13
11:13 仙丈ヶ岳山頂到着です。北沢峠から約5時間かけて登ってきました。この日登頂した小学生は我々だけだったようです。
山頂から登ってきたルートを振り返る。
2017年05月05日 11:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 11:16
山頂から登ってきたルートを振り返る。
山頂からは、No.1.2.3がそろい踏みでした。最高の景色です。
2017年05月05日 11:21撮影 by  SO-02H, Sony
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5/5 11:21
山頂からは、No.1.2.3がそろい踏みでした。最高の景色です。
2017年05月05日 11:36撮影 by  SO-02H, Sony
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5/5 11:36
12:09 下りはヘルメットをつけて下山。山頂には約1時間滞在してしまいました。
2017年05月05日 12:09撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 12:09
12:09 下りはヘルメットをつけて下山。山頂には約1時間滞在してしまいました。
4度目の遭遇。
2017年05月05日 12:13撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 12:13
4度目の遭遇。
12:21 下山はスタスタですね。
2017年05月05日 12:21撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 12:21
12:21 下山はスタスタですね。
13:03 小仙丈ヶ岳で小休止。降りてきたルートを振り返ります。
2017年05月05日 13:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 13:03
13:03 小仙丈ヶ岳で小休止。降りてきたルートを振り返ります。
13:30 鳳凰三山と息子と雷鳥(5度目)。
2017年05月05日 13:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/5 13:30
13:30 鳳凰三山と息子と雷鳥(5度目)。
13:35 雪はグサグサです。
2017年05月05日 13:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 13:35
13:35 雪はグサグサです。
13:55 大滝ノ頭を過ぎると、ちょっと嫌な急斜面を下ります。踏み抜き注意です。
2017年05月05日 13:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/5 13:55
13:55 大滝ノ頭を過ぎると、ちょっと嫌な急斜面を下ります。踏み抜き注意です。
2017年5月6日 6:49 3日目は始発バスに乗るために6:15にこもれび山荘を出発。途中、大平山荘からのショートカットは、雪が多く余計に時間がかかってしまいました。ここは正面の作業道との分岐で、左下が丹渓山荘方面、右上が大平山荘方面です。
2017年05月06日 06:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/6 6:49
2017年5月6日 6:49 3日目は始発バスに乗るために6:15にこもれび山荘を出発。途中、大平山荘からのショートカットは、雪が多く余計に時間がかかってしまいました。ここは正面の作業道との分岐で、左下が丹渓山荘方面、右上が大平山荘方面です。
7:22 けっこうギリギリです。鹿窓の看板のところ。
2017年05月06日 07:22撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
5/6 7:22
7:22 けっこうギリギリです。鹿窓の看板のところ。
7:37 2分オーバーですがバスは待ってくれました。乗客は我々を含めて5名しかいませんでした。ありがとうごさいました。
2017年05月06日 07:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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5/6 7:37
7:37 2分オーバーですがバスは待ってくれました。乗客は我々を含めて5名しかいませんでした。ありがとうごさいました。
撮影機器:

感想

念願の晴れた仙丈ヶ岳に次男(小5)とGWに行ってきました。
息子が3年生の夏に登った際は、雨とガスで最悪の天気でしたが、今回は最高の天気でした。北岳の稜線美、遠景の富士山、鳳凰三山、そして対岸の甲斐駒ヶ岳。素晴らしい景色に見とれ、山頂に1時間近く滞在してしまいました。

今年は雪が多く、ルートはほんの一部を除いて雪山でした。そして雪がグサグサで歩きにくく、登りも下りも体力を使いました。特に、大滝ノ頭手前の樹林帯の中の急斜面は、登りだけでなく降りも難儀しました。
登山者が多いためトレースははっきりしていました。天候が安定していたことが大きく、特段の危険箇所は感じられませんでした。雪山では強風やガスなどの荒天の場合、我々はそもそも登ることをすぐさまあきらめてしまいます。今年はラッキーでした。

また、今回は雷鳥に何度も遭遇しました。飛び立った雷鳥が私の顔の横をすり抜けることや、へーへー言って登っている横をチョコチョコと雷鳥が歩いて抜き去っていくこともありました。またかわいい姿からは想像できない低い鳴き声も聞けました。

また、昨年に引き続きこもれび山荘のスタッフの方には大変親切にしていただきました。ありがとうございました。小学生が宿泊費半額というのは大変助かっています。昨年よりも混雑は緩和されているようで、4日の夜は賑やかでしたが、天気の下り坂となった5日の夜の夕食は20名いなかったと思います。

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2/5
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