志賀高原(芳ケ平・四十八池)周遊
- GPS
- 16:00
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 548m
- 下り
- 547m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
(午前の部)渋峠から芳ヶ平へは、針葉樹林の中、車道のような切り開きで、迷いようもない。ガリガリと滑っていくと、眼下が開け、だまし平の雪原が見下ろせる。黄色のペナントがたくさん付けられているので、だまされることもない。しかし雪面は流水でデコボコのまま固まっているので気は抜けない。最後は急になるが、ヒュッテの赤い屋根の方向を目指し、雪原に降り立った。ヒュッテを過ぎ、キャンプ場の広場で一休み。せっかくなのでシールを付けて芳ヶ平一周に出発。山スキールートの「カール状」に向かっていくと、むしろその左側のまばらな針葉樹の尾根にシュプールが多い。確かに安全で楽しそうだ。尾根の末端から、雪原のへりを辿る。時々上の国道からバイクのエンジン音が響くのが残念だが、ひと気はなく嬉しい。ぽっかりと覗く草地や水流に春の淋しさを感じる。ゆっくりとコーヒーを飲んで帰途につく。この時間になると、下りてくる人とぼちぼちすれ違う。渋峠はスキーヤーと観光客で別世界のように賑わっていた。
(午後の部)
午前で歩き足りて、温泉巡りドライブに気持ちは傾いたが、志賀高原を走っているうちに、こんな残雪の多い機会に遊び尽くさなければ損と、予定どおり四十八池を目指す。水平歩きが長いので、得意の登山靴+スキーにする。迂回ゲレンデを登り、広大な雪原に出る。30年以上前、免許を取って初めて長距離ドライブに来たとき、この池畔にツェルトを張っていたら夜半に雷雨になり、リフト小屋?に逃げ込んだ思い出がある。渋池の雪解け水が不思議な青色を見せる。針葉樹林の中、静かな道を辿る。やがて岳樺が林立する舟底のような地形に出る。志賀山に登るつもりもあったのだが、意外な標高差にすぐ撤回。さらに広い谷底を詰めていくと、思いがけず大きな池が現れた。雪面の模様と水の色の組み合わせが感嘆するほど美しい。周囲の斜面を上がったり下がったりして飽かず眺めた。池の奥から沢状をもう一段上がると四十八池の大雪原だ。向こう側の東屋へと横断し、またコーヒータイム。誰もいないぜいたくな時間を過ごす。さあ帰らなければならない。名残り惜しみながら、来た道を戻る。途中でシールをはずし、重い雪に苦労しながら最後の滑りを味わった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する